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まとめ記事
世界に13台の超レア車、ボルボアマゾン123GT納屋で発見から完全復活への道のり
いがちゃん2さん
2020/07/20
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ボルボアマゾン123GTは1500台製造されたレア車。その中でも強化された2リッターエンジンは1969年に13台だけ作られた。この個体はガレージで納屋物として眠りについていた貴重な個体を譲っていただき、多くの人の協力で路上に復帰させ、高速走行、普段使いできるまでになった道のりを紹介します。
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湯谷温泉郷にて長い眠りについていたVolvo Amazon 123GT(2000GT)。オーナーが所有する123GTの部品取り車として使われたため、両前足が無く、貴重な右ステアリングシャフトは曲がっており、バンパーは取り外されていた。現地で初めて対面したのだが、他にも様々な部品が欠品しているのを見て、これは直せないかもしれないなと思ったが、書類さえ有ればなんとかなるさと、貴重な123GTをキャリアカーに載せて千葉の橋田さんの秘密基地に移動。そして復活へ向けた日々は始まる。出典:いがちゃん2さん
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ウォーターポンプ水漏れにつき、新品に交換。サーモスタットも交換。水路は洗浄。エンジン後部ドレンも開いてみたが、詰まっていた。ドレンボルトのエンジン側部品も外して抜いてもまだ出ない。ドライバーで突くと錆が取れた。これは中も相当錆びてるかな。 水路の錆を少しでも落とせるようにクエン酸をたくさん買ってきた。本番までにいろんなサビ落としを実験しておこう。 クエン酸の後は重曹で中和して水洗の予定。出典:いがちゃん2さん
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遅すぎたんだ。腐ってやがる。 10年もののガソリン。成分のアルケンが蟻酸と酢酸に分解されて、悪臭になる。色は黒褐色。タンクの中は錆も発生。 ガソリンタンクをサンタ号から移植。ガソリン配管に3ミリワイヤを通して煙突掃除。黒い汁がたくさん出た。パーツクリーナーを通して綺麗になるまで洗浄。 燃料ポンプはどんな状態か調べるために新品に交換。 燃料配管から燃料ポンプの間に中の見える透明フィルターを設置。ここまで。 つぎはインマニ エキマニを純正の一体型から分離型に交換してダウンドラフトキャブに交換予定。出典:いがちゃん2さん
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コロナの移動自粛してる間に、秘密基地の橋田工場長がポイント調整やらプラグケーブルの交換やら、デスビキャップの交換をしてくれた。メッキカバーも移植。大気開放していたブローバイガスはキャブから吸わせて再燃仕様にする。出典:いがちゃん2さん
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ベルトの長さが合わない理由。左が着いていたウォーターポンププーリーで100ミリ。右は純正で130ミリ。45年の内にはいろんな事があったのだろう。出典:いがちゃん2さん
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インマニとエキマニそしてキャブを外した。出典:いがちゃん2さん
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デスビのポイントは、カム山が乗った状態でほとんど開かない状態にきつく締められていた。これではエンジンはかからないだろう。カム山で適正なギャップになるように調整。出典:いがちゃん2さん
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アマゾンでは回転するドライブシャフトは回り止めのキーがついたテーパー結合でホイールナットがついたブレーキドラムを回転させてタイヤに動力を伝える。このホイールナットをきつく締め付けすぎていることが多く、ナットの山が削れてシャフトにこびりつき、次回もその上にさらにナットの山を削って圧着してゆく。シャフトの山を元の形に戻すためにダイスで山のカスを削り落とす。出典:いがちゃん2さん
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運転席の前のパネルにはいろいろなスイッチが付いているが、4つ不明なスイッチが付いていた。通常ちゃんと配線を調べてからいじるべきなのだが、走っていたと聞いていたので、何気なくスイッチを触ると「バシュ」と音がして、火花が出て煙が出た。あわてて電源切った。火が出ないことを確認してから部品を外して点検したらスイッチが完全に壊れていた。これは相当ひどい壊れ方だ。配線を追うとロービームとハイビームの切り替えスイッチになっていた。通常フットスイッチになっているのだが、以前は壊れると部品がないので、手元に改造したらしい。とりあえずフットスイッチにするまではしっかりとしたスイッチに交換しておいた。出典:いがちゃん2さん
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オイルを温めるために、仮ナンバーを付けて5キロ先のガソリンスタンドまでドライブし、戻ってきてガレージのクイックジャッキで60センチジャッキアップ。出典:いがちゃん2さん
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予備検査に来ました。これに合格したら練馬に持っていってナンバーをつけます。出典:いがちゃん2さん
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前回の報告で!直接予備検査に持ち込み、四箇所残念 排ガス(CO 9.8%)これは検査器がおかしいだろうとクレーム 光軸 右が左に27センチ超え あれ?ハイビームだったの? サイドスリップ 10mmでいいんじゃなかったの?と勘違い ショックアブソーバー取り付けミス(絶句!) 排ガス対策とショックアブソーバーの取り付け直しをして、後はテスター屋に頼むことで再度チャレンジ。出典:いがちゃん2さん
