頓死

　スマホ(docomo)と併用しているガラケー(softbank)の調子がすこぶる悪い。

　知らぬ間に電源が落ちてブラックアウトすることが頻発。それでもまだ何とか使えていたものが、今日は電源を入れても数分で頓死してしまう状態にまで悪化していた。

　どうも先日の大雪の際、携帯電話を入れていたコートのポケットに大量の雪が入ってしまったのが原因らしい。別の日に床へ落っことしてバッテリーカヴァーが外れた際に中を見たら、いわゆる「水濡れシール」が少し滲んでいた。


　元々家族間の無料通話サーヴィスが目的で購入した携帯電話。使用頻度は然程高くない。
　通話無料と言っても、基本料は毎月ママの携帯料金と合算して徴収されているので、出迎えの要請や出掛けた先での待合せ連絡程度では、むしろ割高だったかもしれない。



　検討の結果、私の愛車と同じ青い外装のガラケーは、修理や機種変更をせずに解約・退役することとした。
　家族間通話のツールは、無料通信アプリ「LINE」で代替。さっそくダウンロードして設定を済ませる。



　立ち上がった画面には、スマホの住所録から「LINE」ユーザーをピックアップして「お友達」リストが自動生成される。
　最近連絡を取っていなかった古い知人の近況が、突如画面に展開されたのには少々面食らったが、息災に生活されてる様子が分かって安心した。

　ということは、先方の住所録に私のログが残っていれば、私が「LINE」ユーザーになったことが伝わっているはず。先方も面食らっているだろうか。

　ネット世界の新しい領域に踏み込んで、自分のホーム画面の設定を進めながら、住所録から掘り起こされた少々懐かしい思い出に浸っていた。