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midnightbluelynxのブログ一覧

2016年12月16日 イイね!

納税

納税 昨日に続き全国紙・産経新聞が運営する関西版ニュースサイト「産経WEST」の配信記事から『ふるさと納税で議員手当アップは「NO!」苦情80件殺到→撤回 佐賀・上峰町議会』に注目。


 弊ブログでは以前、同じ佐賀県の自治体がふるさと納税制度の収支で赤字に陥っている記事を紹介しながら、反原発首長を財政面から支援することや、逆に民意と乖離した居住自治体を締め上げる目的で「ふるさと納税」を活用してみてはどうか、と提案した。
 この記事で紹介されている事例も、いわば新しい「ふるさと納税民主主義」と言える。

 かつて政治を学んだ者(=私)の、世の中を眺める視点が適正であることに安心するとともに、弊ブログで指摘した内容が的中し、少なからず鼻が高い。

 住民票を置くわけでもない、勤務先が有るわけでもない、納税者の生活本拠から遙か遠く離れた自治体の政策が、「ふるさと納税」によって転換させられたのだ。
 これは我が国政治史上、画期的な出来事だと考える。


 寄付する側は、決して返礼品だけに目を奪われているわけではなく、その使い道へも厳しくチェックを入れている。返礼品の豪華さを競う余り、制度本来の趣旨が見失われつつある点は批判されるべきだが、納税者は意外に冷静で、かつ健全であることに驚く。

 一方で寄付を受ける側の浅ましさは、如何なものか。
 どんなに言い訳を弄しようと、「ちょっと儲かったし、仲間内で山分けしてもいいよね」的な意図を隠しようもない。
 納税者に対しても、あれだけ肉々しい返礼品を渡しておけば文句は言われないだろう…と高を括っていたか。


 ふるさと納税制度は、即ち納税者の人数および居住地が全国的に拡散することに他ならない。返礼品なぞに目が眩むことなき納税者の意向に反することなく、行政を推進することができるのか。
 そこまで突き詰めて制度を設計・活用している自治体は、果たして幾つあるものか。些か心許ない。



Posted at 2016/12/17 18:27:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年12月15日 イイね!

手癖

手癖 全国紙・産経新聞が運営する関西版ニュースサイト「産経WEST」の配信記事から『コンビニおでん、指でつついて逮捕 28歳男…SNS動画投稿 愛知県警、業務妨害容疑』に注目。


 常識的な反応としては、またバカ者が炙り出された・逮捕されて当然という方が殆どだろう。
 だが、同様の行為は身近で日常的に起きている。私も先日、見咎めて注意した。

 回転寿司の上流側ブースで、レーン際に座る幼い子ども。
 流れてくる寿司の皿全てに、ペタペタ手を触れている。

 「食べる気が無いなら触るな」と一喝した。


 衛生面での悪影響・他の顧客への迷惑という点では、報道された愚かな事案と何ら変わりがない。
 悪意無き子どもの手遊びと、見過ごして良い行為ではない。



 ちなみに我が子たちは、レーン際に座らせても手癖が悪いことなど一切ない。
 じっくりネタを見定め、美味しそうな皿を狙って手を出すのみである。

 尤も食べるのに夢中で、余計な手出しなど考えもしない…といった方が正しいのかも知れないが。



 幼児であれば、第一義的には保護者が、保護者の配慮が行き届かぬ場合は周りの大人が、躾を導いてやればいい。
 一方で幼児レヴェルの知能しかない大人の蛮行は、もはや警察にお灸を据えて貰うほか無さそうだ。被害を受けたコンビニエンスストア・チェーンとしても、他のフランチャイズ店で同様の事案が起きぬよう、毅然とした態度を維持し刑事告発をしてもらいたい。


 子どもの悪戯で済むか、未来永劫恥ずべき画像が転載され続ける下らない犯罪者に貶められるかは、全て親を始めとする大人の関与に懸っている。



Posted at 2016/12/16 21:08:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年12月14日 イイね!

投打

投打 スポーツ紙・スポーツニッポンが運営するニュースサイト「スポニチ・アネックス」の配信記事から『栗山監督明かした大谷“増殖”計画 白村&上原も二刀流! 』に微笑む。

 記事中で次期「二刀流」候補となっている選手(上原・岡・白村)は、全て私が週末の神宮球場でプレーを愛でた選手。明治大出身の岡(倉敷商高)慶應大出身の白村(慶應義塾高)は同級、上原(広陵高)は明治大で岡の2年後輩になるが、互いにリーグ公式戦で投手またはバッターとして対決した経験があり、東京六大学野球の熱烈なファンとしては、名前を見るだけで彼らが学生だった頃に引き戻される。


 強肩と俊足を買われて外野の定位置に就いた岡は、大学2年秋季~4年春季まで実際に二刀流を実践してきた(参考情報URL参照)がエースの地位は遠く、記事にある通りプロのピッチャーとしては厳しいかなぁと私自身も思う。

 白村はむらっ気が強い印象があり、打撃に立つことで集中力がキープできず欠点が強調されてしまうか、効果的な気分転換ができて投球の安定に繋がるか、果たしてどっちに転ぶものか。
 博打気味の起用になってしまうリスクを承知で、このままではプロの投手として平凡な成績に終わってしまうようなら、バッターにもチャレンジする価値はある。

 上原の身体能力は、学生時代から周囲も認めるところ。線の細さは否めないが、これからの鍛え方次第でパワーアップを果たし、スタミナが維持できれば最も「二刀流」に近いものと考える。


