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カクシカおじさん(プレミオおじさん)のブログ一覧

2012年09月18日 イイね!

2012年 夏の旅行/その⑧ 山中湖から群馬 草津白根山・渋峠への道中記ほか

2012年 夏の旅行/その⑧ 山中湖から群馬 草津白根山・渋峠への道中記ほか 
 2012(H24)年 8月 22日(水)の早朝5時すぎ、
 私にとっては二度目でしたが、再び山中湖から素晴らしい赤富士を拝見することができました。
 
 今度は湖面には一切もやもなく、お空にも雲もない素晴らしい赤富士を堪能できました。



そして前回のブログ、その⑦には夜明け前後のわずか10分ほどの間に、徐々に赤く染まりゆく富士山を表現するため実に24枚の写真を連続掲載しました。携帯電話で見られた方…スミマセン。

御来光写真と同様、このブログにも前のブログの24枚の写真の中から8枚をピックアップして、赤富士のダイジェスト版をお送りしたいと思います。


     05. 5:00 33″ まだ山頂が赤く染まっていないです。


     06. 5:03 13″ やっと赤富士が姿を現し始めました。


     09. 5:04 10″
   わずか1分の経過で富士山頂が真っ赤に燃える色に染まってきました。


     12. 5:05 40″


     14. 5:06 55″


     17. 5:09 30″ 山頂の赤色がピークに達したようです。


     20. 5:12 33″ 山頂の赤みはなくなりました。


     22. 5:23 25″ もう普通に目にする富士山です。


 そしてこの実に素晴らしかった赤富士を体験したあと、ここをお名残おしくも離れて世界的にも珍しいと言われている、火山の火口に溜まっている水(湯)がエメラルドグリーン色に染まっている山の一つ、群馬県の草津温泉の先にある白根山へ行くことにしました。 

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 ここ山梨県の南端にあたる山中湖村から、群馬県の草津温泉までどのようなルートを選択するのが良いのか、土地勘がない関西人の私には正直分かりかねるところもあります。

 が、ETCが休日上限1000円の頃なら、迷わず中央道に入って下り線を突っ走って長野道へ入り、更埴JCT(こうしょく)から上信越道へと乗り継いで、信州中野インターで降りて志賀高原と渋峠経由で白根山へ行ったことだろうと思います。

 でも上限1000円はとうに終わったし今日は平日、山梨・長野・群馬の各県の道路地図を眺めて、高速道の割引はあまり期待できないので最小限で乗ることにしました。



とりあえず山中湖村から渋滞する前に富士吉田市を抜けて富士河口湖町へ出ました。
そして今年冬にプチオフした河口湖町のガストをやり過ごして、河口湖大橋を下から撮影。

           (早朝の河口湖大橋 : 2012.8.22 6:23撮影)

それから国道139号線で本栖湖方面へと行くべく、すぐに元へ戻ったのですが、あまりにも快晴で雲ひとつなく富士山が美しいので、富士河口湖町の船津という所らしいのですが、脇道に入って電柱・電線の目立たないところで写真を1枚。

          (富士河口湖町の船津付近?で撮影 撮影時刻は6:52)


それから国道139号を西へと走り鳴沢村を過ぎ、青木ヶ原樹海の中を通って本栖(もとす)まで出まして、国道300号へ乗り継ぎ、中之倉トンネル手前の本栖湖の富士山撮影スポットから夏の富士山を撮影です。

昨年の夏2011.9.16の日に初めてここを訪れたときは、あいにくの曇り空で富士山が全く見えなかったのでしたが、今年の真冬の2012.1.29と今回は晴天で大丈夫でした。



     (上の富士山は本日7:23の撮影,本栖湖の看板は2011.9.16の撮影)


 それからまたすぐにもと来た道に戻り、精進湖の手前の赤池交差点から国道358号線へ入って峠を越えて、中央道の甲府南インターまで出ました。
 そしてここから中央道の下り線へと入ったのですが、今考えればあのまま国道300号の本栖みちをそのまま西へ走って、国道52号から中部横断自動車道に乗ったほうが早かったかもしれませんね。 


              (中央道 双葉JCT付近 : ウィキペディア)

 しばし、下道に比べて快適な中央道の下り線を走って甲府市内の渋滞をやり過ごし、
 今回は長坂インターで下車。

             (17-1 中央道長坂インター : ウィキペディア)


 昨年の2011.9.16にここを通ったときには、午前中から午後にかけて初めて富士五湖を散策し、夕方近くになってから須玉インターで下車して、国道141号線で清里方面へと向かったのですが、今回は高速道をもう1区間余分に走って時間を稼ぐつもりでした。
 
 といいますのは、この日の夜には埼玉県の「道の駅はなぞの」でプチオフをする予定があり、ゆっくりと行動していると間に合わなくなる恐れもあるため、高速道で時間を稼ごうと思っていました。

 が、山梨県道28号線は走ってみるとあまりいい道とは言えず、しかも前に走っていた普通車のロングボディーの箱バンが、登り勾配があまりにきついので黒いディーゼルの排ガスを撒き散らしながらゆっくりと走っていて、あまり時間の短縮には結びつかなかったですね。


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 といいつつも、昨年に訪れたJR小海線(こうみせん)清里駅へと到着。
 昨年訪れたときには曇り空の夕方5時ちょうどでしたが、今回は午前9時前に到着です。
 ちなみに昨年来たときのこのあたりの散策は、当時のフォトギャラリーに少しだけアップしただけなので、今回は昨年の写真も合わせて掲載です。


        (JR清里駅の南側の踏切より 山梨県道11号線から撮影)


 JR清里駅前の広場にきれいに修復されて屋根付きで静態保存された、かって小海線を走っていた小型蒸気機関車C56 149号機。
 ちなみにC56は線路規格の低い路線向けの軽量機関車で、小型の馬のポニーにちなんで 「高原のポニー」 と呼ばれていました。










        (この写真5枚は昨年 2011.9.16に訪れたときのもの)


 蒸気機関車を撮影中(2011.9.16の夕方)、
 現在の小海線を走る近代的なディーゼルカー(気動車)が清里駅に入線してきました。
  小淵沢行きのキハ110系気動車2両です。

  時刻表を見ますと、
  清里17:07発の上り小淵沢行きの234D列車のようです(2011年のダイヤ)。





         (この絵柄の駅標はウィキペディアに掲載されていたもの)



      (我がコンテRS号と清里駅のC56 149号機 : 2011.9.16撮影)


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  昨年すでに立ち寄っていたこのJR清里駅はそのときに写真をいっぱい撮っていたので、
  今回はちょっとだけ立ち寄っただけですぐに車を北へと走らせます。


  やっと山梨県北杜市(ほくとし)を抜け長野県の南牧村(野辺山)へと入ります
                  …ちなみにここの写真2枚は昨年訪問時に撮影したもの



    するとすぐに次のような案内看板が目に飛び込んできました。
    鉄道好きな私なので早速立ち寄ることにいたします。





    まずJR鉄道最高地点1375mの記念碑のところで相棒のコンテ号とともに


「JR(昔は国鉄)鉄道最高地点」と表現されているのは、恐らく普通鉄道以外のトロリーバスやロープウェイを想定したのだろうと思います。鉄車輪を使う普通鉄道ではここが実質日本鉄道最高地点ですね。


小海線の大カーブを撮影。昨年のカメラ購入直後だったためうまく撮れずちょっボケぎみ
残念ながら今回はうっかり撮り忘れたので、これのみ昨年のものを掲載。

      (清里の駅の北側の国道141号との交点にて : 2011.9.16撮影)


    鉄道の最高標高地点標付近の踏切です。
    こちらは上り小淵沢方面です。


   こちらも同じく鉄道の最高標高地点標付近の踏切です。
   こちらは下り小海・小諸方面です。



  この大きな碑が建っているところには駐車場もあり、お手洗いや売店もありました。
  ちょっとした道の駅みたいな感じです。



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 JR鉄道最高地点の散策を終え、すぐに元の国道141号へと戻って3kmほど走ると、
 JR清里駅の次の駅になるJR野辺山駅前へと出たので、ついでにここも寄りました。


 この駅がJRおよび日本の一般鉄道の最高標高地点にある駅のようです。
 標高1345mになります。
 ちなみに最も標高の低い駅は、現在は北海道新幹線の建設のため閉鎖されている津軽海峡線の吉岡海底駅で海面下-149mだそうです。


                (JR野辺山駅 : 2012.8.22撮影)




