仕事休みの今日、我がコンテくんもCVTフルードの交換を行いました。
現在の走行距離43700km、これを1年4ヶ月弱で走っているのですが今までCVTの車は乗ったことがなく、果たしてCVTミッションオイルはどれくらい持つのかさっぱり分かりませんでした。
で、コンテを購入したときに頂く保証書が付いた「メンテナンスノート」を丹念に読みますと、メーカー推奨交換周期は5万キロとなっています。
これは恐らくメーカーの実験によってはじき出された数値ではなかろうか…と思いますが、ごく普通に走ればメーカーサイドから見ると、フルードの性能を維持するには50000km前後までが限度ということなのでしょう。
ATミッションと違って金属ベルトで動力を伝達している構造上、CVTフルードの質の劣化にはどうやらシビアーなようで、この伝達機構はケミカルに頼っているところも多大にあるようですよ。
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で、とりあえず当方の車も40000kmを越えていたので、エンジンオイルの交換と共に冬場も近いこともあり、思い切ってCVTフルードも交換することに。当方の利用しているコンテを購入した車屋さんは指定工場なのですが、歩いていける距離なのでけっこう重宝しています。
普段はフルードの在庫は置いていないとのことだったので、
ダイハツコンテ用の純正品を取り寄せてもらいました。
(この写真は2013.4.22に撮影したものを掲載)
フルード交換の様子やフルード液の新旧の比較などは、
2013年 4月 23日の当ブログ 「我がコンテ号 二度目のCVTフルード交換」 にて
簡単にご紹介しています → リンク先は
こちら です。
今回CVTフルードを交換するにあたってちょっと調べてみましたが、どうやらこのオイル(正式にはフルードと言うそうですが)、CVTは微妙なバランスで成り立っているらしく、使用フルードも純正品使用オンリィーがベストなようなので、ダイハツのディーラーなら在庫を置いているとは思うけど、車種専用品となるため一般の整備工場では普段は在庫を置いていないようです。
ダイハツのCVTは後発なので完成度は高いとは思いますが、コンテ購入前にDで聞いた話では試験台上では30万キロはいけると言っていましたが、まだ歴史が浅くてそこまでの実績がないので走行距離多い自分の車がテスト台になっているような感じです。
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これはあくまで私の車の場合でしたが、ともあれCVTフルードを交換し走ってみるとビックリ。新車に乗っているようなフィーリングに戻りました。この変速・伝達装置はケミカルに頼っているというのはダテではないようです。
原付バイクのスクーターとかなら、自動変速といっても乾式だしベルト駆動なので、ベルト・プーリー・ウエイトローラーの磨耗とベルトのカスの清掃に気を使っていればいいのですが。
そしてフルード交換後は今までの発進の具合とは大違いで、エンジンが音も立てずグイグイと車が加速していくではありませんか。
フルードの交換でこんなに出だしが違うものかとビックリしましたが、新車購入後43700kmも走っていたので、オイルの粘度も落ちて熱にもやられ、しかも休日ETC1000円制度をフル活用してかなり高速道路も走っていたので、フルードの劣化がけっこう進んでいたのかもしれません。
この写真は2013.4.22の日に行った二回目のCVTフルード交換時に撮影
左側が劣化したフルード、右側が新品フルードとなります
今まではトルクが必要な発進時や登坂時などにCVTが微妙に滑っていた感じがしていましたが、交換後はエンジンが音を立てることなしに、アクセルの操作に俊敏に車が反応するようになった感じです。とりあえずフルード交換の効果を確かめるため、しばらくは燃費の記録を正確に採ってみます。
どうやら私の乗り方の場合では、4万キロあたりがCVTフルードの交換周期のように感じられました。ちなみにコンテRSの場合、ダイハツ純正フルードは軽四のCVTとは思えないぐらいの量である6Lも入りましたが、この6Lという量は小型乗用車並みのCVTフルードの容量とか。
普通の軽四車のCVTのフルードは4L前後らしいです。交換された車屋さんもちとビックリしていました。オイル(フルード)容量が多いので指定交換周期が長めになっているのかも。ちなみに6LといえばコンテRSのエンジンオイルのちょうど2倍ぐらいの量のようです。
【関連情報URL】には、車のミッションの仕組みを分かりやすく解説したページを紹介しています。
【11/18追記】
どうやら我が車では、フルード交換による燃費の差は今のところほとんど変化なしのようです。
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まあ、当方所持の軽二輪バイクCD250Uも2万キロぐらい走ると、フロントサスペンション用の10Wのネバネバだったホンダの赤色のクッションオイルが黒ずみ、しかもさらさら状態に近くなり用を足さなくなります。
これの交換はかなり手間隙がかかるので、真夏と真冬を外して気候のよい作業しやすい頃を選んでいつも自分でやっていますが、サスペンションをすべてバラバラに分解し、パーツクリーナーで部品をすべてきれいに洗浄したあと、新品のホンダのクッションオイルを規定量より少し多めに入れて、最後に油面調整器で左右ともバッチリ油面高さを合わせてから、コイルバネを入れて封をし元通りバイクに組み付けます。
この作業をしたあとの走りが変わること変わること。こんなCD250Uのような軽二輪のビジネスバイク(風)でも、タイヤが路面に吸い付くような感じがして、本当にビックリします。