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midnightbluelynxのブログ一覧

2016年09月25日 イイね!

収獲

収獲 スポーツの秋・収穫の秋真っ盛り。
 今週の東京六大学野球は序盤の天王山、首位で並ぶ明治大-慶應大の「明慶戦」、やはり首位グループの立教大は、勝ち点1は同じでも勝率で一歩下がる早稲田大との対戦が組まれた。

 土曜日の試合、午前中開始の「明慶戦」は、最終盤に降雨で1時間近い中止を強いられたものの、先発したエース・柳(横浜高)が集中力を切らすことなく完封完投勝ち。
 慶應大に打たれたヒットは、帰国子女4番打者・山本瑛大(米カリフォルニア州サウストーランスハイスクール)の二塁打1本のみ(他に四死球3)で、これを抑えていればノーヒット・ノーラン達成だった。

 その後、天候の回復が見込めないことから第2試合・立教大-早稲田大の試合は中止順延となってしまった。
 神宮球場の入場券は、その日の試合が全て中止になれば翌日に使うことができる。
 しかし、この日に関しては第1試合の「明慶戦」が成立してしまったため、「立早戦」を観戦する目的で買ったチケットであっても、翌日に回すことができない。

 入れ替え制でない(居ようと思えば第1試合の最初から第2試合の最後までスタンドで過ごすことができる)ために生じる不都合であるが、立教・早稲田双方の関係者で、手にした前売り券が無駄になってしまった方も多いことだろう。



 雨のせいで腹立たしいことがあった翌日とあらば、是非にも先勝して溜飲を下げたいのが人情というもの。
 本日・日曜日の第一試合に順延となった「立早戦」1回戦は、双方死力を尽くした好ゲームとなった。

 序盤は1回裏、立教大先発・田村(報徳学園高)を早稲田大が攻略して1点先制すれば、直後に立教大が上野(長崎日大高)の2ランホームランで逆転するも、3回に早稲田大が追い付いて同点となった。
 中盤5回に早稲田大が1点勝ち越し、このまま逃げ切るかと思われた8回裏、立教大のマウンドにはキャプテン澤田(大阪桐蔭高)が仁王立ち。リードされている状況でも、ベンチはまだ勝負を捨てていない。

 その気持ちが伝わったか、立教大は9回表に一挙3得点で再逆転。
 9回裏・早稲田大の反撃を澤田が締めて、立教大が劇的な勝利を飾った。


 第2試合の「明慶戦」2回戦は、序盤に明治大の打線が爆発し、慶應大の1年生ルーキー高橋(川越東高)から4点をゲット。その後は慶應大が昨日先発のエース加藤まで投入して小刻みに継投し、明治大打線を抑えたものの、前日の試合で1安打に終わった打線が湿ったままでは如何ともし難く、続けて完封負け(5-0)を喫した。




 先だっても書き記したが、フィールドにもスタンドにも、フレッシュな顔ぶれが多い。
 多数の観客が発する大声援に戸惑い、時に失敗してしまうことが無いわけではないが、その経験一つ一つが、大きな糧になるはずだ。

 一方、今週の観戦で強く感じたのは、応援団(リーダー・チア・ブラスバンド)上級生の成長ぶり。
 1年生を迎えて層が厚くなった下級生を束ねる立場の重責が、日々ダイナミックにスキルアップする後輩の存在が及ぼす重圧が、4年生幹部始め上級生の更なる成長を促したのだろう。

 春季リーグでは、やや危なっかしい部分が否めなかったが、しっかりと修正がなされただけでなくパワーアップしたパフォーマンスで、ファンを愉しませてくれた。

 新人にとっても上級生にとっても、週末の神宮球場に集う若者には等しく「収穫の秋」となったようだ。




 ところで、日々老いさらばえていくだけの一ファンにも、今日は大きな収穫があった。
 「立早戦」では、先発メンバー入りしている立教大の3年生内野手熊谷(仙台育英高)のサインボール、「明慶戦」ではこぶたちゃんのように可愛らしいイノシシのイラストが描かれた明治大特製タオルを、記念に頂戴した。





