前回
あんなブログ書いちゃったもんだから、JPSネタも書きたくなってしまいました(笑)
なもんで今回はJPSロータスネタです♪
何しろ去年の12月に
自分の好きなカラーリングをネタにブログを書いた時に、スポーツカーはマルティニ(ポルシェ)でF1はJPS(ロータス)、ラリーカーはアリタリア(ストラトス)なんて書いておいてマルティニだけって訳にはいかないでしょう!?
でも残念ながらアリタリアカラーのマシン(まあ主にストラトスですが)は全く自分で撮影した画像がないのでブログアップはナシなんですが(^^;)
今後どこかのイベントで拝む事が出来たら書こうとは思ってますが。
まずは1973年のタイプ72Eから。
これは正にJPSのロゴが入った最初のマシンですね。
70年にゴールドリーフカラーでデビューし、73年からJPSになりチャンピオンも獲得したマシンです。
このマシン自体は成功を収めましたが後継機の開発に失敗して、1975年までの実に6年間も走り続ける事になります。
今だと有りえないですが、当時は複数年に渡って走るのは普通だったんですね。
それにしても6年は永過ぎですが(^^;)
次は1976年のタイプ77です。
タイプ72以来の優勝をもたらしたマシンです。
画像は1976年の『F-1 in Japan』でマリオ・アンドレッティが優勝を飾ったマシンそのものです。
残念ながらオーナーさんが病でお亡くなりになりマシンも海外に渡ったと聞いておりますが、日本にあってこそのマシンヒストリーだと思いますので、またどなたかが日本に持って来て欲しいものです。
次は1977年のタイプ78です。
ボディ全体でダウンフォースを得た最初のマシンであり、長らく続いた低迷から完全に脱してチャンピオン争いを繰り広げてくれたマシンです。
ただ前年までの古いレイアウトから完全に脱皮したとは言えず、リアサスペンションはダンパー&スプリングが気流中に露出したままでした。
これによってサイドポンツーンのベンチュリー部分がリアタイヤ前で終わらざるを得なくなり、結果ダウンフォースの発生中心が前よりになり、バランスを取るためリアウイングが大きくなって直線スピードが犠牲になってしまいました。
次が1978年のタイプ79です。
このマシンでタイプ78の欠点を全て修正し、78年シリーズを独走する事になります。
またセンタータンクレイアウトやフルモノコックにボディ全体でダウンフォースを得る構造等、現在のマシンはこのタイプ79の原理を如何に効率良く(モノコックのカーボン化による剛性アップも含めて)働かせることを考えて設計されていると言っても過言ではないですね。
次は1981年のタイプ88Bです。
このマシはレギュレーションの隙間を突いたら向こう側まで突き抜けちゃったマシンです(^^;)
なのでデビューのロングビーチでは失格となり、地元イギリスで改良版の88Bが登場する訳ですがこれも失格となり、結局実戦で走る事はありませんでした。
またこの1981年はJPSがシーズン途中からメインスポンサーに就いたのですが、イギリスでは当時からタバコ広告が禁止されていて88BもJPSのロゴは書かれていません。
その後も実戦に登場しなかったので、JPSロータスの中で唯一ロゴが書かれずに終わったマシンでもあります。
翌1982年のタイプ91です。
前年の革新的?なタイプ88から一転して非常に普通のマシンになりましたが、創始者のコリン・チャップマンが関って優勝した最後のマシンとして知られています。
チャップマンは82~83年オフに心臓発作で突然この世を去ってしまいました・・・。
また日本人初のフルタイムF1ドライバーである中嶋悟氏が最初にテストしたF1マシンでもあります。
次は1985年のタイプ97Tです。
かのアイルトン・セナの初優勝を飾ったマシンであり、タイプ91以来3年ぶりの優勝をもたらしたマシンであります。
この翌年の1986年のタイプ98TでJPSロータスの歴史に幕が下りることになります。
1987年から中嶋悟氏の加入が発表された時に「あのJPSロータスに中嶋が乗るのか!」と興奮を隠せなかったものですが、シーズン体制発表でキャメルカラーになってガッカリしたのを覚えています(^^;)
さて、JPSカラーのロータスなら今のF1にも走っているじゃないか!と思った方、それはある意味正しいし、オールドロータスファンとしては納得がいかない話でもあります。
昨年のロータスE20です。
そもそもJPSがスポンサーについたけどタバコ広告禁止でロゴが掲載できない(マルボロとフェラーリみたいに)のなら分からないでもないですが、ただブラック&ゴールドのカラーリングだけで『JPSカラー』って言われてもねえ・・・。
またチーム自体が旧ロータスとは何の関係もない、トールマンに始まりベネトン・ルノーと続いたエンストンのチームですからねえ・・・。
しかもタイトルスポンサーを降りた後もロータスを名乗り続けているのもよく分からないし。
ちなみにチームやマシン自体は嫌いじゃないだけに、ロータスじゃない別の名前で活動してくれれば良かったんですけどね。
という事で今回はJPSだったので、前回のMARTINI RACINGネタと違ってロータスF1オンリーのブログとなりました。
次のアリタリアネタが・・・書けるようストラトスとは言わないまでも131アバルトが見られたら良いなあ(^^;)
Posted at 2013/06/28 16:39:13 | |
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