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midnightbluelynxのブログ一覧

2013年12月11日 イイね!

風評

風評 記事にした意図に反することになるので敢えて都市名を論うことはしないが、一昨年前から一族郎党を破滅に追い込んだ連続殺人事件、そして今週は未成年者を監禁・性的に虐待した中年女の事件が報道される際に、連呼される地名がある。

 善良な住民からすれば、たまったものではあるまい。
 今は年賀状または欠礼状を認めるシーズン。発信元の住所を記すに際し、心中に蟠りを覚えながら筆を走らす向きも多かろうと推察する。
 これもまた「風評被害」の一つだろうか。



 私の住む街も、かつて全国的に報道された或る事件の舞台となったことがある。
 現在は閉鎖・撤去された市営プールの「流水プール」吸水口に女児が吸い込まれて死亡。その後の調査で、市営プールの運営および管理の体制が杜撰だった(民間委託した先が下請けに完全丸投げ)ことが判明し、行政は猛烈な批判に曝された。

 当地に限らず、地方自治体が保有する施設運営が経費節減のため民間委託される例が増えていく中、利用者の安全が脅かされる事例が発生し幼い命が犠牲となったことから、主に革新系の議員を中心に安易な民間委託の見直しを求める声が湧きあがったように記憶している。

 弊ブログのタイトルに出ている「深紅のウニモグ」も、事故発生直後にプールサイドへ駆けつけ救助作業に従事、その様子が記録された空撮映像はニュース番組で放映されていた。結局、先に記した通り女児の命を救うことができず(死因は溺死ではなく、吸い込まれた際に頭部を強打し即死状態だったとされる)、ウニモグのファンとしても忘れ得ない悲しい事件である。


 
 我が街の事件は全面的に行政側の非であるし、私も納税者・有権者の一人として二度と同じような悲劇を起こさぬよう、行政に対する監視を続ける責任がある。
 「プール事故があった街」というレッテルが残り続けるのは住人として悔しい反面、あの悲劇を忘れまじとするなら、それもまた仕方ないことと納得している部分がある。 




 しかし冒頭記した連続殺人および未成年者監禁・虐待事件が発生した街は、行政が悪いわけでも、事件当事者以外の住民に問題があったわけでもない。
 たまたま素行の悪い人間が住居を構え、悪事を為し、そして露見しただけのことである。

 報道するに際しても、内容の一つとして事件発生場所を明示するのは致し方ないとして、地名を冠して「○○連続殺人事件」などと紹介するのは厳に慎むべきだと思うのだが。



Posted at 2013/12/11 21:43:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2013年12月10日 イイね!

疼痛

疼痛 それは次男と登った丸墓山古墳の頂から降りようとした時のことだった。


 丸墓山古墳の頂は、ベストセラー歴史小説「のぼうの城」のストーリー根幹を成す北条氏の支城・忍城攻略に際し、後の天下分け目の決戦・関ヶ原の戦いまで豊臣氏の重臣として仕えた石田光成が本陣を置いた場所とされる。

 なるほど密集する古墳を除くと低地が広がる地域ゆえ、高さ19mほどであっても丸墓山古墳からの眺望はとても素晴らしい。北条氏に忠誠を尽くし(たふりをして)領民と立て籠もる「のぼう様」こと成田長親の忍城を、正面に見据えるこの場所に陣を布くのは至極当然の成り行きだったと思われる。



 初冬の陽射しに輝く田園風景を愉しみ、さて次は稲荷山古墳に登ろうかと遊歩道の階段を降りかけたところ、突然太腿が両脚とも固まってしまった。
 膝上から股関節の下にかけて、腓返りの刺すような痛みと筋肉痛の鈍く重い痛みが同時に襲ってきた感じ。とても下る階段に足を踏み出せる状態ではない。

