
ここのタイトル写真は、
雪を頂いた岩木山の写真ですがこれは借り物で、
2009(H21).10.12(月・祭日)の午後、
今度は津軽地方のシンボルとも言える
岩木山へ登山するのに向かいました。
で、10/12の早朝から出発し、まず前回のブログで詳しく触れましたが、津軽海峡線の津軽今別駅の見学と龍飛崎へソロツーリングしまして、風は吹いていたものの龍飛崎では幸い天候には恵まれて、津軽海峡の秋景色を堪能してから青森市内へと戻りました。
そして青森市内へ戻ってから、今日の岩木山の登山リフトが動いているか携帯サイトで確認すると、昨日と違って今日は動いているのが確認できたため、岩木山へ行くことに決定。土地勘が全くないのと弘前市内の渋滞を避けるべく、さっそく青森中央インターから青森道へと入り、そのまま東北道へと乗り継いで大鰐弘前(おおわにひろさき)インターで高速道路を降りました。
このルートは国道7号線を走るルートより少し大回りになりますが、元々土地勘もないところですし信号のない高速道路を走行し、昨日も走ったので道に迷うことも無さそうです。
しかも信号も少ない広域農道のアップルロードを走るほうが、より早く岩木山に到着できると思われました。

(アップルロードから撮影した岩木山, 2009.10.12 筆者撮影)
そのりんご畑に囲まれたアップルロード走行中に、
津軽富士と呼ばれている岩木山がよく見える場所で撮影したのが上の写真です。
午前中に行った龍飛崎ではとても晴天だったのに、
ここでは雲多く山頂付近も少し雲隠れしている状態でした。
そして広域農道のアップルロードを走り切ると青森県道3号線へと出るところで左折、
すぐに岩木山神社の駐車場へと到着です。
(岩木山神社 入口鳥居, ウィキぺディアより 2007.10.24 あおもりくまさん撮影)
神山といわれている津軽富士、
岩木山へ登るのにふもとの岩木山神社に参拝していかないのは失礼にあたると思い、
登山する前に神社に立ち寄って参拝しました。
上の写真は晴天の岩木山神社とその背後には岩木山が写っていますがこの写真は借り物で、
バイクを駐車場に停めて第一の鳥居をくぐると独特な長い参道があります。
そして長い参道の上をまっすぐ見上げますと、
この写真のように晴天であれば、三ツ山がある岩木山の山頂が見えると思います。

(岩木山神社の石畳の敷かれた長い参道, 2009.10.12 筆者撮影)

(岩木山神社の桜門, 2009.10.12 筆者撮影)
明治時代に入る以前の江戸時代までは神仏習合の時代でしたので、
どうやらこの神社にもお寺があったようで、
その影響なのか桜門はなにやらお寺っぽい雰囲気のする建物のように見受けられました。

(岩木山神社の中門と拝殿, 2009.10.12 筆者撮影)
(岩木山神社の本殿, ウィキペディア)
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こうして岩木山神社を参拝後、いよいよ岩木山へ登るべく津軽岩木スカイラインへと向かいました。
岩木山神社からでも山頂まで登山道で登れるそうですが、
ここ神社から登れば5時間近くもかかるそうで、とてもそんな時間は取れないのと、
そこまで登る体力も当然ないため9合目までは文明の利器を活用し、
残りの1合だけを自力で登ることにしました。
(津軽岩木スカイライン全貌 : 同社ホームページより)
2009.10.12 13:53 岩木スカイラインへと入りました。
(津軽岩木スカイライン入口 : 2009.10.12 筆者撮影)
(津軽岩木スカイライン料金表 2009年当時 : 2009.10.12 筆者撮影)

(津軽岩木スカイライン入口直後 : 2009.10.12 筆者撮影)
ところで津軽岩木スカイラインですが、
当然冬期は閉鎖なのと、125cc以下の原付バイクは通行不可で、
また軽二輪以上のバイクであってもタンデム・二人乗りは禁止なので、
ここへ行かれる方は9合目へ行くリフトの可動状態とともに要注意です。
そうして右へ左へとつづら折にスカイラインを登っていくと14:15頃だったか8合目へと到着。
記念に撮影したのが下の3枚の写真で、残念ながらかなりピンボケ写真で不鮮明ですが、
いちおうバス停もあることから路線バスも走っているようです。

(スカイライン8合目, 3枚とも 2009.10.12 筆者撮影)
そして時間もあまりないので、
さっそく9合目へ行くリフト券を購入して登りリフトに14:25頃乗りました。
残念ながら登るときの写真は撮っていなかったので、
降りのリフトに乗った時のものを掲載しました。8合目の駐車場がかなり下の眼下に見えますね。
(3枚とも 2009.10.12 筆者撮影)
約10分ほどリフトに乗ると九合目へと到着。登りリフトを14:35頃(3枚目の写真)に降りました。
そしてリフト小屋に温度計が吊り下げられていましたので、
なにげなしにそれを見ると
-1℃ を指し示しており、
いくら東北の10月とはいえ昼間なのにあまりにも気温が低く、ちとビックリです。
(岩木山 鳥ノ海噴火口 : 2009.10.12 14:37 筆者撮影)