          (この2枚の駅標名はウィキペディアより : 2006.8撮影)


   そしてここの駅前公園にも、
   かってこの路線を走っていた軽量の蒸気機関車C56が展示されていました。
   こちらの静態保存機は96号機でした。







  あとで知ったのですが野辺山SLランドという小さな遊園地がごく近くにあったのですね。
  知っていたら寄っていたのですが、これはまたの機会ということで。

     (最も標高の高い線路を走るミニ蒸気の野辺山SLランド : ウィキペディア)


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 寄り道ばかりして時間がだんだん過ぎていくも、またまた元に戻って国道141号線 佐久甲州街道を北へと進んでいきます。
 JR野辺山駅を過ぎると国道は長い直線が続きますが、ここでやっと八ヶ岳連峰が見えました。

    昨年2011年の9月にここを通ったときは、
    このあたりで日没を迎えたので八ヶ岳は全く見えなかったのですが、
    今日は晴天なので雲も多少あるなかちゃんと見えました。



  そしてやっと長野県佐久市(さくし)に到着。時刻は10:30ごろでした。
  佐久から国道18号線へと入り軽井沢方面へと向かいます。
  浅間山が大きく見えたところで、少し脇道に入り見苦しい電線のないところで撮影

              (夏の浅間山 : 2012.8.22 筆者撮影)


            (冬の浅間山 : 2005.12.25 ウィキペディアより)

 それから程なく走ると中軽井沢の手前で旧道と軽井沢パイパスへと分かれますが、群馬県の草津へと行くのでもちろん旧道のほうを走って行きました。が、渋滞の列が延びていました。

 どうやらなにもない平日にもかかわらず、学校が夏休み中なのか大勢の観光客が殺到しているようです。そういえば富士山登山のときも親子連れの大勢の小学生とすれ違いました。

 今回は軽井沢探索が目的ではないので、仕方なく道路地図とナビとにらめっこして、草津方面への抜け道の案内看板が建てられていたのでこちらを走行。別荘地の中らしき市道を抜けて行き軽井沢の街をスルーし、草津へ行く国道146号線へ合流しました。



 国道146号線に入ってからはヘアピンカーブが続くものの北行きは順調に流れていました。
 軽井沢にに向かう南行きはさまざまな地域のナンバープレートの車と出会いました。長岡ナンバーなんかもちやほや見かけました。

    長野県から群馬県に入り長野原町を走っていると↓の看板が。
    ちょっと休憩がてらに休みました。
    時刻は11:30、富士五湖を出てからもう4時間が経っていました。




    ここからやっと目指している草津白根山方面が見えました。


 その後羽根尾というところで国道144号線に出、すぐに大津という交差点名のところを左折して国道292号線、俗に言う志賀草津道路へと入りました。
 それから草津の温泉街のところの交差点を左折、白根山・渋峠方面に向かってひたすら登っていきます。


    こちらの写真3枚は2012.6.9の小坂田オフの前にここへ行ったときのもの
    この日は一日中雨で、標高が高いこのあたりはもやで何も見えませんでした




    6月初めだとまだいっぱい雪が残っています
    寒くて車の暖房を入れました

        (ここの写真3枚は、悪天候だった2012.6.9の早朝に撮影)

 この日は小坂田オフの日だったのですが、お天気が良ければ早朝の人の少ないときに白根山の湯釜を見学し、渋峠で記念撮影してからオフに行くつもりでしたが、悪天候でもやばかりで湯釜は見れないのであえなく断念。雨の中渋峠にて我がコンテ号との記念撮影しただけでした(下記に記事)。


    ナビ画面にようやく「湯釜」の文字が


    山中湖からいろいろ寄り道して6時間、ようやく草津白根山に到着です
    到着時刻は正午の12:30ごろになっていました



   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


     【 追記 : 2012.6.9(土) 小坂田オフ直前のダイジェスト版 】

 2012.6.9の早朝、菅平高原から草津回りで渋峠に行くことにしました。
 早朝6:30頃だったと思うのだけど菅平を出発。国道144号線を東に向かっていきます。

 するとJR吾妻線(あがつません)の行き止まり駅となっている大前駅が。
 いつものことながら早速寄ってみました。


    すると旧国鉄色の115系が発車していくではありませんか。
    コンテ車内から窓越しに慌ててとにかくシャッターを切りました。
    なんとかこれ一枚だけ撮れました。慌てたのでバイザーとかミラーも写っています。
    露出時間の変更など全くする間がなかったので、ぶれたままの掲載です。

    もう2分ほど早く着ていればいくつかの写真をうまく撮れたはずでしたが。
    撮影時間は2012.6.9 7:31でした。

 さすがにJR時刻表まで持ってきていませんでしたが、
 後で確認すると、2521M 7:14大前到着の折り返し列車となる、
 大前7:31発 526M高崎行きでした。
 ちなみに高崎には9:10着となっています…あまりにも時間かかり過ぎ?


   2枚目に撮ったのがこの写真で、わずかにクハ115の最後尾が見えています



    JR吾妻線の終着駅 大前駅を撮影しました


    100mほど先で行き止まりです。




 でもここまで吾妻線を作ったならば、もうほんの少しだけ延ばせば菅平高原までに到達したのに、
 当時建設を担当した鉄建公団の資金がなかったのでしょうか。


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 それから元の国道144号に戻り白根山へと向かったが、
      あいにくの天候のため湯釜見学は断念。
 現在は日本国道最高地点となっている、ここから少し先の渋峠(しぶとうげ)へと向かいます。



 お天気が良ければこのような道を登っていくのが良く見えます。
 この写真は2012.8.22に白根山の湯釜へ行く登山道の途中から撮影したものです。


    ナビ画面にようやく「渋峠」の文字が



    渋峠に到着して我がコンテ号と記念撮影。
    あいにくのお天気で周りは全く見えません。白いもやがあるだけです。
    お天気なら絶景が堪能できたはずなのですが…




国道でない普通に車が入れられるところの日本国内における道路最高地点なら、現在(2012年)なら今回富士山登山時に泊めた、静岡県側の富士山スカイラインの新5号目の標高2370mだろうと思います。ここよりさらに200mほど高いですね。

ひと昔前なら乗鞍スカイラインあたりの2700m級があったのですが、現在は残念ながら一般車は乗り入れ禁止になりましたね。


    渋峠の説明文です


    周囲を見渡すと、まだ雪が。 気温も6℃です。




    セルスターのレーダーの高度計も合わせて撮影




  ここが長野県と群馬県の県境です。
  長野県側が山ノ内町、群馬県側が中之条町になります。似かよったネーミングですね。





   県境にまたいで建っているすぐそばの渋峠ホテルさん
   ちゃんと県ごとに壁の色の濃淡を塗り分けていて県境が分かるようになっています。



  また渋峠ホテルでは、ここへ来た記念として
      「日本国道最高地点到達証明」 なるものを1枚100円で発行してくれます。
  絵柄は5種類ほどありまして選択でき、専用の機械で今日の日付を刻印してくれます。


 デザインはホームページより5種類のようです。
 しかも見てください、日付とともになんと連番も打たれていまして、私のは31135~31138番の刻印がありました。初年発行は 2004年06月29日 11:20からだそうで、000001から数えて、この日は31135番目だったのですね。



 それから志賀高原方面へ下って中野市内へと出まして(道中の簡単な様子は過去のブログで)、
 信州中野インターから上信越道→長野道と走り、塩尻インターで下車して小坂田公園へと行きました。こんなに時間がかかるとは思わずたっぷり2時間以上は遅刻しました。

   しかもオフ会には信じられないぐらいの参加者がいましてさらにビックリでした。




   次回のブログは、
   この白根山の火口、美しいエメラルドグリーン色した湯釜のご紹介
   その⑨ エメラルドグリーンの火口をした草津白根山を訪ねる、へと続きます。
                                   その⑨へと続く。
Posted at 2012/09/18 18:33:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012年 夏旅行/富士登山ほか | 旅行/地域
2012年09月13日 イイね!