 さっさと降りようとする次男を待たせ、気持ちを落ち着かせながら軽くマッサージをすると、強張りは取れ動くようにはなったが、筋肉痛の鈍痛は相変わらず。また階段を降りる際の、片足立ちになる瞬間に再び腓返りの刺すような痛みが走る。しかも両脚なので痛みを防ぎようがない。
 手摺に体重を掛けながら、ゆっくり横向きに一歩一歩階段を降り、普段の3倍近く時間を掛けようやく麓に辿りついた。

 次男には申し訳ないと思いながらも、稲荷山古墳への登頂は諦めざるを得なかった。

 

 それにしても何故突然に太腿が固まってしまったのか、理由が全く分からない。
 午前中にテニスをしてから出掛けた……のであればまだしも、その日にこなした運動と言えば、直前に通った丸墓山古墳の上り階段ぐらいしかない。また肉離れが両脚の同じ部位で同時に起きる……なんてことも考えにくい。

 更に困ったのが、2日過ぎた今日になっても痛みが引かないこと。普通の筋肉痛であれば日に日に痛みが消えていくのだが、日曜日に感じた鈍痛が未だに同じレヴェルで続いている。




 今日の夕刻、整形外科のある診療所へ行って受診してきた。
 このような痛みは、結局原因が分からないままになってしまうんだろうなぁと思いながら出向いたら、案の定「筋肉の疲れだと思いますが原因まではねぇ」と云われてしまった。

 処方薬は、筋肉の強張りを解く効果があるとされる漢方薬。
 これを飲んで効かなければ、何か別の病気を疑わなければならないかもしれない。

 今年最後のテニスの練習、そして新しいギアを手に入れてのスノーボードに出掛けるなら、この痛みを早急に解消しなければならないのだが。



Posted at 2013/12/10 21:54:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | | 日記
2013年12月09日 イイね!

検討

検討 読売新聞のニュースサイト「YOMIURI ONLINE」配信の特集記事『ベンツG 350 BlueTECでドライブ』に注目。

 自動車専門誌の紹介記事だと「クルマ好きなら当然の共通認識」的な内容は省かれてしまうが、このような一般紙の紹介記事では、若干冗長な印象はあるものの丁寧な解説がなされる。この記事もそんなコンテンツ。

 我がゲレンデの立ち位置からして、本来必要欠くべからざるディーゼルモデルの導入。遅きに失した感はあるが、オーナーの一人として歓迎している。



 エコカー全盛の昨今、クロスカントリー・ヴィークルのマーケット自体が縮小傾向で国産・輸入問わずラインナップが貧弱になりつつある。ゲレンデもショートモデルの供給が廃止となりロングボディのみに整理されてしまったが、販売そのものは好調を維持し続けているようだ。
 私がお世話になっているショップでも、今年後半から猛烈な忙しさが続いている……と仰っていた。いい傾向である。

 ディーゼルモデル発売を機に、皆さんも検討案の一つに加えてみては如何だろうか。


Posted at 2013/12/09 23:43:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2013年12月08日 イイね!

古墳

古墳 今日は次男と「やや長距離ドライヴ」。埼玉県は行田市にある「埼玉(さきたま)古墳群」へ行ってきた。

 埼玉県内の小学校に通っていた方なら必ず社会科で習い、遠足の目的地となる史跡。かく言う私も、30年ほど前に遠足で訪れて以来の懐かしい場所である。
 大規模な古墳9基(円墳1・前方後円墳8)が狭い範囲に集中している光景は、奈良・飛鳥の歴史的景観や世界最大の陵墓・大仙陵古墳(いわゆる仁徳天皇陵)の佇まいとはまた違った、独特の迫力がある。



