氷球

　今日は雨天の影響で一部中止になったものの、イヴェント続き。
　朝は子どもが通う学校のPTA総会に参加。
　昼前から神宮球場に出向き、第6週「明慶戦」「立早戦」を応援するはずが、こちらは順延。
　夕刻から、誘われてアイスホッケーの第63回慶早定期戦を観に、新横浜スケートセンターへ出掛け慶應大側の応援席に着いた。


　野球の「慶早戦」は、リーグ戦日程に組み込まれた公式戦だが、今日のアイスホッケー慶早戦は、あくまで両校協議を経て挙行される「定期戦」の位置付け。
　今日一日スケートリンクを借り切って、正午からのOB戦を皮切りに、高校戦(慶應義塾高vs早稲田実業高)を経て、いよいよメインイヴェントの現役戦(大学生戦)がフェイスオフとなった。

　OBや現役学生だけでなく、両校関係者も多数参集し、やや「お祭り」的な要素を孕むが、現役学生のマッチは当に真剣勝負で、エキサイトが過ぎてつかみ合いになったり、小競り合いとなった相手に巧妙にチャージして仕返しを喰らわせ、倒れて出血する選手が出たりといったシーンも見られた。


　第23回大会では慶應大が勝利、次の第24回大会で引き分けて以来、前回第62回まで39回連続で早稲田の勝利が続いているが、直近の公式戦では慶應大が勝利しており、40回ぶりの優勝(40連敗阻止)が期待されていた。

　残念ながら慶應大のプレイヤーは決定的な場面でのパスミスや、ゴール際での連携に難があり、第1・第2ピリオドでは得点無し、一方の早稲田大は順調に得点を重ね、第2ピリオド終了までに3点リード。
　最終の第3ピリオドでは、漸く慶應大もパックを叩き込み3点を上げるも、更に上積みを期して6人攻撃体制(キーパー無しの全員攻撃)を組んだ隙を突かれるなどして更に4失点、結局3-7で早稲田大が40連覇を飾った。


　伝統ある「慶早戦」の一つであり、試合そのものは面白く観戦させてもらったが、ちょっと俯瞰してみると両校アイスホッケーチームの立ち位置は、さほど高いレヴェルに無い。
　直近の秩父宮杯・関東大学アイスホッケー選手権大会での結果は、

優勝 　明治大学
第2位　中央大学
第3位　法政大学
第4位　日本体育大学
第5位　東洋大学
第6位　慶應義塾大学
第7位　早稲田大学
(以下15位まで+棄権1校)

　となっている。
　定期戦の興奮と愉しみを存分に味わい、互いに切磋琢磨し合ったら、次は他大学と伍して闘う地力のアップが課題だろうか。


　また新たなスポーツ観戦の悦びを知り、充実の週末だった。
　今度はもっと暖かい恰好をして(スケートリンクの観覧席は、真夏でも底冷えする)、私の母校の試合を観戦しに行きたい。