2012年 夏の旅行・その⑦ また再びの、早朝の山中湖より赤富士撮影

2012年 夏の旅行・その⑦ また再びの、早朝の山中湖より赤富士撮影2012.8.22(水)の朝、この日も前日にたがわず非常に良いお天気でした。

 前日の8/21は、早朝の5時前後に素晴らしい御来光を富士山頂で初体験し感激的な朝を迎えることができました。

 御来光を見た後も幸いこの日は一日中天候も急変することもなく、すこぶる晴天だったのでゆっくりお鉢めぐりもしました。



     《 プロローグ : 前回のブログのその⑥より 》
 そして名残惜しくも富士山を無事下山しましたが、少し無理なスケジュールの登山だったので、早めに休息すべく早々に山梨県側の富士山の裏側にあたる山中湖の親水公園へと移動し、山中湖での富士山の夕焼けを堪能しました。



     (夕焼けの富士山 : 2012.8.21 18:21と18:34に山中湖より撮影)


 富士山の西側にあたる本栖湖に行けば夕日が富士山頂に映えてさぞかし美しかったのでは…と後で後悔もしましたが、
 それでもこんなに素晴らしい夕焼けの映える富士山を見れば、翌朝の富士山頂が赤く染まる赤富士もさぞかし素敵だろうと思わずにはいられなかった夕焼けでした。


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 ところで夏から秋口にかけて、夜明け直後の早朝(夕日のときもある)のわずかな時間ですが、富士山頂が赤く染まるのを 「赤富士」 といい、冬場の雪を頂いた富士山の山頂が紅色に染まるのを 「紅富士」 というのだそうです。

 有名な葛飾北斎の版画の中に “富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)” というのがあり、その第33番に 「凱風快晴(がいふうかいせい)」 というのがあります。

 この「凱風快晴」が俗に言う赤富士なのですが、凱風とは南風を意味し晴天の早朝に南風が吹けば富士山頂が朝焼けの赤色に染まることを言ったようです。

    (江戸時代の浮世絵師 葛飾北斎の代表作、凱風快晴 : ウィキペディアより)


 この版画「凱風快晴」ですが、非常に有名でしかも教科書でも載っていたりしているのでどなたも一度ぐらいは目にしたことがあると思います。
 当時は鎖国中ということもあり当時の日本をよく知らない外国人は、この版画を見て富士が赤く染まっているのをとても不思議がったようです。




そして昨年2011.9.16(金)の早朝、当時買ったばかりのシグマのコンデジDP1xを引っさげて、
    この山中湖へ行き早朝の赤富士を撮影しにいきました(下写真) 
    https://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/blog/25667000/
 シグマのじゃじゃ馬カメラのDP1xはそのために買ったようなものです。

        (2011.9.16 5:25 山中湖の親水公園より撮影の赤富士)


        (2012.1.30 6:45 山中湖の親水公園より撮影の紅富士)

 当時のブログ(2011年 9月 19日付)に書いていますが、この日は早朝だけお天気が良かったのですが、↑写真のように山中湖の湖面に雲竜のような雲というのか、あるいはもやともいえるのかが湖面を覆っていて赤富士はぼんやりと見えただけでした。


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 で、前置きが長くなりましたが、
 そこで今回、富士山に登山した後に時間に空きがあるのを利用して、再び赤富士撮影に挑戦してみることにしました。
 先の富士御来光と同じく、またたくさんの24枚の写真を撮影時間を記載しての連続掲載です。


     01. 4:39 05″(午前4時 39分 05秒撮影)

   まだ夜があけていなくて真っ暗です。でも今日は湖面に雲はないようです。
   この時刻だと昨日の富士山頂ではすでに東側がオレンジ色に輝いていましたね。
   それでもこんなに早い時間なのに
     対岸のホテルの一部の窓や富士の山小屋にはすでに灯りがともっています。


     02. 4:40 11″


     03. 4:45 52″
   周囲が山にかこまれ、しかも富士山頂より標高が低いぶん?
      富士山頂よりやや遅れて東の空が明るくなってきました。


     04. 4:52 31″


     05. 5:00 33″ 
   まだ山頂が赤く染まっていないですね。
   その代わり富士の裾野が桃色に染まってきています。


     06. 5:03 13″
   やっと赤富士が姿を現し始めました。
   昨日の富士山頂では、5時01分30秒ぐらいが日の出時刻だったです。


     07. 5:03 32″


     08. 5:03 43″


     09. 5:04 10″
   わずか1分の経過で富士山頂が真っ赤に燃える色に染まってきました。


     10. 5:04 33″


     11. 5:04 59″
   山頂が真っ赤に燃えている素晴らしい赤富士になりました。
   そして富士の裾野も美しい桃色に染まっています。


     12. 5:05 40″


     13. 5:06 07″


     14. 5:06 55″


     15. 5:07 34″


     16. 5:08 06″


     17. 5:09 30″
   山頂の赤色がピークに達したようです。
   赤富士になりだした5:03過ぎからわずか6分ほどしか経っていません。


     18. 5:10 31″
   前の17番の写真から1分後、だいぶん赤みが薄れてきました。


     19. 5:11 44″


     20. 5:12 33″
 山頂の赤みはなくなりました。
 早朝の赤富士は雲がなくお天気が良くてもわずか7~8分ぐらいしか見れないようです。
 そしてだんだん裾野の影がなくなり、上から順に直射日光に照らされてくる姿が写っています。


     21. 5:15 27″


     22. 5:23 25″


     23. 5:34 41″


     24. 5:43 54″
   もう普通に目にする富士山の色と相成りました。


 今回の赤富士撮影は前日の富士御来光とともに非常にお天気にも恵まれ、さらに日の出の方向にも雲がほぼなかったおかげで、素晴らしい御来光と赤富士を堪能することができました。

 もちろん富士山頂の雲海の上から御来光を見るのも、それはそれで趣きがありまた格別なものがあるとは思います。ただ私の居住地が関西の西側に位置する兵庫県なので、ここへはそう簡単には来られないため、このたびの富士山訪問は私にとって一生の記念となるべき思い出となったようです。

 そのせいかブログ作成にもいつも以上にまして力の入れたようで、たくさんすぎる写真とともに長大なブログが続いています。



       【おまけの追記】
 こちらは1年後の2013.9.18の日に山中湖を訪れた際に撮影した赤富士です。
 最初はシグマ DP1メリルにて、2枚目はDP3メリルにて撮影。どちらもノートリミングです。






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 そして赤富士撮影中に見かけた、白鳥?の親子らしい姿も合わせて撮影。
 まあ山中湖は一級河川ですから、営みに適していれば白鳥がいてもおかしくはありませんが、真夏の時期なのでちょっとビックリです。




 親子連れらしき白鳥は、私がズームの効かない広角の単焦点カメラしかもっていないのと、赤富士の合間に撮影したのでトリミングで白鳥を切り抜いて拡大しました。どうやら母親?1羽と、羽が全然真っ白になっていないまだ子供の2羽連れの親子のようです。











 そしてこの日の早朝の山中湖のここの外気温はおおよそ17~18℃前後のようでした。

   なお下の関連情報URLには、私が今年2012年の1月30日に行った、
   真冬の山中湖から撮影した当ブログ内の 紅富士撮影編 をご紹介しています。
       https://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/blog/25377622/


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 2012年 夏の旅行・その⑦ また再びの、早朝の山中湖より赤富士撮影編はこれで終了です。

 このあと、河口湖→本栖湖へと出て、少しばかり富士山を撮影してから、
    甲府から中央道に乗って清里・八ヶ岳経由で軽井沢を通りすごして草津に出て、
 次の目的地、エメラルドグリーン色の火口の湯だまりがある草津の白根山へと向かいました。
              その⑧ 山中湖から群馬・草津白根山への道中記ほか編へと続きます。
Posted at 2012/09/13 22:23:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012年 夏旅行/富士登山ほか | 旅行/地域
2012年09月11日 イイね!

