本来なら1日から今日まで行っているはずでした
秋の乗り鉄計画ですが、皆さんご承知の通りの台風被害で道内各所で線路が寸断・・・。
それでも基幹路線である函館本線は早期の復旧がなされるであろうと期待していましたが、想像以上に被害は深刻だったようで出発前日の夜に翌日も全線運休が決定。
つまり函館から先には行けない事が決定したので、速攻で2泊分の宿のキャンセルと函館の宿を予約。
少々お高かったですが、幸い駅前で予約が出来ました。
ちょうど夜勤中だったので、明けて帰宅後準備を整え駅に向かいます。
ここで道内で使うはずだったフリーパスを払い戻しましたが、これは本当に残念でした。
因みに当初の予定はこうでした。
1日目:はやぶさとスーパー北斗を乗り継いで札幌へ。
2日目:札沼線・留萌本線・富良野線と乗り継いで帯広へ。
3日目:初スーパーとかちで新夕張へ、夕張支線を往復し南千歳からスーパー北斗とはやぶさを乗り継ぎ帰宅。
今でもやりたい計画ですが、復旧前に留萌本線(の留萌⇔増毛間)や夕張支線がなくなりそうですよね・・・。
ちなみにこの時点では到着以降の予定は全くの白紙。
車内で考える事にしてホームに上がり、後はいつも通りに撮り鉄をしながら列車を待ちます。
そして乗る予定のはやぶさ23号が到着、って何か帯の色が違う・・・。
何と予想もしていなかったH5系が入線!
これは嬉しい誤算?ですが、事前にネットで運用を調べると23号はE5系のはず。
もしかして台風で運用がずれたんでしょうか?
ちなみにドア内側の塗装も紫色です。
お蔭で函館から先に進めなくなったガッカリが少し消え、次の予定を楽しみながら考えることが出来ました。
列車はやがて新青森に到着。
分かってはいましたが、ここも通過駅になってしまったんですよね。
ところで乗車率が心配されていた北海道新幹線ですが、行き先表示を撮影してふと後ろを見ると9号車には何と私1人・・・。
確かにこれでは心配にもなりますよね・・・。
そうこうしている内に、列車は無事新函館北斗に到着。
この先が繋がるのは、一体いつになるのでしょうか?
ホームではH5系とE5系が並んでいて、早速撮影。
ホームから出てみどりの窓口へ向かい、2日間有効の『はこだて旅するパスポート』というフリーきっぷを購入。
これで函館市電と道南いさりび鉄道のながまれ号に乗り、茂辺地の北斗星を見学に行く予定にしました。
当日ははこだてライナーしか在来線が運行していないので、ホームに行ってはこだてライナーに乗り込みます。
函館駅に到着し道南いさりび鉄道の時刻表を入手、ながまれ号の時刻を確かめてからチェックイン。
後は何シテル?にも投稿した通り、近所の居酒屋で美味しいイカで一杯やってきました♪
翌日の函館は快晴です♪
正直晴れ過ぎて?暑いくらいで、念の為と思って持ってきたセーターと薄い上着が単なる重りに変身(^^;)
まあそれは仕方ないので気を取り直して、まずは駅前から市電で終点の湯の川へ。
ここからは市電で戻っても良かったのですが、フリーパスがバスも使えるようになっているのでバスで駅前へ。
ここから再び市電に乗り、反対側の終点の函館どっく前へ。
ここで乗って来た列車をいったん見送り、周囲を撮影しながら次の列車を待ちます。
ちなみにこういう『海抜〇m』と言う看板は、至る所で見かけましたね。
そして次の列車で函館駅に戻ります。
駅ではながまれ号発車まで時間があるので、懐かし?の8番線から見える留置線のスーパー白鳥を見てきます。
これも塗装を塗り替えて、スーパーカムイになるんですかね?
