今週はスリックタイヤの実力を確かめるべく、体力の限界を超えて3日もサーキットに行ってきました。
まずは月曜日。
白糸でスリックデビューです。
やっぱり格好いいぜ。。GSX-R125
黒光りしたスリックが、レーシーな雰囲気を出していて堪りませんww
こんなんでもし、45秒台辺りで周回しようものならイイ笑い者ですし、絶対にそれだけは避けなければなりません(汗)
とにかくスリックは温度命なので、しっかりとウォーマーで温めてからコースインしました。
「さぁ!スリックの実力を見せて貰おう。。うぉ!?なんじゃこりゃ!!!」
と、メットの中で叫んだかどうかはともかく、最初のコーナーでパタン!と寝過ぎてびっくり!
心臓ドキドキもんです(゜゜;)
とにかくバンキングスピードが速いんです。
R3の時代、初めてマルケジーニを履いた時よりもパタンと寝ます。しかもえげつない程に(゜゜;)
リアのタイヤ幅が140から115に変わった事もあるのでしょう。
とにかく異次元です。尚且つ目線を送った瞬間から勝手にバンキングを始めます。
「こんなの。。初体験。。」
とにかく身体をアジャストさせて、スリックに慣れなくてはと思ってましたが、5~6周目には既に前回ベストの41.8辺りを刻み、そのままずっと41秒台後半で安定する。
そこから直ぐさま41.5に入り、ライダーとマシン共にまだまだ全然余裕があったので、更にペースを上げよう!
と、思った矢先の1コーナー(左)。
「ガツン!!!」という身体に伝わる硬質な衝撃と共に、軽く浮き上がる車体。
何とか転倒は免れて、直ぐさまピットイン。
案の定、サイドスタンドステー先端が潰れてました。
サイドスタンド本体なら、その場で外して対処しますが、ステーは切り落とすしか方法がないのでどうにもならんし。。
仕方ないので、とりあえず走り出すも、41秒台半ばからペースを上げると、1コーナーと最終コーナーでやっぱりヒット。。(1コーナーと最終コーナーは一番速度が乗るコーナー)
「こりゃダメだ。。このままじゃ飛ぶわ。。根こそぎカットせなあかん。。」
保安部品もABSも取っ払ったし、下取りや買取りに出す事も考えてないので、ステーもブッタ切って
完全レーサー化決定です。
その日は、ペース上げたいけど物理的に上げられないし、次の日はトミンではやぶーさんと走るの決定してるんで30分を3本走って終了。
「今日は皮剥きだからね」と自分に言い聞かす。
翌日火曜日 トミン。
お天気は生憎の曇り空。
まぁ、地元は朝から結構な雨だったので曇りなだけ有り難いと思うしかない。
しかし、北風が冷たくお日様も出てないので路面温度が心配。
ウォーマーカバーを持って来たので、とりあえず時間を掛けてしっかり温める。
(はやぶーさん提供)
とりあえず走行開始。
スリックだからなのか?タイヤ幅が細くなったからなのか?
どちらにしろ動きが軽快!!
前回のトミンはサスがノーマルで、ベストは31.4秒。
今回はナイトロンとスリックの組み合わせで、ベストが29.6秒
アベも30秒切ったり切らなかったりのところで安定。
まさか30秒切りするとは思ってもみなかった。。
ただ、トミンの1つしかない左コーナーで、ペースを上げるとやっぱりスタンドステーがヒット。。
もう精神的にオカシクナリソウ。。
あと、バンキングスピードが速いので気付きにくかったけど、フロントの入りが悪い。
もう少しフロントから切れ込み気味にターンインしたい。
ここは突きだしで対処するしかないが、もう少しだけ現状維持して様子を見る。
この日のトミンでは1日走る予定でしたが、午後から更に冷え込んで来たので午前でおしまい。
サーキットウィーク、ラストを飾る3日目金曜日 日光。
はやぶーさんを誘い、現地でもう1人のお仲間の方と合流してワイワイと楽しくサーキット活動です。
この日でスリックを潰す覚悟でとにかく
走って走って
走りまくる!!
午前一本目は路面温度も上がっていないし、身体もほぐれてなかったせいもありますが、46秒台前半で周回。
ラスト3周でベストコンマ1更新で45.8を連続ラップ。
路面温度も少し上がった2本目。
コースイン直後からイケイケで、2周目から45秒台に入り、ずっとそのままラップを重ねる。
電光掲示板に45.8 48.7 45.6 45.5と周回を重ねる毎に掲示されテンションMAX!!
