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mura@RCFのブログ一覧

2021年06月17日 イイね!

乗り替え妄想

「妄想するだけならタダ」ということで(?)
最近また乗り換え妄想をしています。

過去の記事①
過去の記事②

チューニングが完成の域にあるマークXを所有しておいて
乗り換えたくなるというのは贅沢な話ですが、
過去の記事①に書いたような、
これ以上作り込んでも良くなっていかないところを見てしまうと
やはり「いずれは」と思ってしまいます。

まだすぐに乗り換えなんてことは無いんですけどね。(笑)


しかし「いずれは」と考えている乗り換えに備えて、
妄想を進めました。









とりあえず1/43のミニカーを買ってみました。
プロポーションが良いかどうかと言うのは結構重要で、
それを考えるにはやはり立体で眺めたいのです。
(純粋にミニカーが欲しいというのもあります(笑))









こうして眺めると、RS5クーペはどこかベースのA5のFFっぽい雰囲気が残るプロポーションです。
これはこれで抜群に格好良いのですが、比較するとそう感じます。









一方のM2 Competition。
写真で見るとちょっと角度によっては寸足らずな印象があったんですが、
立体で見ると意外と悪くない。

短めのフロントオーバーハングに、程よいロングノーズ。
ドアの位置も自然と言うか、綺麗な位置に配置されています。


眺めると、「乗り換えるならM2 Competitionかな?」なんて思えてきました。
RS5よりも300万円近く安いですしね。

サイズ的にも、その辺をドライブするのに程よいサイズ感です。

色はロングビーチブルーかホッケンハイムシルバーが好きですが、
プジョー308が青系統なので、ホッケンハイムシルバーかなぁ。



ネックはやっぱりDCTであることかなぁと思います。

DCTのネックはSTOP&GO付近のドライバビリティと故障。

DCTは構造上、半クラッチを制御で行うのですが
この時に車とドライバーの気持ちがズレているとズレた動きをするんですよね。
また、制御の仕立てが悪いとどうしてもギクシャクします。

故障に関してはマークXが優秀だったのでそこからの転落が恐ろしい。
チューニングを重ねていた頃はワンオフ部品の洗礼的なものとか、
普通のセダンでスポーツ走行することでトラブルがあれこれあったのですが、
対策を施したり予防整備をしたりで最近は全くと言っていいほどのノートラブル。

故障と言うのは金銭的な負担もありますが、
何より「いざ走りたいときに走れない」というモヤモヤを生むので困ります。


M2はMTモデルもあるのですが、僕はシフトフィールが良くてダイレクト感があるものであれば2ペダル派です。
自分で操る面白さよりも、寸分の無駄も無い完璧な加速フィールが好きなんですよね。シフトも「自分がギヤを上げたい、落としたい」と感じた瞬間にギヤが変わる方が僕の価値観ではより「意のまま」に近い。



。。。



こんなことを考えても、
まぁそれでも魅力的だよねと思わせるものがあるのがBMW M2(Competition)。

機会があれば試乗してみたいものです。


今日時点ではただの妄想ですが、いざ乗り換えるとなったら、
デッキさんとマークXの処遇について相談しないといけませんね。
何気にそれが一番の懸案事項だったりして。(笑)




Posted at 2021/06/17 22:19:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2021年05月06日 イイね!

クルマ乗り換え病が発症

マークXの車検を先日通したところですが、
「マークXの次に乗りかえたい車」の妄想が発症しました。

まぁ、すぐに乗り換えるという話でもないので
落書きだと思ってお付き合いいただければと。(笑)


僕のマークXですが、まぁご存じのように手が入っており、
趣味車として高い完成度を持っています。

ただ、「このまま死ぬまでマークXでカーライフを過ごすのか?」
と問われれば違うだろうなと思っています。

マークXって良いクルマですけど、
やはり「ここまでやっても」な不満点はあるんです。
むしろ、ここまでやったから「ここはもう仕方がないんだろうな」というところが浮き上がってきます。
(弄っていく過程では、どんどん良くなっていくんだろうなという期待を持って弄るので不満も希望をもって眺められますよね。)



(愛着補正も込みで、めっちゃ良い車なんですけどね。)


