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midnightbluelynxのブログ一覧

2019年10月16日 イイね!

品位

品位 日本語もまともに使えない三流新聞たるを弁えず、「日本人かくあるべし」などと偉そうに高説を垂れる自称保守系紙・惨軽辛蚊のニュースサイト「産経ニュース」の配信コラム【ラグビー通信】から『ピッチ内外で疑問わいたスコットランドの振る舞い』に失笑す。

 久々に拙劣な”惨軽クオリチー”のコンテンツを目にした。


 まず、この奥村某なる記者は、ラグビー競技の本質を表層的にしか理解していない。
 一般的にラグビーをして「紳士的なスポーツ」などと形容されるが、この表現は些か正確さを欠く。 
 誤解を恐れずに言うなら、「紳士が為す暴力」とでも表現するべきか。安寧な社会では遭遇することの無い激しいコンタクト=端的に言えば暴力を互いに仕掛け、エリア拡大に奔走するのだ。まさに「武器無き戦争」である。

 勿論のこと、ボクシングなどと同じく「ルールで制御された暴力」であるものの、広大なフィールド内で集散する15人×2チーム=総勢30人の選手全ての動きを、レフリーが逐一監視するのは難しく、特に密集した状況下では悪質な反則を見逃してしまうことが多々ある。

 プレーする側は、それを百も承知で闘っており、相手の反則をアッピールしてスルーされても、逆に見咎められて一発退場を含む厳しい判定を下されても、レフリーの判定には無条件で従う。
 判定への抗議や、況してや暴言を吐いてレフリーに反抗することなどあり得ない。

 即ち、レフリーの判定に従順で、試合の秩序維持に終始一貫協力するところが「紳士的」なのであって、個々のプレーが須らく「紳士的」なのではない。
 こと引分けでも予選プール敗退となるスコットランド代表は、後が無い苦しい状況下で、恥も外聞もなくペナルティ覚悟のラフなプレーを仕掛けてくることは容易に予想できる。
 

 ところが惨軽の記者は、必死なプレーの細かい部分を論って、「紳士的な振る舞いとは対照的」「首をかしげたくなる」などと評し、更にあろうことか台風に伴う試合中止後に、被災地でヴォランティア活動へ従事した他国代表を引き合いに出して、スコットランド代表を批判している。

 レフリーが反則を取らなければ、粗暴な行為があろうともプレーは続行されて然るべきだし、「品位」や「尊重」を謳ったラグビー憲章の精神に沿ったプレーだったかどうかは、スコットランド代表の選手それぞれが、試合を振り返って自省する、或いは自省せず勝手に正当化すればよいことで、他国民が云々しても意味がない。
 また他国代表のピッチ外での振る舞いと比較するのは、明らかにフェアでない。


 弊ブログ主は以前、ラグビー競技と政治・国際関係の現実とを重ね合わせ、共通点を指摘した。

 利害が渦巻き、ルールなど無きが如き政界・国際社会において、自らの主張を通し利益を得ようとするなら、プレーヤーは「知的に行動する野蛮人」であらねばならない。
 対峙する相手は、表向き「紳士的」であることが多いが、その内面は邪な欲望で満ち、即座に銃を抜ける状態で身構えている。
 
 彼らに交わって秩序を創り上げ、我が立場を築き広めていくには、政治家にしろ外交官にしろ、或いはラガーマンにしろ、智慧と経験を着実に積み重ねて自身を鍛え抜き、相手を圧倒するパワーを漲らせた上で、時に狡猾さを発揮して賢く、かつ蛮勇を奮って果敢に行動する必要がある。
 安易に「品位」などというお題目を振りかざし、相手へ「紳士的な振舞い」を期待するだけでは、自陣を拡大するどころか、呆気なく敗れ去る羽目に陥る。


 双方の健闘を称え合ってノーサイドを迎えているにも関わらず、「スコットランドのプレーが紳士的でない」と文句を付ける惨軽記者のコラムは、”非武装中立”を謳ったかつての野党や、腐れ右翼が主張する”日本はアメリカに騙されて戦争を始めた”なる歴史認識に類似の、極めて甘く浅はかな論評であると断じる。

 自国民への下らない説教に飽き足らず、「スコットランド代表かくあるべし」などと他国民の精神に干渉して恥じ入ることなき惨軽辛蚊は、まず自身の認知能力と言語感覚を見直し、猛省するべきである。



Posted at 2019/10/22 17:00:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2019年10月15日 イイね!

