筑波サーキット　予選時のピットモニターの見方

今回、レース欠席になってしまった息子のために、研究用にピットモニターを録画してみました。
ドライバーとしても、走行中は見ることのできないものなので、ちゃんとみたことはありませんでした。
なるほど、こういう表示がされているのか、と気付きましたので、まとめてみます。

ピットで応援している方々が少しでも予選を面白く観戦するために、参考になれば幸いです。

結論から言うと、予選は「総合順位」と「区間タイム」の２チャンネルがある中で、「総合順位」を見る必要はあまりなく、ピットで応援していて面白いのは「区間タイム」のチャンネルです。
で、紫表示が付いているクルマは現在のトップのタイムを更新して走っているので、順位が変わるかもしれないという面白さがある。

ということですね。


筑波のピットモニター　予選区間タイムの見方

〇targetは現時点での1位のタイム。そこのセクター表示はそのラップのセクタータイムであり、セクターごとのベストではない。
〇これまでのtarget（1位）のタイムを上回るとその車両は紫表示になる。その比較は前の周までのtargetのため、次周以降同一周回で、タイム更新をしたクルマが複数台いる場合は、その複数台すべてが紫表示になる（その時点でのトップだけが紫になるわけではない）
〇紫表示はコントロールタワー通過時ではなく、各セクター通過時に表示される。次のセクターでtargetタイムより遅くなる（たぶん、これまでのセクターの合計のタイムで遅くなると、だと思う）と、紫表示はされなくなる。なので、ピットでは紫表示がついた車両は、トップタイムを塗り替える勢いで走っていると思ってみると面白い。ただし上記のとおり、targetのセクタータイムはそのラップでの表示のため、targetのドライバーが第3セクターでものすごく速く走った場合、セクター１、セクター２で紫表記でも、ぬか喜びになる可能性はある。
〇紫表示は「総合順位」のチャンネルでは表示されない（区間タイムのチャンネルでしか表示されない）。
〇コントロールタワーを通過すると黄色表示が出る。
〇自己ベスト更新すると「B」が付く。
〇「↑」「↓」表示は順位の変動
〇ピットインしているかどうかは、総合順位のチャンネルでしかわからない。
〇もし、無線機を使う場合、ピットクルーは「区間タイム」のチャンネルを見ながら、全体ベストで走っているときは、そのことを伝えると効果的かもしれない。また、どこのセクターでタイムを落としているのか比較できればそのことを伝えると効果的。（今回の場合、入江はセクター２で０．２落としているのが致命的）
〇各チャンネルに音声（実況など）は来ていない。（これが来ていれば、少しでもピットで実況が聞こえるようになりそうなもんだけど）
〇全く同一タイムの場合、後からタイムを出した方が上の順位で表示される。
〇クラス別のチャンネルはない。総合での順位しか出ない。