旧車に乗るといろいろと経験する路上トラブル(エンコ)。
せっかくなら、経験したことを残しておいて、冷静に対応できるように路上修理に関するカテゴリーを設定しました。
初のエントリーは、『テンションロッドが折れちゃった・・・』です。
かれこれもう20年近く前のことですが・・・
180SXに乗る後輩がいました。
その彼は、運転が上手くなりたい!
クルマの運転とエッ○はヘタと言われたくない。
とかで、一緒によく練習していました。
自分とは運転の練習をです(笑)
荷重移動だとか車両感覚だとか関係なくアクセル踏めば速く走れる!
みたいなタイプだったんですよ・・・
そんな彼は理系出身なのにと思いつつ、荷重移動だとか車両感覚をつかむ練習なんてよくやったんです。
あるとき、彼が一人で山道経由で実家に帰ることになり、1時間くらいして携帯に電話がありました。
???
もしかしてと思ったら、予想通り・・・
180:先輩、タイヤがすべって橋の欄干にクルマぶつけてしまいました。
左前のタイヤがあっちの方向に向いているけど、たいしたことなさそうです。
自分:あっちの方向向いちゃっているだけダメじゃん。
もしかして、バックしたら普通に下がれる?
180:下がれます。
自分:ということは、ローダーレンタルよりもとりあえず確認しに行くよ。
ということで、迎えに行ってみました。
現地に到着し、確認すると、テンションロッドが折れています。
テンションロッドは折れているけど、ステアリングロッドとロアアームは無事でした。
じゃあ、バックで帰るか。それが一番安いよ(笑)
といっても家まで50km。
自分でも連続だと2kmちょっとのバックしか経験ないし・・・
さすがにかわいそうですので、テンションロッドのスペアを買いに行くか?
それとも代用品を使うか?
スペアを買いに行くにも、そこは山の中。ディーラーなんてありません・・・
近くの町にはホームセンターしかありません・・・
ということで、代用品探し。
いろいろ検討した結果、荷締めベルトか番線か・・・
結局、番線を使用しました。
番線:土木や建築などで使用されるなまし鉄線です。
ジャッキアップしてテンションロッドを外して、そこに番線を3本通しました。
その輪っかになっている番線を横方向からまた別の番線で締め上げてあげると・・・
なんということでしょう!(笑)
テンションロッドの代わりにタイヤの位置決めしてくれてます。
とはいえ、普通に走れましたが、いつ外れるかなんてわかりません・・・
さすがに全開で走るなんて危険なことはしませんでしたが、法定速度程度までは自走できました。
2時間近く掛けてゆっくり帰ってきましたが、番線テンションロッドもそのままの状態でしたし、クルマ無事でなによりでした。
その後すぐにテンションロッドを購入しに行ったのがなつかしい記憶です。
今の自分だったら、どうするかな?
と考えてみたら・・・
アングル材を金ノコでカットしてリジット化しちゃうかもしれませんが、番線も太めのものであれば、それなりに走れたので、それはそれで良いように思います。
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Posted at
2019/09/12 22:09:15