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2016年08月26日 イイね!

爆弾

爆弾 全国紙・毎日新聞が運営するニュースサイト「mainichi.jp」の配信記事から『不発弾 処理費返して 土地所有者ら大阪市提訴』

 および全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『不発弾処理費、誰が出す? 請求された地主「頭真っ白」』に注目。

 面積の多少に関わらず、土地を所有している方であれば無関心ではいられないだろう。



 ディヴェロッパーや建設会社であれば、現場から貴重な遺跡が出てきて、調査が終了するまで工事が止まる→余計な出費を強いられるのは日常茶飯事なので、「またかよ」で済むかもしれない。

 しかし個人の場合は、記事にあるとおり右から左へ支出できる金額ではない。
 不発弾処理の経費負担そのものも然ること乍ら、直前に所有者が変わった場合や、敷地境界に跨って埋もれていた場合は、民民でも激しく揉めることになるのは必定。


「爆弾が埋もれていると知っていれば買わなかった」
「こっちだって知らなかったし、現状渡しだった」
「土壌汚染と同じく売主の負担で処理せよ」

「炸薬の大半がそっちに埋もれている」
「そっちにあった信管が機能しなければ爆発しない」
「そもそもお前が掘り返して出てきたのだから全額負担せよ」

等々、不毛な言い争いが続くことになるものと想像する。

 また不発弾が発生し易い軟弱な地盤で、十分な補強対策をしないまま掘削や盛土の工事を進めると地中で流動現象が発生し、同時に不発弾の埋没位置が敷地境界を越えて変わってしまうことも考えられる。
 その場合も、「元々どこにあったのか」を巡り果てしない議論が続くことになろう。



 土地の所有権は、上空は航空法(=建物の上端から300m以上は自由に飛行可能)で、地下は大深度地下法(40m以深は土地所有者が権利を主張できない)で制限を受けるが、その範囲内で排他的な支配が及ぶのだから、利益(地上・地下・空中の利用/湧出する水・温泉や埋蔵されている資源および有価物への権利)だけでなく、不利益(土壌汚染や不発弾)も甘受しなければならない……というのが、不発弾処理の経費負担を求める法的根拠なのだと理解する。


 だが、その理屈を突き詰めると、また別の不具合が生じるようにも思う。

○費用負担の発生を恐れ、不発弾が再び地中に隠される
○出土した不発弾への権利を主張し、引き取りを要求する
○警備員は一族郎党で担う/防護壁の土嚢は自作するから余計なことをするな
○ただし警備業の資格を得、所定数の土嚢が揃うまで時間を要するので、その間放置

 などという事態が起きないとも限らない。
 いずれも地中に危険な爆発物が遺留することとなり、周辺住民の不安は全く解消されない。


 航空便の運航や地下鉄の迅速かつ安価な整備を通じて公益を増進する目的で、補償無きまま土地上空および地下の私権が制限されるのだから、不発弾処理に関しても公共の福祉の観点から、全額公費負担を法制化するべきだと考える。

 不発弾は米軍が作戦行動の過程で投下したものだけでなく、戦後処理が混乱する最中、旧日本軍によって遺棄されたものも少なくない。
 旧軍の不発弾(遺棄弾薬)は政府の不作為の結果であり、政府の責任で処理すべきなのは当然のこと、米軍の不発弾とて、国権を発動し(無謀な)交戦をした結果なのだから、政府・自衛隊が費用負担を含め一体的・主体的に携わるのが当然と言える。


 小さいながらも私自身の財産を護る為に、今後も裁判の行方に注目していきたい。



Posted at 2016/08/27 08:21:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月25日 イイね!

廃墟

廃墟 地方紙・神戸新聞社のニュースサイト「神戸新聞NEXT」の配信記事から『マニアに人気 廃墟の「軍艦ホテル」公開へ 神戸』に注目。

 弊サイトで以前紹介した「摩耶観光ホテル」の見学を含むハイキングイヴェントが、年末に開催されるとの記事。
 この建物に思い出を持つ者の一人として、永らく放置されてきた貴重な歴史的遺産が、新たな一歩を踏み出そうとしていることを喜びたい。



 我が家が休暇を過ごした台湾でも、「摩耶観光ホテル」と竣工時期が重なる日本統治時代の建物群を多数見学してきたが、木造建築物には厳しい高温多湿・勢力の強い台風の直撃等々で、深刻な損傷を受けているものも少なくなかった。

 阪神淡路大震災にも耐えた堅牢な建物ではあるが、長年の放置に因り劣化が進んでいるのは間違いなく、活用されるにしろ解体されるにしろ、判断を下す限界点に達しているように思う。



 個人的には相応の金額を投じて整備の上で、文化財として保存・至高の夜景を楽しむ観光施設としても活用を望みたいが、万已むを得ず解体または現状のまま放置せざるを得ない場合に備え、並行してホテルを利用したことがある人の思い出をヒアリングし、時代々々の写真を収集して記録する必要がある。

 呼び掛けがあれば、私も協力したい。






Posted at 2016/08/26 06:33:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月24日 イイね!

