《プロローグ》
日本一高いお山といえば誰もが知っている富士山ですが、
我が人生45年経つも、未だこの日本一高くて美しいプロポーションを有する霊峰富士には一度も登ったことがなく、かねがね富士登山に挑戦してみたいとずっと思っていました。
そして今年2012年 8月の20日~23日まで幸い4連休となりまして、お盆の間はずっと仕事でしたので遅いお盆休みみたいなものですが、今年のお盆期間中はあいにく天候が悪かったので、これ幸いとばかりに急遽富士登山を決行することにしました。
そしてネットや今年真冬に行った静岡の道の駅で買った富士山の本を見ながら(読みながら)予備知識を仕入れ、また慌てて登山用のストックを通販で買ったりして、出発前日までにすべての用意をして我が愛車のコンテRS号に荷物を積み込んでおきました。
アマゾンとかで3000円ほどで売られている登山用ストック(下写真)。
VAXPOT(バックスポット) トレッキングポール 2本1セットを急遽購入。
事前情報では富士宮口の登山道は、
登山距離が短い代わりに岩場も多く傾斜も急だということで、
安物ですが2本1組の登山用ストックを買ってきました。
逆にスバッツは、富士宮口からの登山では不要だとの情報があったので買わなかったです。
そして、8/19の日曜日の仕事を定時で終え、ガソリンを満タンにして帰宅。荷物の積み忘れがないかもう一度チェックをしてしばし休息しました。
上り中国道の宝塚付近の渋滞を避けるべく、真夜中近くなった夜10:30過ぎに自宅を出発。
平日にまたぐものの土日と深夜割引のETC半額を効かせながら、順調に行けば翌朝には富士宮に到着して、朝の8:00か9:00頃から富士登山を始めるつもりでした。
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が、しかし世の中、そうはうまくいかないもので、道中に渋滞や事故こそなかったものの、40半ばのおじさんがフルタイムの仕事をした後、わずかな休憩でしかも一人だけで真夜中の高速道路を何時間も運転できるわけがなく (出来る方もおられるだろうが)、心配したとおり案の定睡魔に襲われて何度もSAで寝てしまいました。
特に出始め直後の中国道の西宮名塩SAで3時間以上熟睡し、さらに新名神内の土山SAでも2時間以上?だったか熟睡して、目が覚めればもう夜明けを迎えていました。
無理に走り事故を起こすと元も子もないし、疲労で寝てしまったものは仕方がないので、気を取り直して明るくなった高速道路をひたすら東へ向けて運転です。
中国道→名神→新名神→東名阪→伊勢湾岸→東名と各高速道路を乗り継ぎ、時間に余裕があれば早朝の浜名湖も見るつもりだったけど大幅に遅れたのでこれは次の機会にして、開通したての新東名へと入ります。
(東名高速の三ヶ日ジャンクション : 2012.8.20撮影)
(浜松いなさジャンクション : 2012.8.20撮影)
関西地区ではすでに2008年 2月に超高規格な新名神の本線(草津田上~亀山間)が開通していたので、新東名も同じようなもので馴れたものでしたが、初めて通った方ならこの高規格ぶりにはさぞかし驚かれると思います。
(部分的に片側3車線の新東名 : 2012.8.20撮影)
ただし最高速度は、ほぼ50年前に名神高速が開通して以来の時速100キロのままで、
これはどう考えても
青キップの罰金が交通安全協会などへの収入となる、
変な制度の警察利権のせい?
で未だに改訂されないままですね。
本来の設計速度の時速140キロ制限では高すぎると思うものの、流れている車の速度と軽自動車でもなんとか走れそうな時速120キロぐらいまでは緩和すべきでしょう (2017年 11月より一部区間で日本初の110km/hに引き上げられました。なお大型車は従来通り)。
【 追 記 】
後日聞くところによりますと、高速道路の最高速度のアップはどうやら主に日本の自動車メーカーが難色を示しているとの話を聞きました。もちろん表立って各メーカーがそう言っているわけではありませんが。車の全般的な出来に対し、相対的に骨格となるフレームと足回りが貧弱なのが日本車なのでしょうが、ここにコストを掛けたくない各メーカーの姿勢が表れているように思えます。
我がムーヴコンテカスタムRSでも、ショックアブソーバーをカヤバのニューSRに交換しただけで、走りのしっかりさは大幅に良くなりました(リヤーサスの径は39mmにもなります。ちなみに純正は32mm径)。背高ワゴンのスズキソリオなんて最新型でも未だにリヤーサスが28mm径のものを使っており、コストダウンのやりすぎには非常に驚かされますが、この28mmという直径はスズキの一般的な軽自動車と同レベルです。背高な普通車でありながら高速走行中に横風を受けたらかなり怖いのでは? と思えます。
また新東名・新名神高速道路はトラックが多く、 しかも決してマナーがいい運転とは言えない、
追い越し車線を長時間ふさぐ大型トラックがとても多く!