不満の一つはトランスミッション。
「AT(オートマ)」だという点は特に不満になっていないんですが、
そのオートマが古いのが課題です。
走りにダイレクト感が欠けているとか、レスポンスが悪いとか、
"古さ故の不足"があって、ドライバーの気持ちと車の動きがズレるシーンがぽつぽつあるんですよね。
(要らないところでダウンシフトしたりとか、ロックアップを外したりとか。)

僕は一定以上のレベルにあればMTよりもATのほうが好きなんですが、
マークXのATは「一定以上のレベルにはあるけど不満」というラインで、
非常に悩ましいところに居ます。

良いオートマチックのお手本の一つがプジョー308の8速ATなんですが、
これに乗ってしまうと、マークXのATの物足りなさはより浮き彫りになります。


じゃあATの不満って解決するのか?と言うと、解決できないんですよね。
一般的にATのプログラムはアフターチューンでは変更が出来ません。
なのでこの不満はマークXから乗り換えるという方法でしか解消されないんです。

ATに関して今一番良いと思うのは、
FRならZFの8HPシリーズ、FFならアイシンのF8Gシリーズです。

プジョーの8ATはアイシンのF8G。
マークXと比べている308のATが実はフラッグシップ級のものだということで、
もう完全にコンプレックスになっています。(苦笑)



もう一つはシャシーです。
これもプジョー308に乗って分かったことですが、
マークX、「操舵通りに走れてない」ことが分かったんです。

説明には言葉を足さないといけないんですが、
操舵通りに走るとはどういうことかというと、
「ステアリングを真っすぐにしたら真っすぐ走り、
 ステアリングを少しだけ切ったら少しだけ曲がり、
 ステアリングを多く切ったら大きく曲がる」

です。

特に弱いのは「ステアリングを少しだけ切ったら少しだけ曲がり」の部分
少しだけ弱いのは「ステアリングを真っすぐにしたら真っすぐ走り」の部分です。

プジョーは"操舵通りに走る"をノーマル状態で見事にこなします。
唯一苦しいのはステアリングを大きく切った時に、フロントが重くてアンダーステアになることくらい。
(それでもmoose test 82km/hの実力持ちですが。)


マークXはどうかというと、一般道を70~80km/hで緩く旋回するような道で、
何度も何度も修正舵が入るんですよね。
ステアリングをほんの少しだけ切って、大きなRで旋回しているつもりでも、
操作から少し遅れて気づくと車がイン側に曲がっていこうとする。
ステアリングを少しだけ戻して元のRに戻すんですが、
微小操作に対するレスポンスが悪く、修正舵がハンチングします。

サーキットを走っているときは旋回中何らかの修正舵は常時入るのであまり気にならないんですが、
一般道での修正舵はそれが要らない車の味を知ってしまうと結構気になります。
量にしたらほんの少しの修正舵なんですけど、その少しが気になってしまうんですよね。


そして直進時。
直進も308が何のストレスも疲れも感じず真っすぐ走ってくれるのと比べると、
マークXは多少気を使っている感じがします。
サーキットのストレートなんかは長くてもFSWの1.5kmが最長環境ですからこれもあまり気にならないんですが、一般道で長距離移動・ツーリングすると直進安定性が低いのはじわじわとストレスを溜めていきます。

直進安定性についてはタイヤのグリップが良いことで微小入力をすべて正直に挙動に反映していると捉えることもできます(※A052からPS4Sに換えたら良化)が、
これは旋回の挙動と総合的に考えると根本的にはシャシーの素性なんじゃないかなと最近感じています。

シャシーだとすると、G’s(GR SPORT)やGRMNの補強パーツだとか、
TRDやTOM'sが出しているブレースなどが入るとまた違うと思うのですが、色々と仕上げた後でシャシーの補強をやっていくと今のダンパーと辻褄が合わなくなっていく可能性もあり、
コストもかかるしでここをやるかどうかは結構悩ましいです。




308に乗るまではこれでも「随分良い」と思って乗っていたので、
まぁこんなもんでしょうと思って乗るのも悪い選択ではないんですが、
「知ったからには、感じたからにはやっぱり良いものを・・・」と思うのもまた心境です。



じゃあどんな車なら乗り換えたいの?と問われると答えが無かったんですが、
最近一つの車にちょっと惚れてます。


(写真は公式のカタログより)


