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midnightbluelynxのブログ一覧

2017年09月08日 イイね!

賜杯

賜杯 老舗有力経済誌・東洋経済が運営するサイト「東洋経済ONLINE」の配信記事から『東大が「東京六大学野球」で戦い続ける意味 ~9日に開幕、連続最下位から抜け出せるか~』に注目。

 いよいと明日開幕となった、東京六大学野球秋季リーグの話題。
 今季も各校・各カード毎のポスターが制作される。例に倣い、都度「何シテル?」でアップしていきたい。


 以前にも記事にしたが、東京大野球部のファンは、実態としても実感としても結構多い
 私のその一人で、自身および家族の母校との対戦以外では、ついつい東京大の応援に参加してしまう。

 「倒せ」だの「ぶっ潰せ」だの、表面的には激しい言葉をぶつけ合いながら、東京六大学は選手•応援スタンド共に、固い仲間意識で結ばれている。
 東京大がリーグに参画していることに異を唱える人は、東京六大学野球リーグに全く関係していないのに臆面も無くしたり顔をする恥ずべき部外者か、受験に失敗して邪な恨みを抱く狭量な人物か、何れであると断じる。


 リーグ戦の面白さは、現在進行形で弊サイトでも紹介しているところだが、それを歴史的な側面から補ってくれる冒頭記事のようなコンテンツは、ファンとして心強い。



 天皇賜杯(戦前は摂政杯)にまつわるエピソードには、冒頭記事では明記されていない前段が有る。

 風雲急を告げる戦時下、東京六大学野球リーグが解散を余儀なくされた際に、競技団体を管轄する文部省へ摂政杯の扱いを照会したところ、宮中の意向を確認することなく「他の競技に渡すから持ってきてくれ」との返答。
 余りの無礼さに激怒した連盟理事長・東京大野球部長の内村佑之(医学部教授で思想家・内村鑑三の子息)は、文部省ではなく直接宮内省へ出向き、「戦争が終わったら、頂戴に上がります」と言付けて返還した。

 そして戦後のリーグ戦再開を期して、賜杯の復活に尽力したのが、記事で紹介されている侍従職に就いていた東京大野球部OBの戸田康英氏である。
 しかも昭和天皇が即位される前に下賜された「摂政杯」は、新しい「天皇杯」に代わっていた。



 ちなみに今上陛下といえばテニスのイメージが強いが、東宮に詰めていた戸田の手ほどきで、野球も結構な腕前であったとか。
 当時学友だった草刈廣も一緒に練習し、草刈は長じて後、学習院大のエースとして活躍。2部で優勝・入替戦でも勝利して、悲願の一部リーグ入りを果たし、これが現時点で唯一の東都大学野球リーグ一部優勝につながった。



 その東京大は、春季シーズンおよび大学野球選手権で劇的な優勝を成し遂げた立教大との開幕試合に臨む。

 開幕試合は慣例で、前シーズンの優勝校と、最下位校(ただし早・慶以外)の対戦となっている。
 東京大が最下位校としてではなく、ディフェンディングチャンピオンとして開幕試合に臨むシーズンが、いつかきっと来る。

 その時まで、ずっとファンで居ようと決心している。



 学生注目!







Posted at 2017/09/09 08:48:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2017年09月02日 イイね!

七重

七重 今日・明日と挙行される埼玉県立川越高等学校の文化祭「くすのき祭」に注目。

 回次70を数える今年は「過去から未来へ カケロ 川高レインボー」をテーマに、学内狭しと若人の模擬店・制作・パフォーマンスが展開される。

 来訪者がまず目にするであろう入場門は、例年全高10mを超える大作が誂えられるが、今年はカザフスタン共和国の「ゼンコフ正教会」をモチーフに、佳きセンスのディフォルメと川越高校ならではのオリジナル装飾を施している。


 既に30年を超える歴史を持つに至った「男子シンクロナイズドスイミング」(「ウォーターボーイズ」として映画・ドラマ化)も健在で、本日土曜日は6回・明日日曜日は5回の公演が予定されている。



 天候が不順で屋外イヴェントは一部中止となる可能性もあるが、足下にお気を付けの上、小江戸川越の観光と併せてお出掛けいただきたい。



関連情報URL : http://kusunoki-fes.com/
Posted at 2017/09/02 10:29:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2017年08月28日 イイね!