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汚いツナギで座ったりしてたから相当汚くなった出典:いがちゃん2さん
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奥の方にヒーターカバーが見える出典:いがちゃん2さん
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この倍以上のことをやりましたよ。出典:いがちゃん2さん
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問題は温暖化のせいか、ファンシュラウドが無いせいなのか、夏場に停車してエンジンをかけていると水温が高くなり過ぎてクーラントが沸騰すること。 アマゾンの水温器は100度から赤くなっているという。赤に入ってる間は何とかなるが、赤を過ぎると危険で振り切るとプルドン管水温システムは壊れるという。 ラジエターの右上にサーモスイッチをつけてリレーを介してバッテリー直接で電動ファンを動かす計画。赤に入ると電動ファンで冷やすという計画。 サーモスイッチを何度にすれば良いか。橋田さんが数年にわたって実践調査している。そこでわかっているのは77度にする事だ。出典:いがちゃん2さん
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ナンバーつけました。出典:いがちゃん2さん
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腐ってやがる出典:いがちゃん2さん
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腐ってやがるが、ベニヤ板が入っていたのか!出典:いがちゃん2さん
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これがもともと出典:いがちゃん2さん
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室内機はcoldmaster inc の両サイド吹き出し口付きのタイプ出典:いがちゃん2さん
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アルミホイールに205 65/15のタイヤ。30mmワイドトレッドスペーサー入れる。サスペンションは40mmダウン。出典:いがちゃん2さん
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プロペラシャフトのセンターベアリングサポートが劣化して無くなった。出典:いがちゃん2さん
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オリジナルはこのタイプで、自動的に伸び縮みはしない。飛行機のシートベルトと同じ。見通しの悪い交差点で体が動かせない。離れたところについているエアコンのスイッチに手が届かない。出典:いがちゃん2さん
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この高さからライトつけてみると、見た目汚いね。出典:いがちゃん2さん
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流星号のステアリングシャフトは部品採りにされてしまい、代わりに事故で曲がったステアリングシャフトが付いていた。交換用のサンタ号のステアリングシャフトも事故で曲がってしまっていた。右ハンドルのステアリングシャフトは新品部品として入手できない。振れ幅は100mm。そのままではハンドル側の2分割シャフトのジョイントがうまく繋げない。 近所にある田中工業さんに持ち込んでみたが、パイプの芯出しはやらないと断られた。出典:いがちゃん2さん
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三菱の35Aオルタが付いているのだが、ベルトも緩んで無いのに電圧が落ち始めて。千葉のARDの小型で強化されたオルタを買って交換しよう。アマゾン用にはエブリィのVベルトタイプがちょうどいい。コア返却不要。これリビルド品だけど、中点変更で50→65Aに増加してる。出典:いがちゃん2さん
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左の窓ガラスのゴムパッキン下から水が随分浸入する。ゴムを押しのけてみると5センチくらい錆びて浮き上がっている。一度外してサビ取りをしないとダメなんだが、とりあえず、シリコン充填してみた。出典:いがちゃん2さん
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バッ直配線で、コントロールはリレー経由で。出典:いがちゃん2さん
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エンジンルームの中が100度近くまで上昇するとキャブレターが内外から熱せられ、65度を超えるとガソリンが沸騰し始めてエンストを起こすようになる。 対策は エンジンルームの熱を上げない系 か キャブが過熱しないようにする系だと思われる。 知られた対策 1)エンジンルームの中の熱気を放出する仕掛けを作る(ボンネットヒンジかち上げは簡単だが、正面衝突事故の場合が怖い。お金がかかるがエアルーバー切りは有効か) 2)排気熱がキャブに伝達されにくいように、エグゾーストにバンテージを巻いたり、キャブとの間にヒートガードをつける(ヒートガードはエンジンルームの熱対策にはあまり効果はない) 3)常温エアーをキャブに吸わせる(かなり効く) 4)ガソリンホースにヒートガードチューブを巻く(どのくらい効くかは不明。一度温度を測ってみたい) 5)クーラーはつけない出典:いがちゃん2さん
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