2012年 夏の旅行/その⑥ 富士山頂のお鉢めぐりと3776mの剣ヶ峰登頂

2012年 夏の旅行/その⑥ 富士山頂のお鉢めぐりと3776mの剣ヶ峰登頂 
 2012.8.21(火)の夜明けは
   すこぶる良いお天気で御来光そのものも、
 そして夜明け前のオーロラのような
   オレンジ色が輝く閃光(せんこう)もとっても美しくて、

 この世のものとは思えないほどの
       体験をさせていただきました。



 それでも夜が明けてから30分も過ぎると、
 気温も上昇し始めて普通のお天気の良い富士山といった感じになりました。

 そして今回も67枚ものたくさんの写真をアップしています(多すぎてスミマセン)。

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   まず冒頭は前回のブログより御来光写真6枚のダイジェスト版です。
   御来光の撮影場所は成就ヶ岳(じょうじゅがたけ)というところ?だったようです。

         (2012.8.21 4時35分04秒 富士山頂にて筆者撮影)

            (2012.8.21 4時41分14秒 富士山頂にて)

            (2012.8.21 4時42分46秒 富士山頂にて)

            (2012.8.21 4時51分59秒 富士山頂にて)

      御来光とご対面です

            (2012.8.21 5時01分34秒 富士山頂にて)

            (2012.8.21 5時02分41秒 富士山頂にて)



       (御来光の撮影場所の成就ヶ岳?から伊豆ヶ岳?を望む 5:33撮影)


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そして御来光を見納めるとまず須走口登山口へと向かいます。
そこで時間もたっぷりあることから、御来光の撮影場所の位置関係より通常とは逆回りで
つまり反時計回りで山頂を1周=富士山の噴火口(大内院)のお鉢巡りすることにしました。


  「お鉢巡り(おはちめぐり)」 とは噴火口の周りを一周することを言うそうですが、
  普通に 「お鉢巡り」 といえば富士山頂の噴火口を一周することを指すようです。

  1周の距離約3km、所要時間は標準で1時間30分~2時間前後。
  そして後日調べると富士山頂には8つの峰があるようです。

               (富士山頂航空写真 : ウィキペディア)


浅間大社のすぐそばの駒ヶ岳から反時計回りに行きますと、
    →駒ヶ岳(浅間ヶ岳)→成就ヶ岳(勢至ヶ岳)→伊豆ヶ岳(阿弥陀岳)→朝日岳(大日岳)
    →久須志岳(薬師ヶ岳)→白山岳(釈迦ヶ岳)→剣ヶ峰→三島岳(文殊ヶ岳)→駒ヶ岳→
というふうになっています。
 

              (ウィキペディアに掲載されたお鉢の写真)


 フリー百科のウィキペディアのお鉢巡りの記事を読むと、
    7月は残雪が残っていることが多く部分的に通行止めになることがあるようなので、
    お鉢巡りが目的なら8月に富士登山をしたほうが良さそうです。

 そして御来光も無事見れたので早朝からですが
    この日は風もほとんどなく安全そうだったので、晴天のお鉢巡りをすることにしました。



   まず富士山頂の火口(大内院)を撮影してみました。
   火口の直径は600mぐらいあり、火口の深さは200m以上のようです。
   神いますところということで山開きの間はここへの進入は禁止だとか。

            (成就ヶ岳付近?から撮影した大内院 5:37)

   掲載写真はまだ夜明けから間がないので影の部分がまだ暗く、
   RAW現像段階で暗部の明るさをかなり上げてデジタル現像しました。




 次に撮影したのが火口側とは真反対の外周部の崖側からのもので撮影時刻は6:04。
 山中湖と周囲の山々です。
 霧なのか、もやなのかが沸き立っていて幻想的な雰囲気となっています。


 そうこうするうちに朝日岳(旧:大日岳)を過ぎ須走(すばしり)登山口へと出ます。


       
                    (撮影時刻は遠景が6:14、碑が6:20です)


   早朝の気温が4℃だったせいか女性のお手洗い待ちの行列やら、
   おみやげ屋でお土産を買う人やらで、すでに人人でごった返していました。


    そしてここにあるお土産屋の頂上東京屋さんで、
    今日の富士登山の記念に小さな額を買いました ¥1800也。



少し高いとは思いましたがキーホルダーよりも記念になるかなぁ…と思ってこれを選びましたが、
普通は日付入りの別プレートなのですが、せっかくなのでコインに日付を刻印してもらいました。

そして山小屋で聞きますと、今日の御来光はまれに見るぐらいすばらしかったよ、と常時ここにおられる山にいちゃんが言っていたので、初めて富士山に登ってすばらしい御来光に恵まれたことに改めて感謝ですね。


   おみやげ屋の横の久須志神社の手前まで来るとお鉢(八峰)の案内図が。

    (山頂に掲示されている間違っているお鉢案内図 : 撮影時間は6:45です)


 このブログを作成中に気がついたのですが、
       どうやら公的なところが作ったこの案内図、
 駒ヶ岳の旧名である浅間ヶ岳が別々に二重に描かれている上に、
       成就ヶ岳の位置も間違って描かれています(実際はもっと南側)。

 ネットで調べるとこの手の看板や案内図ですが、
        どうやらずっと間違ったままらしく、
      これってだれも指摘しないんでしょうかね!

 
自分へのお土産を買ったあと足を進めると、みやげもの屋の隣には久須志神社がありました。


昔、江戸時代の神仏習合のころ、ここは神社でなくお寺の「薬師堂」と呼ばれていたようです(ウィキペディア)。そしていくつかある浅間神社の利権争いもあったようで、なかなか複雑な歴史があるみたいですよ。現在は浅間大社の末社としての「久須志神社」に落ち着いたとのことです。


    その久須志神社の前にあるベンチ付近で撮影した写真を2枚。

                   (山中湖方面 6:46撮影)


       (湖面に橋が見えることからどうやら河口湖のようです 6:49撮影)





さらにお鉢をめぐっていきます。
この写真は2枚とも6:57の撮影で白山岳の付近のようです。最高峰の剣ヶ峰も写っています。

  ここらあたりは崖のそばではなく少し内陸部を通り、おおよそお鉢を半周ぐらいしたようです。
  このあたりでしばらく休んでいました。


   ---------------------------------


 それからてくてくと歩いていきますと、
        ごく小さな噴火口の小内院を過ぎまた崖のそばに出ました。7:31です。
 どうやら真ん中の湖が本栖湖で、その右に小さく写っているのが精進湖みたいです。



      (剣ヶ峰まで残り500mです 7:37の撮影)


          (南アルプス連峰?が見えてきました 7:38の撮影)


    いよいよ日本最高地点3776mの剣ヶ峰に近づいてきました。
    長い上り坂を登ると大内院が見渡せたのでここで1枚、7:55撮影。




             (富士山頂からの駿河湾を1枚、7:56撮影)


            (富士山頂からの伊豆半島を1枚、7:57撮影)



 それから富士登山といえば、風もなくお天気が良ければもちろん剣ヶ峰登頂ですよね。

もちろん私も登り、皆さんがしているように順番に並んで記念碑の前で証拠写真を撮影しました。
みなさん行儀が良く、次の方がシャッターを切ってくれています。

    撮影のための長い行列です。
    この日はすこぶる晴天で暑いぐらいでしたが、
        荒れているときはものすごい風が吹きまくって近寄れないらしいですよ。
    白いドームが撤去された富士山レーダー跡地でもありますね。



(すでに過去のものとなった富士山ドームレーダー : 富士山レーダードーム館にて撮影)



       


             (富士山の気象と富士山測候所の説明看板)



  そしていよいよ待ちに待った日本最高地点3776mでの記念撮影と相成りました。



    2012年 8月 21日・火曜日 午前9時02分 日本最高地点に到達です。
        剣ヶ峰の碑と右下の二等三角点とともに写っているのが筆者です。
        記念撮影の混雑のため1時間近く待っての写真撮影でした。


  そして証拠写真のような剣ヶ峰での記念撮影のあと、
                  「馬の背」という名の急坂を下っていきます。

             (馬の背と呼ばれる超~急な坂 9:15撮影)


           (ウィキペディアに掲載されていた馬の背の全容写真)

       
                     (馬の背付近から見た大内院 9:19撮影)

 これら撮影写真でも分かりますように、
   ここ馬の背がまたなんとも急な坂で足元はただの砂の土、
   しかもブルが通った後らしく地面が馴らされているので滑るのなんの、
       ズズズズと滑りながら
、やっと元の頂上富士館付近に戻りました。

 この超急な坂の馬の背を下りるのはけっこう危険らしく、滑ったり転んだりして足を痛める方もおられるようなので、ここが登りのルートとなる時計回り(右回り)のお鉢巡りがよく薦められていますね。


   ---------------------------------


    こうしてようやくお鉢を一巡して9:20ごろ、
    やっと元の宿泊した頂上富士館付近へと戻ってきました。



 御来光の時間とは違い、もうこの時間なら奥宮も山頂郵便局も開いていますよね。
 で、そこに立ち寄る前に目の前にある駒ヶ岳にも登るほどの距離もありませんが登ってみます。
 それにしても雲ひとつない晴天で、容赦なく紫外線が照りつけます。



            (富士山頂の八峰のひとつ、駒ヶ岳 9:24撮影)


           (駒ヶ岳から見た頂上富士館と剣ヶ峰 9:25撮影)