黙殺

黙殺 第29回ユニバーシアード台北大会の野球競技準決勝・日韓戦の結果に歓喜す。

 予選ラウンドAを無敗で首位通過し、ラウンドBの首位・韓国および2位チェコとの試合でも勝利、今日の準決勝で再び韓国と対戦して、4-0で完封した。

 我が大学野球のレヴェルが、国際水準に達していることが確認できて、非常に喜ばしい。
 これで大学侍ジャパンは銀メダル以上が確定、明日の決勝では予選リーグで勝利しているアメリカと対戦する。


 予選リーグではアメリカを下しているが、先月開催された大学日米野球では、2勝3敗で惜しくもアメリカに優勝をさらわれた。
 さてリヴェンジを果たすことができるか、またも栄冠を持って行かれるのか。
 決勝戦の成り行きにも注目したい。



 ところで、いかに野球好きであっても、ユニバーシアード台北大会での大学侍ジャパンの活躍を知る人は少ないだろう。
 それはそうだ、テレビ局は地上波・ケーブルのどちらも中継放送の枠が無い。
 ニュースショウのスポーツコーナーでも話題として扱われない。


 今年の大学選手は、高校生以上に不作との下馬評が強く、注目度が低いのか。
 はたまた大陸中国の意向を忖度して、台湾でのスポーツイヴェントを取り上げないようにしているのか。

 明治大・善波監督以下、東京六大学勢の活躍が眩しいユニバーシアードの話題が黙殺されていることに、深い絶望と大いなる怒りを覚える。


 
 東京六大学野球の秋季リーグ戦は、来月9日に開幕。その他のリーグも、前後してシーズン入りする。ユニバーシアード大会が無ければ秋季シーズン制覇を期して、オープン戦や練習に勤しんでいる大事な時期に、海外で厳しい試合を続ける精鋭たちを見守らずにいてよいものか。

 マスコミの冷淡な扱いに負けず、是非にもあと一勝して栄冠を手に凱旋してもらいたい。


 一般人が清宮や中村など、高校侍ジャパンに目を奪われていても、私は大学野球を応援する。






Posted at 2017/08/28 23:30:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2017年08月23日 イイね!

広陵

広陵 スポーツ紙・日刊スポーツのニュースサイト「ニッカンスポーツ・コム」の配信記事から
 『花咲徳栄が初優勝!埼玉県勢初 全6試合で2桁安打』および
 『広陵・中村奨成が大会最多タイ19安打 水口に並ぶ』に注目。


 弊ブログのタイトルをご覧になっての通り、生活の本拠は埼玉にあるが、広島も浅からぬ縁をもつ地。どちらが優勝するにせよ、悔いのない試合をして欲しいものだと穏やかに成り行きを眺めていた。

 この夏、最後までプレーをできたチームは、この2校のみ。優勝・準優勝の差なく、誇ってよいものと思う。
 両校に祝意を捧げたい。



 一方で、心穏やかならぬ話題もある。
 最多安打タイおよび最多ホームラン記録を打ち立てた、広陵高・中村の進路である。

 アマチュア野球、なかんずく東京六大学野球のファンとしては、当然に臙脂或いは紫紺のユニフォームをまとい、週末昼間の神宮球場に降臨してほしい。

 初めて複数のメジャー競技(アメリカンフットボール/野球)で殿堂入りした巨星・松本瀧蔵は、中村と同じく広陵高を卒業し明治大へ進んだ。
 偉大な先輩の足跡を、是非にも辿ってもらいたい。




 最後に、腹を据え兼ねた胸糞悪いコンテンツを一つ。

 日本語もまともに使えないくせに、日本の伝統だの歴史だの誇りだのをドヤ顔で語り、「日本人かくあるべし」などと偉そうに高説を垂れる惨軽辛蚊のオピニオンサイト「iRONNA」から『朝日新聞と高野連と夏の甲子園』に呆れる。

 現状の高校野球が、多々問題を抱えていることは惨軽如きが指摘するまでも無い。暑い盛りに、肉体を酷使し、限界状態でプレーすることの是非を、そろそろ真剣に議論すべきだ。

 また私は基本的に、高校野球中継を長く見続けることはない。そもそも金属バットの鋭い打撃音が苦手だからだ。


 しかし、自らもスポーツイヴェントを後援している(自称)全国紙が、他紙のイヴェントを「拡販目的だ」「教育でなくビジネス」と批判しても、説得力を持たない。

 既得権的にキラーコンテンツを抱えている朝日新聞に対する、所詮は醜い僻みにしか読めないのだが。




Posted at 2017/08/26 08:16:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2017年08月22日 イイね!

能楽

能楽 今夜は家族で能楽観賞。
 旧・銀座松坂屋周辺を再開発して整備された「GINZA SIX」の地下3階に、耐震性の問題からかつて渋谷区松濤にあった観世能楽堂が移転し、能・狂言の神髄を連日披露している。
 なお総檜造りの能舞台そのものは、旧・観世能楽堂からそのまま移築した、とのことだった。
 広大かつ耐震面で安心な地下空間を確保したとは言え、太く重い柱・梁材の搬入や組立てには、相当な苦労があったろうし、膨大な量の木材を持ち込むことへの対応(特に防火対策や法規制との整合)が必要だったろう。

 建設業界で禄を食む者としては、今後その辺りを深く調べていきたいものだ。



 今日の舞台は昼夜2部制の「≪夏休み特別企画≫はじめて能」で、昼の部は「橋弁慶」/夜の部は「安達原」が演じられた。
 通常勤務に就いていた私の都合もあり、我が家は夜の部「安達原」を鑑賞したが、子どもの観客は我が子のみで、他は外国人・若い女性・有閑マダム……といった風情。もしかしたら昼の部「橋弁慶」の方は、子どもが多かったかもしれない。