そして事件が起きた4コーナー立ち上がり。
画像が問題の4コーナー立ち上がり。
ここからバンクさせたままファルケンコーナーに向けてスロットル全開で行くんですが、特にペースを上げる事なく45秒台半ばのペースをキープしようとルーティンしてたんですが。。
いきなりリアが破綻。
ズルっと滑るのではなく、ズババババ!!と車体が左右に暴れる暴れる(笑)
まぁ、ハイサイドと同じ現象です。。
(はやぶーさんの奥様がカメラのレンズ越しに見てたらしいのですが、結構車体が暴れてたらしいです笑)
「うぉ!!洒落ならん!!」
「2年前と同じ轍を踏んでたまるか!コンチクショウ!!」
と、咄嗟にスロットル全開!!
ハイサイドで飛ぶなら、スロットル全開にしてスリップダウンの可能性を上げた方がまだマシです(汗)
運良く、飛ばない程度にグリップを取り戻し脱出成功!!(滝汗)
本当はそのままピットに戻って「恐かったよぉ~」と泣きたかったんですが、戻ったら最後。
ヘッポコライダーな私は、完全にメンタルを潰されて、同じタイム域に戻る迄には相当な時間が掛かってしまうのは明白!!
平常心を装い、残り10分弱を走りきるしかない!!
結局1秒遅い46秒台半ばのタイムで周回を重ね2本目終了。
幸い午後の走行までは、お昼休みも入れて1時間半あるので、出来る限り恐かった出来事を忘れる事に努め(笑)
飛びそうになった原因と、それに対応するべくイメトレ開始。
問題はペースを上げてないのにハイサイド仕掛けた事。
ローパワーな車体でなったって事は、単純にバンクさせ過ぎたか?
でも、それまでの周と体感的に比較しても、更に寝かし込んだつもりもない。
だとしたら、タイヤの所謂美味しいところが終わったのか?
実走時間で3時間オーバー。
どうなんでしょ?分からん。。
なんて考えてたらあっという間に午後の走行開始(汗)
幸い恐かった出来事の記憶は半分以上忘れる事に成功したので、とりあえず攻めてみるものの、やっぱりグリップが希薄。
日光は速度域高いから、タイヤに対する依存度が高いが故、タイヤに対して全然信用出来ない。
タイヤから来る物なのか?ライダーの問題なのか?どちらにしろ、どのコーナーもグリップ感を得られない。
バタ!と寝てゴリゴリグリップして、ズバッと立ち上がれないから速度も乗らない。
問題の4コーナーは、クリップ過ぎたら身体はインに入れたまま車体だけ起こしてスロットル開ければ問題なし。
結局3本目は46前半~フラットで打ち止め。。
いや、むしろ2本目であのままピットに戻ったら、47フラット辺りが良いところだったであろう。
走り切ったからここで収まったと思えば御の字ではないか?これで良いのだ、よしよし。
と思う事にする。
というか、買ったばかりで転びたくないし!タイムは二の次二の次!!
と思ってますが、サイドスタンドステーはカットします。
これ切らないと、それはそれで飛ぶ可能性大なのでf(^^;
という事で、スリックタイヤの総括ですが。
とりあえず履かせただけで、コンマ5ぐらいはタイムが上がる。
ただ、レースならともかく遊びでコンマ5という数字をどう捉えるか?(費用対効果)
グリップの美味しい所と、それ以降の所の差が激しい気がする(ヘタレライダー的に)
それ故、遊びで使うタイムではない。
以上を鑑みると、自分的には年に1セット。
本気でタイムアタックしたい時に入れるべきだと思う。
どうせなら次回はBRIDGESTONEを履かせてみたい。
スリックとは関係ないが、やはりリアは140幅よりもフロント用タイヤになってしまうが120を履かせた方が良い気がする。
今回115を履かせて余計に思った。
スリックの次は、フロントにDUNLOPのKR410
リアにスパコルかα13spどちらかを入れる予定。
溝つきプロダクションタイヤなら、スリックほど色々な意味で神経質にならず、もう少し長く遊べるだろう。
そして最後に分かった事がもう1つ!
週に3日もサーキットに行ってはならない!!
身体が持たん!!!