損気

　今朝のこと。余りに電話の相手との会話でエキサイトし過ぎ、無礼千万な物言いを聞いて頭に血が上った私は、愛用のスマートフォンを床に叩きつけた。

　スマートホンは裏蓋が外れ、電池が飛びメディアカード(16GB)も抜けていた。


　冷静になってからスマートフォンを組み立て直したら、通話やインターネットの機能は損なわれていなかったが、メディアカードを読み取れない。
　叩きつけたショックで破損してしまったらしい。

　メディアカードに収録されているのは、概ねデジカメ機能で撮影した画像データだが、こまめにPCへ移しており実害は少ない。
　それでも、バックアップできていたのは「メルセデス・ベンツ・エクスペリエンス」の頃までで、長男が乗った臨時列車を出迎えに行った前後の画像は消失してしまった。　

　決して安くはない16GBのメディアカードを壊してしまったのも痛いが、数日分とは言え大切な子ども達の記録を喪ってしまったのが、心底惜しまれる。


　短気は損気、の典型だ。




　一応機能を維持してはいるものの防水機能が損なわれていないかどうかが不安だったのと、もしかしたらハード側の破損でメディアカードを読み取れない(そうであれば画像データは生き残っている)可能性もあったので、念のため「ドコモショップ」に出向いて点検してもらうことにした。

　午前中は所用で東武東上線・JR埼京線川越駅に近い市街地にいたのだが、ドコモショップは賑やかな川越駅東口にはなく、再開発が進行中の西口を出て150mほど進んだところか、更に離れた西武線本川越駅に近い商店街の中。いずれも遠く、利用を諦めた。
　クルマで来ていたので、ふじみ野までの帰り道にロードサイドの店があるかと探してみても「ドコモショップ」は1軒もない。東武東上線に沿って新河岸・上福岡と駅前を探してみてもない。唯一、いつも利用しているふじみ野駅の西口前にあるだけだった。

　仕方なく一旦クルマを置きに自宅へ戻り、午後の出勤前にふじみ野駅前のドコモショップに寄った。
　チェックの結果、運よく防水機能を含め電話自体に破損が無かった一方で、メディアカードの不具合と画像データ喪失が確定した。




　仙台で仕事をしていた頃は、街中至る所に「ドコモショップ」があった印象があり、実際検索してみると数多くの店舗がヒットする。
　仙台と川越を比較すること自体が無謀かもしれないが(苦笑)、中心市街地の賑わい具合や、携帯電話需要を牽引する若年層の多さでは決して引けを取っていないと思っているのだが。


　ドコモには川越駅東口と、上福岡駅周辺でのサービス拠点整備をお願いしたいものだ。