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2013年11月14日 イイね!

三代

三代 自動車を始め鉄道・船舶・航空など輸送・移動手段のニュース・話題を紹介するサイト【Response】の配信記事から『【トヨタ ハリアー 新型発表】随所に先代モデルのエッセンスがちりばめられたデザイン』に注目。


 私が「トヨタ・ハリアー」と聞けば、我が最初の愛車「メルセデスベンツ・ML(W163)」に言及しない訳には行かない。

 解説記事によっては、所謂「プレミアムSUV」のカテゴリを切り拓いたのは「トヨタ・ハリアー」であるかのような記述が散見されるが、これは誤りである。
 北米マーケットにおける「LEXUS・RX」のリリース、その国内モデルである初代「トヨタ・ハリアー」の発売開始よりも、「メルセデスベンツ・ML」の方が若干早い。
 企画段階から起算しても、プレミアムSUVの「元祖」を名乗るべきはMLであって、ハリアーおよびRXではない。


 しかし販売・供給が本格化した1998年当時こそ、共に4万ドル前後のプライスタグを附され北米マーケットで販売競争を繰り広げたようだが、強力なメルセデスのブランドイメージをバックにしながら旧来のフレーム構造を捨てきれず古臭さが否めなかった(逆にだからこそ牽引やオフロード走行を愉しむオーナーがいた)MLに比べ、トヨタの競争力を遺憾なく発揮し価格相応以上のクオリティを提供したRX・ハリアーの方が商業的に成功したのは間違いない。

 殊日本においては、トヨタ本国の強みでハリアーがMLよりも百万円以上安い価格で売られていたのに加え、初代MLの方向性が日本のマーケット嗜好に合致しなかったことが災いし、自動車評論家の評価は散々。クオリティ面で問題点が皆無だったとは言わないが、オーナーとしては不当とも言える自動車雑誌およびサイトでの書かれ様にがっかりさせられたものだ。



 時は流れ、私はML(W163)を手放しG(W463)へと乗換え。2代目W164へとステップアップしなかったのは、牽引やオフロード走行に適した強靭なフレーム構造が放棄され、乗り心地重視のモノコックボディへ改められたのが大きい。
 ただ、そんなオーナーが私以外に多数いたとは思われず(笑)、ハイブリッドモデルも用意された2代目RX・ハリアー(2003年)、LEXUS専用モデルとなり更に洗練さを増した3代目RX(2009年)を追うようにW164(2005年)→W166(2011年)と進化を重ね、評論家の評価も他のメルセデスモデルと変わらない水準へ落ち着いた。





 「トヨタ・ハリアー」は3代目「LEXUS・RX」がリリースされた際にモデルチェンジを受けず、暫く旧モデルのまま留め置かれて在庫車の販売が続いていた。在庫払底と共にフェードアウトするかとも思われたが、満を持し10年ぶりの新型が登場、ここに復活をみた。

 私はW166がリリースされた際、「昔住んでいた街のご近所さんの子どもに、久しぶりに会ったら随分大きくなっていた、に近い感慨」を吐露したが、この度の「新型ハリアー」リリースに際しても似たような感慨を覚えずにおかない。

 受注も順調なようなので、自動車業界の振興・若者のクルマ離れ阻止に貢献してほしいものである。


Posted at 2013/11/14 20:52:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記

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