
ここのタイトル写真は、
ピボット(PIVOT)という会社が出しているCAN通信のお車に対応した、社外品のX2Cという水温計です。
この水温計は昨年の夏場、すでに私のコンテRS号に取り付けているところの写真(この写真当時は仮設置)ですが、社外品の水温計のため、純正の水温センサーが感知している実温度をそのまま表示しています。
で、水温計の詳しいお話は以前のブログ (
2011.07.26 と
2011.08.10 と
2011.08.18) で詳しく取り上げたので今回は簡単にですが、
ダイハツのKFエンジンは燃費の向上と排ガス規制のためなのかエンジンブロックの温度も高めとなっていて、以前の常識より冷却水温が10℃以上は高めとなっているようです。コンテ(KFエンジン全般?)は、なにせサーモスタットの全開温度が97℃ですから、冷却水温100℃越えも普通です。
よってこのメーター、現代の時代に合わず肝心な100℃以上の部分が大幅に荒きざみな! 目盛りとなっているのが非常に残念なところですね。
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ところで最近のお車はオーバーヒートしにくくなったためなのか、単にコストダウンのためなのか、メーターの電飾や燃費計にお金がかかるためなのか、一昔前までは純正で針式の水温計がついているのが普通でしたが、いまやこれは少数派になりつつありますね。

(コンテに乗る前に乗っていた我が家のアトレーワゴンの燃料計と純正水温計)

(ネットで見かけた車の水温計)

(2021年 3月に購入したプレミオの水温計と、プレミオの通常水温)
ところが日本車の純正の針式水温計、これ水温が適正温度の時には針は真ん中を指したまま全く動かないように設定されていまして、水温計の針がHにいってしまったときには、時すでに遅しということらしいのです。
水温計の針が動き回ると不安を覚えるドライバーの苦情を恐れての?
あるいはわざといいかげんにしている?水温計でも
やはり実温度を表示する水温計が搭載されていれば、ウォータポンプの故障や、配管やゴムチューブからの冷却水漏れ、サーモスタットやラジエターキャップの不具合やパッキンの劣化等、万一のオーバーヒートぐらいは判別できるのでやはり安心感は違いますね。
ちなみにコンテの冷水温の警告灯は水温50℃前後で消灯するのはすでに判別できたのですが、もちろんまだオーバーヒートは全く体験したことはないので、コンテの高水温警告灯がいったい何度になると点滅・点灯するのかは全く不明です。取説にも整備書にも書いていないです。
ちなみに車によっては120℃前後で点灯するのもあるそうな (ホンダのバモスらしいが、これではあまりにも高すぎる)。
参考になったのはコンテの修理書に水温センサーの特性が記載されていまして、これによりますと20℃と80℃と110℃の抵抗値が記載されていますので、ラジエターキャップの刻印も1.1であることもあり110℃ぐらいまでは大丈夫?なのかなぁ、と思います。少なくとも105℃では高水温警告灯が点灯しなかったのは確認しました。
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で、2012年の9月頃に新発売となるらしい製品がこれ↓で、「デュアルゲージ」というそうです。
これの発売はパソコンで見る場合ですが、みんカラの右上のバナー広告に掲載されていたものをなにげなく見ていて知りました。

(もうすぐ発売予定のピボットDXB = ブースト計+水温計/電圧計)
メーター盤面はDXとDSシリーズとも共通らしいのですが、DXシリーズのメーターは故障診断コネクター直付けのタイプ、DXシリーズのメーターは後付センサー接続タイプのようです。
センサー後付のメーターならすでにデフィーあたりからも出ているので、あまりうまみはなさそうですね。
もちろん私の場合はX2Cの水温計と同様に、配管に無加工のDXシリーズのほうを好むのは当然ですが、今回はターボ車向けのブースト計、もしくはNA車向けのバキューム計が針式のアナログ表示で、水温計と電圧計がボタン切り替え式の赤色のデジタル表示となっているようです。

(我がコンテRSの故障診断コネクターに接続しているX2C用の接続コード)

(我がコンテに取り付けている、100℃以上の目盛りがかなり荒刻みなX2C水温計)
ちなみに100℃以上の水温が大幅な荒刻みになっているX2Cの水温計なら、針式表示が好みの私もあえてこちらのデジタル表示のほうがいいかもしれません。
NAのノンターボ車なら瞬間燃費計のバーを見ればバキューム圧はある程度予測がつきますが、我がコンテ号はRSのターボ車だし、さらに最近のターボ車はどのあたりでブーストがかかっているか分かりにくくなっていることもあり、正直ブースト計も欲しかったです。
これがあれば水温計がデジタル表示になってしまうのは残念ですが (恐らくX2Cとの両刃使いは不可だろうと思います)、純正センサーが把握しているバキューム・ブースト圧が把握できますね。
ただしメーカーサイトを見ると、新型ムーヴカスタムは動作確認が済んでいるみたいですが、コンテ系統はまだのようで新型ムーヴで動くならコンテも動作しそうですが、さすがに実売2万円以上?する商品を人柱する勇気は私にはないので、しばらく様子見ですね。
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【ここからは、2012.8.27 追記です】
2012.8.26(日)の日、名古屋市内にある「スーパーオートバックス ナゴヤベイ」で、このピボットDXB = ブースト計+水温計/電圧計の装着イベントが開催されるとのことで、つい先日富士山や埼玉・山梨にも行ってきたにもかかわらず、舌も乾かぬうちに名古屋へGoしてきました。
そして午前10:00過ぎにお店(イベント会場)に到着です。

(イベント会場に置かれていた、ピポットのゲージたち)
そして、ターボ車の我がコンテRS号に早速ピボットDXBを故障診断ソケットに装着、メーターが動作するかどうか見てみました。そしてどうやら問題なく動作しているようでした。
上の写真は店内駐車場内を走行中に助手席の知人に撮影してもらった写真で、低速走行のためブースト圧は-0.65付近を針が指しており、アイドリングとそんなに変わらない値ですね。ちなみに水温は92℃です。
残念ながら撮影写真はありませんが、あまり良くないことですが空ぶかしでエンジンを回してみますとブースト圧が+0.5を指したりしていましたので、どうやらこのピボットDXBはコンテRSではとりあえず動作するようです。
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下の↓関連情報URLは、ビボットのDXシリーズの製品案内ページです。