2014年07月28日
オートランド作手#2 メイントピック編2 課題
もう一丁、動画を追加するとともに、昨日感じた課題について書いていきます。
動画の紹介欄にも書きましたが、
客観的に見て焦り過ぎ、粗削り過ぎですね・・・汗
走っているときは攻めている気でも、落ち着いてみると空回りというパターンです。
載せるのも恥ずかしいレベルですが、自戒の意味も込めて載せておきます。
ちなみにこの時でベストから0.192秒落ち。
空転してしまうなら空転させない動かしかたが必要ですね。
ノーマルタイヤの時はそこを意識していたんですが、
「PSSなら食ってくれるはず」という意識が運転を荒げていましたね。
(上の動画とは切り離して考えますが)課題です。
①1コーナーへのブレーキングと2コーナーへの繋ぎ方
まだここが定まっていません。
今2パターンのアドバイスをいただいていて、
一つは
「1コーナーから2コーナーまでの短い直線は加速区間で、思い切り踏め。」
もう一つは、
「加速しちゃうと姿勢が乱れて2コーナー進入がきつくなり後のコーナーを繋ぐのが難しくなるから加速も減速もするな。」
マークXには、どちらが合っているのか、またどちらも合っていないのか・・・
この車の場合、フロントにちゃんと荷重が乗っていないと曲がってくれないため、
あの区間で加速するとまたフロントに荷重を乗せ直さないといけないんですよね。
となるとそれはロス・・・?
でも荷重を乗せるための最低限のブレーキでもう一度すばやく荷重を乗せ直せればそっちのほうが良い・・・?
悩ましいですね。
でも、これと絞って練習を重ねたわけではないのでこれ、見えてこないですね。どっちが良いのか。
急いで良いほうを見つけようとせずに、1枠全部同じ方法で走ってみたほうが良いのかもしれないなぁ・・・。
急がば回れですね。
②内輪の空転
これです。コーナリングで横Gがある程度かかると、内側が浮いてしまいます。
YZの1コーナーでもそうなっているようですが、どうもやっぱり、脚が柔らかすぎるようでタイヤがちゃんと接地せずにアンダーが出てしまうとともに、
リヤはオープンデフのため内輪が空転してしまいます。
これは・・・速度を落とすという方法で対処してもタイムにつながるかは謎ですし、
この現象を起きないようなクルマにするのが素直なやり方ですよね。
リヤの空転対策としてはLSDを投入するのが一番素直な対処だと思われます。
・・・というかそれしかない・・・?
LSDにすれば逃げている駆動力を逃がさずに済むようになる。それから小さいコーナーでアクセルで曲げられるようになるはずで、その効果は何秒相当なのか・・・
LSD入ったFR車、運転したことないんですよね。
だからイマイチ、すっと十数万円が出ません。
物自体はあるんですけどね。クスコ、OS技研、最近出たSARDのトルセン(3.5L
非対応?)などなど・・・
GT6でフィーリング確認・・・出来るのかなぁ・・・。
空転対策という意味ではないですが、ロール対策(=対地キャンバ確保)として脚を固め直すのもアリかなぁ・・・なんて思いました。
AVSを使いたいがためにExtageにしましたが、サーキットユースにはまだ柔らかすぎます。
対地キャンバの確保については、アライメントそのものを弄るほうが正当な対処な気もしますが、マークXは純正のままではキャンバが弄れません。
一応、調整式のサスペンションアームは存在するようですが、
順序としては脚を固めて、その状態で発生するロールに対してキャンバを付けるというアプローチになるのでしょうか。
ただ、それが本当に要るのかどうかを、どのタイミングで見極めるか難しいですね。
一瞬話が飛びますが、何かを変えようと考えるときにはその効果を見積もってからでないと、闇雲なチューニングは技術者じゃないですからね。笑
昨日、タラレバが云々と書きましたが今日会社に出て思い直したことがあって、
技術者たるものまずは現象を正確に把握して、それに対するアイテムを考えるなら効果をまず見積るのがあるべき姿なんですよね。
だから○○が××になっていたとしたら結果はこうなるはずというのは、結構大事なことです。
それを実際に検証しなかったり、検証しても予測とのギャップがどこで生じたかに目を向けられないとそれは「意味のないタラレバ」になってしまうわけで、
検証の場がいくらでもあるアマチュアのモータースポーツではタラレバはやっておくべき考察なんじゃないかなぁ・・・と思い直しました。
結果は結果というのは潔く好ましいですが、それはエンジニアの考え方ではありません。
開発業界では「もし○○が××だったら△△なのになぁ・・・」が無いと開発コストが嵩みすぎて会社倒産です・・・汗
自分のテーマは「物理法則に則って、車を速く走らせる」ですし、(まだギリギリ)若手技術者ですから競技者よりも技術者的な考え方をしようと自分に言い聞かせた次第です。
というわけで、思う存分仮説を立てまくりたいと思いますwww
勿論、立てた仮説は片っ端から検証するので連休はサーキット三昧ですね!ww
そしてチューニングも・・・汗
閑話休題、
③コーナー立ち上がりの処理
コーナー立ち上がり、タイヤが熱を持ってからはもういとも簡単にタイヤが
鳴って、酷いと空転してしまっています。
よく、パワーがある車は小回りで回って一気に加速というのもアリだと言われますが、FRの場合荷重が乗っていない後ろ2輪でエンジントルク(マークXは380Nm)をコーナー立ち上がりで路面に伝えなくてはなりません。
ということは、タイヤが少しでも空転しにくくなるラインが理想的なのかなぁ・・・。
Vターンみたいなのは、少なくともオープンデフのうちはやってはいけないのかも。
④3コーナーの処理
昨日の熱血(?)教習では、3コーナーは2コーナーから全開で立ち上がったのち、インベタについてそのままブラインドの縁石に添ってトップターン入り口でアウトに来るラインで行くと良いと一度教わりましたが、
マークXだと2コーナーから全開で立ち上がると減速無しでは縁石沿いを曲がれません。
そうすると理想になるのは車台分外側にはらんでブラインドの縁石にミドルインインのラインでアプローチという感じでしょうか。
昨日は試せなかったのでまた次回ですが、重さと車速を頭に入れたライン取りをしないとハマりますね。
いやー、書いても書いてもネタが出てくる・・・作手、奥が深いですね。
あと、物理法則に則るなら重いFR車なんか乗るなというのは禁句です。そこだけは趣味趣向の問題です。笑
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Posted at
2014/07/28 21:54:33
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