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2012年12月22日

模型

模型  世界が滅亡を免れた今日は盟友TRAVIQ498ファミリーと合同で、横浜・みなとみらい21地区にある『原鉄道模型博物館』を訪れた。

 大手事務機器メーカー・コクヨの技術系社員から取締役まで昇り詰めたエンジニアにして、世界的鉄道模型コレクターである原信太郎(はら・のぶたろう)氏の膨大なコレクションから、その一部を一般公開に供した博物館。運営主体は入居ビルのオーナーである三井不動産で、入館料はそれなりの金額(大人¥1,000.-/子ども4歳以上¥500.-)を徴収される。


 しかし展示内容は、支払った金額以上の価値があると言い切れる。
 1番・Oゲージなどの大型鉄道模型を中心としたコレクションは、その大きさとデティールに圧倒される。コレクションは模型に留まらず、実物の鉄道部品・切符・写真・動画等々ジャンルや時代を問わない貪欲さ。
 所有者の財力も去ることながらコレクターとしての信念と執念、家族の理解(奥さまが海外出張中の原信太郎氏に代わり一番切符をゲットするために並んだエピソードが微笑ましく紹介されていた)があってこそのコレクションであり、その価値を高めた原動力だろう。



 博物館所蔵の模型には、私自身実物を見ているものも数多い。

 ドイツ国鉄01型蒸気機関車(ドイツ最初の制式機)
  同05型(日本の弾丸列車計画にも影響を与えた流線型機)
  同103型電気機関車(恐らく最も有名なドイツの急客機)
  同V200型ディーゼル機関車(マイバッハ製エンジンを搭載)
 LNER/イギリス国鉄「マラード」号(未だに世界最速記録ホルダーの蒸気機関車)
 フランス国鉄232U1蒸気機関車(フランスらしい流麗なデザインを誇る急客機)   等々。

 模型を眺めながら、コレクターが辿ったであろう旅路を追体験するとともに、自分の記憶に残る機関車の巨大さ、外板の艶、油の匂い、エンジンのアイドリング音を思い出していた。
 本物の記憶を呼び覚まし、許されるならもう一度だけでも再体験しに旅に出たくなるほど、展示されている模型の精密さ、完成度は高い。
 

 博物館の展示品や、特別企画で走行実演をしていたアンティーク鉄道模型のオリジナルは、ちょうど我が子たちが親しんでいる「汽車のえほん」で描かれている時代の英国車輌が多い。
 当座の目標は本物の「マラード」号や、日本の0系新幹線が保存・展示されている英国・ヨークの鉄道博物館を、子どもたちと再訪することに置こうか。

 そんな妄想を愉しんでいる時点で、もう入館料の元は十分取れている。


ブログ一覧 | 鉄道 | 日記
Posted at 2012/12/22 23:55:27

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この記事へのコメント

2012年12月23日 9:20
おはようございます。

昨日はお疲れ様でした。
娘も王子達に囲まれて楽しかったようです。

博物館はまた行きたくなる場所でしたね。
収蔵品のバリエーションと1番ゲージならではの迫力、
本物と変わらない機構を再現した機関車など、どれも
素晴らしいものばかり。

原氏の原点となるオリジナルの機関車から始まり、
世界中の機関車が一堂に会する展示方法には感心
しきり。そして、集大成と言える巨大レイアウトにつながる
展示の構成も良かったですよね。

鉄道模型の持つ魅力を再認識すると共に、家族の理解を
得て趣味が出来る環境に感謝しないと…と思った次第です。

子供たちが成長したら、また行ってみたいですね。

その時は、どんな感想を言うのかな?!

ちょっと楽しみでもあります。
コメントへの返答
2012年12月23日 20:16


 こんばんは。
 こちらこそ「仔がおー」の面倒を、奥さまと姫に見させてしまった感じで申し訳ございません。

 原コレクションの幅広さ・膨大さ、そして現在も蒐集が進行中であることからして、展示内容は定期的に変更されていくことでしょう。
 子どもの成長の節目に訪れる、くらいのタイミングで出掛ければ、毎回毎回愉しめるものと想像します。


 ついつい熱くなってしまいましたが、基本的に機関車牽引で様々な国に所属する客車が混結されているヨーロッパ国際特急の魅力は、機関車マニアで旅行好きの人間(=私)でなくとも原コレクションに触れればご理解いただけることと思います。

 私個人としてはヨーロッパ型モデルとは別に、「金剛山電気鉄道」の電車がツボでした。実車はその後、朝鮮戦争の激戦を潜り抜けて北朝鮮に接収され、金日成が乗車した電車として平壌で保存されているそうです。
 英国・ヨークと並んで、こちらにもぜひ行ってみたいですね(笑)。


2012年12月23日 19:44
こんばんは!

とても楽しそうで羨ましいです~

機会があったらご一緒させてください!
コメントへの返答
2012年12月23日 20:19


 こんばんは。
 ヲタ話に付き合わせてしまって申し訳ありません(笑)。

 といいつつ定番デートコースにもなっていようで、いちゃいちゃベタベタのカップルもちらほら。
 現在小学生の姪も、どこで聞いたか行ってみたいと言っておりましたので、ヲタでなくとも関心度は高いようです。

 何かの折にお声掛けした際は、よろしくご検討下さい。


2012年12月27日 20:16
こんばんはw
これは”ミニオフ会”が出来そうですね☆
我が家も、もう少し娘が大きくなったら参加したいです☆
コメントへの返答
2012年12月27日 23:19


 こんばんは。
 年齢を問わず、結構女性客も多かったですよ。

 次の機会はお誘いします(笑)


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「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
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