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2018年11月11日 イイね!

参画

参画 今日は首都直下での地震発生を想定した、居住自治体の総合防災訓練。
 加盟する自治会のメンバーとして、予め時刻まで告知された(笑)サイレンを聴いてから、談笑しつつ集合場所へ向かう「避難住民」役としてではなく、地域住民の誘導や周辺の安全確認を進める役目として参画してきた。

 我が家が加盟する自治会は、近隣自治会の中でも際立って先進的かつ積極的な取り組みを進めていて、今回の訓練においても単に自治会員へ避難を促すだけでなく

○管轄エリアが広大かつ世帯数が多いため、中間集合場所を3カ所に設置
○避難経路を巡視し、瓦礫・火災・道路損壊等の危険・障害を把握
○避難困窮者のリストに基づき、被災状況や介助需要の確認
○中間集合場所の一つで炊出し、避難場所へ食事を輸送

等が実行された。
 うち、私は避難困窮者の確認(徒歩で巡回)と、食事の輸送(組立式アルミ製リヤカーを使用)を担当した。

 概ね順調にこなすことができ、特に炊出しは、お握り150食分を大釜で一度に調理したが、薪への着火から一時間ほどで美味しいご飯が炊きあがったのには感心した。

 一方で懸念が無いでもない。
 避難困窮者リストは、今回の訓練を前にアップデートされたが、その過程で既に亡くなられた方・施設に入所され現住していない方が判明した。
 高齢による衰えや障がいに因り、徒歩での単独避難が困難な住民は、右肩上がりに増加するだろう。
 高頻度・継続的なリストの更新が必要である。


 また、その方々の状況確認を進めていく中で、街中に危険なブロック塀や、育ち過ぎた庭木が多いことに気付く。
 これらが倒壊して、避難の妨げとなることは容易に想像でき、可能な限り安全な生垣・軽金属製の柵への更新を進める/適切な剪定をしてもらうといった働きかけを要する。

 呆れたのは地元行政が保有する施設跡地(建屋存置)で、街路至近の場所に古い消火器が放置されている。容器が腐食して炸裂するなど、災害発生とは別に大きな事故を起こしかねない。
 早急に撤去を申入れねばならない。


 リヤカーを引けば、路面の荒れがダイレクトに伝わるこれが地震発生で更に損壊すれば、スムーズに進めるものか、些か心許ない。
 住宅地の街路から県道に出れば歩道は狭く、リヤカーの車幅でいっぱい。それでも通れればいい方で、カーヴミラーの柱が邪魔し、交通量の多い車道への迂回を強いられたポイントがあった。


 これらの事項は後日、自治会内部で共有し、地域の防災力アップにつなげる糧としたい。




Posted at 2018/11/12 06:28:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ボランティア | 日記
2018年07月19日 イイね!

示唆

示唆 昨日に引き続き全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『水上バイクで来たヒーロー 15時間かけ120人救う』に注目。

 自分の得意とする分野で、身を粉にして災害救助に尽くした市民の話題。それだけでも読み応えのあるエピソードなのだが、個人的には2つの点で示唆に富むものと思っている。


 
 一つは「四駆乗り」としての立場である。
 水上バイク程ではないが、世に星の数ほど奔るクルマの中で、我がGを筆頭にランクル・サファリ・ジープ・ジムニー……等々の本格かつ高性能なクロカンの存在は特異であり、そのアビリティをまとめ上げれば、結構な災害即応力となりうる。

 しかし、いざ危機に臨んで、我が愛車を傷だらけにしてでも困っている皆に尽くせるか。
 傷が怖い(もちろん、できれば付けたくないが)のではない。道なき被災地を、クルマへ致命的なダメージを与えることなく走破できるか。
 些か心許ない。


 以前にも弊サイトで提案を申し上げたが、四駆の諸税を減免する代わりに、非常事態に際し避難・輸送の支援に携わる義務を負うスキームの導入と、年に1度の悪路走破訓練を必須化する制度を、是非にも検討していただきたい。

 保有する軽トレーラーと併せて、ゲレンデで参画したいと考えている。



 もう一つは「技術者」としての立場である。
 一般論として技術者たる者、公益を確保し公衆の安全・健康・福利を最優先に置く義務を課されている。
 そうと理解しつつ、普段は営利を追求する企業勤務であり、雇用関係もしくは契約関係にある相手にしか、技術的な能力を提供する機会はないし、関係先以外へ提供する義理も無い。