アウディのRS5クーペです。

https://www.webcg.net/articles/-/44449

きっかけはこのwebcgの記事。の写真。
記事の中身は「なるほどね~」くらいですが、写真に「格好良い!!」と一目惚れ。
ディテールを見ても"機能美"がそこかしこに見られてたまらないです。
少し前に、友人のアウディS5スポーツバックに試乗したことがあって、
その時の好印象も蘇って「これアリだな」と。

トランスミッションはZF 8HPシリーズが載ってます。
(DCTじゃないのが高評価。)
シャシーは老舗ドイツ車のスポーツモデルですから、僕の要求レベルは軽く超えてくるでしょう。


ただし価格は中古でも1000万円級。新車だと1340万円~です。
妻からは「一生それに乗る気なら止めないけど」のコメント。
(「乗り換え不能」と言われると「買っちゃダメ」と言われるより抑止力あります。)

一生これに乗ると考えると長所よりも短所が目に入り始めます。
短所は「車重1750kg」と、「タイヤ20インチ」です。
ここはサーキット趣味との相性は△かもなぁ…と感じます。

ただ、マークXと同じで
「激速車の中で身を削るような争いをしなくても、マイペースで走りを楽しめるキャラクター、それでいて速い」という立ち位置に居るのはかなり好みです。


1750kgはR35 GT-Rもそんなもんだし、19インチにインチダウンすればタイヤコストは許容範囲か?

RS5以外にも妄想対象車はちらほら。。。
妄想は過去の物よりも具体的で、2年後のマークXの車検はどうなるやら。

マークXは良い/悪いよりも「好き」「丁度良い」でここまで乗ってきたので、
乗り換えるとしたらかなりの一大決心です。
デッキさんからは「自分で熱心にやった車は何年かした後で買い戻したくなるから、手放さず所有だけしておいた方が良い」と言うアドバイスもあるくらいです。

「好きだけど不満」って何気に辛いですね。
「不満だけど好き」と順序を変えて言えたら乗ってられますが。(笑)
Posted at 2021/05/06 19:18:33 | コメント(4) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2021年05月02日 イイね!

ミシュランPS4S ファーストインプレ

経緯は以前にブログで書きましたが、
マークXのタイヤをミシュランPS4Sに交換しました。

この間のKENDAは例外として、
マークXは2015年以来、ずっと国産ハイグリップタイヤだけを履かせ続けてきました。
「思い切った判断」だと言えばそうだと思います。
わざわざ今履いているタイヤよりもタイムが出にくいであろうタイヤに交換したわけですからね。

しかし、このまま練習に向かないRE-71RSのようなタイヤを履き続けたらこれ以上自分の腕は上がらないどころか、
じわじわと腕が落ちていくなとも感じていたので、
これは先を見据えた特訓期間のつもりで一旦「速さを手放すことを受け入れる」ほうが、長い目で見て取り分が多いかなぁと。


そんなことを考えながら、一昨日タイヤ交換に行ってきました。





今回選択したミシュランPS4S。
グリップは国産ハイグリップには劣るものの、
松田次生プロのドライビングで、V35スカイラインが西浦で1分を切るくらいのポテンシャルは秘めたタイヤです。

このタイヤなら試してみようと思えた理由はこんな感じ。
・タイヤカスがつきにくいらしい。(松田次生プロのブログ情報)
・走行枠後半でもベストラップが狙えるくらいにグリップが長持ちする。
・タイムは国産ハイグリップに劣るが、ガタ落ちはしないだろうと推測。
・普段履きも安心な耐ハイドロ・ウェット性能
・なんとTW300

サーキットランナーの中では、フラグシップの国産ハイグリップと
低コストなアジアンタイヤの間に居て中途半端と言えば中途半端。
だからなのか、あまり多数派ではないタイヤ銘柄だと思います。
あまり身近な情報はありません。

自分でサーキットで走らせて見るまでは何とも言えませんが、
国産ハイグリップと全然コンセプトが違うのでこれはヒットしてもしなくても知見という意味で収穫だなぁと思ったのです。


勿体ぶってますが、
まずはタイヤの写真から。








何て言うんでしょうね。もう「格好良い」んですよ。
期待を込めた主観もあると思いますが。(笑)

