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midnightbluelynxのブログ一覧

2016年08月16日 イイね!

見守

見守 公共放送・NHKのニュース動画サイト「NHK NEWSWEB」の配信コンテンツから『視覚障害の男性が転落して死亡 駅員が注意直後に転落か』に心痛す。

 またも視覚障がい者のホーム転落・死亡事故が発生してしまった。
 事故現場となった銀座線・青山一丁目駅を管轄する東京メトロに対し、厳しい言葉になることを承知で意見する。


 「注意を促したものの線路に転落した」ということは、つまり「駅員が見殺しにした」に等しくないか。
 通勤で利用されていたとのことだったので、見知った駅員も「慣れているお客さんだから大丈夫」との油断があったのだろう。
 
 希望の乗車位置までエスコートする、もしくは電車が進入するまで制止するのが、取るべき対応だったと考える。



 電車の運転士も、事故を防ぐ策を講じられなかったか。
 銀座線はホームドアの整備が遅れており、上野駅の一部を除き設置されていない。
 一方でホーム長さに余裕が無く過走を防ぐため車輌および軌道側には、ホームドア運用に必須の自動で定位置に停止させる装置が、先行して装備されている。

 青山一丁目駅の前後は、渋谷方も浅草方もほぼ直線で見通しが良く、盲導犬に導かれた利用者がホームを歩く姿を、遠くから確認できたかもしれない。

 マニュアル運転であれば、その時点で反射的に減速もしくは非常ブレーキを作動させられたのではないか。現行の自動運転中であっても、マニュアル操作を介入させることはできる。

 漫然とオート運転に任せていたが為に、転落者を轢過してしまった……などという状況でなかったのか、真摯に検証してほしい。



 また事故の犠牲になられた方と同じ、地下鉄利用者の一人として、自戒の念を込めて弊記事をご覧の各位にも申し上げる。

 駅員も忙しいし、そもそも配置されていなかったりする。運転士も既に運転操作に従事していないどころか、完全無人化された路線すらある。
 鉄道マンの注意力や安全装置のパフォーマンスには、限界があるものと知るべし。

 最後の砦は、居合わせた我々が障がいをお持ちの方の動向を見守り、手助けの要や危険を察知した時点で積極的にコミュニケーションを取って、事故の芽を未然に摘み取ることだ。


 NHKのコンテンツ内でも、「危ないですよ」と声を掛けてほしい、と関係団体の方が仰っている。
 更に一歩進んで、「ここが安全なので、一緒に待ちましょうか」/「どちらまで行かれますか。途中まででもお供します」とお伝えできたら、単に危険除去だけでなく、移動のお手伝いにもなる。


 東京メトロにはホームドアの設置の前倒しを始め、ハード・ソフト両面での安全向上を推進させるよう求めるのと並行して、利用者の立場で協力できることを手掛けたいと考える。





Posted at 2016/08/16 21:32:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2016年08月15日 イイね!

台湾

台湾 休暇の度にお断り申し上げている通り、留守宅のセキュリティに鑑み滞在場所その他を明示して来なかったが、本日6日間滞在した中華民国・台湾より帰国した。

 10日付タイトル画像は、台北郊外の九份。記事内容は現地でお会いした方との交流をベースにしている。九份は台湾のアイデンティティを揺さぶった映画「非情城市」(日本の敗戦~外省人による弾圧「二二八事件」発生と、その後の粛清が描かれる)の舞台となった鉱山街で、本省人としての血が語り口を熱くしたのだろう。

 11日は地元のローカル便で、中部東海岸の拠点都市・台東に移動。

 12日付記事は、現在は廃止された台東旧市街へ向かう花東線の跡がタイトル画像。

 13日付記事は、その廃線跡途中に遺されているトーチカ。同じ沿線で台東旧市街入口に聳える鯉里山には、斜面に同様のトーチカおよび地下壕が穿たれていて、街を防衛する要塞が築造されていたようだ。

 14日付記事は、台東郊外の鹿野高台で見掛けた盟友の愛車・オペル「ザフィーラ」(=スバル「トラヴィック」)が、余りに程度の良い個体だったので驚いたことをお伝えさせてもらった。
 ちなみにアップした時点ではゲレンデを全く見掛けていかなったが、今日再び台北へ戻った際に、松山地区で1台発見することができた(残念ながら画像無し)。

