2022年走り初めとして、鈴鹿サーキットに行ってきました。
朝4時に起きるつもりが3時10分くらいに目が覚めてしまい、若干寝不足。。。(笑)
朝5時前に家を出て鈴鹿に向かいました。
前回西浦で(ラップタイムとしては)自分の想像よりも高いパフォーマンスを示してくれたRC F。
これなら鈴鹿もぼちぼち走れるんじゃないか?と思い立ち、行こうと決めたのは年が明けてから。
何となく予約の空きを見るとまだ予約可能だったので、
CC-BH枠にエントリー。
RCFがどのくらいの速さなのか読めないため、
遅くても速くても気を遣う必要のないCC-BHは丁度都合の良い枠です。
早朝の鈴鹿と言えば、誰も居ないピットで撮影会でしょう。
6時半頃に入場し、三脚立ててひたすら撮影。
うん、どう見ても"進化版マークX"です。(笑)
RCFは一般道を走らせた印象ではユッサユッサと頼りない動きをするので
脚を変える前に鈴鹿に持ち込むなんて正直怖かったのですが、
西浦で意外と走ってくれたことで多少安心感と冒険心が芽生えました。
何も弄る前から鈴鹿に行こうという気にさせてくれるとは嬉しい誤算です。
気分は完全に「新しいおもちゃを買ってもらった子供」です(笑)
さて走行の話ですが、
やはり鈴鹿を走らせると良しあしがはっきり出ます。
フルノーマル性能テストと銘打っての走行ですが、
最も気になったのはブレーキでした。
何がというと前後バランスです。
RC Fの純正ブレーキはフロントが強すぎるため、
少しブレーキペダルの操作をミスするとABSが呆気なく介入してしまいます。
ABSは昔に比べて進化した!とはよく聞きますが、
それでもRC FはABSが介入するとあからさまにブレーキが効かなくなるため、かなり怖い思いをします。(苦笑)
今日もっとも恐怖を感じたのはシケインへの飛び込み。
少しブレーキングを詰めすぎて踏み込みが荒くなった次の瞬間、
もう踏んだ瞬間に「ブレーキが効かない!」と感じて曲がることをあきらめて直進(汗)
これがデグナーだったらRCFは新年早々ボロボロになっていたでしょう。
まぁ、ブレーキ詰めても逃げる場所があるところでしかブレーキは詰めませんが(苦笑)
また旋回については完全にアンダーオーバーです。
どちらかといえばアンダー。
特にタイトコーナーでのターンインは基本的に一貫してアンダーステアな感じです。
そしてそのアンダーステアがアクセルを入れると突如オーバーステアに転じるため、
かなり慎重というかデリケートなアクセル操作を要求されます。
TVD(トルクベクタリングデフ)仕様だとまた違うのかもしれませんが、
うちのトルセンデフ仕様だとアクセルON/OFFで露骨に挙動が変わるので
なかなかの緊張感です。
ここはマークXは「何も気にしなくても良い」というくらいに仕上がっていた部分なので、差を感じます。
まぁそれでも「何とか乗れてはいる」ことを踏まえると
チューニングを急ぐ部分ではないかなと思います。急ぎたいけど。。。(笑)
何て言うんでしょう、
”ラップタイム”という目線ではなかなかのパフォーマンスなんですが、
気持ち良く、安心して走るという目線だとマークXの遥か下方に居るんですよね。
ずっとステアリングに意識を集中していないといつ吹っ飛んでいってもおかしくない感じというのか。
特にダンロップコーナーからデグナーにかけては「綱渡り」かっていうくらいの緊張感があります。(笑)
乗っていて思わず「怖えぇぇぇぇ」って呟いてしまったほど。(笑)
立ち上がりはこのテールハッピーな車で攻める度胸がまだ無いので今日はVSC ONで走りました。
「これは無理だ」と思った挙動が高速域で出たらお手上げですから(^^;
加速時のサウンドはこの後動画を載せますが、強烈に気持ち良いです。
是非イヤホンなどで聴いて下さい(笑)
ストレートでの最高速度は238km/hでした。
そんな感じで今日のラップタイムは、、、
なんと、フルノーマル・古いミシュランでも33秒台には乗りました。
本当に、まずまずタイムだけは想像を超えるパフォーマンスです。(笑)
エンジンパワーは偉大だということでしょうかね。
37秒くらい出たら良いなくらいの気持ちで行ったので、
思いがけないリザルトに満足でした。
ただタイヤはなかなかの苦しさです。
特にフロントは265は欲しいな~という感じですね。
可能なら275通しにしたいところですが、
今のままフロントの幅を上げるとアンダーオーバーのままオーバーに寄って行って怖いんだろうか・・・(^^;
デフが入るまではこのままでも良いのかも。
ホイール買うコストも先延ばしに出来るし、
一旦このサイズのままPS4S買っちゃおうかなぁ。
とめどなく感想が噴き出てきて、
全然まとまりのないブログと化していますが、
難攻不落の鈴鹿でも「二度と走りたくない。。。」という感想には至らず、
RCFは結構立派だなというのが総合的な感想です。
ここまで走ってくれるからこそ、あれもこれもと不満も噴出してきます。
ある意味良いことです。RC Fに乗り換えて良かった。
これならマークXよりも一段階チャレンジングなゾーンへも手が届きます。
ちなみにブレーキは昨年からずっとデッキで社長とディスカッションを繰り返しており、
ひとまず購入意思までは表明済みであとはどういう仕様にするかだけです。
おそらくフロント・リヤともにPRO5000Rのキットにすることになると思います。
前後バランスを改善するためにフロントはそのままとして、リヤをサイズアップするつもりです。
純正ローター径Φ345mmから、Φ365mmくらいにしようかと思います。
(パフォーマンスパッケージだとリヤもΦ380mmらしいですが、
固定式リヤウイングが無いことを考えるとこのくらいが妥当なのかなと思います。)
フロントは厚みだけupして熱容量UPしておこうかなと思います。
最後にヘルメット。
マークX→RC Fへの乗り換えに合わせ、バイザーステッカーを変えました。
いやー、楽しい。
"変化する"って良いですね。