    そしてここでのお決まりの、まず富士山本宮浅間大社の奥宮へご挨拶。


       





それから神社の境内ともいえる横にある富士山頂郵便局へ入り、様々なスタンプをあらかじめ用意していたかもメールの葉書の裏面に押しまくって、知人や職場の人への残暑見舞いの葉書をここから差し出しました。

 郵便局の写真は撮り忘れたので、
 先ほどの駒ヶ岳から剣ヶ峰を写した写真からトリミング(切り抜き)しました。


    こちらの写真はウィキペディアに掲載されているもの、2005年 8月撮影


 最後に↓写真のような郵便局の窓口が販売している¥500の登山証明書を買って、
 ここ専用の消印を押してもらって、この定形外葉書はリュックに入れて持って帰りました。



(はがきの裏に押した富士山頂郵便局の専用スタンプ各種です)


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    それからここでひととき過ごしてから、
    名残惜しくもありますが10:10すぎから下山し始めました。



 富士山登山ルートは4つありますが、
 外国人の登山客も多いためでしょうか間違えないようにカラーサインで色分けされています。

 車をふもとに停めているので当然ですが登って来たルートである富士宮ルートから帰ります。
   ここ山頂から五合目までの走行距離は4.3kmと表示されています。

   公共交通機関ご利用の方などは富士宮ルートで登って、
   下りは距離は超長い御殿場ルートや須走ルートから帰る手もありますね。



  奥宮の鳥居を10:15に通過。
  昨日は日没とほぼ同時の暗くなりかけの18:40にこの鳥居をくぐり無事登頂しました。


 山頂の鳥居を降りると、このような険しい岩場となっていて登りも下りも大変です。
 さすがに 「胸突八丁」 という言葉の語源の通り、昨日の登り時にはもう息たえだえでしたよ。

            (胸突八丁と呼ばれる険しい岩場 10:16)


                (眼下に見下ろす駿河湾 10:50)



             (九合目の万年雪山荘の休憩所内 11:17)


(標高3460mもある九合目なのに、晴天で暑く気温も16℃を指している山荘の温度計) 



            (下りにはつらい、またもや険しい登山道 11:30)



       


      (新七合目に到着し荷物の積み下ろしをするブルドーザー 13:00)




          (六合目へ向かう途中にはすでに大量の雲発生 13:47)


          (六合目から宝永火山や五合目への行き先表示板)


         (六合目から五合目へはやっと負担のない道に 14:24)



 14時35分、ようやく駐車場のある標高2400mの五合目へと到着です。

 無理をした登りの5時間40分に対し下りに4時間25分かかっていますが、
 これは登りの人の通過待ち+急な岩場を慎重に降りたのと、15年前に買った登山靴が適切でなくサイズが大きすぎて靴の中で足が泳いでいたのと、しかも劣化で靴底がはがれかかっていたせい、またブルドーザの荷卸しをしばらく眺めていたこともありますね。

 そして六合目の山小屋で休んでいた、昨日胸突八丁で励ましながら登った方とかなり長話しをしていたせいもありました。普通に降りたなら私のペースではどうやら3時間半ぐらいだと思われます。





    (富士宮ルートの五合目にある標高2400mの大きな標と登山案内板)


   ---------------------------------


 このあと、駐車場も空きスペースがかなりあったので無理にここを出ず、荷物をすべて整理してからしばし休憩しました。それからまだ時間があるのでどうしようかと考えましたが、とりあえず山中湖へ行くことにしまして夕方の渋滞前に着くべくここを発ちました。

 そして山中湖の親水公園に着きまして休んでいると、みん友さんのあかねさんからご連絡があり、プチオフの日程と大まかな集合場所を決めまして、しばしすると夕焼けが。


   (わずかに山頂が赤くなった富士山 : 2012.8.21 18:21 山中湖より撮影)


        (夕焼けの富士山 : 2012.8.21 18:34 山中湖より撮影)


 よく考えれば山中湖は富士山から見ると東端なので、ほとんど夕焼けで山頂が赤くならなかったですね。富士山の西側にあたる本栖湖に行けばよかったと後で気が付きました。でも明日早朝の赤富士を期待させるような美しい夕焼けと日没直前の富士山でした。


   ---------------------------------


 これで長かった夏の旅行/その⑥ 富士山頂のお鉢めぐりと剣ヶ峰登頂編は終了です。
 次のブログはその⑦ また再びの、早朝の山中湖より赤富士撮影へと続きます。
                                その⑦へと続く


  富士登山のサイトを検索すると「後悔しない富士登山」というのを見つけました。
      サイトのリンクはこちらです → http://3776.jp/index.html

  また↓の関連情報URLには、
  もうひとつの富士登山サイトである 「富士登山にいこう!」をご紹介しています。
Posted at 2012/09/11 05:03:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012年 夏旅行/富士登山ほか | 旅行/地域
2012年09月05日 イイね!

2012年 夏の旅行/その⑤ 富士山頂での御来光を見る

2012年 夏の旅行/その⑤ 富士山頂での御来光を見る 
 ここのタイトル画像の写真は
      22番目の写真をアップしました。
 5:01 58″に撮影した御来光写真です。

 ちなみに携帯カメラでも3枚撮りました。
      これもいちばん最後にアップしました。



        《プロローグ》
 前日の日中の登山時間ぎりぎりだった、日没とほぼ同時にようやく富士山頂の今回の宿泊先である頂上富士館へたどり着いた我が富士登山でしたが、とにかくも軽い頭痛と疲れた体をいたわりながら布団の上で横になり、翌朝早朝まで休みました。

 そして翌朝となった2012年 8月 21日(火)の早朝3:30、周囲が騒がしくなり目が覚めました。蒸し暑くてなかなか寝付かなかったけどそれでも睡眠時間は7時間以上あり、頭痛も治まっていました。


 ささやかな朝食をいただきまして、早速人生で初めて富士山頂からの御来光を拝むべく支度を始めて、外へ出るともうすでに周囲にはたくさんの人がうごめいていました。

 もちろんこんなにたくさんの人数は頂上富士館には泊まれないので、夜間登山された方なのか、はたまた八合目か九合目とかの宿泊所に泊まられた方なのかは定かではありませんが、仕方ないので場所を移動することにしました。

 富士山頂のお鉢めぐりのルート上にある成就ヶ岳に移動。ここから御来光を拝むことにしました。


   ---------------------------------


 以下、DP1xで撮影しました御来光の写真ばかり33枚を時刻を入れて撮影順にアップしています。掲載時刻はカメラの内蔵時計ですが、自宅で出るときに秒まで正確に合わせたのでほぼズレはないと思います。

 残念ながら荷物になるということもあり、
    カメラの三脚を用意しなかったのがあだとなって撮影位置がバラバラなのと、
    私のカメラ腕が未熟なためうまく取れていない写真もありますが、それはご勘弁を。

 そしてこのシグマのDP1系統のコンデジのカメラ、
    太陽を直接撮影するとサッポロポテト風のマークが出る、とよく言われていましたが、
 今回の早朝の赤みがかった太陽の直接撮影はモロにそれが出ていまして、
    RAWデジタル現像の際に黒を沈めて目立ちにくくする処置をしました。

 

 それから今回のブログも、携帯で見られている方にはたくさんの写真で申し訳ありません。
    20番目の写真からが御来光の写真となります。
 なおたくさんの写真を連続掲載したため、
    次のブログのその⑥の冒頭にこのダイジェスト版を掲載しました。

 私個人的には御来光より、その直前に日が出るところだけにわずかな雲がありまして、
    そこに夜明けの太陽光が差し込んで反射し、
    お空がオーロラのようなオレンジの閃光になっているのがとても美しくより印象に残りました。


   ---------------------------------


まだ夜明け前ですが、それでも深いオレンジ色の閃光(せんこう)がとても美しいです。
左手にはたくさんの人影も写っています。そしてさえぎってる雲も龍の頭のようにも見えますね。

ここからの写真3枚は、頂上富士館を出たところの(富士)駒ヶ岳付近で撮影したようです。

     01. 4:35 04″(4時 35分 04秒の撮影)


     02. 4:37 13″

 
     03. 4:37 23″


この写真3枚を撮影した付近は、富士宮口登山道のちょうど頂上にあたるところで、
すでにたくさんの人人でしたので、撮影場所を変更することにしまして北隣のお鉢へと移動しました。