(岩木山山頂まで残り25分 : 2009.10.12 筆者撮影)
鳥ノ海噴火口付近から下界を覗いて見ましたがガス(霧)が多く、
今回は絶景は堪能できませんでした。

(岩木山 鳥ノ海噴火口付近から下界を覗く : 2009.10.12 14:42 筆者撮影)
そして岩木山山頂がもう見え残りわずかな区間になってから、
直上の写真のような急な斜面に岩だらけの登山道が出現。
(山頂付近の岩だらけの登山道,ウィキぺディアより 2007.10.24 あおもりくまさん撮影)
こうなるともう登山道を登るというより、岩だらけのガケを登っているという感じで、
しかも筆者は、防護パットがフル装備されている重いバイクウェアーを着ているせいで
動きがとても鈍く、ガキんちょ(失礼!)にも抜かされる始末でなんとも情けなく、
もう何度も引き返そうかとも思いましたが、
それでも渾身の気力をふりしぼってなんとか登りきることが出来ました。
ただ気温0℃前後だったので動いていてもそんなに暑くなく、
冷たい風がほおに当たり気持ちよかったのが印象に残っています。
そして山頂にやっとの思いで何とかたどり着くと、
鐘が仕込まれた三角錐の大きな石碑と岩木山神社の奥宮がありました。
(岩木山山頂の標識と鐘,ウィキぺディアより 2007.10.24 あおもりくまさん撮影)
(岩木山山頂から見た弘前市内,ウィキぺディアより 2007.10.24 あおもりくまさん撮影)
2009(H21).10.12 15:10すぎに岩木山山頂に到着。
15:16 山頂におられた方に撮ってもらいました。
しかも足元をよく見れば雪?が写っていますね。
(岩木山山頂の私, 2009.10.12 15:16撮影)
そして、岩木山山頂にある岩木山神社の奥宮とその付近の写真4枚を掲載しました。
残念ながらこの日はガス(霧)がひどく発生しており視界は悪く、
開聞岳と同様、独立峰の利点である360度見渡せる絶景は堪能できなかったです。
しかも筆者が撮影した携帯写真は画質が悪かったので全部を掲載するのは取りやめ、
ウィキペディアに掲載されている、よりきれいな画質の写真2枚をここに借用しました。
(岩木山神社奥宮の石碑,ウィキぺディアより 2007.10.24 あおもりくまさん撮影)
(岩木山神社奥宮の祠,ウィキぺディアより 2007.10.24 あおもりくまさん撮影)

(岩木山神社奥宮のお社, 2009.10.12 15:19と15:25 筆者撮影)

(岩木山山頂の様子, 2009.10.12 15:17 筆者撮影)
こうして本州の北の果てにある岩木山山頂を無事踏破して奥宮を参拝し、
しばしここに滞在していましたが、リフト運行終了時間がせまってきたので
15:30頃だったか大急ぎでここを下山。
16:00のリフト運行終了の7分ほど前に、なんとか下りリフトに乗ることが出来まして、
バイクを停めてあった岩木山スカイライン8合目まで戻りました。
そして冷え切ったバイクのエンジンに火を入れて暖気し、
スカイラインを下山してスカイライン入口まで戻ったのが夕方の17:30頃でした。
【2013.9.28 多少の撮影写真の追加掲載とともに追記】
そして前回のブログでも触れましたが今改めて見ますと、お手軽に携帯電話の付属カメラで撮りました、この長大な旅行の写真画質が悪かったのは非常に悔やまれます。
今(2013年)振り返ってみれば、はるか後日に購入したシグマのDP1xとかの小型高画質カメラを当時1台だけでも持っていれば、この想像を絶した旅行の思い出も、さぞかし格別だったろうと思われて残念でなりません。
この旅行当時 (2009年 10月) からここ、みんカラSNSはすでにあったようですが、後日自分がこのような旅行ブログをたくさんの写真貼付とともに作成するなど、当時はつゆにも思わなかったので、意識して写真やビデオを撮っておく、ということがこの旅行当時にはなかったです。
またここへ行く機会があったなら今度は余裕を持った予定を組んで、
たくさんの道中写真を撮影し、もっと素晴らしくご紹介したいと思います。
そして今日ブログを追記するにあたり、岩木山登山のサイトを検索していますと、最近(2012.9.5)になって、素敵なビデオ 「岩木山登山」 がユーチューブにアップされていました。
「弘前市 プロモーションサイト」 というところが製作したようです。時間は4分45秒です。
ここでこの動画を拝見すると小さな画面でしか見れないので、
パソコン向けに下に動画のアドレスを貼り付けておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=HQQ5EnqDmIs
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ここで長かった第4日目の日程は終了しました。
このあと温泉に浸かって汗を流してから1000km以上離れた自宅へと岐路に着いた、
その⑥(帰宅編)へと続きます。