格差

格差 全国紙・産経新聞が運営する関西版ニュースサイト「産経WEST」の配信記事3題
『【ポケモンGO】ポケモンGOに地域格差? 「ストップ」数で不満の声』
『【ニュースの断面】「ポケモンGO」が地方を救う?! 配信開始1カ月』
『ポケモンGOで日本配信1カ月で初の死者 徳島でゲームしながら車運転、39歳男を逮捕』
に注目。


 我が家が休暇を過ごした台湾でも、訪問直前の8月8日から配信が開始され、若者や子どもを中心に夢中でプレーする光景が見られた。
 ご多分に漏れずプレーを愉しんでいる我が家も、行程の合間々々で多数捕獲し、キョンシー退治に協力してきた(笑)。
 現在手許に居るモンスターの2割ほどが台湾産である。



 
 ゲームに関しては、多々ご批判があることを承知しているし、況してや最後の記事に在る通り死亡事故を惹き起こすなど、以ての外である。
 また勤務先がある東京都心などは、得られた道具を捨てなければならないほど「ポケストップ」が密度高く置かれていて、常に桜吹雪が舞っている(モンスターを呼び込むルアーツールを投入している)一方で、地方ではモンスターもポケストップも表示されない、茫漠たる荒野が広がっているエリアがあることもまた事実だ。

 ただ、ゲームを通じ新たな発見がもたらされることを、私自身が経験した。



 或る日のランチは、豪華にうな丼を奮発。
 たまたま帰宅途中に、職場近くで「ポケストップ」となっている路地裏のうなぎ専門店を発見したのがきっかけだった。
 「ポケモンgo」をプレーしていなければ、恐らくずっと気付かなかったろう。

 美味しく頂戴し、ポケモン捕獲用の道具と併せ新たなランチ・カードを手に入れた。


 また、残念ながら訪問を果たしていないのだが、東武東上線の車中よりときわ台駅南側で、「銃撃痕のある狛犬」というポケストップを発見。
 別のサイトで確認すると、確かに「天祖神社」なる由緒正しき御社を護る狛犬の台座に抉られたような円錐形の傷があり、1945(昭和20)年6月10日の空襲で爆弾の破片が当たったとされている(諸説あり)。
 米軍が都市部の空爆に多用した収束焼夷弾によって、硬い石材の垂直面が大きく損傷するとは想定しにくく、米軍艦載機もしくは日本側迎撃機等の機銃弾が当たったのではないかと推測する。

 ここもまた「ポケモンgo」を起動していたから存在に気付いた、貴重な戦跡である。



 台湾でプレーした印象では、台北など大都市部と、その他地方との格差は日本ほど感じなかった。
 ちょっとカラフルな色が塗られただけの、何の変哲もない田舎の電力供給設備にポケストップが置かれているなど、若干ならず無理して設定した印象は否めないが、地域格差を生じさせないように配慮したのであれば、日本よりも先進的な取り組みと言える。

 地方だからこそ、地元の方々が大切にしている地蔵尊や、小さくとも威厳を湛えた祠など、エトランゼにとって珍しく興味を抱くスポットが多数あるはずだ。

 そんなスポットの存在を気付かせ、観光振興に直結させる潜在力を「ポケモンgo」は持っているように思う。


 プレーしつつも画面に視線と魂を縛られるのではなく、多くの時間で顔を上げ視野を広げて、景色や風土を愉しむことができれば、危険を回避するだけでなくゲーム本来の趣旨に立ち返ることができるのではないだろうか。

 現在は5分経てば再び道具が得られるようになっているポケストップの設定を変更する(例えば1日1回に制限する)代わりに、地方のポケストップを大量増強するなど、ゲームをより愉しめる環境整備を期待したい。




Posted at 2016/08/25 22:07:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月23日 イイね!

