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2016年08月27日 イイね!

揃踏

揃踏 残念ながらスタジアムでの観戦は叶わなかったが、今年も挙行された侍ジャパン壮行試合「高校日本代表vs大学日本代表」をBSフジの中継でフルイニング愉しんだ。

 大学代表の横綱相撲で当然すぎる勝利(0-5)を得たが、試合内容を精査すると、双方に課題が露見したようにも思う。



 高校代表は慣れない木製バットでの打撃となるため、得点機会が限られるであろうことは事前に想定できたが、それにしてもチャンスを得られなさ過ぎた。
 唯一「ん!」と思ったのは、大学代表キャプテン・柳(明治大)から1回(鈴木・静岡高)・2回(松尾・秀岳館高)に放ったツーベース。
 結果的に散発安打になったが、2回のヒットは先頭打者の、しかも初球打ち。1回に打席が回っていれば得点となって、その後の展開が変わっていたかもしれない。

 次につなげる野球に徹すれば、活路は必ず開けよう。



 大学代表は快勝したようにも見えるが、得点は初回5点(5安打)のみで、2回以降は散発5安打と沈黙。特に先発メンバーで一人だけ快音が聞かれず、蚊帳の外だった1番・佐藤(立教大)の不振が気に掛かる。

 前日・26日の高校日本代表vs立教大との練習試合では、神宮でのリーグ戦で名前を拝見したことのない1・2年生中心のチームながら2-6で勝利しており、佐藤も最上級生として意地を見せてほしかった。

 来月には秋季リーグ開始、そして運命のドラフト会議もある。
 万全な調整を経て、ファンを喜ばせてもらいたい。


 また今回のベンチには、慶應大・早稲田大・東京大の選手が招集されず、東京六大学の揃い踏みとはならなかった。
 早稲田大は、立教大に先立ち25日に高校日本代表との練習試合に臨み、呆気なく負けている(5-4)。
 個人的には、高校生相手に鬼神の如く立ちはだかる東京大のエース・宮台の雄姿を期待していたのだが、対戦は実現しなかった。
 3校の選手は、秋季リーグ戦での活躍でファンに埋め合わせをしなければならない。



 
 大学日本代表では、応援席にも課題が見られた。
 既報の通り、高校側には「美爆音」こと習志野高校吹奏楽部が、大学側には「野球応援の発祥」東京六大学応援団連盟が、それぞれ陣取り応援合戦を繰り広げ、それなりに盛り上がりを演出できたものと思う。
 しかし、日頃からリーグ戦で応援に参加している者としては、大いなる不満を禁じ得ない。


 1・7回:法政大/2・8回:慶應大/3・9回:明治大/4回:東京大/5回:早稲田大/6回:立教大と割り振りを固定し、各校第一応援歌から応援を始めるまではいいとして、その後のチャンスパターンが「チャンス法政」/「ダッシュケイオウ」/「神風」(明治)/「不死鳥の如く」(東京)/「コンバットマーチ」(早稲田)の無限ループになっていた。

 それぞれプロ野球や高校野球でも聴かれる野球応援の名曲にして、現役学生による「ホンモノ」の演奏ではあるが、その曲だけを演奏し続ける応援は「9回裏。一打出れば逆転サヨナラ!」というような、特殊な状況下でしか見たことがない。

 6回の立教大だけは「スワニー」~「ポパイ」~「行け立教健児」の3曲ローテーションで、他校に比べればヴァリエーションが豊かだったが、それも曲目・曲順が固定されることへの違和感が拭えない。



 実際の神宮球場における応援では、試合展開によって複雑にチャンスパターンを入れ替える。
 ソロホームランで得点した場合は別だが、アウトカウントを取られながらも塁を埋め、得点チャンスを広げていく過程で、応援団は様々な応援曲を駆使してスタンドを徐々に盛り上げる。

 相手校の投手交代で試合が止まってしまう時には、そんな場面用の曲も準備されている。
 選手同士が交錯して負傷し、長時間手当をしているようなシーンでは、一旦演奏を止めて「学生注目!」や「勝利の拍手」を入れたり、負傷した選手(自校・相手校問わず)にエールを捧げたりもする。

 そして「ここで一打が出れば!」という段階になって、ようやく「ダッシュケイオウ」「コンバットマーチ」等々代表的な応援曲を投入。「待ってました!」とばかりに、スタンドの盛り上がりは最高潮へと導かれる。
 試合展開を読みながら、得点シーンとスタンドの興奮のピークをシンクロさせる絶妙さは、毎シーズン見ていても「神業」だと感心させられる。

 

 今回の応援は、東京六大学の混成部隊だったがために、応援団リーダー・チア・ブラスバンドの連携(次に演奏する曲を指示する、各校独特のサインがある)に難があり、あまり複雑なパフォーマンスができなかったのでは、と推測する。

 とは言え、今回初めて六校が同じスタンドで揃い踏みを果たした(スタンド以外では毎年の「六旗の下に」「歌舞伎町祭り」など、イヴェントで実現済み。またオールスター戦で、毎回組み合わせを変えた3校vs3校の合同応援はある)。
 応援曲一つ一つだけでなく、構成も含めたパフォーマンス全体で「ホンモノの応援」を、次回こそは見せてもらいたい。


 私としては、唯一正式に許諾を貰って演奏している明治大の「狙いうち」/神っている広島カープの応援スタンドを盛り上げる、同じく明治大「ハイパーユニオン」のホンモノを、高校生相手にぶつけてほしいと願っている。





Posted at 2016/08/28 10:46:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記

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