2012(H24)年 8月 22日(水)の早朝5時すぎ、
私にとっては二度目でしたが、再び山中湖から素晴らしい赤富士を拝見することができました。
今度は湖面には一切もやもなく、お空にも雲もない素晴らしい赤富士を堪能できました。
そして前回のブログ、その⑦には夜明け前後のわずか10分ほどの間に、徐々に赤く染まりゆく富士山を表現するため実に24枚の写真を連続掲載しました。携帯電話で見られた方…スミマセン。
御来光写真と同様、このブログにも前のブログの24枚の写真の中から8枚をピックアップして、赤富士のダイジェスト版をお送りしたいと思います。

05. 5:00 33″ まだ山頂が赤く染まっていないです。

06. 5:03 13″ やっと赤富士が姿を現し始めました。

09. 5:04 10″
わずか1分の経過で富士山頂が真っ赤に燃える色に染まってきました。

12. 5:05 40″

14. 5:06 55″

17. 5:09 30″ 山頂の赤色がピークに達したようです。

20. 5:12 33″ 山頂の赤みはなくなりました。

22. 5:23 25″ もう普通に目にする富士山です。
そしてこの実に素晴らしかった赤富士を体験したあと、ここをお名残おしくも離れて世界的にも珍しいと言われている、火山の火口に溜まっている水(湯)がエメラルドグリーン色に染まっている山の一つ、群馬県の草津温泉の先にある白根山へ行くことにしました。
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ここ山梨県の南端にあたる山中湖村から、群馬県の草津温泉までどのようなルートを選択するのが良いのか、土地勘がない関西人の私には正直分かりかねるところもあります。
が、ETCが休日上限1000円の頃なら、迷わず中央道に入って下り線を突っ走って長野道へ入り、更埴JCT(こうしょく)から上信越道へと乗り継いで、信州中野インターで降りて志賀高原と渋峠経由で白根山へ行ったことだろうと思います。
でも上限1000円はとうに終わったし今日は平日、山梨・長野・群馬の各県の道路地図を眺めて、高速道の割引はあまり期待できないので最小限で乗ることにしました。
とりあえず山中湖村から渋滞する前に富士吉田市を抜けて富士河口湖町へ出ました。
そして今年冬にプチオフした河口湖町のガストをやり過ごして、河口湖大橋を下から撮影。

(早朝の河口湖大橋 : 2012.8.22 6:23撮影)
それから国道139号線で本栖湖方面へと行くべく、すぐに元へ戻ったのですが、あまりにも快晴で雲ひとつなく富士山が美しいので、富士河口湖町の船津という所らしいのですが、脇道に入って電柱・電線の目立たないところで写真を1枚。

(富士河口湖町の船津付近?で撮影 撮影時刻は6:52)
それから国道139号を西へと走り鳴沢村を過ぎ、青木ヶ原樹海の中を通って本栖(もとす)まで出まして、国道300号へ乗り継ぎ、中之倉トンネル手前の本栖湖の富士山撮影スポットから夏の富士山を撮影です。
昨年の夏2011.9.16の日に初めてここを訪れたときは、あいにくの曇り空で富士山が全く見えなかったのでしたが、今年の真冬の2012.1.29と今回は晴天で大丈夫でした。

(上の富士山は本日7:23の撮影,本栖湖の看板は2011.9.16の撮影)
それからまたすぐにもと来た道に戻り、精進湖の手前の赤池交差点から国道358号線へ入って峠を越えて、中央道の甲府南インターまで出ました。
そしてここから中央道の下り線へと入ったのですが、今考えればあのまま国道300号の本栖みちをそのまま西へ走って、国道52号から中部横断自動車道に乗ったほうが早かったかもしれませんね。

