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2006年07月05日 イイね!

『ツール・ド・フランス 第3ステージ』

●ツール・ド・フランス 第3ステージ Esch-sur-Alzette(Luxembourg) - Valkenburg (Pays-Bas) 216.5km

M・ケスラー(T-モバイル)が逃げ切ってステージ優勝!

このステージは、ルクセンブルクのエシュ・スール・アルゼットをスタート。
国境を越えてベルギー南部・ワロン地方を通過してオランダに入り、ファルケンブルクへゴールする216kmのコースです。

このコースが通るベルギー・ワロン地方は、春の大クラシックレース「リエージュ~バストーニュ~リエージュ」、ゴールのオランダ・ファルケンブルクは「アムステル・ゴールドレース」で有名なところです。

このステージのゴール手前2kmには、「アムステル・ゴールドレース」のゴールとなっている「カウベルク」を上ることになっています。

レースは先頭を5人が逃げ、後ろから大集団が追っています。

逃げグループのメンバーは、J・フォイクト(CSC)、J・L・アリエッタ(AG2R)、U・エチャバリア(エウスカルテル)、J・ピノー(ブイグテレコム)、C・ロラン(アグリチュベル)の5人です。

ゴール手前76km地点でのタイム差は4分40秒です。

ゴールまで72.5km地点、「スパ」のスプリントポイントはフォイクト、ロラン、アリエッタの順で通過。
「スパ」と言えば、F1で有名なサーキット「スパ・フランコルシャン」のあるところ。
また、温泉とミネラルウォーターでも有名なところですね。(^.^)

・・・と、TV画面は2人の選手が落車している映像をとらています。
E・デッカー(ラボバンク)とF・ロドリゲス(ダヴィタモン・ロット)が落車です。
ゴールまで約55kmあたりでしょうか?

先頭5人はローテーションを組んで先頭交代。良いペースで逃げ続けますが、ゴールまであと30kmを切るとタイム差は2分28秒に・・・。
徐々に大集団がタイム差を縮めてきました。

ゴールまで27.5km地点にある4級山岳ポイントのロールベルクの上りでアリエッタがアタック。
しかしアタックは成功せず、5人のグループでロールベルクの頂上を通過。
トップ通過はピノー。
この時点で、ピノーが累積の山岳ポイントでトップに立ち、山岳賞が確定。

ゴールまで26km地点で逃げグループと大集団とのタイム差は1分48秒差。
かなり大集団が詰めてきました。

おっと!I・マヨ(エウスカルテル)がパンクのようです。
チームエースである彼は、4~5人のチームメイトと集団復帰を目指しています。(無事、集団に復帰しました。)

ゴール手前20kmでロランがアタック。
アリエッタが単独で追いかけロランに合流。
しばらく間をおいて、フォイクトも追いつき先頭は3人になりました。
エチャバリアとピノーは置いて行かれます。

大集団では落車が発生!
あ~っ! 優勝候補本命のA・バルベルデ(ケスデパーニュ)が落車です!
上空からのリプレイでは、バルベルデとフランセージュ・デ・ジュの選手が接触して落車していることが分かります。
バルベルデがバランスを崩したのか、フランセージュ・デ・ジュの選手がバルベルデに接触したのかは不明です。

バルベルデは痛そうです。
道端に座り込んだまま動きません・・・。
肩あたりを押さえる仕草をしています。

先頭の3人は、4級山岳ポイント、トリンテレンの上りを走っています。
ここでアリエッタがアタック!
ロランが追うが厳しい様子。フォイクトは完全に失速しています。

バルベルデ、仰向けに横たわったまま動きません・・・。
担架が用意され、バルベルデは担架に乗せられています。
バルベルデがリタイヤ。
何とも不運な出来事になりました・・・(+_+)

ゴールまで15.5km地点のトリンテレンの4級山岳ポイントをアリエッタが単独でトップ通過。
スピードに乗った良い逃げをしています。

後方集団では、S・コメッソ(ランプレ・フォンディタール)が1人抜け出し、単独走行をしていますが、しばらくして大集団に吸収されます。

ゴール手前10kmをアリエッタが通過。

この時点でのタイム差は、アリエッタとフォイクト、ロランの2人の間が50秒差。
アリエッタと大集団とは1分20秒差。

フォイクトとロランが大集団に捕まります。

ゴールまであと6.8km地点で、アリエッタと大集団のタイム差が1分8秒差。
逃げ切るには、かなり微妙なタイム差です。

大集団は強力なスピードでアリエッタを追いかけます。
先頭をリクイガス、ランプレ、ミルラムの選手が引っ張ります。

ゴール手前5kmでのタイム差は53秒・・・。

アリエッタがゴールまであと4kmを通過。
必死の形相のアリエッタ・・・頑張ってほしい・・・。

大集団は一列棒状。
トップスピードでアリエッタを追いかけます。

ゴールまであと3kmをアリエッタが通過。
ここから最後の3級山岳ポイントのカウベルクへの上りが始まります。
平均斜度7.3%、距離800mの上りです。
「アムステル・ゴールドレース」では数々のドラマを生んだ上りですね。