全線3車線化は必須です。
そして最高速度を120km/hにする時には、
全線片側3車線化とともに、全線に渡ってアウトバーンのように
大型車は追い越し車線への進入禁止の措置も必要です。
しかも残り区間の片側3車線化はわずかな追加資金で出来るはずなのに、政治的なアプローチがあるのか非常に迷惑な話だが、新東名・新名神の片側完全3車線化と、新名神の未だ未開通の滋賀~京都~大阪府区間は無駄だと言った猪瀬直樹らのせいで、現在は中途半端なまま開通しているのがとても残念です。
この上の写真は2chにアップされていたのをここにも掲載しましたが、最初は片側3車線で造られていたものを、わざわざ余計な費用までかけて!2車線にしています。
ちなみにこのうっとうしい車線規制のための赤いポールは 「猪瀬ポール」 と呼ばれていて、すでに出来上がったものを新たに車線規制するという、本当に訳の分からないバカげた政策ですが、こういう政治家たちは深夜とかに東名や名神高速道路を自ら運転することがないのでしょうね。
それと交通反則金、どういういきさつで交通安全協会へと流れるようになったのかは分かりませんが、反則金である以上はもう全額国庫に納めるべきで、任意団体の交通安全協会にお金が流れること自体がそもそもおかしいです。
とある公安委員長が言ったように、そのために反則金目当ての取締りばかりしている(暴走車・暴走トラック・暴走族など、悪質な者を取り締まるのが本来の目的でしょう)、異常に低い幹線道路や高速道路の制限速度などおかしなことばかりになってますね。
こんな警察の天下り団体ともいえる役にも立たない協会、もう解体してしまったほうがいいです。 こんな逃げ道があるから冤罪もなくならないのでしょう。
交通反則金は全て道路の改良に使うのが本来の道筋です!
国道2号線の岡山バイバスで行われたように、特に幹線道路の大交差点のアンダーパス化・開かずの踏切の解消のための鉄道の立体化などに使って、交差点と信号や踏切の数を減らせば交通事故も減らせずはずで、反則金を交通安全協会の人間を養うのに使うのは筋違いで間違っていますよ!
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ちなみにもう50年近く前になりますが、(旧)名神高速道路とほぼ同時期に作られた東海道新幹線も、開業当時は世界の三大バカとか言われて世間の理解が得られず、予算の獲得が十分でなかったため線路規格が低くなり、現在の東海道新幹線の高速化を大きく阻害しています。
特に半径2500mのカーブを多数作ったこと、さらに熱海駅前後などはいろいろとあって通過駅なのにもっとひどくて、さらに急カーブとなっており現在でも大幅な減速を余儀なくされています。
(小田原駅を通過する初代0系新幹線 : 1989.5.6撮影 ウィキペディアより)
そこでまだ国鉄が元気だった頃に、将来のスピードアップに備えて次の山陽新幹線建設ではカーブ半径を4000mとかなり緩和したが、それでも徳山駅構内などでは熱海と同様な規格外の半径1600mの急カーブが出来てしまった。
(新幹線規格外の急カーブとなってしまった山陽新幹線の徳山駅 : ウィキペディア)
熱海も徳山も開業当初は最高速度210km/h(巡航速度は200km/h)だったので、減速は40km/hほどで済んでいたが(160km/hで通過)、最高速度300km/hとなった現在では130km/hもの大きな減速(170km/hで通過)を強いられるようになりました。
しかもこの山陽新幹線の線路規格ももう30年以上も前の規格なのに、東海道・山陽新幹線開業当初では考えられなかった時速300キロ走行超となった現代でも、前例主義にならいその新幹線規格を全く変えようとしない役人たち、頭がかなり悪いです。
(最高速度320km/hの設計だったJR西日本500系新幹線:ウィキペディアより)
現代の新幹線はカーブ半径6000m・トンネル断面100㎥が世界の常識で、この規格だと350km/h程度までいけるし、もちろん乗り心地も良くなります。
ちなみに狭軌の在来線の半径1400mという湖西線の規格ももう時代遅れですが、近年造られた常磐新線=つくばエクスプレスも160km/h走行も考慮して狭軌線での最大カント量105mmを設定しているが、この狭軌線でのカーブ半径1400mという湖西線規格での160km/h走行はちょっと厳しいですね。
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とにかくもそうこうするうちに掛川SAに到着、
ここで朝食と登山時のためのスポーツドリンクのアクエリアスと板チョコを買っておきました。
(新東名の掛川サービスエリア : 2012.8.20撮影)
まだ出来たてのSAなので中はとてもきれいでしたが、このテナントの中に吉野家の牛丼店があったので、朝食は高山病にも効くらしい炭水化物を多く含み、カロリーも高そうな牛丼にしました。
そして掛川まで来ると目的の下車インターの新富士ICまではもうわずかで、
富士に近づくと東名ほどではないにせよ富士山も見えてきました。
雲も少なくとてもいい天気そうで登山日和なお天気のようです。
(新東名から見た晴天の富士山 : 2012.8.20撮影)
そうして、まもなく新富士インターに到着。あいにく撮影写真はないので、
ウィキペディアから未開通前の料金所の写真を拝借したのを代わりに掲載です。
(7の番号が振られた新東名の新富士料金所 : ウィキペディアより)
新東名の新富士ICを降りますと通行料が無料となった西富士道路へ直結していましたが、
北の終点のところで渋滞しており停車中に撮影したのが下写真です。
(西富士道路から見た富士山 : 2012.8.20撮影)
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2012年 夏の旅行/その① プロローグと新東名走行で富士宮へ、はこれで終了です。
この旅行の模様は、訪ねた順に13連投の予定で今後連続投稿する予定です。
次はその② 富士山本宮浅間大社参拝編へと続きます。
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