泉州

泉州 公共放送・NHKのニュース動画サイト「NHK NEWSWEB」の配信コンテンツから『泉佐野市 台風被災地へタオル』に注目。

 本来は輝くような白さの筈の泉佐野銘産・泉州タオルが、私にはくすんで見える。

 ちょっと考えてほしい。
 そのタオルは、どうやって調達されたのか。
 「ふるさと納税」制度を悪用し、地元振興に何ら資するところ無き金券をエサに、他自治体から盗み取った税金から支出されたのではないか。

 お金に色は付いていないとはいえ、明らかに”汚れた税金”を原資に、ちゃっかり地元産品をPRしながら他自治体を支援しようなど、ちゃんちゃらおかしい。

 それが善意の発露であると理解しつつも、私が被災地側に身を置いていたなら、例年某広域指定暴力団が総本部で「ハロウィンパーティー」と称してばら撒くお菓子を受け取ってしまうかの如き後ろめたさを覚える。

 

 衷心から被災自治体を支援しようと思うなら、泉佐野市民の自発的判断として、返礼品を求めない「ふるさと納税」をし、横取りした地方税を返還・移転させるべきである。

 泉佐野市の税収は大幅減になるかも知れぬが、その強烈な痛みを他自治体と分かち合い、反省を深めたなら、悪辣なイメージが少しは雪がれるだろう。


関連情報URL : https://os-towel.or.jp/
Posted at 2019/10/16 06:30:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2019年10月11日 イイね!

除外

除外 近畿圏のJNN系地方局・MBSのニュース動画から『泉佐野市長「総務大臣を提訴する」ふるさと納税“除外取り消し”求めて大阪高裁で争う』に憤怒す。

 私としては総務省の判断を全面的に支持する。
 本来は居住自治体に納めるべき地方税を、納税者の判断で出身地など他の自治体へ寄付、居住自治体への納税分は減免することで、地方の税収増と振興を図るものである。
 また弊ブログ主は、居住自治体の行政に対する懲罰的措置として、本制度を利用して地方税納税を拒否する”「ふるさと納税」民主主義”を提案した。

 納税者・有権者の積極的な意思表示として、「ふるさと納税」制度が活用されるのであれば、それは大いに喜ばしいことである。


 一方で、泉佐野市がやってきたことは何か。
 地元振興には全く役立たない金券を返礼品として、他自治体の収入となるべき地方税を横取りする、「ふるさと納税」制度を悪用した”盗税”ではないか。

 外形的には法律に反していなくても、法の趣旨や、他自治体への影響を考慮すれば、泉佐野市の施策は許容されるべきでない。
 税収増の為なら手段を問わない、極めて悪辣なイメージを植え付けられてしまった影響も、居住されている市民としては看過し難いだろう。
 

 泉佐野市のような”「ふるさと納税」マフィア”の出現を許した関連法および制度設計の不備を、総務省側も反省するべきであるが、泉佐野市こそ「ふるさと納税」制度の趣旨から逸脱してきた実態を総括し、法的手段を云々する以前に猛省するべきである。






Posted at 2019/10/16 06:04:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2019年09月17日 イイね!

