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2011年10月11日 イイね!

日経コンストラクション2011年9月26日号

日経コンストラクション2011年9月26日号 今日の通勤のお供は「日経コンストラクション」。
 先週末、回覧で職場の机上に置いてあったのを持ち帰り、連休中に家で読もうと思っていたのだが、今朝カバンを持つ瞬間まですっかり失念していた。

 表紙は、所謂「マッカーサー道路」の建設現場。汐留の高層ビルから篠山紀信が撮影したらしい。
 日経コンストラクション誌には「現場紀信」という連載があって、今号では「マッカーサー道路」と「JR東北縦貫線」の両現場を被写体にしている。
 紀信曰わく、現場作業に集中する男たちが、とてもチャーミングに見えたそうだ。

 着飾ったモデルを前にしても、全裸の女性にポーズを取らせても、汗臭い男たちの群像を眺めても、同じスタンスでシャッターを切れる「写真家」という職業に不思議さを覚える。それが写真芸術家・篠山紀信の篠山紀信たる所以なのだろうが。

 東北縦貫線の工事は、同じ号の別の記事で詳しく解説している。
 供用中の東北新幹線軌道上に、上野ー東京駅間を連絡する在来線軌道の橋桁を架設する工事は、ビルが林立する市街地と、早朝から深夜まで列車が走り続ける山手・京浜東北両線に挟まれた厳しい現場。

 昼間は、部分的に完成している東京駅寄りの軌道敷を作業ヤードにして巨大なコンクリート製の桁を組み立て、夜を待つ。桁は組み立てヤードから架設場所まで軌道敷上をソロリソロリと横持ち移動。深夜から未明にかけての僅かな列車休止時間帯に、桁よりも更に大きな全長200m・総重量1700tの架設機に桁が取込まれ、所定の位置にピタリ収める。
 言葉で表現するとアッサリこんな感じだが、実際には巨大な桁を横持ちする軌道敷はかなりの上り坂だし、移動に必要な多数のジャッキの調整や操作は細心の注意を要求される。これらのプロセスをスケジュール通り、かつ無事故でこなすのは見事としか言いようがない。

 その桁を載せる橋脚の設置もまた、かなりの離れ業を演じている。
 敷地外からクレーン車を入れられないため、クレーン車は東京駅の外れで作業用の貨車に載せられて待機。新幹線の運行終了・き電停止を待って、橋脚を構成する鋼材とともに線路上を移動。現場に着くとアウトリガを張り出して載ってきた貨車を抜き出し着地、作業を始める。
 移動や撤収の時間を差し引くと、正味の作業時間は僅か数時間。だから、上空に張られた架線は取り外さず、上下線の間にぶっといアームを割り込ませ、決して小さくはない橋脚の鋼材の吊り上げ・吊り下ろしをする。
 き電停止しているので感電の心配はないが、架線を引っ掛けてしまったら翌朝の運行に影響するのは必至。失敗は許されない。
 元請は、自社の施設内に新幹線軌道を再現してシミュレーションしたのだそうだ。


 鉄道ファンもクルマ好きも、日頃利用している路線や道路上に設けられた橋やトンネルがどのように造られたか、想いを馳せてみてほしい。
 何気なく通過してしまう橋、名前も知らないトンネルそれぞれに、作業員さんの努力や技術者の苦労、彼らが演じたドラマが埋もれている。





Posted at 2011/10/11 13:00:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2011年10月10日 イイね!