約4分ほどで一つ北隣にあたる成就ヶ岳(じょうじゅがたけ)へと移動。
ここから最後までこの場所にてご来光を眺め、そして写真に収めました。


    オレンジ色の閃光が明るくなってきてますます美しくなってきました。
    地平ではこんな閃光、なかなか見れないですね。

     04. 4:41 14″


     05. 4:41 49″


    雲の先端に太陽光が当たってわずかに光っています。

     06. 4:42 46″


     07. 4:43 04″


     08. 4:44 25″


  雲に日が差し込んできました。
  雲に太陽光が反射してオーロラみたいな独特な閃光がなんともいえなかったです。

     09. 4:46 52″


     10. 4:47 59″


     11. 4:48 58″


    雲の先端に太陽光が当たってまぶしく光っています。

     12. 4:50 21″


     13. 4:51 59″


     14. 4:54 59″


     15. 4:55 23″


     16. 4:56 05″


     17. 4:58 48″


    お空は明るくなってオレンジ色の閃光もなくなりました。
    もう日の出直前です。

     18. 5:00 22″


     19. 5:01 05″


   御来光です。わずかに龍の頭のような形をした雲がありましたが
         これがかえって独特な夜明けとなったようで素敵でした。

     20. 5:01 34″


     21. 5:01 46″


 ここからの写真7枚は、DP1シリーズカメラに特徴の太陽を直接撮影すると
    発生するサッポロポテト現象(井桁状のゴースト)を目立たなくするため、
                 残念ですが仕方なく暗部を思いっきり落としました。

     22. 5:01 58″


     23. 5:02 27″


     24. 5:02 41″


     25. 5:02 50″


     26. 5:03 42″


     27. 5:04 30″


     28. 5:05 24″

 
    いったん御来光が雲に隠れました。
    そして眼下に見えます山中湖の雲竜が動いていて形が変化しているのが
                            なんともいえず面白いですね。

     29. 5:07 39″


     30. 5:12 14″


     31. 5:14 33″


     32. 5:18 24″


     33. 5:32 02″




    富士山頂の早朝の外気温も測ってみました。
    この日は当然吹雪いておらず、お天気も良かったので外気温は4℃でした。

             (2012.8.21 早朝5:16の外気温4℃)


   ---------------------------------


 こちらは、ガラパゴス携帯カメラで撮った写真3枚です。時刻は分単位しかわかりません。
 C の写真は撮影直後に何シテルにアップしたものです。

       A. 04:44


       B. 04:56


       C. 05:02


  こちらの写真は12番の写真の龍雲の部分をトリミングで大幅拡大しました。
     撮影カメラの画素が足らずかなりボヤケぎみですが、あえて掲載です。
  しかしこの雲の形状、日本むかし話の冒頭に出てくる天駆ける龍の頭にそっくりです。
             不思議ともいえますが、両脇の雲も龍の手(前足)にも見えますね。



 この後お鉢巡りをしてから下山するのですが、
 何合目か忘れたけど私が下山中にすれ違った、私のガラパゴス携帯の御来光写真をお見せした登山中のお若い山ガールのお二人連れさま、ここのブログ見てくださったでしょうか?
 ちゃんと1ヶ月以内に御来光写真をブログアップしましたよ。

 太陽光線がコンデジDP1xのレンズ内で乱反射?してサッポロポテトマークが出てしまった見苦しい写真もありますが、コンデジの写真とお見せした携帯写真の両方をアップしました。



   またユーチューブに富士山頂のご来光の動画がありました。
   30秒ぐらいに圧縮しているようです。ここに貼り付けておきます。
 


 
   ---------------------------------


   2012年 夏の旅行/その⑤ 富士山頂の御来光はこれで終了です。
          続きましてその⑥ お鉢めぐり編に続きます。
                               その⑥へつづく
 
Posted at 2012/09/05 23:54:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012年 夏旅行/富士登山ほか | 旅行/地域
2012年09月04日 イイね!

2012年 夏の旅行/その④ 富士宮登山ルートより富士山を登る(登山編)

2012年 夏の旅行/その④ 富士宮登山ルートより富士山を登る(登山編)
富士山スカイライン内の
  駐車場空き待ちの渋滞に阻まれながらも、
  ようやく富士宮口五合目の駐車場に到着。

到着がかなり遅くなったものの、やっと我が人生初の
  富士登山への一歩を踏み始めました。



そして富士山の登山ルートは主に4つあり、今回私が挑戦したのは、最も距離が短いが
  傾斜が急だと言われている富士宮ルートです (青色のサインカラー)。
ほかにも須走ルート赤色)、富士スバルラインの有料道路を使う吉田ルート)、
  それから最も距離が長い御殿場ルート緑色)もありますね。

そして間違えて違う登山道を下りないように、各ルートごとに色分けされているようです。


  ちなみに、ここのタイトル写真は
  九合五勺(きゅうごうごしゃく)の胸突八丁から撮影した巨大な影富士です。



       《 おことわり 》
 携帯(ガラケー)でこのブログを閲覧されておられる方もいらっしゃると思いますが、
 このブログは私の苦しかった富士登山の様子を、自分自身が決して忘れることのないようにと、こと細かに記述したため、当ブログにおいては前代未聞の67枚の写真を一挙にアップしています。

 よって、パソコンからでは普通に見て読めるこのブログも、
 携帯からの閲覧では非常に読みにくくご迷惑をおかけいたしますがご容赦のほど願います。



      【2013.9.23 追記】  
  検索でここへ来られた方へ、
  ここの富士登山ブログは今まで1部構成としてきましたが、
     非常に長い文章とたくさんの写真をブログ内に貼り付けた結果、
     みんカラ ブログの許容字数制限を越えた、とのことで追記できなくなったので、

  富士山本宮浅間大社から五合目駐車場までの 「その③ 道中編」、
  五合目駐車場から富士山頂までの 「その④ 登山編」、の二部構成に分けることにしました。


   ---------------------------------


         ≪ その③よりつづく ≫
 さて、富士宮口五合目駐車場にやっとのことで到着したのは前回のブログでご紹介しました。
 そして何とか我が車の駐車場を無事確保したあと、すぐさま登山の準備にかかり、13:00直前に駐車場を出発。


   ちょうど登山口には今日の富士山の様子を示した看板があります。
   今日はとても晴天、登山日和でよかった。




   それからここで富士宮登山ルートのパンフレットをもらってきました。


 ここでもらったパンフレットの登山予想タイムはあくまで休息なしの場合
   今回宿泊予約した富士頂上館まで4時間20分、
   山頂ともいえる剣ヶ峰までは4時間40分となっています。

 が、実際に登ってみますと普通ならこのタイムではなかなか登れないようですよ。
   このタイムで登れるのはよほどの強者でしょう!
 そして今日の富士山の案内板のように、快晴で登山日和のようで天候には不安はなさそうです。


      五合目(2400m) → 六合目(2490m)     標高差 90m 走行距離500m
      六合目(2490m) → 新七合目(2780m)   標高差290m 走行距離1000m
     新七合目(2780m) → 元祖七合目(3010m)  標高差230m 走行距離630m
   元祖七合目(3010m) → 八合目(3250m)     標高差240m 走行距離570m
      八合目(3250m) → 九合目(3460m)     標高差210m 走行距離570m
      九合目(3460m) → 九合五勺(3590m)   標高差130m 走行距離440m
     九合五勺(3590m) → 奥宮・頂上(3720m)   標高差130m 走行距離550m

 頂きましたパンフレットと現地に立てられています案内看板の撮影写真とかから作成したのが上の表の富士宮登山ルートの概要です。
 ややこしいのは山小屋に新七合目と元祖七合目の二つがあり、しかもこの間の間隔は長くて登りでは1時間以上はかかるようです。ちなみに私の撮影写真の整理もこの分類で分けました。

 そして登山時刻を把握できるように今回は撮影時刻も極力掲示しました。

 なお頂上にある「頂上富士館」に宿泊の手配を取った以上、門限の19:00までには是が非でも奥宮まで登り切るつもりだったので、本当は無理しないほうが良いのだが休憩も最小限にして、登山時間は5時間40分と年齢も考えればかなり無理な登山をしたようです。



 それでもよく言われていることですが、前半で絶対飛ばし過ぎないように! ペースはかなり控えめにしたつもりです。おかげで本当に苦しくなってきた八合目、特に九合五勺から上の険しい登山道もなんとか克服でき、いちばん標高のある頂上富士館さんの宿泊所でも、なんとか高山病にならなくて済みました。