案内

案内 国土交通省の本日付け報道発表資料『「駅のホームにおける安全性向上のための検討会」の開催について』に注目。

 最近、腹立たしさの余り正視できない広告動画がある。
 テレビや動画投稿サイトならチャンネルやコンテンツを変えればいいが、日常的に利用する地下鉄電車のモニター上へ、強制的に表示されるから余計に質が悪い。


○安全。安心。メトロの目 訪日外国人対応篇




 盲導犬を連れ、明らかに視力障がいを抱えていて白線を確認できない方に対し、「白線の内側に戻ってください」などと冗談のようなアナウンスをしただけで見殺しにしてしまった企業が、物見遊山の外国人旅行客に対しては懇切丁寧に案内してくれるらしい。


 外国人旅行客の接遇・案内は、東京オリンピック開催を控え大切な課題ではあるが、手が足りずに対応が十分でなく、多少の不便を感じたとしても生命に直接的な危害が及ぶものではない。
 たまたま居合わせた利用者が、ボランティアで案内を申し出ても何ら問題は生じない。

 一方で視覚障がい者が単独でホームドアのない駅を歩くのは、今回の事故の顛末を顧みる迄も無く死に直結するリスクを孕む。
 鉄道利用者の安全は、鉄道会社の責任で確保すべき最優先事項であり、鉄道マンでなければ主体的に携わることができない。
 

 外国人相手の無償案内サーヴィスを展開する余裕があるなら、資本および人的資源を、あらゆる利用者が安心して移動できる体制づくりに投じるべきなのは論を待たない。

 日々通勤で利用する客の安全確保よりも、次は何時来るのか分からない旅行者の便利を優先するが如き企業姿勢は、亡くなられた方と同じ利用者として、鉄道を愛する者として、看過し得ない。

 つい先だっても、乗降ドアにベビーカーを挟んだまま列車が走行する事故が発生したばかり。
 東京メトロは即刻、安全対策に遺漏なきやを真摯に再確認し、当該動画を用いた広報展開を停止して猛省すべきである。



 監督官庁である国土交通省も、プレスリリースで開催が告知された検討会を通じてリーダーシップを発揮し、資金面での補助を充実させた上で各鉄道会社へホームドアの設置前倒し・設置目標の明確化・整備期限の設定等々を検討しているようだ。

 事故発生の芽を見過ごし、実際に事故が頻発する企業風土の改革も含めて、安全確保の取り組みを官民挙げて強力に推進してもらいたい。




Posted at 2016/08/24 21:25:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2016年08月22日 イイね!

九号

九号 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事『東西に高気圧、トリプル台風…日本が通り道に』始め、各媒体で報じられている台風9号関連の情報に注目。


 首都圏を直撃した台風9号に遡ること1か月半前。中心示度900hPaという歴史上も稀な超強力台風(カテゴリー5・スーパータイフーン)が発生、我が家が休暇過ごした台湾・台東に上陸した。

 現地で確認した限りでは、鉄筋コンクリート造の建物や、基本的なインフラに大きな破壊は生じていなかったが、熱帯の気候下で大きく育った樹木が根こそぎ倒され、永く放置されていた古い建物や、安価なトタン板およびセメント瓦で葺かれた木造建築で屋根が飛ばされるなどの被害が出た。
 また躯体に損傷のない鉄筋建築であっても、壁に取り付けられた看板や装飾の類が軒並み引き剥がされ、ひしゃげた枠や桟のみがぶら下がる状態になっていた。

 そんな光景を目の当たりにした直後だったので、久しぶりの「首都圏直撃」という以上の緊張感を以て、台風の通過を待っていた。



 荒川・利根川など大河川が危機的状態に陥ることはなかったが、都市および近郊の中小河川が溢れ、浸水被害が生じてしまった。雨水を効率的に排水・流下させる方策と併せ、処理し切れない多量の雨水を一時的に貯め込み、地中に浸透させる施設(雨水貯留槽)を普及させるなど、洪水対策の強化が求められる。

 加えて倒木に因り道路交通を遮断したり鉄道の運行を支障した、街路樹や緑地帯の植栽についても、長い時間を経て大きく育ち住民に安らぎをもたらす一方で、枝葉を広げ過ぎた・幹が朽ちた等々の要因で強風の影響を受け易くなっているように感じる。
 生きた樹木もまた、重要なインフラの一部として慎重かつ遺漏なきメンテナンスを要する。



 台湾を襲った超強力台風にも耐え、昔ながらの姿で佇んでいる古い木造建築がある。
 きちんとした陶器瓦で屋根を葺き、太い良材で組まれた日本統治時代の住宅である。

 手間と費用を惜しまず、備えを怠らなければ台風の直撃を受けても、被害を極小化できる。
 異国に遺された日本家屋に、災害対策の基本を見た気がして、大いに勇気づけられた。



Posted at 2016/08/23 18:17:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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