楽天モバイルへの「プラチナバンド」割り当てへ

一時契約者数が落ち込んでグループの利益が圧迫されているとか言われていますが、
このところ契約者数が増えてきて持ち直しつつあるようです。

そんな中、待望の「プラチナバンド」がようやく割り当てられることになったそうです。
なにやらdocomoから開放された周波数とか・・・

実際に「プラチナバンド」が使えるようになるのは、
2023年末～2024年上旬とのことですが、
待ち望まれていた方も多いことかと存じます。

で、「プラチナバンド」が割り当てられたのは良いけど、
自分のスマホで使えるの？
ということで調べました。

楽天モバイルは現在は1バンドのみ持っていますが、
プラチナバンドが割り当てられることから
ようやく2バンド所有することとなります。

因みに4Gバンドの話です。
・Band 3　1.7GHz：楽天モバイル所有
・Band 18 or 26　800MHz：auからの借り物（ローミング）
・Band 28　700MHz：楽天モバイル取得の「プラチナバンド」

Band3は周波数が高いことから高速通信を行うことが出来るものの、
減衰しやすい性質があることから、
遠くまで飛ばない、地下やビルの中まで飛ばない
と言った性質があります。

プラチナバンドと呼ばれている電波は700～900MHzの周波数で、
高速通信にはあまり向かないものの、
障害物の裏側に回り込む性質や、
周波数の低さから地下やビルの奥まで届きやすい性質があります。
また、遠くまで飛ぶ性質もあるため、
山間部の方には待ち望まれていたバンドとも言えるかと思います。

ところで、契約者数が伸びているということですが、
個人契約が伸びているのでしょうか？
私の印象からすると伸びているのは法人契約数ではないのでしょうか？

確かに、法人契約であれば
Rakuten Link Office
を使用すれば通話料無料で使い放題になります。

一時期Softbankで行っていた方式ですね。

ウチの会社も楽天モバイルに乗り換える方針となったのですが、
その前にデモ機の貸出を受けました。

話を聞いて、使ってみた感想なのですが、
Rakuten Link Office
というアプリはモバイルデータしか無ければモバイルデータを使用しますが、
Wi-Fiに接続できれば何が何でもWi-Fiから音声データを送受信する
という作りになっているようです。

Rakuten Link Office
同士であれば国内外問わず通話料無料となるそうで、
対応していない国へ渡航したとしても、
その国で使えるモバイルルータをレンタルすることで、
モバイルルータ経由で通話料無料でアプリでの発着信が出来る(iPhoneは発信のみ)とか^^;

なので、社内Wi-Fiがあるのであればその品質が問題になってきます。

ウチの会社も私が5年以上前にWMS側から推奨されたWi-Fiのアクセスポイントを購入しましたが、
対応周波数が2.4GHzのみということと、
ローミングの際に通信が一旦遮断されるということで、
今どきのMesh Wi-Fiの導入を私が行うこととなりました。

Mesh Wi-Fiは私が求めている環境としての
・バンドステアリング機能
・シームレスローミング
を満たしています。

・バンドステアリング機能
これは、Wi-Fiで使用されいる2.4GHzと5GHzの周波数で使用されるSSIDを1つにまとめる事で、
端末はどちらの周波数につなげるのか？というのを考えずに、
高速でつながる周波数の方につながるという機能です。

・シームレスローミング
アクセスポイントを複数設ける場合、
SSIDとパスワードは全て同じものを使用することで、
アクセスポイント間を移動してもWi-Fiにつながるということがありますが、
アクセスポイントが切り替わる際に通信が遮断されてしまいます。
移動しながらスマホで電話していることを考えると、
基地局は切り替わっているものの通話は遮断されることなく継続することが出来ます。
この技術がシームレスローミングという機能です。
Wi-FiでもVoIPを頻繁に使用される現代では
通話品質の高いものが求められるようになって来ているので、
Wi-Fiに求められる機能の一つになってきています。

そのために、ネットワークエンジニアの教科書という本で
ネットワークエンジニアリングの勉強をもう一度行いました^^;