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2010年07月08日

オートサウンド創刊から21年

オートサウンド創刊から21年 懐かしい21年前に購入したオートサウンドvol.1を本棚から出してみた。「クルマが発するものそれにふさわしい音を極める」とある。 今、考えると車にふさわしい音って何?と考える今日この頃である。

カーオーディオのクオリティアップを考える場合、クルマはクルマ、オーディオはオーディオというように、別々に考えることはできない。それは、クルマには、その車格やキャラクターに応じたふさわしい音色というものがあり、室内のロードノイズ、空調ノイズ、走行時の振動などが音に大きく影響するからである。
例えば、
 スポーツカーには、走りを盛り上げるパンチの効いた低音と、切れのいい高域を備えたエネルギッシュなサウンド、オープンカーには、ロードノイズや排気音にマスキングにされないだけの、十分な低音を確保した低重心サウンド、室内が静かで走りが上質な高級車には、透明感のある上質な音色
という具合である。例えばロードノイズの大きいところへ、上質な音色を求めても無意味である。

 一番いいのは、クルマに合った音づくりをおこない、お互いが引き立て合うようにすることである。それには、クルマの車格や、キャラクター、ロードノイズなどの質について考慮する必要がある。
このことを当時オートサウンドは流れをよんでいたのだろう。

 オーディオの顔も、できればクルマのインテリアと調和するものをセレクトすることが大切である。その点、純正オーディオは良くできている。
 クオリティアップの際、改善を考える順番は、
1. エンクロージュア(ドア) 2. スピーカ ー 3. アンプ4. デッキ
である。
この順番を守らない、例えば、エンクロージュアを改善せずに、スピーカーやデッキにお金をかけても、投資に相当する改善は期待できない。大半の人が「確かに音は変わったが、お金をかけた割には良くなっていない」結果に終わるのは、上記のような基本思想や、改善の順序を誤った結果であると推察される。

 クオリティアップを考える前に、もう一度考え直して欲しいことは

「純正オーディオではだめ?」
である。

純正品が一番だというのは、上記のことがきちんと考慮され、「バランス」良く仕上がっている?からでしょうか。測定器を持たず、知識にも乏しい一般ユーザーが音を詰めていくのは難しく、どんなに努力しても、仕上がりのレベルは大して望めない。

最近の純正オーディオやナビは、専用アンプを搭載しラインコネクタが特殊だったり、オーディオブランドのオーディオ装置が装備されていたり、クルマの他のシステムなどとつながっていて簡単に交換できないものが増えてきた。それをネガティブに受け止める人も多いようだが、音、デザインなどの「バランス」から総合的に見ると、車によってはカーオーディオは、純正品が一番とふと思うときがある。
 音についてしっかりと考えられてたクルマでは、エンクロージュアから出る音や、室内の音響特性まで考慮に入れたチューニングがされており、一般ユーザーが純正を越える音を作り上げることは困難である。安易な交換は、かえって「バランス」を崩してしまう恐れがあるので、いじらない方が無難であると思う。 
 
しかし、スプラッシュのオーディオは、前述のように音響特性など考慮されているとは思えない。だからといって不満がないわけではないが、純正フルレンジがついているだけであるが、これはこれで割り切れば悪くはない。けれど、もう少しクオリティを上げたい。こんなわがままなことを言っていている時、出会ったのが「モデル5.1」であった。今の私のスプラッシュのカーオーディオに満足している(純正スピーカーだけれど純正の音ではない!。純正でここまでできる!ということを自慢し優越感にひたっている。ヘッドユニットは廉価品でも、こんな音がでる!。(ヘッドユニットの廉価版はチカチカして、下劣な品ばかりで、あまり購入意欲はわかない。表示に有機ELなどにしてお金をかけているヘッドユニットもあるが、肝心な音は・・・。「アゼストのヘッドユニット」、安いし、何とも味気ない製品だが、これは良い。)

