2018年01月17日
はじめに、ネットニュース等で出回ってる事案なので意味無いかも知れませんが、ブログ内で会社名や人物特定になる情報は伏せます。
先日、横浜発大阪行きの深夜高速バスで私の身内が京都に行くために22時過ぎ最寄りのバス停から乗車しました。
乗りはじめて一時間ぐらい経った時の事です。
突然バスが激しい急ブレーキを掛けて停車したそうです。
手荷物やメガネが前方に吹き飛び、前の座席に顔を殴打する方も居たようで(因みに私の身内も殴打してました)それは激しいブレーキングだったみたいです。
時間が夜遅かった事もあり、車内のカーテンは殆ど閉じられた状態の様だったので身内も含め、殆どの方が状況を把握出来なかった状態でした。
身内がカーテンを少し開けると、そこは東名高速道路上(路側帯)だったそうで、運転士は車外へ出て行ってしまいました。
間もなく運転士が戻って来ると、乗客の安否確認をする事なく車内アナウンスで「降りる予定だったインターを降りれなかったので、バックして○○インターまで戻ります」と通告すると、あろう事か運転士は本当に路側帯をバックして出口まで戻って行ってしまいました。
目的地に向かう途中で運転士に追求し、会社に報告させ回収したドライブレコーダーを解析した結果これらが事実だと明るみになり、メディア等に公開される事になりました。(メディア発表も多々違うところもありますが。。)
総じて言えば、只でさえ視野が狭くなる夜間の高速道路で
逆走なんて行為をよくやってくれたな。
乗客含め他車のドライバーさん含め犠牲者がよく出なかったな。
というのが本音です。
こんな行為、絶対に許されません。
昨日本社から運転士含め、上司の方も同席して話し合いの場を儲けましたが、上司の方は別にして運転士の方は事の重大性にあまり気付いてない様子でした。。
さて、ここからがタイトルに掛かる本題ですが、急ブレーキのお陰で怪我をしてしまったので、案件が起きたエリアを管轄してる警察に相談を致しました。
被害届けを受理した時点で「人身事故」として捜査を開始するとの説明を受けたので、「今回の案件、他の違反行為に対して捜査はされるのですか?」とお聞きしたところとんでもない回答がありました。
「今回の案件に着きましては、高速道路上の逆走行為にはあたりません。そもそも車体の向きは進行方向に向いた状態ですからあくまでも後退に該当します。」
「更に言うならば、本線上ではなく路側帯を後退したという事で厳重注意はしましたが、行政処分には該当しません」と。。
は???
なにそれ??
すかさず問いました。
私「ちょっと待って下さい、路側帯を後退するのは問題ないと??」
警「はい」
私「違反ではないんですか?逆走では??」
警「逆走ではありません、後退です。あくまでも厳重注意レベルです。」
私「分かりました、では聞き方を変えます。逆走の文言を外してお聞きします。路側帯は緊急車両を除いて原則通行禁止、また故障等を除き緊急性を要する以外は駐停車禁止のはずでは?今回は緊急性を欠いた理由で停車をし、なおかつ後退と言えど路側帯を走行した事による通行区部禁止違反に該当しませんか?」
警「違反ではありません、私はそう考えております。」
私「いや、貴方の考えをお聞きしてる訳ではありません、道路交通法に照らし合わせてお聞きしてるんです」
警「厳重注意レベルです」
私「これ、本部に確認取りますよ?」
警「構いません、お好きになさって下さい」
空いた口が塞がりません。
直ぐ様警察本部に確認しました。
案の定、速攻で上官が謝罪訂正にしに自宅に来ました(笑)
余談ですが、事案が発生した場所を管轄してるネクスコにも逆走の定義及び、インターの降り忘れによる路側帯の後退についてお聞きしたんですが、返答は。。
ネ「担当に確認しましたが、警察がそう言ってるならばその通りだと思います」
私「ネクスコさんも高速道路の逆走等の注意喚起してますが、路側帯の後退は致し方ないと?」
ネ「警察の見解に準じます、ただ危険は危険なのであくまでもそういった行為はご遠慮頂きたいとしか申せません。」だそうです。
う~ん、ご遠慮ですって。。
蜜月関係なんかな?この二者は。。
ネクスコはさておき、とんでもない事をしでかしたバス会社。
また、道路交通法を全く理解してない警察官が現場第一線に出てる異常事態。
法を守り安全運行に徹し乗客を送り届けなくてはならない者、法に司りそれらを厳格に遂行し安全を守らなくてはならない者。
狂った世の中です。本当に。
Posted at 2018/01/17 16:41:01 | |
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