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mura@RCFのブログ一覧

2017年10月02日 イイね!

マークX GRMNのセットアップ(後編)

GRMNのセットアップの後編です。



自分の350Sとほとんど類似と言えるセッティングなので、
とりあえずおかしな挙動にはなっていないはずと思いながら道路に出ます。

ちょっと道の悪い民家脇の道路を走り、
思ったよりもごつごつした乗り心地からのスタートでした。


オーナーさんのコメントを聞きながら、とりあえず現状をチェックします。
なんか、もう少しクイックに動いて欲しいんだけど・・・と仰るので何か不満があることは頭に入れ、
何が不満の原因なのかを探っていきます。


バネレートの割にごつごつ感があったので、
減衰効き過ぎか効かなさ過ぎか?と考えながら、もう少し走るとワインディングに出ます。

後部座席にはDECKの社長さん。
助手席にはオーナーさん、
たまにしか乗らないマニュアル車で緊張します。(笑)

油断してるとエンストしちゃうとかそういうレベルではないですが、
自在にヒール&トーを操るほどでもないので当たり障りなく4速に入れて走ります。

いくつかコーナーを抜けると「なるほどね~」という感じで段々分かってきます。
これは減衰が足りてないかも。

ステアリングを切るとほぼタイムラグなく頭が入り始めるんですが、
そこからさらにグッと切りこむとついてこない代わりに車体がロールしています。

自分の車とのバネレートの差かも?と思いつつ、
コンビニに立ち寄ってフロントもリヤも減衰調整のダイヤルを2段締めます。


普通のショックだと、こういう時減衰がスカスカな可能性があるので
自分ならほぼ全締め手前くらいまで一度締めてしまいますが、
自分が使っているのと同じこのアブソーバーはメインダンパーで減衰を出した上で、サブタンク側でも減衰を出して調整する機構になっているので、
スカスカにはなり得ません。

全8段ある調整幅で、その8段すべてが差を体感できるくらいに可変するので、
ここは2段だけ締め方向に調整しました。


来た道を引き返してみると、さっきよりも少し良くなった?という感じが出て来ました。
ロールして操作が逃げていく感じは収まって良い感じに。でもまだコーナーで「曲がってない」感じがします。

曲がってないって言うのはフロントが全体的にダラダラ逃げていく感じではなく、
ステアリングの切り増しに対してヨーがついてこない感じ。
これは多分自分が同じ仕様のマークXに乗っているから初めて気づくレベルだと思うんですが、
綺麗に走っているときはフロントが逃げていくかも?という不安が一切ないくらいにピタッとステアリング通りに車が動くんです。

もしかしたらリヤがフロントに対して柔らかく、
旋回姿勢が良くないのか?と疑って、今度はリヤだけ2段締め。
コースを変えて、コーナリングスピードが比較的高い道に出て感触を探ります。


うーん、なんか陶酔できない感じ。(苦笑)
大分良いんですけど、自分の350Sよりも明らかに挙動が重い。何故?

リヤだけ上げたけど、フロントも、もう2段締めてみようかと調整。

これ以上締めるともう殆ど全締め付近になるんだけど・・・と思いながら、
再度調整すると、これが勘違いしていてイメージよりも全然締まってないところにダイヤルが居ました。

最初はサブタンク側の減衰が効かないくらいの緩めっぷりになっていて、
調整がつもりと2段ズレていたんです。

仕切り直して、フロントもリヤも全締めから4段戻しに。

DECK社長さんはお客さんが来るということで、
ここからはオーナーさんと二人でロングドライブへ。

これがここまでで最も好感触でした。

バネレートの割に嫌な突き上げが殆ど無く、
本当に道が悪い時にだけちょっと嫌な感じがする程度。
基本的に気持ちよく走れます。

自分の車がバネレートゆえに拾ってしまうゴツゴツも拾うことなく
上質に走るので、「良いな~」と羨望。(笑)
まぁ、サーキットと一般道はトレードオフですからね。
自分のも来年のオフシーズンは同じバネレートに戻してオフのドライブ仕様にします。


少し余談で、
減衰は緩めたほうが乗り心地が良いと誤解されている方がいますが、
そう言う訳でもなく車に入力が入ってきたときに、どれだけを受け止めてどれだけを受け流すかのバランスが重要です。
そのバランスを決めるのがバネと減衰で、
緩めれば緩めるほど街乗り向きって訳でもありません。