公園パパ

公園パパ 連休最終日。
 一番の早起きは例の通り私。次いで、昨晩「キッザニア東京」を楽しんで遅くに帰宅した長男。

 朝起きて最初の仕事は、脱走したハムスターの確保。
 緩んでいた扉から、次々子どもをつくる問題の親二匹と、最初の子のオス二匹が脱走していた。
 それぞれ別々のケージで飼育しているのに、申し合わせたように親子で脱走。すぐに確保できたから良かったものの、朝食を食べる前からケージの修理と、ついでにハムスターの世話に掛かった。



 仮の囲いに餌と水を置き、与えながら清掃や片づけを進める。そうしないと、すぐに仮囲いから脱走を試みるためだ。二番目に生まれた子の一匹が、その状態で脱走して行方不明になっている。結局見つからないので、カラスか猫のおやつになったことだろう。

 私が作業を主体的に進め、長男は仮囲いの監視&補助作業を分担。
 ハムスター飼育用の土を入れているケージについては清掃をしないので、分解清掃までしたのは、脱走していた親と生まれたばかりの子がいる最大のケージと、同じく脱走していた最初の子二匹のケージだけ。比較的早く片付いた。 


 餌を頬袋に溜め込んで、顔が倍ほどにも膨らんでいる。卑しい奴だ。


 一番最近生まれた子は、確かに四匹いたのを確認しているのだが、今日見たら二匹に減っていた。生き残った二匹は毛も生え始め、目も見えているかな?という成長段階。巣箱部分を取り外せるケージなので、親と一緒に退避してもらい清掃を始めた。

 最初に確認した巣箱部分にも、ケージのその他の部分にも、子どもの死体は見つからない。親が食べ尽くしてしまったものと思われる。
 毎日何かしら餌を与えているので、餌そのものの不足ということはないと思うが、授乳中の母親にはバランスが悪かったのかもしれない。思い返せば野菜の残り等が多かったため、蛋白不足を子食いで補おうとしたか。
 飼い主の過干渉ということも考えられるが、今日の夕方時点で生き残った二匹はおっぱいにありつけているので、その線は薄そう。


 ハムスターの世話が終わった頃、次男が起きてきて朝食。
 朝食後は、DuePorteの洗車。

 水垢色(笑)なので、汚れが目立たないかと思いきや、ドアミラーの付け根やスライドドアのレール部分から水が垂れた跡の汚れが著しい。風呂の残り湯を大きなバケツに入れて外に汲み出し、環境にやさしい洗車作業。
 ホイールカバーの洗出しを長男、洗車後の水滴取りを次男が担当してくれた。


 その後は、午前中いっぱい公園で遊ぶ。
 偶然、同じ区画の子連れパパが私のほかに二組。たまたま居合わせた他の親子連れが三組いたが、うち二組はやはりパパ連れ。

 父親の育児参加が進んでいるということか、それともママが「連休最終日くらい楽させてくれ」とぶち切れたか、どちらかだろう。



 我が子もご近所の子も、日々成長している。それが分かるのは、誰の子であっても嬉しい。





Posted at 2011/10/10 16:22:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年10月09日 イイね!

ブルーアイス

ブルーアイス 今日はまた、次男とお留守番。
 されどやることは多い。


 一昨日の帰宅時に、自宅北側の外構部分に飾ってある転轍機標識灯が点灯していないことに気づいた。屋外の過酷な環境で毎日点滅を繰り返しているので、年に1・2回球切れがある。
 最悪、断線や自動点滅器の故障も考えられたが、手持ちの電球を入れ替えたら点灯したので一安心。

 次いで、敷地内に植えられているブルーアイスの支柱設置。
 先週ミモザの支柱を設置したのが、妻としては望外の出来だったらしく、同じように伸び過ぎて安定を欠いているブルーアイスにも支柱を設置してほしいと請われた。
 仕事の関連で、公園植栽や道路植栽の施工や管理に少なからず携わっているのである程度の知識はあるが、気楽に言ってくれるものだと愚痴りながら支柱設置の準備に掛かった。

 ブルーアイスの樹は敷地内に3本あるが、北東の角に植えてある樹が何故か最も成長が速い。ガーデニングに詳しい義父母の見立てでは、隣家との敷地割の都合でこの場所がもっとも風の通りが良く、成長を促進させているのではないかという。
 本当に風の通りがいいから伸びているのかどうかは別にして、確かに背が伸びすぎたブルーアイスは、風の強い日にはかなり揺さぶられて危なっかしい。