 明治大のタオルは「何でイノシシ?」と思われるかも知れない。

 長年明治大学野球部を指揮した「御大」こと島岡監督の生まれ年(1911年=明治44年)の干支であるからとも、猛進するプレースタイルからとも、島岡監督の体躯からとも云われるが、昔のユニフォームには現行モデルで校章があしらわれている部分に、イノシシのエンブレムが附されていた。
 現在でもチアが纏うユニホームは、この旧モデルをベースにしている

 キャラクター化されてはいるが、イノシシは明治大野球部の伝統的なマスコットなのだ。
 なかなか佳いデザインのタオルを手に入れた。


 長くファンをしていると、いいことがあるものだ。
 




Posted at 2016/09/25 21:24:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2016年09月24日 イイね!

快闊

快闊 全国紙・産経新聞が運営する関西版ニュースサイト「産経WEST」の連載コラム【昭和クルマ列伝】から『韓国に救われた三菱「デボネア」 22年間放置された「走るシーラカンス」』に注目。

 元々はフランス語に由来する英語の形容詞「debonair」(明るく礼儀正しいさま、快闊さ)から名付けられたクルマは、殆ど市中で売れなかった台数の少なさと、一方で異様に高い知名度とのギャップが最も大きいモデルなのではないか。


 しかし、クラシカルな初代はともかくとして、FF化されて以降の2代目・3代目デボネアについては、個人的に「希少車」の印象がない。
 記事に在る通り、韓国・現代自動車の「グレンジャー」は大ヒットモデルとなり、頻繁に訪れるソウル市内では日本におけるトヨタ・クラウン並の頻度で見掛けたものだ。

 高級セダンとして法人向けの販売だけでなく、マイカー需要もそれなりに大きくて、かつ人気があったと聞く。韓国マーケットには上手くフィットしたのだろう。


 「デボネア」に限らず、モノコック化される前の「パジェロ(=ギャロッパー)」や、2代目の「シャリオ(=サンタモ)」など、現代自動車がライセンス生産した三菱車は数を減らしつつあるが、まだまだ市中に残っている。
 工場が立地する愛知(岡崎)や岡山(倉敷)よりも、むしろ三菱車(のコピー)に出逢う確率は高いかもしれない。



 かつてはクライスラーと蜜月時代を築き、そのクライスラーを呑み込んだメルセデスとも提携を果たし、アジア市場では今も一定のプレゼンスを誇る三菱自動車であるが、世界を股に掛けた連携は既に頓挫し、じり貧状態に在ることは否めない。

 メルセデスとの提携解消の引き金となったリコール隠し、そして先ごろ発覚した軽自動車の燃費不正、更に燃費再測定におけるデータ操作など、そもそも自動車メーカーの体を成していないのではないかとの不信感が、三菱車をユーザーから遠ざけている。

 
 ここは恥を忍んで、弟子筋にあたる現代自動車に首を垂れ、4代目デボネアを調達した際のように製品を融通して貰う、即ち自社生産および開発を放棄してしまった方が、日本のマーケットおよび国境を超えた自動車業界の振興には有為……と言われ兼ねない。

 デボネアが辿った運命を、その生産メーカーがまさかトレースしてしまうのか。
 もはや遅きに失した感はあるが、岡崎・倉敷など企業城下町の衰退を招かぬよう、最大限の尽力が求められる。




 ところで「シーラカンス」の称号は、果たして「デボネア」に授けて良いものか。
 最初のパートタイムモデルから数えて37年、フルタイムモデルにスイッチしてからも27年、基本構造を変えずに生産され続けている恐竜級に古臭いクルマが、どこかにあった気がするのだが。






Posted at 2016/09/24 23:54:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2016年09月23日 イイね!