むしろ、適度に締めてやることでストロークスピードが上がりきる前に挙動を収束させることが出来るので、その方が乗り心地が良かったりするものです。

一般的な車高調で締めると突き上げるようになるというのは、
締めても微低速の減衰が出ずに、ストロークスピードの高い領域でようやく減衰が効き始めるために、
タイヤに入った入力に対してまるで「ドスッ」と音の出そうな受け止め方をしてしまうのでそれを突き上げと感じることが多いです。

緩めれば高速域の減衰は落ちてくるので「ドスッ」も落ち着いて来ますが、
高速域の減衰とセットか、それ以上の勢いで微低速の減衰が抜けてしまうので、
緩めていくとあるところを境に質感が感じられない状態というか、
アブソーバーがアブソーバーとして機能しないに等しい状況になっていきます。

僕の使うアブソーバーは微低速領域だけを狙って減衰を調整することが出来るような構造をメインアブソーバーとサブアブソーバーで形成しています。
減衰カーブのどの領域をどちらのアブソーバーで受け持つかを使い分けているわけです。

こうするとまさに車の動き初めの瞬間の挙動を調整することが出来ます。
だから適度に締めると車が完全に動き出す前から挙動変化を抑えにかかることができ、
揺り返しなくスパッと姿勢が収束するんですよね。

そうじゃないと、硬いバネレートを選ぶといつまでも車が微振動を続けるようになりますから、「バネ硬すぎてダメ」ということが起こるようになります。


これ以上は聞かないでください。秘密です。(笑)



余談から戻ってきて、こんなことを考えたり喋ったりしながら挙動をチェックすると、
今度こそはステアリング切り増しに対する追従もしっかり感が出てきて、
ワインディングをノーブレーキでスイスイ走れます。

ここまでで1時間くらいで、流石にMTにも慣れてきたので普通に走ります。
ほぼ自分の350Sと同じか、バネがストリート仕様なだけあってよりしっとりと落ち着いて走ってくれるので、緊張も解けて楽しくなってきます。(笑)

フロントがスムーズに入っていく感じになるとリヤのLSDの良さが感じられ、
リヤがどっしりとしてフラフラしないので、旋回時のコントロールは思いのまま。
曲がりながらアクセルをグッと踏み増しても、4輪で地面を掴んだような安心感で加速していきます。
LSDのリセッティングはバッチリ狙い通りであることを確認。

これ、本当に気持ちよかったです。
「これこれ!」って感じに仕上がって一安心。

遠路はるばる、関西から来ていただいているので、なんとかしたいですよね。(笑)


とりあえずここまで減衰を締めていくことで良い側に行っているので、
さらに締めてみることに。

帰りは高速道路です。


高速に乗ると・・・これは全然ダメだ!失敗!!


何が失敗かって、渋滞で低速道路と化していました。(笑)
これじゃ見たいとこ見れないですよね~なんて言いながらノロノロと走りましたが、
後半は普通に100キロで走れたので最低限確認出来ました。


ここまでやって、確認はバッチリとなりました。
さっき2段締めたことによって、いよいよ拾わなくてもいい路面の凹凸を拾うようになったんです。

このゴツゴツしたのを拾うくらいならさっきのほうが良いですよね?とオーナーさんに確認し、
そうなるとあとは戻す側に行けばセッティング終わりですから、
一息つきながらお店へ戻ります。




お店に無事到着。
超高額車のGRMNを無傷で戻すことが出来ました。(笑)


とりあえずセッティングとしては、締めすぎ状態まで片足乗っかっており、
でも最後にもう一締めする前のフィーリングよりもう少し良くなるのではと踏んで、
結局前後ともにひとつだけ緩めて全締めから3段戻しで帰宅して頂くことに。


サブアブソーバーの減衰調整機構は圧側にしか効かないため、
全体振り返るともう少し伸び側の減衰が出るとさらに良くなるかも?という感想もお伝えしました。
でも、すでに気持ちよく走れているので、多分オーバーホールを考える時期で良いでしょうね~とも。


後は2時間半にわたるドライブを振り返って、
次に弄るならどのように減衰を見直すか?というレビューをパソコンで色んな車の減衰力特性と自分たちのマークXの特性をチェックしてこの日は解散。
パーツを作って終わりではなく、どういうものが出来たかをちゃんとレビューするのが僕らの真面目なところです。(笑)


ご自宅に戻られた後、オーナーさんからは最高の感触になったと連絡いただき、
どうやら満足頂けたようでやった甲斐がありました。


逆に、今回来ていただけなかったらせっかく良いパーツを揃えたのに惜しい状態で乗ることになっていたので、
自分の350Sの試乗でパーツ投入決断してもらった身としては、
今回来てもらってよかった~という感じでした。

「あの人の仕様真似たら案外大したことないんですけど・・・」って思われても寂しいですから(汗)
(そんなこと言う人じゃないですけど、例え話です)





セッティングしてみて思いましたが、やはりサスセッティングは楽しいですね。

以上作業レポートでした。
仕事みたいですけどノーギャラですよ。(笑)
Posted at 2017/10/03 00:10:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | マークX | 日記
2017年10月01日 イイね!