DE10は場内を行ったり来たりしていましたが、何をしていたのかは分かりません。
そろそろ発車時刻が近くなったので、1番線に行ってながまれ号に乗車。
旧江差線はスーパー白鳥か寝台列車でしか通ったことがなかったので、普通列車で行く風景と言うのは中々に新鮮でした(^^)
列車は無事北斗星の展示場所の最寄り駅である茂辺地に到着。
早速歩いて5分くらいの旧茂辺地中グランドへ。
道路からグランドを通して客車が見えます。
本当に良くここまでやりましたね。
個人で資金を集めてやったのですから、本当に頭が下がる思いです。
ただ近くによって見ると、車体の状態の悪さが良く分かります。
元々雨ざらしだったのをここに移転しただけと聞いていますので、現状仕方ないとは思いますがこのまま朽ち果てるのは勿体ない・・・。
せめて屋根だけでもつけられるように、内部公開時に募金を募る訳にはいかないんでしょうか?
出来ればその上で、錆の対処や塗装も何とか出来ていつまでも公開出来れば良いのですが。
さてこのまま折り返しの列車の時間まで見ていたい所でしたが炎天下で日陰もなくあっさりギブアップ(笑)
駅に戻って(駅舎の中は風が通って涼しいです)、持ってきたおにぎりを食べて列車を待ちます。
ちなみに周囲は自販機しかないので、お昼を挟んで見学に行く方はパンかおにぎりでも準備していかないとお腹を空かせて待つことになります。
ちなみいに駅舎の壁には、こんなポスターも。
下の方にある小さな紙は何かな?と思って近づくと、記念きっぷでした。
これって確か北海道でし買えなかったんですよね?
通販で売ってくれれば、結構買った人は多かったと思うんですが。
やがて折り返しの列車の時刻が近づき、きっぷの委託販売の方がやってきました。
そこで今回の台風の被害について話をしたのですが、何と駅舎の裏にある大きな木がぽっきりと折れてしまったとのこと!
行きは北斗星で帰りは暑さで参って駅舎に入ることで頭が一杯で気づきませんでしたが、これがまた結構凄かったですね。
ただ折れた方向が民家と駅舎の真ん中くらいだったので、被害自体は大した事はなかったようですが・・・。
函館周辺で被害を見受けなかったことや道南いさりび鉄道自体の復旧も早かったので、こうした被害があるとは思わなかったです。
他の被災地も含めて、1日も早い復旧を祈念したいと思います。
そしてまた道内各地を乗り鉄で楽しめますように。
折り返しのながまれ号(つまりは行きに乗った車両です)で函館駅に戻ると、2階からながまれ号を撮影しているのに気づきました。
上から見ると、こんな感じに見えるんですね。
中々良い眺めですね(^^)
8番線から見える留置線には、朝はなかった新カラーのスーパー北斗が。
本当は今回これに乗るはずだったんだけどなあ。
次は絶対乗るぞ!と。
これで予定は終了、はこだてライナーで新函館北斗に戻ってはやぶさに乗り継ぐのみ。
だったんですが五稜郭駅の駅名看板(で合ってるかな?)を撮影したかったので、五稜郭駅まで三度ながまれ号に乗車(笑)
ちょっと向きが逆ですが(笑)、見比べるとこんな感じです。
上が今回撮影したもので、下が去年の2月に撮影したJRのものです。
これで本当に道内での予定は終了、はこだてライナーで新函館北斗に向かいはやぶさに乗り継ぎました。
ただ時間がかなりギリギリでゆっくり食料の買い出しや列車の撮影をしている時間はなく、慌ただしく北海道を離れる事となりました。
ところで乗車率が心配な北海道新幹線ですが、この列車に限りそれは杞憂でしたね。
新函館北斗を出る時点で8割方埋まっていたようで、新青森から先は常に満席。
車内放送でも満席を案内していましたし、盛岡や仙台で降りる乗客がいてもすぐに埋まる感じでした。
いつもこうなら心配はないんでしょうが、そうじゃないんでしょうね・・・。
ちなみに帰りのはやぶさの写真が1枚もないのは寂しいので、降りてからE5系はやぶさのマークを撮影。
上のH5系と見比べると、違いが良く分かると思います。
これにて旅も無事終了。
今回台風の被害で思わぬ予定変更を強いられましたが、それはそれで楽しむことが出来ました。
出来れば次に行く時は、予定通りと行きたいですね(^^;)
※残りの写真は
フォトアルバムで。