 初冬の柔らかい陽射しの中、脚回りがリフレッシュされたゲレンデ内で睡眠を十分にとった次男は元気いっぱい。日本最大の円墳・丸墓山古墳に登頂し、国宝の「金錯銘鉄剣(金象嵌文字入りの鉄製刀剣)」が発見された稲荷山古墳(前方後円墳・大仙陵古墳に形態が酷似しており4倍するとほぼ重なるとされる)周辺を散策。
 次いで石室が露出し崩壊しかけていた状態を逆手にとって、内部を見学できるよう施設が整備された将軍山古墳(前方後円墳)と、国宝「金錯銘鉄剣」が収蔵されている「埼玉県立さきたま史跡の博物館 」を2人で巡った。

○丸墓山古墳


○稲荷山古墳



 埼玉古墳群周辺が、映画化もされたベストセラー歴史小説「のぼうの城」の舞台となったこともあり訪れる観光客、特に歴史好きの老若男女の注目を集めているようで、登頂できる丸墓山・稲荷山両古墳周辺や博物館内はそれなりに賑わっていた。

○将軍山古墳


○金錯銘鉄剣(「埼玉県立さきたま史跡の博物館 」内常設展示)




 私が遠足で訪れた際の記憶と現状を比べてみると、古墳周辺の遊歩道が充実してきた他、考古学調査に基づく古墳の復元が進められており、景色が若干ならず異なっている。

 かつて低地が多い周辺の田畑へ客土とするため、稲荷山古墳の前方部は崩されて消滅しており水を湛えた周濠の形でのみ前方後円墳の姿が確認できる状態(前方部は平地)だった。稲荷山古墳の復元工事は2003(平成15)年に竣工し、今日訪れてみるとリアルに立体的な「前方後円墳」となっていた。
 一方で常に水が入っていた周濠は、建造当初の状態と異なる(増水時だけ水が入り、通常は空)だけでなく古墳本体を侵食してしまうため、現在は水を抜き砂利が敷かれている

 また日本最大の円墳・丸墓山古墳は、私が遠足に出かけるに際し事前学習した時点でも「日本最大の円墳」だったのだが、一時期稲荷山古墳と同じように「前方後円墳が崩されたものではないか」との説が有力視された(他の大型墳墓8基が全て前方後円墳であるため)ことがあり、子ども心に「あぁ日本一ぢゃないんだ」と失望したことを憶えている。

 その後の調査で、やはり純粋な円墳であることが確定し(ただし、石室などの埋葬施設の詳細は確認されていない)、現地案内板上で「日本最大」であることが高らかに紹介されていた。


 子どもの頃に感じた失望が、30年の時を経て解消されたのが今回のドライヴ最大の収穫だった。


○二子山古墳(関東近隣では最大の前方後円墳)



 このように「歴史」とは、資料の発掘・研究の進展によって変貌していくばかりか、定説が否定されたと思いきや、後々元の定説が正しかったことが証明されるなど二転三転するものである。

 ただ絶対的に揺るがないのは、出土品や資(史)料を通じて過去の人々と誠実に対話し、成果を紡いでいく永遠に終わりを見ない作業であること。そこに捏造や創作が入り込む余地が無いのは勿論、恣意的な理解・評価も許されるべきではない。

 つまり歴史には「自虐的」も「侵略的」もなく、解明されるべき真実があるのみ……と愚考する。





Posted at 2013/12/08 19:18:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2013年12月07日 イイね!

決意

決意 昨日の憂鬱を吹き飛ばしたくて、早朝から我がゲレンデを引き出した。
 ストレスで高止り気味の血圧が、冷気に触れて更に上がった気がするが、爽やかな空気にタックルを仕掛け前へと疾走する愛車に救われて、少し気持ちが落ち着く。

 




 家族、我が家、そしてカブリオのある生活を護るためにも、私は負けるわけにはいかない。
 曲がらねば世は渡れずとは云え、我がゲレンデなら不毛な荒れ地を真っ直ぐ突っ切るルートも選択し得る。

 賢く、かつ大胆に、勇気を持って、いざ闘わん。


Posted at 2013/12/07 19:30:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記

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何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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