なんというか、武骨な国産ハイグリップと違ってどこかシャープなんですよね。
トレッド面の溝や面取りの一つ一つが「凝ってるなぁ」と思わされます。


タイヤの見た目って意外と車の雰囲気を決めるんですよね。
トレッドやサイドウォールが格好いいタイヤ、格好悪いタイヤって明確にあります。
PS4Sはかなり格好良いです。





ここの拘りとか凄くないですか?
ロゴをキレイに魅せるために、ロゴの背景が濃い黒になるように、
ロゴ背景超微細な凹凸を形成しています。




拡大閲覧推奨。
タイヤとは思えない、スウェードの革か?ってくらいにフカフカな手触りです。
表面の凹凸を細かくいて光が反射しにくくしてるんですね。


こういう「どこに拘ってんだww」という設計、すごく好きです。(笑)






こんな感じで装着されました。

ブログのタイトルが「ファーストインプレッション」なので
本当に「ファースト」のインプレを書きますが、「車が軽くなった!」です。

何だろう。車がス――――っと心地良く加速していくんですよね。
タイヤを交換したお店を出て最初の信号までで「あ、これ良いわ」と感じました。

「グリップが落ちてインフォメーション希薄」とかじゃないんですよ。
トラクションかかるし、ブレーキもきちんと効くんですけどそれでも車が軽い。
そして乗り心地は「ハイグリップとしては抜群」だったA052と比べても別格で、
上質さが一気に増した感じがします。

もうこの時点で、「サーキットをたまにしか走らないけど、
その気になったらちょっとだけ走りたい」「せめて走れる仕様でありたい」と思う人は推せます。良いです。


この日は夜ドライブの予定があったので、
良い気分のままドライブに出かけました。




道中ところどころ路面が濡れていましたが、
ウェットグリップも申し分なしで怖い思いは一切せず快適そのもの。

タイヤを通して伝わってくるインフォメーションが絶妙で、
ゆったりと流すだけで非常に心地良いです。
「ゆったりと」は60~80km/hくらいのイメージ。

僕最近思うんですが、良いクルマって「緩加速」・「緩減速」の中に味わいがあって、
そこを感じ取って乗ると楽しく気持ち良くドライブするのに速度はそれほど要らないんです。

プジョー308(T9型の8ATモデル)なんて本当に立派で、
信号待ちから動き出す5~10km/hの領域に「心を鷲掴みにするような高い質感」があるんですよね。
素足でじんわり歩き出すような、「反力」が全身で感じ取れる。
最近のBMWやBenzもそうです。

マークXは古い車ですしそこまでは洗練されていないですが、
古いなりに出来は良いですし、10万キロを超えて足回りが新品になっているのもあって、
一定速でしっとり走るのが気持ち良いクルマです。


そんな僕の好みにPS4Sはベストマッチで、
グリップレベルが高いので狙ったラインをきちんとトレースしますし、
操作に対してGのレスポンスが返ってくるのも速い。

要らない突き上げ感とかはダンパーと分担して程よく吸収してくれて、最高です。
正直扁平率35%のタイヤでここまで良いとは思いませんでした。


一般道での質感は期待以上で、大満足です。


あとはサーキットでのラップタイムがRE71RSから何秒落ちるのかと、
どんな風に摩耗していくのかが注目です。



APのブレーキとのビジュアル的マッチングもばっちりです。
Posted at 2021/05/02 21:51:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2021年04月03日 イイね!

雑記



先週、マークXを車検に出すためにデッキさんへ預けてきました。
車検に出すたびにいつまで乗り続けるのかな~なんて思いますが、
ひとまず今回も続投となりました。

メンテナンスは一通りやっているので、とりあえず車検を通すというのとクーラント交換だけお願いしました。

今回はちょっとプライベートのスケジュールもあって
長めに車を預けるので代車を遠慮し、妻に帯同してもらって愛車2台でデッキへ。
愛車2台でドライブという珍しいことをしたので記念撮影したというのが冒頭の写真です。(笑)


そういえばプジョーのほうですが、妻がホイールを縁石で擦ってしまいガリ傷がついてしまったのをきっかけにホイールを社外品に換えることにしました。

輸入車の特殊PCDの洗礼を受けましたが、WORKのオーダーで解決。
18インチのM8Rにしました。



タイヤもこの機にグリップのあるPS4Sに交換することに。
ひとつ前のブログでタイヤを大量に買ったとアップしましたが、うちの4本がこれです。




サイズ違いですが、マークX用と合わせて8本のPS4Sを購入。(笑)





ホイールはオーダーで6月くらいまでかかるため、
とりあえずシミュレータの裏に鎮座させておきました。(笑)


プジョーですが、リヤブレーキローターが鳴くので見てみると、波打っていることに気づきました。
面研を考えたほうが良いかな~・・・
マークXは2015年以来一度もブレーキトラブルがないので、
久しぶりのブレーキの悩みに新鮮味を感じています。(笑)

Posted at 2021/04/03 22:29:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2021年03月28日 イイね!