 どこかに居る筈とは思っていたが、MLおよびGLEの目撃頻度は高かった一方で、ゲレンデは6日間で1台しか見ていないことから推察して、台湾では然程人気は無いのかもしれない。



 台北市内では、日本統治時代に整備された工場群が、老朽化や生産方式の高度化に伴って相次ぎ役目を終えている。勿論、廃却されてしまう所も多いが、古き佳き時代の雰囲気を残す建屋をショッピングモールや展示施設にリノベーションしている例が幾つか見られる。

 今回は時間切れで回れなかったが、出荷や原料搬入に用いた鉄道専用線および荷役施設も遺されているようだ。台湾の鉄道は、ゲージを始め日本の旧国鉄~JRと同じ規格を踏襲しており、C57・D51・C12といった日本製の蒸気機関車も、台湾各地で大切に保存されている。
 
 残念な思いに苛まれつつ、外地出身者の子孫として、建設関係者として、鉄道ファンとして次回訪問への期待も高まるところ。


 政治的・経済的・文化的・風土的に、大陸とは全く異なる「中国」を満喫し、これからも折に触れて理解を深めていきたい。


Posted at 2016/08/16 12:36:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2016年08月14日 イイね!

友車

友車 旅先で、友のクルマに逢う。また楽しからずや。



 そのクルマがまた、程度が良い。また悦ばしからずや。






 私の愛車には、結局出逢えず。在るは最初の愛車のみ。されど落胆せず。


 それもまた、地域事情の顕れ。貴重な情報収集である。
Posted at 2016/08/14 22:53:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2016年08月13日 イイね!

外地

外地 大海へそそぐ河川を越える、廃止された鉄道幹線の橋梁際に、あからさまなトーチカが残っていた。
 海岸線から川沿いに遡上、もしくは線路伝いに来襲する敵を要撃せんと、ここに築造されたのだろう。





 異国の、それも片田舎にまでトーチカを配したこの国は、一体何を護ろうとしていたのか。
 戦に敗れ、幾多の将兵・銃後の市民・広大な植民地と併せ、一体何を喪ってしまったのか。
 解放の後、また新たな支配者・新たな闘いに巻き込まれた人々は、一体何を得られたのか。


 トーチカに詰めていた兵士は、小さな銃眼から外界を監視しながら、何を想ったか。
 外地にしっかり根を下ろしながら、敗戦を以て追放された邦人の無念は如何ばかりか。
 植民地支配を脱して喜び、再びの圧政・内乱に苦しんだ住民は、来し方をどう振り返るか。



 戦乱の歴史を振り返る季節に至って、また満州に生まれ育った者の子孫として、外地の遺構の前に佇み、考えてみる。

 答えはまだ、出せそうにない。




Posted at 2016/08/13 17:54:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月12日 イイね!

廃線

廃線 廃線跡に佇み、いつも思う。
 列車が雁行していた頃に、ここへ来たかったと。

 では、その当時に私が生きていて、かつ自由にどこへでも旅立てたとして、ここを訪れていたかと問われれば、何ともあやふやな答えしか申し上げられない。

 恐らくは「いつでも行けるや」と高を括り、結局来なかったのではないか。



 もの哀しい寂寥感に酔い痴れ、絶望的な後悔に浸っているだけでは、単なる「廃墟ヲタ」「遺跡マニア」の鉄道版でしかない。

 後付けでもいいので、現役時代の活況や、地域経済に及ぼした影響力まで知ってこその、鉄道ファンなのではないかと考える。




 廃線跡に佇み、いつも「列車が雁行していた頃に、ここへ来たかった」と思うだけのスパイラルから抜本的に脱するには、やはり現在運行中の路線に、折に触れ親しむことでしか為し得ない。

 さすれば、万が一惜しまれつつ列車の運行が終了してしまっても、記憶のタイムマシーンに何時でも乗れるパスを手にすることができる。



 弊サイトをご覧の各位に、鉄道ファンを自任する方がいらしたなら、この夏は旅に出よう。
 世の中が移り変わり、佳き思い出を振り返って、もう一度旅を追体験する日の為にも。





Posted at 2016/08/13 08:25:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記

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「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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