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イイね!
2016年04月14日

緑地

緑地  全国紙・毎日新聞が運営するニュースサイト「mainichi.jp」の配信記事から『千葉・市川の保育園開園断念、市に抗議次々「一部の意見で中止、おかしい」』に注目。


 話は変わるが、日頃利用している東武東上線電車の車内広告に、気になるものがある。
 電車内広告としては鉄板の、沿線で開発中の新築マンション。既に持家が複数あるので、居住用にしろ投資用にしろ、今さらマンションが欲しい訳ではない。キャッチコピーが引っ掛かるのだ。



 ほぼ全ての優等列車が停車する志木駅至近の便利な敷地ながら、広大な緑地に面していることを誇る。
 その緑地とは、慶應義塾志木高等学校。私学の名門で、当然にデベロッパーとは何の関係もない。


 学校の緑を借景に据えることは良しとしても、「慶應義塾志木高校の緑を望む」などと学校名を挙げて宣伝するのは、如何なものかと感じる。
 学校側としても「慶應ブランド」を商業利用された形で、快く思ってはいないだろう。
 
 デペロッパー側も気が退けたか、ネットの特設サイト上では俯瞰図と、文教地区である旨の解説文に「慶應義塾志木高等学校」の文字が見える程度で、キャッチコピーとしては用いていない。




 さて、保育園の整備が地域住民の反対で中止になった話題に戻る。
 自分原理主義の老人が暗躍していた可能性は否定し得ないが、一方で保育園が設置されることで確実に生じる環境変化と、どう見てもクルマが擦れ違えそうにない狭い街路を考慮すると、保育園設置に反対する意見を一律に「非常識だ」と切り捨てられない。

 保育園整備の恩恵を享ける側も、可能な限りクルマの利用を控える・広い道に面した駐車場から歩いて園舎に向かう、といった不便を甘受する旨、計画段階で表明しておけば展開が変わったかもしれない。


 また事業者・行政の側も敷地利用の面で、工夫が必要だったと思う。
 先に挙げた通り、学校の緑が不動産の価値を上げる方向に作用する可能性があるなら、若干の定員減少を伴うが保育園の敷地を植栽で取り囲み、目隠しと騒音防止の為の緩衝帯とすれば、賛成に転じる住民が出てくるだろう。



 偏屈な高齢者ばかりが身を寄せる、「老いた街」として朽ちていくなら、それも仕方ない。
 一方で、保育園の新設を含め計画的かつ不断に街の整備と新陳代謝を進め、緑多く子どもの歓声が響く若き街として再生させることができれば、資産価値が高く保たれ、住民は大きな恩恵を享受する。

 どちらの未来を選ぶかは、結局のところ住民の決断に懸っている。




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Posted at 2016/04/15 22:07:31

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