 夏の夜の舞台ということで、演目「安達原」は怪談物。

 紀伊国那智の東光坊から、遥々みちのくを目指す修験者•阿闍梨祐慶ら一行は、人里離れた安達原(現在の安達太良山麓)で夕暮れを迎えてしまう。そこに一軒だけあったあばら家を訪ねたところ、相応に年齢を重ねたと見える女の一人住まい。一夜の宿を頼む祐慶たちに、女はあまりにもみすぼらしいからと一旦は断わるものの、あてのない一行は重ねて頼み込み、何とか泊めてもらうこととなった。

 家の中で祐慶は、見慣れない道具を見つけ、女に尋ねる。女は、枠桛輪(わくかせわ)という糸繰りの道具で、自分のような賎しい身分の者の生業であると答える。もてなしとして使っているところを見たいと祐慶が所望すれば、女は糸繰りを実演しながら、辛い浮き世の業から離れられない我が身を嘆き、儚い世をしみじみ語り、最後には号泣してしまう。
 夜も更け、女はあまりの夜寒をしのぐために薪を取りに行くと祐慶に告げ、留守中に決して自分の寝室を覗かないようにと重ねて念押しし、出掛けていく。

 ところが祐慶の従者のひとり(狂言師の役回り)は我慢できず、祐慶に戒められつつも、とうとう女の部屋を覗いてしまう。そこにはおびただしい数の死骸が、解体されてパーツ毎に山のように積まれているではないか。
 女は、安達原の黒塚に住むと噂の鬼そのもの、だった。

 慌てて逃げ出す祐慶を、鬼に変身した女が追う。秘密を暴かれた怒りに燃え、知ってしまった一行を残らず取って食らおうと襲い掛かる。
 しかし祐慶たちが力を振り絞って祈り伏せると、鬼女は弱り果て、夜嵐の音に紛れて姿を消した。




 ストーリーの要素としては、昔話としてテッパンものの「鶴の恩返し」、怪談の定番「鬼婆」が複合したようで、素人にも理解し易い。

 歌舞伎の演目としても有名な「道成寺」「葵上」とともに、「安達原」は『三鬼女』と呼ばれる。シテ(主役)は後半場面で般若の面を着けるが、般若の面を通じて女の恨み•執心を恐ろしいまでに露わとするものの、表面的に容姿が妖怪変化しただけではなく、人間が抱える根源的な悲哀や孤独を漂わせる。

 前半のヤマ場、屑のような品質の綿を紡ぎ合わせ糸を繰る枠桛輪のシーンは、何でもない、或いは取るに足りない日々の積み重なりが人生、或いはその人そのものとなっていくことを暗示している。
 この伏線が極めて有効に機能し、後半のクライマックスが単なる追い駆けっこ?鬼ごっこ?に陥ることなく、哲学的なまでの深みを得ることに成功している……。



 狂言は学校行事で観賞したことはあるが、本格的な能舞台上での能楽観賞は初めて。
 そんな素人が、演目を語れるまでに理解が深まったのは、「はじめて能」の企画に因る。


 司会進行役は、観阿弥から数えて26代目に当たる山科彌右衛門。観世流宗家・観世清和の実弟にあたる。
 トークが非常に軽妙で、時に落語家のようであり、時に「きみまろトーク」のようでもあり、時に同じく伝統芸である歌舞伎に対抗心をメラメラ燃やして見せたりと、とても面白い。

 「安達原」の舞台においては、何度か敢えて進行を止め割って入り、登場人物の位置付けや、ストーリー展開の機微を都度解説してくれる。
 だから理解できない部分を残したまま、悶々と続きを流す……などというつまらない事態に追い込まれない。

 また「安達原」開演前には、枠桛輪のシーンで歌われる地謡

♪真麻芋(まそお)の糸を繰り返し。真麻芋の糸を繰り返し、昔を今になさばや♪

の部分を、観客全員で実演する(山科彌右衛門が先行して節回しを披露し、観客が後に続く)時間帯も設けられた。



 いみじくも山科彌右衛門は、舞台の冒頭で「能楽とは総合芸術」と述べた。

 ダンス・コーラス・器楽演奏が一体化しただけでなく、山科彌右衛門のトークに盛り込まれた大衆演芸的な要素や、今日の企画で実現したライブ的な客席との一体感、終了後は山科以下能楽師が出口で親しく見送りに立つ小劇場的な距離の近さが混然となり、伝統芸としての能・狂言に新鮮味を与えているように感じた。

 
 銀座の新名所「GINZA SIX」には、こんな伝統的にして革新的なスポットがある。
 ご覧の各位で興味が湧いた方は、是非にも観賞賜りたい。

 我が家も次の企画を、早速リサーチしている。






Posted at 2017/08/25 22:22:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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