タイヤカスと縁を切りたい話

PayPay祭に乗っかって(?)久しぶりに爆発的に散財しました。
ざっくり言うと、タイヤ12本とホイール4本を買いました。

酔って買っちゃいましたとかではなく結構考えて買ったんですが、
結構飛んでいきました。(笑)


分解すると、マークX用にタイヤ8本、プジョー308用にタイヤ4本ホイール4本です。

今日はその中で、マークXのタイヤ選びの話をブログにします。



マークX用に買った8本のタイヤのうち、
4本はMICHELINのPS4S(265/35R18)を買いました。


これに対する事の発端は2月のスパ西浦

練習練習っと50分走行したらタイヤカスまみれになりまともに練習できなかったという残念な経験から、
「タイヤカスまみれにならなくてそこそこ走れるタイヤ無いのか?」と愚痴ったら
take3さんが松田次生プロのブログURLを貼って下さり、結構良い感じでは?とPS4Sに興味が沸きました。


マークXでサーキットを走り始めて以来、ずっと「自己べストを破ること」を一つのモチベーションに走ってきたので、
タイムが出にくいタイヤというのはあんまり興味がなかったんですが、
最近はもうタイヤが極端に「一発のタイム重視」みたいなものばかりになってきてしまったので段々疲れてきて、「もうだめだ、ついていけない」となりつつありました。(笑)

「良いタイヤを履けばタイムが出る。」がダメだということではなくて、
不満は「クーリングに入ったらおいしい時間は終わり」という点。

クーリングペースで走るとピックアップしてタイヤカスまみれになって、
もう理想的な挙動では走れない。これがどうにも嫌なんですよね。




自分は基本的に、結果だけでなくスキルの習得・向上を果たしたいので、
良いタイヤ履かせてタイム出ればOK!ではありません。
自分の車が狙った挙動で走ってくれるためには"必要なグリップレベル"というのがあって、
それを満たすために良いタイヤを履く。

根幹はこういう考えです。

その必要なグリップレベルが得られるタイヤで走り込んで腕を磨いて、
結果タイムが短縮されたらそれはトレーニングの成果として嬉しい。
僕にとってタイムはそういうものです。"成績表"ですね。





じゃあ走り込むために必要な条件って?
ただ何周も走るじゃなくて、「きちんと上手くなる」ための走り込みの条件って?
を考えると、これは「安定したコンディションで走ること」です。
上手に走れればタイムが縮み、ミスをすればタイムが延びてしまう。
"上手く走れたかどうかの客観的指標"としてラップタイムが使える。

これが大事です。


ところが市販車+ラジアルタイヤの場合は、基本的に連続周回には向いておらず、走れば走るほどタレていきますよね。
車(タイヤ、ブレーキ、エンジンetc)をオーバーヒートさせずに何度もアタックをしようと思うと、
アタックする⇒クーリングする⇒アタックする⇒クーリングする⇒アタックする
という走り方が必要。

この前提の中で考えると、「安定したコンディション」って
2回目以降の「アタックする」が1回目と同じように行えるかどうかが大きな観点になります。


そしてそれを盛大に阻害してくれるのがタイヤカス問題。(笑)





これが貼りつくと、もはや「コンディションに一番効く」と言っても過言ではないタイヤが一気に性能ダウンするんですよね。
しかも前輪と後輪、内外で付き方も違いますし、どんなカスを拾ったかも運次第。再現性もクソもない。