 普通は空気が最も薄い頂上では宿泊せず、八合目あたりで宿泊するほうが就寝中に高山病になる確率が低く安全だと言われています。
 でも私は頂上まで登れる状態であれば登りきってから宿泊したほうが、その後たとえ高山病ぎみになっても、あとは下るだけだから足腰への負担はともかく、気分的には楽だと思っていますよ。


 そして今回、私は富士山の初登山のうえ是が日でもご来光も見たかったので、
   夜半に不慣れな登山道を歩くこともなく、
   夜明け前の山頂手前の登山道の渋滞も避けたかったので、
   あえて一気に頂上を目指して! 登ることにしました。


   ---------------------------------


 それでも高地に体も馴れた12:50頃、富士宮口から登山すべく登山口へ。
 この時点で標高2400mより下界は、ガス(霧)で視界が完全にさえぎられていました。

     (登山口の五合目から見た下界の様子 12:52撮影…撮影は以下省略)
  

 今度は反対に五合目から上を見上げてみましたよ♪
 ここから頂上富士館まで標高差で1320mもありますね。さすが日本一の標高です。



  そして今からこれだけの高さを登るのかと思うと、ちょっとぞっーとしますが、
  幸い今日はとても晴天で登山日和でした。こちらは12:50と12:54の撮影です。



でも上の写真ではわずかに見えるものの、富士山登山の全体像がいまひとつよく分からないので、
ほぼ一年後となる2013.9.18、信州へ行った帰りに再度富士宮口五合目へ立ち寄り、
   新しいDPメリルシリーズを駆使して写真を撮りました。

こちらの写真は静岡県道72号線から2013.9.18にDP3メリルにて撮影した表富士です。


 そしてこちらの写真は、富士山スカイラインの4合目付近から撮影した富士山です。
 ここへ立ち寄ったのが夕刻となってしまったので、山全体が少し赤みががっています。
       RAW現像の際、不自然にならぬよう昼間っぽくしてみました。


            上の写真から頂上付近を大トリミングしてみました。
       
            今回の富士登山の宿泊所である頂上富士館や、
            左手には昔の富士山レーダーの建物が見えますね。



 2004年?までなら、この大きなレーダードームが富士山頂(剣ヶ峰)にそびえていたので
 麓からでもよく見えたろうと思います。

(富士宮市にある富士山頂から撤去された富士山レーダー 2013.9.18 筆者撮影)


   ---------------------------------


 それでも高地に体も馴れた12:50頃、富士宮口から人生初の富士山登山をし始めました。
 まず最初にしたのは登山口の看板の前で自分自身の記念撮影をすることでした。
 

 私は自分自身の写真はほとんど撮らないのだけど、
 今回は人生初の富士登山の第一歩目、めずらしく自分自身の写真を撮りました。

    なお今回は一人登山で、しかも荷物になる三脚は持参しなかったため、
    シグマのDP1xカメラですが、記念に道行く人に頼んで撮影してもらいました。

            (五合目登山口の2400mの看板と筆者 12:57)



 五合目を出発してまもなくすると環境庁が2億円を投じて作ったといわれている、
 最新の環境型トイレとご対面。たしか100円?だったかのチップがいったと思います。

 トイレ自体は新しくて綺麗なようです。ちなみに女性用は入れないので分かりません(笑)。

    この写真は後日の日没直前に撮影したのでお月様が見えていますね。



    (なだらかな道の六合目へ行く道 : この写真は下り時に撮影した物を流用)


 ここ五合目から次の六合目までは20分となっていますが、その通り20分でいけました。
 道もデコボコしていなくて滑らかで、ここまでなら何の苦労も無くいけますね。

 したがってまだ疲れておらずアクエリアスぐらいは飲んだと思いますが、
 とりあえずここを素通りしました。
       


             (標高2490mの六合目に到着です 13:16)


 ここから次の山小屋の新七合目までは、なぜか写真はほとんど撮っていないのですが、景色が単調だったからなのか、印象に残る景色があまりなかったからなのか、雲に覆われていて景色が見れなかったのか、とりあえず下写真2枚だけの掲載です。



          (六合目を出発した直後に撮影したらしいです 13:17)


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 新七合目に到着しました。時間は14:19でした。
 パンフレットには60分を要すると書かれていましたが、大方1時間でここまでこれました。



                 (新七合目は標高2780mです)



 新七合目から下界も見てみました。14:19撮影。
 晴天なのにとにかく “もや” というのか “雲” と言ったらいいのか、ガスがすごいです。



 さらにここから元祖七合目へと向かいます。七合目は “元祖” と “本家” の二つもあって、
 なにやらラーメン屋や和菓子屋の老舗みたいな名称ですね。

 新七合目を出発して約20分。下界を覗くとやっと伊豆半島?が雲のすきまから見えてきました。
 それでも樹木とかのさえぎる物がないからか、麓からいっぱい雲が上昇してきますね。
                                  14:39撮影。




         (逆にここから上も見上げてみました…こちらも14:39撮影)

 写真の真ん中のてっぺんに小さな山小屋が見えますが、これが元祖七合目の山小屋です。
 8月の末近い平日のせいなのか割合空いていていい感じですね。



 フリー百科事典のウィキペディアで富士山を検索すると、
 ↓写真のように、えんえんと登山者が続いていて混雑している写真がアップされていました。

        (登山者の列がえんえんと続く富士山の登山道:ウィキペディア)



 でも富士山って、すらっとした体型ですから初めて登るまで知りませんでしたが、どこからでも下からてっぺんまで見渡せるものとばかり思っていました。が、少なくとも富士宮ルートでは次の山小屋しか見えない? ようです。
 そしてここ、新七合目から登山ルートが下写真のようにかなり険しくなっていきます。


 確かに夏の富士山はピッケルなどを使って登るプロしか登れない山ではないですが、空気はだんだん薄くなり、お天気が良ければ良ければで紫外線が強烈で、登るにもけっこう体力も必要で登山は思ったより大変です。




           ゼ~ゼ~いいながらも、14:50に元祖七合目までやっと残り300mです。
           写真では分かりにくいものの、傾斜がかなり急です。
       




          (15:03 雲に覆われながらも伊豆半島が見えました)


        (15:06 わずか3分の違いなのに雲が少なくなりビックリです)




15:14 やっと標高3000mに到着、まだ半分近くの標高にして600mしか登っていませんね。
予約した富士山頂の宿泊所まで標高差であと残り720mもあります。


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   元祖七合目に到着。ここまででほぼ2時間20分を要しました。
   登山パンフレットでは休憩なしで2時間10分となっているので、
      少しハイペースぎみかもしれませんが、まあ順調に登っているようです。



          (標高3010mの元祖七合目に15:19にやっと到着)


 ここで一度バイオトイレなるものを一度体験したくて200円支払って入ってみました。





  しばしここで休憩し周りを見渡すと箱根が!しかも目の前を雲が浮いています。
  なにかアニメのアルプスの少女ハイジの世界です(相当に古い~な)。



  そして次なる目標の山小屋、八合目の池田館も見えました。
  この写真の撮影時間は15:25となっていたので、5分ぐらいは休んだようです。



   そこから約30分後の16:00ちょうどに撮影したのが↓写真です。

   この写真のとおり、岩をまたいで超えるような険しい登山道が出現。
   こんな岩を登るような道は3000mを超えて空気も薄くなり、
                       しかも疲れてきた体にはこたえます。

そこで5分ほどだったかしばし休憩。その合間に撮影したのがこの↓写真です。16:02撮影。
登山道は立派に整備されていて問題はありませんが、この写真のようにとにかく坂が急です。


 そしてもうこのころになると、時間がないからといって休憩してこなかったツケが出てきており、
    高山病にならないように 「ぜ~ぜ~」 いいはじめて息苦しくなったらとにかく少し休んで、
    呼吸が元に戻れば次へ進む、といった具合だったです。



   先ほどの場所から10分後、
   この高さまでのぼれば眼下に雲と宝永火口が良く見えました。16:13撮影。


   やっと八合目の山小屋が見えてきましたよ。16:18撮影。




   ---------------------------------


   やっとこさ16:22に標高3250mの八合目に到着しました。
      元祖七合目からここまでにほぼ1時間かかりましたよ。
   登山パンフレットではこの間は40分となっているので、20分ほど遅れています。

