海斗さんが襲われた

海斗さん
9歳11か月のミニチュアダックスの男の子

先週の土曜日の夕方、近所の畑の中の農道を散歩してたん。
痩せなきゃって速足で一生懸命歩いてた。
そしたら後ろから女性の叫び声。
振り向くと中型犬がリードを引きずって全速力で向かってくる。
その後を女性が追いかけながら喚いてる。

こりゃ逃げきれんと判断して、海斗さんを守りつつ突進してくる犬を捕まえようと腰を落とし両腕を広げる。
が、犬の動きは早くて左手の指先をかすめて後ろですくんでる海斗を追う。
目の前に引きずったリードが来たので掴み引き絞って海斗から離そうと引くが、中型犬の力は強い。
逆におらが振り回される。
海斗のキャンキャンという悲鳴があがる。
駆けつけてきた飼い主にリードをわたし、やっとこさ2頭を引き離せた。

海斗さんはおびえきり体を丸め震えてる。
首の後ろから肩にかけて濡れてる。
血か、出血か、とその部分の毛をかき分け傷口を探すが無い。
かき分けた手も濡れたが無色。
は～～～、ヨダレや。。。
少し安心しながら海斗の体を点検、痛い場所は無い様子。
良かった。

向こうの飼い主はその間心配げに見守ってた。
襲ってきた犬は、怒られても収まらず興奮してこちらに来ようとしてる。
もしもの時のために連絡先の交換をして分かれ帰宅。

海斗の精神的ダメージが大きいので寄り添ってそっと撫で続けて落ち着くまで一緒にいた。

ひと段落してから、さて、この様な事態はどう防ぐかなという事ばかり考えてしまう。
武装する、ジャンプ傘を常に持ち盾にするなどつらつら考える。
しかしながら、この日本という国は自分自身や愛犬を守るためとはいえよその飼い犬を傷つけると罰せられる。
結局、両手を自由にして相手の犬に抱きつき動きを封じるしかないわなとなった。
当然抑えきれるわけはなくかなり噛まれるだろうが、小さな海斗に致命傷を与えられるよりはいい。
今回は右手は海斗のリードを左手で襲ってきた犬のリード。
片手ではどうしようも無かった。

そこで、海斗のリードを放しても他所に行かないよう体に繋ぐことにした。
買い置きの平ロープとプラバックルとベルト送りでウェストにベルトを固定するように組んでみた。

リードへと延びる一端は手を伸ばし切ったより少し短い長さにしてみた。
腰に巻いてみる。

取り合えずこんなもんか。
リードをつけてみる

リードへの接続はコロンビアのカラビナ。

これで海斗さんと1時間ほど散歩してみた。
何とか使い物になりそう。

わんこは衝動的に行動することもあるし、四本足で発揮するトルクは、人の握力を凌駕することも有る。
手首を掛けるなり両手で持つように常に気を付けて散歩してても、左右の手を持ち替えるとか糞便の始末の一瞬で飛び出せばリードがすり抜けることも有る。
それで愛犬が交通事故に遭ったり、人を傷つけたりするかもしれない。
結局、用心に用心を重ねる事が大事と、おらの頭の中で結論が出た。