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あなたの指の業の大空を仰ぎ
あなたがちりばめた月と星を眺めて思う
人とは何者か、なぜ、これにみ心を留められるのか
なぜ、人の子を顧みられるのか

（詩編　第8編より)



　新年を迎える今日は、キリスト教にとって「主イエス命名の日」(＊)。
　聖誕の日を含め8日目に、受胎以前から天使に告げられていた名が、幼子に付けられたことに拠る。

(＊)宗派により表現は異なる


　妻の同僚に誘われてミサに参列、今年の「初詣」は、小さいながらも威厳と暖かさを湛えた教会となった。
　この日に因み、子どもへ名を与えることの苦悩と喜びをテーマに据えた説教も、我が事として身に染む、佳きお話しであった。


　
　教会の司祭は、東京六大学の遙かな先輩。
　教会執事のご令嬢は、妻が関係している大学の卒業生。
　そして、誘っていただいた同僚ご夫婦は、昨日滑走を愉しんだスキー場の近くに居を構え、夫君はシーズン券を購入し滑り倒している。
　ご夫婦の愛車は現在は国産高級車だが、以前はメルセデスのMLだった。

　なかなか一般的な人間関係のなかで、MLのオーナーと巡り合うことが無いので、驚いてしまった(笑)。


　様々なご縁に恵まれたミサに参加した後も、教会の食堂で昼食を戴き、心温まる時間を愉しんだ。
　地元の名物料理に加えて、司祭奥方の出身地・島原風の鳥モツ入り塩仕立てのお雑煮が振る舞われた。


　幸先良く心身共に満たされ、教会での穣かな時間に感謝するとともに、今年もご縁に恵まれた良い年になるよう、改めて祈念したい。



　お見えの各位
　明けましておめでとうございます。
　今年もよろしく、お導きのほど。