(中央道 双葉JCT付近 : ウィキペディア)
しばし、下道に比べて快適な中央道の下り線を走って甲府市内の渋滞をやり過ごし、
今回は長坂インターで下車。

(17-1 中央道長坂インター : ウィキペディア)
昨年の2011.9.16にここを通ったときには、午前中から午後にかけて初めて富士五湖を散策し、夕方近くになってから須玉インターで下車して、国道141号線で清里方面へと向かったのですが、今回は高速道をもう1区間余分に走って時間を稼ぐつもりでした。
といいますのは、この日の夜には埼玉県の「道の駅はなぞの」でプチオフをする予定があり、ゆっくりと行動していると間に合わなくなる恐れもあるため、高速道で時間を稼ごうと思っていました。
が、山梨県道28号線は走ってみるとあまりいい道とは言えず、しかも前に走っていた普通車のロングボディーの箱バンが、登り勾配があまりにきついので黒いディーゼルの排ガスを撒き散らしながらゆっくりと走っていて、あまり時間の短縮には結びつかなかったですね。
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といいつつも、昨年に訪れたJR小海線(こうみせん)清里駅へと到着。
昨年訪れたときには曇り空の夕方5時ちょうどでしたが、今回は午前9時前に到着です。
ちなみに昨年来たときのこのあたりの散策は、当時のフォトギャラリーに少しだけアップしただけなので、今回は昨年の写真も合わせて掲載です。

(JR清里駅の南側の踏切より 山梨県道11号線から撮影)
JR清里駅前の広場にきれいに修復されて屋根付きで静態保存された、かって小海線を走っていた小型蒸気機関車C56 149号機。
ちなみにC56は線路規格の低い路線向けの軽量機関車で、小型の馬のポニーにちなんで 「高原のポニー」 と呼ばれていました。

(この写真5枚は昨年 2011.9.16に訪れたときのもの)
蒸気機関車を撮影中(2011.9.16の夕方)、
現在の小海線を走る近代的なディーゼルカー(気動車)が清里駅に入線してきました。
小淵沢行きのキハ110系気動車2両です。

時刻表を見ますと、
清里17:07発の上り小淵沢行きの234D列車のようです(2011年のダイヤ)。

(この絵柄の駅標はウィキペディアに掲載されていたもの)

(我がコンテRS号と清里駅のC56 149号機 : 2011.9.16撮影)
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昨年すでに立ち寄っていたこのJR清里駅はそのときに写真をいっぱい撮っていたので、
今回はちょっとだけ立ち寄っただけですぐに車を北へと走らせます。
やっと山梨県北杜市(ほくとし)を抜け長野県の南牧村(野辺山)へと入ります
…ちなみにここの写真2枚は昨年訪問時に撮影したもの
するとすぐに次のような案内看板が目に飛び込んできました。
鉄道好きな私なので早速立ち寄ることにいたします。
まずJR鉄道最高地点1375mの記念碑のところで相棒のコンテ号とともに
「JR(昔は国鉄)鉄道最高地点」と表現されているのは、恐らく普通鉄道以外のトロリーバスやロープウェイを想定したのだろうと思います。鉄車輪を使う普通鉄道ではここが実質日本鉄道最高地点ですね。
小海線の大カーブを撮影。昨年のカメラ購入直後だったためうまく撮れずちょっボケぎみ
残念ながら今回はうっかり撮り忘れたので、これのみ昨年のものを掲載。

(清里の駅の北側の国道141号との交点にて : 2011.9.16撮影)
鉄道の最高標高地点標付近の踏切です。
こちらは上り小淵沢方面です。
こちらも同じく鉄道の最高標高地点標付近の踏切です。
こちらは下り小海・小諸方面です。
この大きな碑が建っているところには駐車場もあり、お手洗いや売店もありました。
ちょっとした道の駅みたいな感じです。
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JR鉄道最高地点の散策を終え、すぐに元の国道141号へと戻って3kmほど走ると、
JR清里駅の次の駅になるJR野辺山駅前へと出たので、ついでにここも寄りました。
この駅がJRおよび日本の一般鉄道の最高標高地点にある駅のようです。
標高1345mになります。
ちなみに最も標高の低い駅は、現在は北海道新幹線の建設のため閉鎖されている津軽海峡線の吉岡海底駅で海面下-149mだそうです。