段雷

段雷 東北のブロック誌「河北新報」が運営するニュースサイト「河北新報オンライン」の配信記事から『早朝の花火に「やめて」の声 運動会知らせる東北の風習、仙台では見送る学校増加』に注目。

 一般的に記事上の表記と同様「花火」と呼んでしまうが、夜間に大輪の花を咲かせる打ち上げ花火との区別を、字面からは付けられない。
 正確には、単発のタイプは「号砲」、複数回鳴るタイプは「段雷」なのだそうだ。
 「段雷」については更に、鳴る回数N を附して「N段雷」と称する。

 まず記事を執筆した記者の認識違いを糺すが、運動会挙行の合図として花火を打ち上げる風習は、東北独自のものではない。
 関東でも近郊エリアでは、ほぼどこでも打ち上げられていたのではないか。
 私自身の記憶でも、埼玉県某所では3発(=三段雷)を連続して2回打ち上げていたように思う。


 確かに大都市では、高層建築物に阻まれて音が伝わらない、逆に建物間で共鳴してうるさい、打ち上げ場所に好適な空間を確保できないといった事情で、廃れてしまうのは理解できる。
 一方で、個々人がデヴァイスを持っていなければならないメールやネット配信と異なり、速報性・確実性・経済性に優れた情報伝達方法であることもまた、間違いのないところだと思う。

 障がいにより、炸裂音が苦手と仰る方のご意見は、正当なものである。
 ただ、生活する中で気に障る音を一切排除するというのは、不可能に近い。
 年に数回、地域の子どもたちや保護者が楽しみにしている行事に関連しての騒音は、寛大にやり過ごしてもらえないものか。

 打ち上げる側も、苦情を把握して綿密に調査し、距離や方位を工夫して、可能な限り影響を少なくするよう、配慮が必要だ。
 障がいの面から「花火」による情報伝達を吟味するなら、炸裂音に敏感な方とは真逆に、音が聴き取れない方もいらっしゃる。
 花火打ち上げと並行して、子ども・父母が聾者であるご家庭にも、確実に情報が伝わる手段を講じねばならない。


 いずれ「号砲」「段雷」も、社会が複雑化・価値観が多様化する中で、季節の風物詩的な意味合い以上の価値を持たなくなってしまうのかも知れない。学校周辺で反対の声が大きくなれば、花火の廃止已む無しとの結論に至り、早朝の炸裂音は消え去ることだろう。
 ただ、その反対の声は、過剰な権利意識の発露や、単身・夫婦のみ世帯と、子育て世帯の断絶または摩擦から生じてはいないか。

 情報伝達手段としての花火を無くしても構わないが、地域で子どもたちの成長を穏やかに、長い目で見守る意識だけは、絶対に廃れさせてはならない。


Posted at 2019/09/17 20:17:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2019年08月25日 イイね!

接遇

接遇 在京キー局・日本テレビが運営するニュース動画サイト「日テレニュース24」の配信コンテンツから『ソウルで日本人女性が髪引っ張られ…暴行』に懸念す。

 何のことは無い。野卑なナンパ男の粗暴な振舞いであり、身元も判明している以上、相応の法的責任を負わせればよいだけの事件である。
 かの地から被害者に対する謝罪やお見舞いのコメントが届いているようだが、直近で訪問した肌感覚(日本人一般に対する悪感情は極めて低い)からしても、嘘偽りなき真心だろう。

 この時期に、かつ女性だけで出掛けたことに対する、軽薄な自己責任論も出ているようであるが、徹夜で遊んだ帰りに襲われたのならともかく、時間を有効活用するべく早朝から観光へ向かう途上で巻き込まれたのであれば、被害者側に何ら落ち度は無く、第三者から批判される謂れも無い。


 翻って、日本国内に於いて類似の事件が発生したなら、それもまた報復かと要らぬ反感を呼びかねない。
 我が国政府および国民の意志として、諸外国からの訪問者・滞在者に対し些かの危害も及ばぬよう、穏やかな接遇と併せ厳重な警戒を怠ってはならない。




Posted at 2019/08/25 15:52:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

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「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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