改軌

改軌 IT関連を中心に内外のニュースを配信する情報サイト「ITmedia」の連載コラム『杉山淳一の「週刊鉄道経済」』から本日付配信『日本の鉄道史に残る改軌の偉業 北海道もチャンスかもしれない』に注目。



 壮大な絵巻物の如き歴史小説が有名な井上靖の作品に、「傾ける海」というタイトルの短編がある。

 歴史的には比較的新しい、戦後の日本・中部地方を舞台にした少々毛色の変わった作品で、井上ファンでもご存じない方がいるかもしれない。
 井上作品として愉しむのはさておき、この小説は鉄道ファンなら是非親しんでおくべき傑作である。


 巨大台風が上陸し牙を剥いた日、或る高級ホテルに投宿せんと集まった人々。
 誰もが羨む成功を収めながら幸福感を得られず人生に嫌気した老人、恋愛に疲れた女性実業家など、各々が癒し難い傷と、解決の糸口を見出せぬ問題を抱える。

 台風は、鉄道始めインフラに甚大な被害をもたらし、ホテル投宿者に多大な不便を強いる。
 そんな中、ホテルに居合わせた鉄道会社役員が、自社の路線を復旧させようとひたすら前を向き奔走する。そのアグレッシヴな姿に接し、皆に変化が起き始めた。。。。。。。



 災害に巻き込まれた人々の、心の移ろいが繊細に描写される。
 架空の鉄道会社が設定されているが、襲来した巨大台風で甚大な被害を受けた伊勢湾に沿って名古屋へ向かう路線を、復旧と同時に改軌して大阪から直通列車を走らせる……というストーリーは、冒頭記事で扱われている伊勢湾台風で被災した近畿日本鉄道がモデルなのは明白で、名古屋線の復旧過程をほぼ完全にトレースしている。


 「傾ける海」において伊勢湾台風は、大変な災厄をもたらしつつも人々が抱える様々な課題を押し流し、佳き方向へと導くきっかけに位置付けられる。
 インフラの復旧と並行して、思い悩んだ末に絶望し、時に死をも選ぼうとした人間が、力強く再生を果たす物語である。




 私が知る限り、北海道における在来線の改軌案は、さほど目新しいものではない。
 青函トンネルが開業する前後に、東北新幹線が延伸し新幹線規格の列車が北海道へ渡る際には、全道の線路を標準軌(1435㎜・4フィート8インチ1/2)にして道内隅々へ直通できるようにすべき、との議論があったように記憶している。

 また同様の案は、北海道と同様に海で隔てられている四国でも検討されていた。



 実現には、貨物輸送との兼ね合いを解決する必要があり、相当な困難が予想される。
 新幹線規格の貨物列車を運行する場合、現状でも過密状態の首都圏新幹線区間に貨物列車を割り込ませる可能性はゼロに等しく、途中(青森?盛岡?仙台?)で在来線規格の列車へ積み替える必要が生じる。
 日本において、軌間の異なる区間を直通できる高速旅客列車(FGT=フリーゲージトレイン)の開発は大幅に遅れており、実用化の目途は立っていないが、動力が配置されておらず機関車で牽引されるタイプの列車では、既にスペインが技術を確立し、新幹線区間での高速運転も行われている(機関車は軌間ごとに交替)。

 貨物輸送は機関車が牽引する列車が圧倒的多数なので、貨物列車版FGTを開発もしくはスペインから技術導入すれば、上記の問題は解消されるかもしれない。




 度重なる台風災害は、北海道の鉄道に致命的とも思える爪痕を遺した。
 記事で提案された改軌を含め、復旧がどのように行われるにせよ、過疎に思い悩み、存続が不可能なほどに疲弊した、地方の力強い再生に資する策であって欲しいと願う。





Posted at 2016/09/24 01:43:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2016年09月22日 イイね!