現実に知人にこのような人がいる。
自分の車に大枚をはたいてカーオーディオを付けてお気に入りのCDを聞いて満足していた。ところが何気なく家族が乗っている車についている純正オーディオで、普段聞いているCDを聞いてみると、クオリティは低いがバランスよく再生されていることに気づく。時にはボーカルが「ドキッ」とするほど生々しく聞こえる。自分の車の音の方がはるかに音質は良いのだが、どうしてなんだろう。FMラジオ放送の方が音が良いと思うことがある。純正って思ったほど悪い音ではないと改めて痛感している。なんてことを本人は言う。
何のために金をかけたんだ・・・と。純正の音のまとまり方には、脱帽である。決して自分のオーディオの音は悪くはないのに・・・と悩んでいる。ヘッドユニットやアンプ、スピーカー、ケーブルなどその物を取り付ければ音が良くなるわけではないのはわかっている。 タイムアライメント機能が流行っている。運転席だけで良い音?。じゃあ助手席など他の席に座っている友人、家族などは、どんな音をきいているのか。自然に好きな音楽を聞くことがこんな大変なことなのか。コンサートに行ってボーカルの位置、楽器の位置など定位を気にして音楽を聞いているのか?。
今、この知人は、カーオーディオの泥沼にはまっている。

カーオーディオは音質追及も良いが車種に応じた「バランス」も考えるべきと思う。車は走ることが第一である。本来、音楽は走って聴くものであり、停車して聞くものではないと思う。 本来、ばかみたいなお金かけなくても「カ-オーディオ」は楽しめるのではないかと思います。

ここまで言っておきながら、

でも「趣味」としている以上いじらないわけにわけにはいかない!

うーん難しい。

創刊第1号オートサウンドを見て改めてカーオーディオとは何?と思うのでありました。
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Posted at 2010/07/08 08:18:43

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この記事へのコメント

2010年8月18日 22:18
オートサウンドは22号からなので 1~21号があればすぐにでも読みたいです。
創刊号は徳大寺さんがでていたなんて驚きです。

純正の音はやっぱり趣味にしている人にとっては面白みにかけると思うのですが バランスは高いですよね。 2WayのSPを量販店でつけてもらって単純にTWをダッシュボードなんかに置かれてしまうと・・・
たぶん「純正の方が聴きやすかった」と思う人も出てくるかもですね。

でも 確かに共感する部分はあります。自分なりに一生懸命時間とお金をかけて作った愛車の音がいいか?と聞かれれば自信を持ってとはいきませんもの。(恥かしくて今は他人には聴かせれないのが現状)純正の方が♪ノレた♪なんてことも実際にありました(笑)。


【でも「趣味」としている以上いじらないわけにわけにはいかない!】同感です。





コメントへの返答
2013年10月31日 8:53
昔のオートサウンドの表紙は、アメリカカーオーディオ雑誌「カーオーディオレビュー」の表紙を真似してたりしてました。
徳大寺氏のレンジロバーにマッキントッシュを取り付けて評価した記事がありました。当時マッキントッシュは東京と大阪に直営店があり、ここでしか取り付けられなかった高級品でした。

私は歳をとったこともあり、聞こえる音帯域が狭くなったのか、再生される音はフルレンジのようにバランスがとれているのが一番良いように感じられます。

カーオーディオは、自分でいじって楽しむことができますが、簡単に元にもどせないことがネックです。何かを変えて音が変わった。これが良い方向に変化すればいいですが、自分ではなかなか気づかないものです。
この音の変化を楽しむ人もいますが、本来の自分の音づくりの方向をもっていじった方がよいかと思います。そうすればもっとカーオーディオが楽しめると思います。

