渇望

　銀座のガッツリ系「エトナ」が閉店してしまってから、昼食で腹一杯パスタを食べる、ということをしていない。

　別にパスタを暴食しなければ死んでしまう特異体質である訳でも無し、他のものでお腹一杯にすればいいだけのことだが、やはり炭水化物と油が混じると生じる麻薬的な旨みに肉体が慣らされてしまっていて、先週は無性にパスタが食べたいと思い続けていた。
　
　
　今日は何処へ行こうかとネットで探している最中に、ふと思いついて調べた東上線若葉駅前のショッピングモール「ワカバウォーク」内に、イタリアンレストラン「カプリチョーザ」があるのを発見。
　1ヶ月以上我慢を重ねてきた食欲の防波堤が破綻し、気がつけば次男とおばあちゃんを乗せたゲレンデを駆って現地へ向かっていた(笑)。

　買い物もそこそこに「カプリチョーザ」に入店。スモークサーモンのブツ切りがふんだんにまぶされたクリームパスタを2～3人前の大皿でオーダーし、サラミのピザも付け加えた。
　クリーム系のパスタは、油混じりの蛋白系ソースに炭水化物だから超高カロリー。しかもサーモンにはしっかり塩が効いているので、あまり健康に良くないのは目に見えているが、少なくとも私の食欲を満たすには十分な味付けと量だった。
　次男はサーモンとサラミの塩気が気に入らなかったらしく、サーモン抜きのクリームパスタとピザの耳の部分を食べていた。ピザの耳といっても、それなりの厚さと歯ごたえのあるパンのようなものなので、パン好きの次男は妙に気に入っていた。
　明らかに野菜不足な食事だが、カロリー的には十分。今日の晩は次男も私も野菜を一杯摂ることにしよう。


　「エトナ」は、復活を期してどちらかで物件を探している・・・最中かと思われるが、再開が決まったら貰えるはずの連絡はまだ、ない。
　また来月辺り、無性にパスタが食べたくなってどこかに駆け込む羽目になるんだろうか。
　その前に「エトナ」が復活して欲しいのだが。