 長さ120cm・径6cmの木杭2本と、控杭用に長さ45cm・径6cmの木杭1本をホームセンターで調達。
 120cmの木杭2本はブルーアイスの幹のところで交差するよう、斜めに鉞で打ち込み交点でネジ止め。控杭は、そもそも植えてある場所が狭く、敷地道路側の柱については省略。防犯砂利の層があるため打ち込み深さが浅い敷地奥側のみ設置。やはり交点でネジ止め。支柱同士の交点付近と、ブルーアイスの幹を結束バンドで拘束して完成。

 土が比較的軟らかく、鉞での打ち込みはスムーズに行えたが、何分にも拙宅家屋とブロック塀に挟まれた狭い場所。電動ドリル/ドライバーを割り込ませ、穿孔や全長の長いコーストレッドネジを通すのに苦労した。


 このところ、鉞も電動ドリルも毎週のように活躍している。
 電動工具も古道具も、持っているだけでは本来の価値を発揮できない。使える機会を意欲的に見つけて活用せねば。


Posted at 2011/10/09 20:26:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年10月08日 イイね!

第18回鉄道フェスティバル

第18回鉄道フェスティバル 今月14日は、「鉄道の日」。
 その直前の週末といえば、例年日比谷公園で開催されるイヴェント「鉄道フェスティバル」。

 独身の頃や子どもが生まれるまでは、どうしても手に入れたい商品があって早朝から3時間以上並んだりしていた。
 子どもの誕生と、その直後の仙台転勤で縁遠くなっていたが、東京勤務に復帰した昨年から当たり障りのない時間帯に顔を出すようになった。


 今日の相棒は次男。
 一通りブースを回り、機関車トーマスのキャラクターショウを鑑賞。

 パーシー役の声優さんが、玉川砂記子(「シャア」池田秀一の奥さん)似?もしかしたら本人?という声色の方で、トーマスとパーシーが主役の舞台というより、トーマスとタチコマ(by攻殻機動隊)の掛け合いショートコントを聞いているようでちょっと面白かった。

 

 以前は鉄道ファンを自認する私ですら、あまり関わりたくない、「お願いだから近寄らないでくれ」的な純粋オタクが多かった。数年前から女性の姿が増え始め、いわゆる「ママ鉄」はもちろんのこと、今年は明らかにデート途中のカップルも数組見掛けた。
 「ママ鉄」さんも、あなたそのクモの巣の刺青は何時入れたの?一体ピアスは幾つ付けてるの?といった風貌の方もいたりして、裾野が明らかに広がっているようだ。


 鉄道ファン像も、年々変わってきている。
 
 さて我が家の子どもたち、何時まで付き合ってくれるだろうか。
 年老いた鉄道ファンが一人で参加するようになるのかなぁ。。。。。。。


Posted at 2011/10/08 20:26:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2011年10月07日 イイね!

移民の子

移民の子 新製品発表のたびに大行列が生じる銀座のアップルストアの前には、偉大な創業者スティーブ・ジョブズ氏死去の報に接し追悼の花束・メッセージ、そして林檎の実を手向ける人々が絶えない。
 
 私のごとき凡庸な傍観者からすれば、この上ない成功体験を積み重ね、短くとも最高の人生だっただろうと勝手な推測をしてしまう。ジョブズの発言や、ネット上に残された「語録」を読むにつけ、亡くなった本人は人生に後悔こそしていないと思うが、やりたい仕事(=jobs)はまだまだたくさんあったことだろう。

 私はMacやiPhoneユーザーではないし、ましてやジョブズの「信者」ではない。ただ、彼の頭脳の中だけに存在し永遠に世に出る機会を喪った、もしかしたら世の中を革新したかもしれない製品が数多あったかと考えると、熱狂的ファンならずとも無念の想いを禁じえない。
 自分の好きな、そして世間が期待した「仕事」に殉じ、生前は息つく暇もなかったに違いない。ここはゆっくりお休み願いたい。合掌。