例えば、店で付けてもらうと、
スピーカー(特に廉価品)を付けて「シャカシャカ」と音がする。じゃあパワーアンプを付けようか。ヘッドユニット(DSP付きなど)も変えようか。ケーブルも高品質に変更、サブウーハーもつけなきゃ?何て具合に、どんどん品を変えお金をつぎ込む。オーディオじゃないです。これはカー用品ですよね。
今、高級品じゃないと良い音がでないと思っている人が大半だと思います。「音」を販売しているのではなく、「物」を販売しているという認識なんでしょうか。能率が良くて質の高いスピーカーがあり、チューニングしやすいのですが、メーカーがこの様な製品を発売すると、アンプやヘッドユニットなどが売れないのでしょうね。
「廉価品は音が悪い→高級品を付ける」イメージが・・・。
単純に、できる限りの予算で良い音がほしいのに・・。

純正スピーカーでもチューニングしだいで充分音楽が楽しめることが可能と思います。デッキ内臓アンプでも同様です。

最終的には調整(チューニング)です。

現在の私の車のシステムは、お金をかけなくてもここまで音が出せるというところを友人に自慢してます(^O^)。

いじることの目的→単純に良い音がほしい。
いじることの目的→音が変化した。これを楽しむ。
様々な目的があると思いますが、最終的にはいい音がほしいですよね。

上を見るときりがありません。じゃあどこに音質の基準をもってくるか?です。

だからわたしは今のシステムが一つの達成点です。

また、遊びにいらしてください。
2013年10月30日 23:19
こんばんは。
音って難しいですね。だから、こんなにも皆がはまるのでしょうけどね・・・・
正解が無く、簡単に計測出来る物でもないですからね。測定しても、それが良い音の判断とは又違う・・・
自分で色々試して追求する分には良いのですが、販売するお店側に大きく問題がある事も多いですね。

ナカミチと聞いてワクワクするのは、昔世代ですね(汗)
素直に良い音でしたね。

ゴルフⅢのGTI♪懐かしい・・・仲の良い友達が乗ってました。凄く良い車ですね。

コメントへの返答
2013年10月31日 18:00
コメントありがとうございます。

音は、聞いてみないと判断できませんし、計測して同じに調整してみても、まったく同じ音にはならない。だから楽しみもあるものだと思います。

ホームオーディオは完成品を販売しているので、ある一定の音がでるので良いのですが、カーオーディオは半完成品を販売しているので、丸蔵がおっしゃるとおり、ショップの技量が大半を占めると思います。ですから、良いショップ(自分に合った店)を見つけるのが一番近道と思います。


25年以上前、ナカミチのアンプ内蔵ヘッドユニットでフロントドア取り付け料込で12万円セットというのがありました。当時所有していた軽自動車に取り付けました。ホームオーディオでやっと手にいれたナカミチのカセットデッキ。この音がカーオーディオでも、この音が手に入る。衝撃でした。
その後、何を付けてもナカミチは失敗はなく、効率よくシステムアップができた時代でした。

懐かしいです。

オヤジ世代ですので、今でも、ホームオーディオはナカミチのCDプレーヤーとカセットデッキを使用してます。
2015年10月5日 23:11
お久しぶりです。
サウンドの相談に長岡SOUND FACTORY YOUにいったのですが、オリジナルエンクロージャーを開発したとのことで、デモカーで視聴!
凄かったです。空気が振動する、ピアノ、ドラムの振動が感じる
新潟から近いので一度行ってみて下さい。
コメントへの返答
2015年10月6日 19:09
情報ありがとうございます。

SONICからダイアトーンに変わってから全然お邪魔していないです。もう何年も行ってません。
聞いてみたいですね。

この歳になると耳も老化してくるので、好みの音も変わってきてますし、長時間聞いていても聞き疲れしない音が良いです。
音量を上げなくても、普通に車を運転して聞ける音量で聞きながら、音楽性豊かに楽しめるシステムって良いですね。


プロフィール

「[整備] #ゴルフハッチバック 紛失したホイールキャップの取り付け http://minkara.carview.co.jp/userid/598101/car/917329/4367383/note.aspx
何シテル?   08/05 14:15
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