 だが災害時に、自身や関係先の利益ばかりを考えていては、それこそ技術者に課された義務に違反し、倫理に悖る行為になる。

 荒れ果てた被災地に立ち、私は何ができるのか、何を果たすべきなのか。
 本人および家族の安全を確保する危機管理に加え、技術者としての社会貢献についてシミュレーションを重ねる必要性を感じる。

 個人的な理想形は、核戦争等で国家中央および地方の統治システムが崩壊する事態に陥っても、インフラの復旧を通じて社会の安定・治安の維持回復を目指すドイツ・THW(技術支援隊)の活動にある。



 災害は、起きないに越したことは無い。
 しかし必ず起きてしまうのだとすれば、佳き「四駆乗り」にして「技術者」たらんとするオーナーが、「水上バイクで来たヒーロー」の如く、救助した人と喜びを分かち合う日を迎えたいものだと願っている。



Posted at 2018/07/21 22:22:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | ボランティア | 日記
2017年10月07日 イイね!

有功

有功 今週、私宛に荷物が二つ届いた。


 一つは、キリンビールから新パッケージの「一番搾り」6缶セット。製品に貼付されているシールを集めて送る懸賞の当選品。





 もう一つは、日本赤十字社から「金色有功章」。先だって達成した献血100回を顕彰するもので、美しいガラス盃を贈られた。

 なお、50万円以上の寄付、もしくは20年以上赤十字の活動に協力した個人および法人にも「金色有功章」が叙されるが、こちらは勲章(個人)/楯(法人)の体裁となっている。




 形は違えど、日本赤十字社が定める最高位の表彰を受けたことは、偏に血液の提供に耐え得る肉体と健康に恵まれたことに尽きる。
 今年は、その健康を害してしまい協力を中断しているが、近く再開できればと望んでいる。


 ヴォランティアも、外面的に回数や期間の長さを誇るだけでは、何ら価値を成さない。
 他者の健康や、生き死ににも直結する献血を続けていくには、省みて自身の健康に問題の無きか、性感染症のリスクを負うような行動の誤り無きかを、常に問うていかねばならない。
 つまりは顕彰の有無に関係なく、自らの内面との対話、協力の中身を如何に充実させていくか、なのではないか。



 「金色有功章」も、外面的には単なるガラスのコップである。
 日本赤十字社の謝意と併せ、そこに注がれるべき「中身」が無いことには、顕彰としては完成しない(笑)。

 その意味では最高にタイミングの良い、届け物の送達であった。





Posted at 2017/10/08 19:26:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボランティア | 日記
2017年03月04日 イイね!

百回

百回 今日も朝から身支度を整えて外出。
 午前中は子どもがお世話になっている小学校のPTA総会。
 今期の活動および決算報告が議事として上程され、つつがなく承認された。

 例年、総会の後半は社会で活躍する卒業生や、著名な教育関係者を招いての講演会が行われる。
 これが毎回、非常に佳きお話しばかりで楽しみにしているのだが、今回は日本でも有数の大病院で小児科の責任者を務められ、引退後に校医の任に就かれたドクターのご講演だった。

 長年小児医療に携わり多数の命を救ってきた一方で、辛い別れにも立ち会ってきた経験に基づき、訥々切々と訴えられる命の大切さ、全ての人が備える回復力の逞しさ、そして病と闘う者を慮る優しさが、聴く者の血肉となって沁み込んでいく。



 講演中、病室で隣り合わせた末期の小児がん患者と、脚の大怪我を負って治療中の子の交流が映像を交えて紹介された。
 がんが視神経を冒し視力を喪ってしまった友に、一生懸命車いすで歩み寄り、絵本の読み聞かせをしてあげようとする。
 絵本のセレクトは、自分の読みたい本ではなく、友のリクエストを訊く。その際、大まかな内容の解説も付け加える。訊かれた友は、弱々しくもはっきりと応え、病室内の僅かな距離であっても「気を付けて来てね」と気遣う。

