
梅雨の季節なので、さすがに雨が降ったり止んだりで、上手く911を動かすことが出来ません。なので、雨の時は修正作業に励みます(1年中やってますが)。今回はユーザー車検の時に事前整備でウオッシャー液が出なくて、原因を究明したことがありましたが原因は、交換した燃料タンクのパイプの箇所が下側にあるコードやらパイプなどを圧迫していました。

そこで、ガソリンも少なくなって来たので、再度燃料タンクの位置の調整をトライしました。まずは固定をしている3箇所の金具を外します。次にパイプがつながっている箇所のゴムバンドを緩めタンクのパイプを持って動かしてみると、手前に動きます。そこで、下側にあるホースやらケーブルやらを移動してみます。ホース類は何とか以前よりは動くようになりました。電源ケーブルは丁度Body側のクランプがあり、そこにハマっているので動かすことが出来ません。ただし、クランプにガソリンタンクのパイプが当たるのでクランプが防御をしている様子です。なのでこれでOKとします。

あとは元に戻すだけですが、ここで、この位置にあるこのネジ穴とボルトのネジ山の噛み合いがズレているのか、途中から固くなり締めることが出来ません。ボルト側のネジ山を同サイズのナットで締めて行くと、とても固く締めて行くのが工具を使っても力を必要とします。何度かやってナットが以前よりスムースになったのでこれで取り付けようとしましたが、この場所狭くしかも色々なホースやら電源ケーブルが干渉をして金具を取り付けることが出来ません。外すのは簡単、しかし、ハメルのは難儀。

作業中キャニスターのホースが邪魔なので、キャニスター本体を動かしていると、キャニスター側のホースが外れてしまいました。さらに動かすと、後ろ側のホースも外れてしまい、これはこれで、作業がやりやすくなるので外しておき、燃料タンクの金具を取り付ける作業を優先することに。

何回かトライをして解ったのはボルト側も変でしたが、ボディ受け側のネジ穴も怪しいです。少し入れた所からきつくなっていき工具で締めていきますが、とても固くそれ以上は入っていきません。仕方がないので金具を所定の位置にあてがい、ボルトで締めていきます。きつくなって来ますが、そこから力を入れて締めて行くと金具も動かなくなったのでこれで良しとします。

お次は、外したキャニスターBOXを綺麗に拭いていきます。ここで傾けるとパイプからガソリンが出て来ました。何とこんな所にガソリンが溜まるとは驚きです。ウエスをあてがい中に残っているガソリンを抜きました。これでホースを繋ぐだけ、ところがホースが古いので固く手では嵌りません参った。

ここで、ホースの内径に合うサイズの工具を探し、その工具を熱で温めればホースの内側が広がりハメる事が出来るはず。そこで、トーチで工具の一部を熱して熱くなったところでホースの内側をこすって行くと拡がります。これで試しにキャニスター側のパイプに嵌めてみると大成功。

後ろ側、上手くハマってくれました。

ハマればこっちのもの、後はクランプで締め付ければ出来上がり。本当はこのホース本体を新品に交換したいのですが、長い方はエンジンルームまで行っているので交換となると大変そう。こないだの修理の時にやっておけば良かった。ということで、ガソリンタンクの調整だけで済むと思っていましたが、そうはいかないのが我がBorosche簡単な作業でもネジがハマらない、手が入らない、なんかが外れる、古くなっている等々。予想をしない事が後から後から襲って来ます。解っちゃいるけど止まらない、カッパ海老せんみたいなやつです。オーストラリアのjeffさんも、もっと大変な作業をしています参考までに。
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2020/07/05 20:35:19