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2017年01月18日 イイね!

混載

混載 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『「客貨混載」の路線バスに保冷専用ボックス』に注目。

 経済学の一分野として運輸業界を研究したことがある弊ブログ主は、何度か日本郵政および宅配便業界の旅客輸送事業(乗合自動車)参入を提案してきた。

 私の分析、それらに基づく主張が正しいことを、明確に証明する記事である。
 そもそも人口が少ない地域で、輸送の密度を高め利便性を確保しつつ、採算ラインを下げることは容易でない。
 コストを云々する以前に、バスを運転するドライヴァーの確保が困難になりつつある。


 小口貨物輸送と旅客輸送の協業は、最早必然と断言していいのではないか。



 一方で、記事で紹介されている宮崎の事例を見ると、危惧が無いわけではない。
 本来は旅客スペースであった場所の多くが、貨物スペースに割かれている。旅客需要よりも貨物需要が旺盛であるがためと思われるが、利用者の立場では明らかに邪魔くさい。

 邪魔くさいだけならまだしも、本当に臭い荷物が持ち込まれたりしたら、溜まったものではない。
 いやいや我慢で済めばいいが、危険な荷物が旅客に危害を及ぼしでもしたら、責任の所在を巡り(バス事業者?宅配便事業者?荷主?)、大いに揉めるだろう。
 最低限、貨物スペースはパーテーションで仕切るなどして、座席と明確に切り離した方がいい。


 個人的には、バスで小型の貨物トレーラーを牽引する体裁がベストなのではないかと考える。
 車輌として切り離されていれば、貨物が原因の異臭・発火・爆発などのトラブルから、旅客を護ることができる。貨物事業者別にトレーラー用意しても、動力がないのでコストは安い。よほど道の狭い山間地でもなければ、走行や転回に困ることは無かろう。

 また現行の法律では、走行中の被牽引車に乗車することはできない/総重量750kg以上のトレーラー運転には牽引免許が必要となるが、地方の客貨混載便に限って見張り役の搭乗を認める/牽引免許を取得し易い制度に改める……といった規制緩和が、「バス+貨物トレーラー」の混載便運航に際しては必要になってくるかもしれない。


 時々牽引を愉しんでいるドライヴァーの一人として、新しいトレーラーの出現を期待するところである。





Posted at 2017/01/19 01:00:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

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