バイブレーションも出て車の耐久性面で良くないですし、
グリップの意図せぬ低下は危険でもありますから走る気も削がれてしまいます。

これを実際に「50分の走行枠をきちんと走る」を久々にやろうと試みた先日の西浦で否応なく感じさせられたわけです。


最近は最初の「アタックする」でほぼ確実のその日のベストが出て、
2回目以降はタイム云々ではなくタイヤが明確に食わなくなる。

新品タイヤ投入したばかり、シーズンインの時期に「タイヤ温存、1アタックで決めます!」とか言ってる日は良いんですけどね~
シーズン半ばから終わりにかけて、タイヤをきちんと使い切ってもっと上手くなろうと思うとゲンナリします。


そこを解消してくれるかも?と淡い期待をかけているのがMICHELIN PS4Sというわけです。

何が良いかって、ただ「タイムを諦める代わりにタイヤカスと縁を切る」でもなさそうという点。

僕がわがままで、タイヤカスとは縁を切りたいけど、
必ずしも「タイムはもうどうでもいいです」ではないんですよね。

タイムが大幅に落ちるということは、挙動が滅茶苦茶変わるということです。
「曲がらなくなる」、「加速しなくなる」、「止まらなくなる」。

これって、一度きちんと走れる楽しさを知った人にとって、タイヤカスと縁を切る代償としては大きすぎませんか?
僕はここは"妥協"は出来ても"無視・軽視"は嫌なんです。



ここに期待をかけさせてくれたのが松田プロのブログで、

スパ西浦で、松田次生選手の腕があるとはいえ、「V35スカイラインで1分を切る」ということは、
マークX+自分でも1分1秒台とか0秒台とかは狙える感じでは?と思わされるんです。

その計算は、
**********************
「今の自己ベストがRE-71RSで1分0秒2、
 FSWでマークXを走らせると松井孝允プロと2秒差、片岡龍也プロとも大体2秒差なので、
1周1分のコース(西浦)ならプロと大体1秒差で走れるだろう。
ってことは松田プロタイム+1秒と考えたら、0秒台後半から1秒台前半くらいかな?」
**********************
というものですが、

これならタイムに換算して挙動を考えた時に"ベスト 1分のコースで +1秒レベル"
「走る曲がる止まるの挙動はわずかに落ちるが十分心地良い」くらいかなと。"妥協"の範疇にあるなと。

「食わないタイヤでモヤモヤする」はなくて、
「+1秒で1枠。2枠と安定して走ってくれるなら・・・」と思える感じです。

「タイヤカスのないRE-71RS」>PS4S>「タイヤカス地獄状態のRE-71RS」
みたいな。(感じだったら良いなぁ。)


松田プロ号V35と僕のマークXはもちろんポテンシャル違う(松田プロ号、ナンバーついてないし助手席もないし・・・)のですが、
そこは松田プロが筑波4秒とか3秒とか書いているので、そこそこ近いのではと想像されます。

どれだけ妄想しても履いて見ないことには分からないのですが、
買って試す価値はあるなぁと感じます。




ちょうどマークXのホイールが2セットあるうち、
1セットが残り溝なしで終わりですから、こいつに履かせようってことでPS4Sの購入を決定。


今メーカー在庫切れらしく、しばらく入荷しないためお預けですが
新しい楽しみ方が出来ることに期待です。


******

ちなみに、RE-71RSみたいなタイヤで、
「計測1週目にきちんとベストを出し、それで狙い通りの結果とともにピットに返ってくる」
という楽しみ方も、それはそれで緊張感があって大好きです。
RE-71RS的なタイヤも常時1セットは所持して使うと思います。



PS4Sで腕を磨いて、RE-71RSで成果確認 みたいに出来れば理想だなぁと思います。

*******

最後に「じゃあ俺もPS4Sだ」と思いかけた方に注意ですが、
"美浜みたいなコース"に関してはMICHELIN PS4Sはどうかなぁという感じがしています。
美浜はとにかくほかのコース走った時と比べて低速+大舵角+短時間で曲げるので、
こういう特性のコースは「問答無用で、身を削りながら食うタイヤ」でないとダメかもしれません。
細かい説明はしにくいのですが、何となくそう感じるんです。

いずれ実験すると思うのでまたレポします。
Posted at 2021/03/28 09:54:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記

プロフィール

「フロントブレーキローターを新調!」
何シテル?   03/15 16:43
LEXUS RC Fでサーキットを走ったり、Peugeot 308でドライブフィールに舌鼓を打ったりしています。 車の乗り味にはかなりの拘りがあります。 ...

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