 2人とも就学前の幼い少年だったが、互いの不自由を補いながら、思い遣りながら、二度と訪れないであろう芳醇な時間を過ごす姿は、神々しくすら見えた。


 しかし、その交流も小児がんの少年が力尽きてしまうことで、突如断ち切られる。
 友の死が受容れられず、「どこへ行ったの」「今すぐ逢いたい」と泣き叫ぶ少年。

 まだ若かった当時の校医先生も残された少年に正対し、真摯に優しくケアに当たることで友の死と折り合いを付け、病院内のチャペルで開かれた追悼式へ参列、旅立ちを見送るまでになった。

 年齢を問わず、肉体的な死は避け難い。だが、友との思い出を大切に記憶へと留めることで、友の存在を身近に感じることができれば、それは実像が見えないだけで、友の死ではない。
 脚の大怪我が順調に回復して退院の日を迎え、振り返りながら病室を後にする少年の背中に、大きな成長を認めることができた。

 「人は忘れ去られた時、初めて本当に死ぬ」(ドイツの劇作家・ブレヒト)という真理を、幼い子どもたちに教えられた。



 続いて、校長先生のお話も、非常に胸が温まった。
 児童の一人が、校内に植えられた梅が一輪、ほころんだのに逸早く気付き、日記で校長先生に教えてくれた。
 目立たない場所で、今は孤独だけれども、また一輪、また一輪と開花が続いていく。
 僕も、同じように友達の良いところを見付けて、増やしていければいいな……と書かれていたとか。

 子どもの瑞々しい感性に、心洗われる。   
 我が子は佳き学び舎で、佳き師・佳き友に恵まれ、順調に育っていることを確認して、学校を辞した。



 昼食を摂ってから、午後は記念すべき100回目の献血。
 予告通り、400ml全血を提供して節目を飾った。

 途中、何度か看護師さんが「今日は100回目ですね」「おめでとうございます」と声を掛けて下さり、貢献を積み重ねてきた誇りと慶びがくすぐられる。

 再生医療の発達などで、いずれ他者の血液を患者へ投与する現行の医療行為は廃れてしまうのかもしれない。
 でも、その日が来るまでは、私の血液が誰かを救うことになるのだと思えば、今後も今暫く、協力を続けていかなければならない。

 100回目の記念品と、午前中に視た病と闘う子どもたちの姿に、大いに勇気づけられた。






Posted at 2017/03/11 09:03:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボランティア | 日記
2017年02月18日 イイね!

出血

 定期的に協力している献血に際しては、週末に子どもたちを伴って出向くことが多い。
 以前はキッズコーナーで漫然とDVDを鑑賞しているだけだったが、最近は学校や塾の宿題を持ち込んで、せっせと自習している。

 献血ルームに入ってから、成分献血の場合は1時間半以上は出られない。よく時間を有効活用していると、我が子乍ら感心する。

 私は私で採血の最中は、専有テレビや雑誌に目を向けず、次週にクライアントへ送らねばならない資料のチェックに勤しむ。本来は心身を穏やかに休めるべきなのだろうが、残念ながらそんな余裕を与えられていない。



 順調に採血を終えてロビーに戻ると、我が子が静かに自習を続ける後姿が見えた。さて、何と声を掛け褒めてやろうか……と行きかけたところ、ルームの責任者の方から「お父さん、お父さん!」と呼び止められた。

 聞けば私を待つ間に結構な量の鼻血を出して、看護師に手当てしてもらった、とのこと。
 またか!と思いつつ、比較的頻繁にあることだし、本人も初動の止血は自分で手配し、服や手許の教材を血で汚してもいない。
 良いことなのかどうか甚だ疑問だが、「鼻血慣れ」していて、なかなか手際がいい。

 献血ルームの方々は、出血を心配しつつ、自ら止血する手際の良さに感心しつつ、気に掛けてくれていたようだ。


 私は感謝の言葉を述べ、「どうせ血を出すなら採血ベッドに居ないとダメですね」とジョークを加えた。

 ルームの責任者の方も「16歳になったらお待ちしています」と笑って返してくれた。



 今回の献血が、通算99回。
 年度内の100回達成が、これで確定的となった。

 次回は華々しく400ml全血を提供して、節目の献血にしたいと考えている。




Posted at 2017/02/21 23:09:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボランティア | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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