わら太のブログ一覧

現在のクルマでエンジンをかけるときにアクセルを踏み込み人はほとんど居ないと思いますが、キャブレターで燃料噴射をしていた時代はアクセルをふかし気味にエンジンをかけるのが普通でした。いつでもコンピューターが空燃比を自動調整してくれる現在では考えられませんが、昔はアクセルを踏んでセルモーターを回さないといつまでもエンジンが始動しないクルマもあったのです。映画バックトゥザフューチャーの中でビフが「あのクルマはオレじゃないとエンジンをかけられないのに！」みたいなことを言っているシーンがあったと思うのですが、あんな感じですね。まあいくら古いクルマとはいえ、エンジン始動に妙なコツが必要なクルマは整備状態も良くなかったはずです。


三本さんは「エンジンだけじゃなくデフもミッションも温めなきゃいけねえよ」と言いますが、現在のクルマの多くはFFだからデフもミッションもエンジンルームに密集しているため結構温まってしまうかもしれません(笑)。といいつつ私は暖機運転は冬でも5～10秒で、三本さんの本で学んだ「暖気走行」を今でも心がけています。三本さんが言ったからではなく、論理的に正しいと思うからです。ワゴンRは20万キロ持てば満足かなァ。

自動車メーカー現役の技術屋さんとお話しする機会に恵まれました。と言っても未発表の新型車情報などは聞いてないし、聞いていても絶対に公開ブログに書いたりはしません。クルマ好きとしては技術屋さんとクルマのお話が出来るだけで幸せなのです。

やはり職業としてクルマの開発に携わっている方は熱い。私が１の質問をぶつけると１０ぐらい返ってきました(笑)。と言っても守秘義務に反することは話していないはずなので、一つ紹介すると

「今はどのメーカーのクルマも良くなって、カタログを見る限り燃費も動力性能もドングリの背比べに見える。もうメーカー間に技術的な差はないのでは？」

という質問には

「全っ然違います。」

だって！

CVTは常に最高効率の変速比を選んでくれているものと信じていたのですが・・・



そうでもなかったようです。



少なくとも高速道路ならM（マニュアルモード）の７速を利用した方が低燃費でした。ただし2500回転だとエンジンパワーの４割程度しか使えないので追い越しや登坂時の失速には注意が必要です。

三重県民として初めて運転免許の更新に行ってきました。以前お世話になった岐阜運転者講習センターの職員は「中国人は身分証の偽造が多いので岐阜県では免許証を交付しません」とアッチ系の人が聞いたら大問題になりそうな発言を(笑)してくれたのが思い出です。まあ、時効ですね。さすがに今はあんなこと言わんでしょう。



これは人口１０万人あたりの死者数ワースト順位です。テレビとかネットのイメージだと交通死亡事故ワーストワンは愛知県のイメージですが、同人口あたりの割合だとワースト１０にすら出てこないんですね。ていうか三重県かなり悪いです。県民としての率直な感想を言うと、「軽自動車がとても多い」「みんなスピード出し過ぎ」「老人の運転が多い」・・・と感じます。そりゃあ死亡事故増えますわ。


何度でもシートベルト未着用で違反切符を切られる父に、「なぜシートベルトを着用しないのか？」と聞いたことがあります。彼の答えは

「オレが免許を取った時代はクルマにシートベルトなんかついてなかった」

のだと。シートベルト着用が義務化されてから何十年経つと思っているんですかね。まさに老害。
まあうちのオヤジは極端としても、ヒトは大なり小なり自分の都合で決まり事を捻じ曲げてしまうものです。例えば「制限速度＋１０～２０キロは出してもいい」とか、「むしろ渋滞緩和のために進んで違反すべき！」なんてことを結構本気で熱弁する人はいますよね。交通違反をするクルマに対してクラクションを鳴らす人とか、実はその行為も違反だったりするんですが(笑)。

そんなわけで自分が考える正義を他人に求めるのはその時点でかなり危険ってことです。ほかの人だって自分の運転が正しいと思ってますから。とはいえ見通しの良い一本道をノロノロ走られるとイライラしてしまいますね。

ワゴンRの試乗をしたときにまず驚いたのが「これが軽か！？」という上質な走りで、さらに静かでエアコンも利くし常用域のパワーも十分。そして次に頭をよぎったのがこのクルマに年間7500円程度の軽減税率を適用するのはもはやインチキではないか？と言うことです。

私の世代の感覚からすると、軽というのは本来乗り手が何かを我慢することで税率その他を優遇されてきた乗り物だったはずなのです。

昭和の軽は寸詰まりでカッコ悪く排気量550（360）CCでエアコンもパワステもついてなかったし窓も手回しだったしATは2段変速だったしうるさいし狭いし何より力が無く走らなかったのです。それがどうでしょう？今や片道2時間のドライブでも快適へっちゃらですよ。

そんな疑問を抱きつつも他人に話せなかったのは、こんな話をするとオマエはいいクルマに乗ってないからそんな軽で満足しているのだとバカにされるのが心配だったからです。でも、モータージャーナリストの河村康彦さんも言っています。現代の軽はもはや軽減税率が適用されるべきクルマではない、と。超高級車やスポーツカーにも乗っている人がこう言うのだから、私の感覚は間違っていなかったのでしょう。河村さんのコラム全文はリンク先をご覧ください。