(JR野辺山駅 : 2012.8.22撮影)

(この2枚の駅標名はウィキペディアより : 2006.8撮影)
そしてここの駅前公園にも、
かってこの路線を走っていた軽量の蒸気機関車C56が展示されていました。
こちらの静態保存機は96号機でした。
あとで知ったのですが野辺山SLランドという小さな遊園地がごく近くにあったのですね。
知っていたら寄っていたのですが、これはまたの機会ということで。

(最も標高の高い線路を走るミニ蒸気の野辺山SLランド : ウィキペディア)
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寄り道ばかりして時間がだんだん過ぎていくも、またまた元に戻って国道141号線 佐久甲州街道を北へと進んでいきます。
JR野辺山駅を過ぎると国道は長い直線が続きますが、ここでやっと八ヶ岳連峰が見えました。
昨年2011年の9月にここを通ったときは、
このあたりで日没を迎えたので八ヶ岳は全く見えなかったのですが、
今日は晴天なので雲も多少あるなかちゃんと見えました。
そしてやっと長野県佐久市(さくし)に到着。時刻は10:30ごろでした。
佐久から国道18号線へと入り軽井沢方面へと向かいます。
浅間山が大きく見えたところで、少し脇道に入り見苦しい電線のないところで撮影

(夏の浅間山 : 2012.8.22 筆者撮影)

(冬の浅間山 : 2005.12.25 ウィキペディアより)
それから程なく走ると中軽井沢の手前で旧道と軽井沢パイパスへと分かれますが、群馬県の草津へと行くのでもちろん旧道のほうを走って行きました。が、渋滞の列が延びていました。
どうやらなにもない平日にもかかわらず、学校が夏休み中なのか大勢の観光客が殺到しているようです。そういえば富士山登山のときも親子連れの大勢の小学生とすれ違いました。
今回は軽井沢探索が目的ではないので、仕方なく道路地図とナビとにらめっこして、草津方面への抜け道の案内看板が建てられていたのでこちらを走行。別荘地の中らしき市道を抜けて行き軽井沢の街をスルーし、草津へ行く国道146号線へ合流しました。
国道146号線に入ってからはヘアピンカーブが続くものの北行きは順調に流れていました。
軽井沢にに向かう南行きはさまざまな地域のナンバープレートの車と出会いました。長岡ナンバーなんかもちやほや見かけました。
長野県から群馬県に入り長野原町を走っていると↓の看板が。
ちょっと休憩がてらに休みました。
時刻は11:30、富士五湖を出てからもう4時間が経っていました。
ここからやっと目指している草津白根山方面が見えました。
その後羽根尾というところで国道144号線に出、すぐに大津という交差点名のところを左折して国道292号線、俗に言う志賀草津道路へと入りました。
それから草津の温泉街のところの交差点を左折、白根山・渋峠方面に向かってひたすら登っていきます。
こちらの写真3枚は2012.6.9の小坂田オフの前にここへ行ったときのもの
この日は一日中雨で、標高が高いこのあたりはもやで何も見えませんでした
6月初めだとまだいっぱい雪が残っています
寒くて車の暖房を入れました

(ここの写真3枚は、悪天候だった2012.6.9の早朝に撮影)
この日は小坂田オフの日だったのですが、お天気が良ければ早朝の人の少ないときに白根山の湯釜を見学し、渋峠で記念撮影してからオフに行くつもりでしたが、悪天候でもやばかりで湯釜は見れないのであえなく断念。雨の中渋峠にて我がコンテ号との記念撮影しただけでした(下記に記事)。
ナビ画面にようやく「湯釜」の文字が
山中湖からいろいろ寄り道して6時間、ようやく草津白根山に到着です
到着時刻は正午の12:30ごろになっていました
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【 追記 : 2012.6.9(土) 小坂田オフ直前のダイジェスト版 】
2012.6.9の早朝、菅平高原から草津回りで渋峠に行くことにしました。
早朝6:30頃だったと思うのだけど菅平を出発。国道144号線を東に向かっていきます。
するとJR吾妻線(あがつません)の行き止まり駅となっている大前駅が。
いつものことながら早速寄ってみました。
すると旧国鉄色の115系が発車していくではありませんか。
コンテ車内から窓越しに慌ててとにかくシャッターを切りました。
なんとかこれ一枚だけ撮れました。慌てたのでバイザーとかミラーも写っています。
露出時間の変更など全くする間がなかったので、ぶれたままの掲載です。