 こんな評価ができるのも、東京六大学野球がDH(指名打者=主に投手に代わって打席に立つ打撃専門の選手)制を布かず、投手も打席に立つオーソドックスなルールをキープしている点が大きく影響している。
 東都大学野球始めDH制を採用する他学生リーグの出身の投手は、入団する時点で打撃から遠ざかって長く、況してや同じDH制を布くパリーグに在籍していたら、敢えて打者になろうとは思わないだろう。


 東京六大学野球では投手も打撃陣の一員として、時に決定的なチャンスを掴んで来たことは、何度か記事にしてきた通り。
 伝統的なルールに育まれた、投手が持つ高い打撃スキルが、新たな「二刀流スター」を産むことになるかもしれない。


 他リーグ出身者の台頭で、若干ならず影が薄くなりつつある東京六大学野球出身の選手が、再びプレゼンスを拡大させていくきっかけにして貰いたいとファンは願う。






Posted at 2016/12/15 22:48:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年12月13日 イイね!

国語

国語 教育関連で読み応えのある連載記事が豊富な九州のブロック紙・西日本新聞の特集「教育はいま」から、本日付でニュースサイトに掲載された『ごんぎつね(2)教材研究 先生も格闘している』に注目。

※紙面掲載は11日付、前篇の(1)=関連情報URL参照は4日付


 小学校4年生の教科書で扱われる新美南吉作「ごんぎつね」は、まさに当該学年である長男が、日々家庭で宿題として朗読し、先月開催された授業参観でも国語科の課題だった。

 私自身10歳の時に初めて触れ、学習塾の講師として扱い、そしてまた親の立場で目にすると、同じ話であっても展開が微妙に違って読める。
 夭折の大家(南吉は29歳で結核を患い病没)が遺した、珠玉の傑作たる所以だろう。


 記事中、福岡の先生が仰った「偏見や不条理、少数者へのまなざし…。多文化共生の時代に向かおうとする中、はっと気付かされる教材でもある」の下りが、この作品へのこの上ない讃辞であるが、一方で危惧するところもある。

 私達の社会は、本当に「多文化共生の時代」を迎えようとしているのだろうか。

 正義か邪悪か
 勝者か敗者か
 同胞か夷荻か
 親日か反日か
 愛国者か売国奴か
 一般納税者か生活保護者か
 キリスト教徒かイスラム教徒か
 利益を共有する者か奪い合う者か


 白か黒かを明確にしなければ気が済まない、或いは自分と価値観の合わない者を徹底的に排撃する狭量な人々によって、多様な意見を表明し難くなっているのが現実ではないか。



 子どもたちよ、思う存分に南吉の世界で遊ぶがよい。
 現実世界では、火縄銃より遥かに残虐な武器が向けられ、正視に堪えぬ殺戮が繰り返される。
 我々の周りにも、狐など取るに足らない巨悪が蔓延り、正しく慎ましく暮らす者から容赦なく奪う。

 穢い世の中へ足を踏み入れるまでは、先生や親が優しく力強く、君たちの楽園を護ってみせよう。

 この世界は正邪の二分法で解析できるほど、単純でも醜悪でもない。
 友の多様な意見を聴き、自らも堂々と表明して、自分たちの世界を穣かに、彩り多く導いてもらいたい。




Posted at 2016/12/15 08:57:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年12月12日 イイね!

失血

失血 全国紙・産経新聞が運営するニュースサイト「産経ニュース」の配信記事から『【函館山ロープウェイ事故】運行再開見通し立たず 安全管理不十分の疑い 道警が実況見分』に心痛す。


 ここ暫く見聞きしていなかった、この上なく凄惨な亡くなり方に、胸が痛む。
 両足を巨大な滑車と太いロープに挟まれ、身体の自由が利かない。頭部や胸部ではないため即死は免れたが、足を通る動脈が破損し血液が流失。体温と血圧がどんどん下がり、薄れゆく意識の中で、絶命するまでの途方もなく長い時間に一体何を思われたか。

 献血という管理された状況下で血液を抜かれることですら、体温の低下が著しく、気分的に辛いときがある。
 寒風吹き荒ぶ山頂で大怪我を負い、救助を待つ心細さは如何ばかりだったか。
 想像すると心底居た堪れなくなる。



 迂闊にも単独で危険な作業に着手してしまった責めは、本人も負わねばなるまい。
 一方で、運営企業の管理体制はどうだったのか。作業マニュアルなど、直接の原因となった機械部分の整備・点検だけでなく、苦情処理を現場任せとし全社的な対応ができていないなど、企業風土にも踏み込んだ検証が必要だ。


 また、危険な作業へと駆り立てた原因は、利用者側にもあるのではないか。
 油が垂れて服が汚れた……との苦情への即応が、最悪の結果を招いてしまった。

 純粋に「おもてなし」の心から、或いは国際的観光地の有名コンテンツを管理する責任感から、無茶をしてしまったのかも知れないが、記事からは読み取れないものの、かなりの剣幕で叱責を受けた可能性もある。

 もしそうであれば、苦情の主には多少なりとも良心の呵責を覚えて貰いたいものだ。


 構内の至る所に「油が滴ることがあります」「ご注意ください」と掲示し、利用者に警戒を喚起することと併せ、運行側の責任を回避できるようにしておけば、敢えて危険な作業に掛かろうとは思わなかっただろう。

 
 あらゆる業界で人手不足が顕在化する中、日本はオリンピックを挙行し、大会を成功に導く大きな責任を負う。
 よもや観光産業がブラック化し、「おもてなし死」が多発するような事態だけは、避けなければならない。





Posted at 2016/12/14 22:52:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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