勾配がグッとキツくなってきました。
アリエッタ、苦しそう・・・。

アリエッタの後ろからクレディ・アグリコルの選手が1人で追いついてきます。
さらにその後ろ、大集団はM・ボーヘルト(ラボバンク)が先頭で追い上げてきました。

カウベルクを上るアリエッタはこちら
(後ろに大集団が迫ります。)

アリエッタが大集団に吸収されてしまいます。

ここで、ケスラーがアタック!
フランセージュ・デ・ジュの選手が後に付きますが、ケスラーはカウベルクの上りをガンガン上っていきます。
やがて、単独走行に!

ケスラーのアタックシーンはこちら
(すぐ後ろがジルベールのようです。さらに後方はボーヘルトとボーネン)

カウベルクの頂上をケスラーがトップで通過。

昨日に引き続き、見事な単独アタックを見せています。
ケスラーの姿を見ていると、ゲルマン魂(彼はドイツ人です。)を感じられるのは私だけでしょうか?(^.^)

ケスラーがすばらしいスピードでゴール前1kmを通過。

後方の大集団が後ろに見えます。

さらに迫る大集団!
大集団ではスプリントが始まっています!
昨日のように、ゴール寸前で追いつかれてしまうのか・・・?

ケスラー、必死!
渾身のペダリングです!

ゴールまで300mを切りました!
大集団が追いつくか!?
何とか逃げ切れそうか・・・?

ケスラーが両手を挙げました!
逃げ切りに成功です。

ケスラー、1着でゴール!ステージ優勝です!

その直後、大集団がゴール。(+5秒遅れ)

ゴールシーンはこちら

ゴール後、チームメイトと抱き合って喜ぶケスラーの姿が印象的でした。
J・ウルリッヒがドーピング疑惑でツール不出走という暗い雰囲気の中、それを一気に吹き飛ばすステージ優勝になりましたね。

2日連続のゴール前アタック。昨日はゴール寸前でステージ優勝を逃しましたが、この日はその努力が報われました。
すばしい精神力を見せてくれましたね。(^.^)

総合成績では、T・ボーネン(クイック・ステップ)がマイヨ・ジョーヌを獲得しました。
2位、M・ロジャース(T-モバイル)が+1秒差。3位、G・ヒンカピー(ディスカバリー・チャンネル)が+5秒差となっています。

山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)はピノーが、ポイント賞(マイヨ・ヴェール)はボーネンが獲得。

なぜかボーネンは英語でインタビューに答えていました。
フラマン人(ベルギー・フランドル地方の出身)のボーネンですから、オランダ人にはフラマン語でも通じると思うのですが・・・。
フラマン語はオランダ語の方言と言われるのですが、オランダ人でもフラマン語は理解不能なんでしょうか?
その前に、ツール・ド・“フランス”なので、フランス語でのインタビューになるのが普通かと思いましたが・・・(?_?)

それにしてもバルベルデのリタイアは残念ですね。
どうやら鎖骨を骨折してしまったようです。

バルベルデがいなくなると、総合優勝争いがますます混戦になると思います。
P・サヴォルデッリ(ディスカバリー・チャンネル)はタイムトライアル、山岳共に無難にまとめてくるでしょうから、総合優勝には近い位置にいるかもしれません。

しかし、私的には山岳ステージを走れる選手に勝機アリと見ました。
G・シモーニ(サウニエ・デュバル)を推したいところです。
ジロで見せたガッツをツールで発揮してもらいたいですね。

J・ポポビッチ(ディスカバリー・チャンネル)とD・メンショフ(ラボバンク)のTTと山岳の出来にも注目したいですね。
(意外に活躍してくれそうな気が・・・(?_?))

有力候補が次々に姿を消してゆく今年のツール。
総合優勝の行方が、ますます面白くなってきました。(^.^)
Posted at 2006/07/05 19:16:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自転車 | スポーツ

プロフィール

CICLISMO(チクリズモ=自転車競技)と阪神タイガースと富士山が好きな私です。 自転車で風を切って走る感覚は気持ち良いですね。 気分爽快です。(^....
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