もう2分ほど早く着ていればいくつかの写真をうまく撮れたはずでしたが。
撮影時間は2012.6.9 7:31でした。
さすがにJR時刻表まで持ってきていませんでしたが、
後で確認すると、2521M 7:14大前到着の折り返し列車となる、
大前7:31発 526M高崎行きでした。
ちなみに高崎には9:10着となっています…あまりにも時間かかり過ぎ?
2枚目に撮ったのがこの写真で、わずかにクハ115の最後尾が見えています
JR吾妻線の終着駅 大前駅を撮影しました
100mほど先で行き止まりです。
でもここまで吾妻線を作ったならば、もうほんの少しだけ延ばせば菅平高原までに到達したのに、
当時建設を担当した鉄建公団の資金がなかったのでしょうか。
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それから元の国道144号に戻り白根山へと向かったが、
あいにくの天候のため湯釜見学は断念。
現在は日本国道最高地点となっている、ここから少し先の渋峠(しぶとうげ)へと向かいます。
お天気が良ければこのような道を登っていくのが良く見えます。
この写真は2012.8.22に白根山の湯釜へ行く登山道の途中から撮影したものです。
ナビ画面にようやく「渋峠」の文字が
渋峠に到着して我がコンテ号と記念撮影。
あいにくのお天気で周りは全く見えません。白いもやがあるだけです。
お天気なら絶景が堪能できたはずなのですが…
国道でない普通に車が入れられるところの日本国内における道路最高地点なら、現在(2012年)なら今回富士山登山時に泊めた、静岡県側の富士山スカイラインの新5号目の標高2370mだろうと思います。ここよりさらに200mほど高いですね。
ひと昔前なら乗鞍スカイラインあたりの2700m級があったのですが、現在は残念ながら一般車は乗り入れ禁止になりましたね。
渋峠の説明文です
周囲を見渡すと、まだ雪が。 気温も6℃です。
セルスターのレーダーの高度計も合わせて撮影
ここが長野県と群馬県の県境です。
長野県側が山ノ内町、群馬県側が中之条町になります。似かよったネーミングですね。
県境にまたいで建っているすぐそばの
渋峠ホテルさん、
ちゃんと県ごとに壁の色の濃淡を塗り分けていて県境が分かるようになっています。
また渋峠ホテルでは、ここへ来た記念として
「
日本国道最高地点到達証明」 なるものを1枚100円で発行してくれます。
絵柄は5種類ほどありまして選択でき、専用の機械で今日の日付を刻印してくれます。
デザインはホームページより5種類のようです。
しかも見てください、日付とともになんと連番も打たれていまして、私のは31135~31138番の刻印がありました。初年発行は 2004年06月29日 11:20からだそうで、000001から数えて、この日は31135番目だったのですね。
それから志賀高原方面へ下って中野市内へと出まして(
道中の簡単な様子は過去のブログで)、
信州中野インターから上信越道→長野道と走り、塩尻インターで下車して小坂田公園へと行きました。こんなに時間がかかるとは思わずたっぷり2時間以上は遅刻しました。
しかもオフ会には信じられないぐらいの参加者がいましてさらにビックリでした。
次回のブログは、
この白根山の火口、美しいエメラルドグリーン色した湯釜のご紹介
その⑨ エメラルドグリーンの火口をした草津白根山を訪ねる、へと続きます。
その⑨へと続く。