水没

水没 全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『電光掲示板、故障していた 車水没で女性死亡 愛知』に注目。

 他紙情報では交通規制を張っていたものの、駐車場が規制ラインとアンダーパスの間にあり、阻止する術なく水中へ突入していった……となっている。

 駐車場所・電光掲示板の故障・豪雨の最中に外出せねばならぬ事情等々、不幸な偶然が重なって発生した事故…と言われれば、その通りだ。


 愛車と共に水中に没し、命を喪った老女の無念を見舞いつつ、敢えて私は苦言を呈したい。
 如何に漫然とクルマを走らせている、無責任なドライヴァーが多いことかと。



 走行する時間帯・気象を含めた周辺環境・愛車が発する音や匂いから伝わる走行状態、これらから慎重かつ貪欲に情報を得て、適切な判断を下していれば、少なくともドライヴァー自身が愛車と心中する事態には陥らなかった。

 今回の事故では、たまたまドライヴァー1人の犠牲で済んだが、幼い孫がいてもおかしくない女性の家族や縁者・友人が同乗していたら、もっと悲惨な結果になっていた恐れもある。



 お前が乗ってるゲレンデなら、多少の荒天でも何とかなるのでは?と思われる読者がいらっしゃるかも知れない。

 いやいや、普通乗用車が屋根まで没するような深さの浸水を走り切る能力は、残念ながら持ち合わせていない。
 確かに悪路走破性は高いが、一方で過大な車重と重心位置の高さで、泥濘に嵌ったりバランスを崩して転倒する危険性は、寧ろ普通のクルマよりも高い。

 私は愛車の能力に全幅の信頼を置きつつ、そのハイスペックはあくまで、ドライヴァーとしてあらゆる安全配慮を巡らした上で、なお危機的状況に陥った際にオーナーを救ってくれる能力であって、最初から悪路走破性を当てにした危険な走行は(専用のコースを除き)為すべきでないと考えている。


 安全に配慮せず漫然とクルマを走らすのは当然に危険な行為だが、愛車の能力を過信するのはもっと危険で愚かしい。
 漫然も過信も、ともに無知から派生する、極めて罪深い行為である。
 

 亡くなられた方の犠牲を無にしないためにも、私は大きな教訓を得たい。




Posted at 2016/09/22 20:13:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2016年09月21日 イイね!

猛打

猛打 スポーツ紙・報知新聞が運営するニュースサイト「スポーツ報知」の配信記事から『【阪神】高山、ミスターの新人猛打賞記録14にあと「1」』

 およびスポーツ紙・スポーツニッポンが運営するニュースサイト「スポニチ・アネックス」の配信記事から『高山 残り6戦でW記録期待「坪井にあと4」「ミスターにあと1」』に注目。


 上記コンテンツ以外にも、昨日・今日のスポーツ紙がほぼ同じ内容の記事をアップしている。
 如何にタイガース絡みの明るい話題が乏しいか、タイガースファンが情報に飢えているかの証明だろう(苦笑)。

 昨年から今シーズン冒頭にかけて続いたスキャンダルその他に関連し、プロ球界を悪しざまに罵りつつも、東京六大学OBとして神宮球場で活躍を見守り続けた若者の行く末が気にならぬ筈がない。


 昨年の秋季シーズン・対東京大戦。7回の明治大校歌斉唱が終わると同時に、これ以上無い劇的なタイミングで、新たな歴史を刻む128安打目を放った髙山のこと。
 ミスター(言わずと知れた立教大OB)の新人猛打賞記録、そして坪井(現ベイスターズコーチ・東都大学リーグの青山学院大OB)のタイガース新人最多安打記録を、あっさり抜き去ってくれるものと期待している。


 カープを優勝に導く下支えとなった同窓の野村祐輔の好投と併せ、大学野球出身選手の活躍が目立てば、有力高校生がダイレクトにプロへと向かわず、週末の神宮球場での4年間を共にできるかもしれない。
 アマチュア野球ファンとしては、そんな効果も期待したいところである。

Posted at 2016/09/21 18:02:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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