   「胸突八丁」 という言葉の通り、富士登山の本番は八合目からといいますが、
   このあたりから傾斜も含めて登山道がかなり険しくなってきまして、
   私の場合、パンフレットの所要時間からかなり遅れて登るようになってきました。


 ちなみにここまで登るのに3時間20分を要し、標高にして850m登ったことになります。
 本日の目標の奥宮まで標高差にして470m、あと残り3分の1ほどまでなんとか来ました。
     でも日没まで残りわずか2時間弱となっちゃいました。


       


 現在、ここ八合目から上はすべて富士山本宮浅間大社の社有地となるそうです。


       
           そしてここから上を見上げてみました。
           ↑写真は16:25撮影ですが相も変わらず晴天ですね。



  ここでしばらく休息してから出発、奥宮鳥居を16:33ごろ無事通過しました。



   そして八合目から30分ぐらいは登ったでしょうか。
   17:00ちょうどに撮影したのがこの写真。やはり傾斜が急です。



そして九合目の山小屋が大きく見えてきた17:05ごろに撮影したのが、↓2枚の写真です。

   伊豆半島も駿河湾もよく見えています。本当にお天気に恵まれました。

           富士山レーダーの白いドームが無くなって分かりにくくなっていますが、
           やっと頂上付近?が見えてきたようです。
       
           写真ではちと分かりにくいですが、相変わらず険しい道がずっと続きます。


    九合目の山小屋までもう少しです。17:12に撮影



   ---------------------------------


  標高3460mの九合目に到着です。八合目を出発してから45分かかりました。
  もうすでに夕方ともいえる17:15になっていました。


       

 ちなみに登山パンフレットではこの間は30分と表示されていますが、
    ここは標高も3000mをはるかに超えていて空気も薄く、
    しかも登山道も八合目あたりからは険しくなってくることもあり、
 あくまで私の場合は、
    パンフレットの予想登山タイムの1.5倍前後の時間がかかるようになってきました。
    よく言われている?ように、富士登山は8合目からが勝負なのでしょうか。


 私は出始めからあえてマイペースでしたけど、
 登山の出発時間が遅くて時間に余裕がなく休息をあまり取ることができず大変辛かったです。
    ちなみに前半をハイペースで進みすぎると、ここからの本番が大変らしいです。


          (九合目の万年雪山荘の旗…写真は下り時のものを流用)


            (万年雪山荘の温度計、外気温11℃ 17:16)


 この時間でも山荘の温度計が外気温11℃を示していましたが、
    登山時の自分の発する熱でまだかなり暑く感じられ、
    それよりも登山中にかいた大量の汗がシャツにしみ込んでいて、
 もうシャツは雑巾のようにびちょびちょ状態で
    このままだとカゼをひいてしまいそうでした。

 富士登山(富士宮ルート)は晴天だと登山に大量の汗もかくようです。これは意外でしたよ。


 そしてもう時間の余裕がないので少し頭痛がするものの、
    とにかく息切れが収まるのと同時にここを出発。
 九合目の鳥居を17:17にくぐり、次の九合五勺(きゅうごう ごしゃく)へと向かいました。


   撮影したこの写真は夕日の直撃を受けた鳥居の写真です。



  九合目より上はこんな大きな岩場ばかりの登山道となり、
 “登るのにますます体力が必要なうえ、登るのにもますます時間もかかるようになります”

    ↓写真は九合五勺へ向かっている17:20に撮影。




  九合目を出てしばらくした17:34ごろ、登り始めて初めて万年雪を見ました。
  万年雪山荘という名はダテではなかったですね。
  8月末でも雪が平気で残っているのですから、すべて融けることはないのでしょう。


    17:38ですが九合五勺まであと200mです



       
           九合五勺の山荘が見えてきました、17:41撮影。



  九合五勺の山荘に到着直前の17:53、大きな影富士が東側に写っていました。 
  ジグザグになっていますブルドーザー道も一緒に写っています。


   ---------------------------------


  日没まで残すところあと45分ほどとなった17:55、
  九合五勺の標高3590mの胸突山荘に到着。所要時間は40分でした。
          もうこの辺りまで来ると空気はかなり薄いです。



 そして私の場合、疲労が蓄積していたこともあり少し動くとすぐに息切れしてしまいます。
 息切れが収まるのを待ってから少し登り、息が切れたら少し休み…の連続でした。



  本来なら早朝10:00ごろから登り始めて7時間ほどかけてゆっくりと登り、
     夕方5:00ごろに山頂に到着予定の計画でした。
  これならこんなにあせらなくても苦しい思いもしなくても済んだはずでした。

  が、天の試練か、諸般の事情により3時間ほど遅れて登り始めたため、
     かなり苦しい登山となっちゃいました。

  それでもここまでくればあと残りわずかな標高差130mの登山を頑張るしかないので、
     気を取り直してもうひと踏ん張りです。


  九合五勺から見た富士の裾野です。なんともいえない形の雲が浮いていますね。




                (万年雪とブルドーザー道 17:56)


                (ブルドーザーの方向転換道 17:56)


 このあたりは 「胸突八丁(むなつき はっちょう)と呼ばれる岩がゴロゴロしている急な上り坂が続きます。
 この険しい登山道の出現に、息苦しさにもだえながらも少しずつ頂上へ向かっていきました。


  周囲も暗くなり宿の門限も迫ってきたこともあり、写真を撮らなかったため、
  この写真は翌日の午前の下山時に撮影したもので代用です。傾斜が激急です。
     ここに掲載した写真は、輝度を大幅に落として夕方ぽくしています。

  (胸突八丁と呼ばれる険しい岩場 奥宮の鳥居の下あたり: この写真は翌日に撮影)


 そしてふと東のほうを見ると影富士がさらに大きくなっていたのでカメラをパシャリ、
 日没間近の18:16の撮影でした。



 日没の18:39まで残り14分と迫った18:25、富士山頂まで残り200mの看板出現。
    山頂までもう少しで~す。



           そして18:33、後を振り返れば実に美しい夕焼けが。
       


    そうして日没となった18:40、
    ようやく富士山頂の奥宮の鳥居を無事くぐることができました。



   ---------------------------------


 こうして、やっとのことでなんとか日没ぎりぎりに無事富士山頂へとたどり着きました。
    頭痛も少ししていて高山病一歩手前でしたが。
 所用時間は休息も含めて5時間40分。私の体力ではかなり無理なスケジュールでしたよ。

 九合五勺から一緒に登った、
    間に合わないと嘆いていましたお若い女性の方お一人を励ましながら、
 そして居合わせたご年配の方3名も無事に日没までになんとか登り切ることができました。


 特に最後の九合五勺から富士頂上までは、
 胸突八丁と呼ばれる大きなゴロゴロとした岩場を登っていくのと、
    傾斜がかなり急なうえ疲労しているのも追い討ちをかけて、
 パンフレットの30分での登山は私にはとても無理で、
    下山者とのすれ違いもわずかしかなかったのに、たっぷり45分も要していました。

 私の場合、八合目から上の登山時間は、パンフレットの1.5倍はかかっていましたね。


 いちばん最後の最後に出現する九合五勺から富士頂上までの胸突八丁の区間、
    「胸突八丁」 と呼ばれるだけあって、
 ここが富士宮登山ルートのクライマックス かつ 最も登るのが大変な区間でした。



 (富士山頂の奥宮のそばにある頂上富士館 : 写真自体は翌日の2012.8.21のもの)


 この日の宿泊はあらかじめ予約していた頂上富士館さんで、遅い夕食のカレーをいただき、
 汗でびちょびちょの下着を着替えて荷物の整理を済ませると19:00の消灯時間となり、
    翌朝の早起きに備えてとにかく疲れた体をゆっくり休ませました。


   ---------------------------------


  これで長かった「2012年 夏の旅行/その④ 富士山を初めて登る(後半)」 は終了です。
  次のブログは富士登山のクライマックス、「富士山頂の御来光」 編をお届けします。
                                 その⑤へ続く


  「富士登山をしてみたい!」 という、おもしろいサイトを見つけました → こちら です。
                ( http://tozan.net/fuji/index.php
  これを読めば(見れば)、富士登山の要点がしっかり書かれているので参考になります。

  また関連情報URLには、富士登山の情報が詳しく書かれていましたサイト
                       「あっぱれ!富士登山」 をご紹介しています
Posted at 2012/09/04 03:51:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012年 夏旅行/富士登山ほか | 旅行/地域

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当然、新品のストレーナ・マグネット・ガスケットへと交換。」
何シテル?   10/26 21:55
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