 スティーブ・ジョブズ自身の偉大さはもちろんだが、彼を受け容れ、成功の足掛かりを与えたアメリカ社会もまた偉大だと思う。
 ジョブズの父親はシリア人の学者で、母(アメリカ人)が当時まだ学生だったためか、生後すぐに養子に出されている。養子縁組が頻繁に行われ、多くの身寄りの無い子どもたちが新しい家庭を得て育っているアメリカに生まれたのが、最初の僥倖だったか。

 ガレージに引きこもってコンピュータを弄るオタク集団だった学生時代以前も、大学を中退しカリスマ経営者として歩み始めて以降も、中東系出身を理由とした差別がなかったわけではなかろう。しかしそれが故にスポイルされることも疎外されることも無く、時価総額世界一の企業を創り上げたことは周知の通り。


 そのアメリカにおいても「9.11」以降、中東出身者に対する謂れなき差別や迫害が顕在化し、社会に暗い影を落としている。ましてやジョブズの父の出身国シリアは、アメリカが全面的に支援するイスラエル建国以来、アメリカ・イスラエルと鋭く対立。イスラム原理主義組織ハマスを支援し、アルカイダを匿っているという理由で、アメリカはシリアを「テロ支援国家」に指定している。
 だが、シリア人二世が率いるアップル社を抗議のデモ行進が取り囲んだ、とか、ネット上でシリア系アメリカ人であるジョブズに対する差別的な暴言が渦巻いているなんて話は聞いたことが無い。

 どの国・地域の出身であろうが、市民権を持つ者は等しくアメリカ国民であること。どの国・地域の出身者が経営していようが、アメリカで創業したアメリカの企業であることを、国民が理解しているからなのだろう。


 翻って我が日本はどうか。
 日本にも移民・難民・外地出身者およびその子孫は、多民族国家アメリカに遠く及ばないにせよ数多い。努力の末に成功した方も少なからずいる。
 しかし社会の暗部には、彼ら個人、または出身民族に対する差別・嫌悪・排斥が渦巻く。

 もちろん外国籍を有し外国の利益を代表する可能性がある人物に対しては、その国籍が友好国のものであろうと敵対国であろうと、一定の権利の制限は当然のことである。だが尊厳や名誉を毀損し、生命・身体の安全を脅かすようなことがあってはならない。
 ましてやいかなる出身であれ、「日本人」の成功は日本人のもの。誰が経営していようが、日本企業の成功は日本国の利益に他ならない。

 もし万が一、外国出身の経営者が不当・不法に他国を利することがあれば、外為法や法人税法違反の廉で裁けばよい。外国出身者の台頭で日本の文化が侵されるというなら、日本文化のオリジナリティーに再び命を吹き込み、外国文化以上に力強く発信すればよい。日本の法律の不備や行政当局の怠慢、日本文化の弱いところを、他者のせいにしてはいけない。


 ジョブズ曰く 
「あなたの時間は限られているのだから、他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。」
「ドグマにとらわれないこと。それは他人の考えた結果を生きることになります。」
「他人の意見が、あなたの内面の声をかき消しす雑音とならぬようにしなさい。」
「そして最も重要なのは、自分の心と直感を信 じる勇気を持ちなさい。」


 他国に影響されるようなら、その程度の国家だったということ。
 他者に影響されるようなら、その程度の人生だったということ。
 他者を差別し憎悪し排斥することは、自らの考えから始まったことなのか。それこそドグマや他者の意見の虜囚と成り果ててはいないか。

 個々人の時間は限られている。他者を口汚く罵倒する時間があるなら、私は自身を、そして自分の暮らす社会を磨き上げる時間に充てたい。


 偉大な人物を喪ったことは大きな不幸だが、彼の人生を振り返ることで勇気付けられたり、また新たな閃きが生まれるなら、それは悲しみを補って余りある大きな福音だ。
 それこそがジョブズの大きな「仕事」として歴史に残るのかもしれない。


Posted at 2011/10/07 12:59:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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