マークX GRMNのセットアップ(前編)



今日はDECKさんへ。
マークX GRMNのオーナーさんのご希望で、
チューニングパーツ投入後の試乗チェックとセットアップを行ってきました。


マークX GRMNというと、先日トヨタが打ち出したGRシリーズの
ピュアスポーツモデルの一角になります。
純正でもそのままサーキットを走れそうなスペックを備えています。









何といっても目玉はローギヤードな6速MT。
4ドアFR×300馬力超のエンジン×6速MTという貴重なパッケージングです。







このGRMN、ただでさえトヨタが本気で走りに振った仕様なのに、
本気すぎるカーボンボンネットフードとカーボントランクリッドを投入されています。
なんて羨ましい。。(^^;)



こちらのオーナーさん関西の方で、
今年2月に自分のマークXに試乗出来ないかと問い合わせて下さって、
嬉しいことにその日即決で各パーツを(お店に)オーダーしてしてくださり、
長い納期を待つこと数か月、先日ようやくすべてのパーツの投入を終えられた車なんです。

自分がマークX用にと色々やってきた結果、
同じ仕様にして欲しいと言われるのは嬉しいものです。(^^)
また、自分が良いと思っているものを他の方にも良いと言っていただけたことで
「自分の感覚も眉唾じゃないな」と安心したりも。。(笑)




こちらが2月時点。
すでにスペシャルな感じです。
この時も少し試乗させて頂きましたが、
ノーマル状態の出来の良さにちょっと感動した覚えがあります。

もちろんどうしても、限定車とはいえ量産ですからノーマル車っぽい動きもするんですが、押さえるポイントは押さえている感じです。


このGRMNをベースに、
別タンク調整式のショックアブソーバーを備えたサスペンションキットは勿論、
レーシングブレーキ、機械式LSD、バケットシートに6点式シートベルト装着、
アライメント調整用にサスアームも変更。タイヤはRE-71Rに履き替え。

いわば、僕のマークXの兄弟車ということになります。



兄弟車と言っても、同じ部品のコピーではなく、
GRMN専用かつ、オーナーさんの用途に合わせてワンオフで作り分けています。
自分のものより後発なので、より洗練されていたりもします。(笑)


まずサスペンション。
僕の350Sはサーキット重視仕様ですが、
このGRMNはストリート重視仕様。サスペンションのバネレートが違います。

割合的には20%くらいソフトなばねを使って、街乗りでのデメリットを低減しつつも、
ワインディングを走った時なんかは自分の350Sと同じようにクイックかつスタビリティの高いコーナリングを楽しめるように味付けされています。

ちなみに鈴鹿みたいな長い高速コーナーでタイムを稼ぐようなサーキットでなければ、このバネレートでも普通に走れると思いますって言うくらいにはハードなバネです。
多分、一般的な「マークX ストリート仕様」よりも高レートだと思います。


続いてブレーキ。
GRMNもノーマルで巨大なブレーキが搭載されていますが、
さらに2~3ランクくらい上位となるAP RACINGの競技用ブレーキキットに換装です。



フロントにはφ380mm×36mmローター、にCP5555キャリパーを組み合わせています。
このCP5555も普通のCP5555ではなくキャリパー剛性をよりUPした特注品です。




リヤには・・・サイズ聞き忘れましたが、なんかもう「フロント用では?」っていうくらいの巨大なブレーキが組まれています。

このブレーキも前後バランスがミソで、
GRMN純正はフロントブレーキは大きいのですがリヤが弱いのでちょっと惜しい感じなんです。
ここを前後とも換装してしまうことで絶妙なバランスにしています。
パッドはWinmaxです。
ちょっとだけブレーキ鳴きしますね。


タイヤは写真のように19インチのRE-71Rです。


LSDは写真ないですが、自分の350Sと同じ仕様です。
舵角が大きい駐車場とかだとちょっとチャタリング出ますが、
とてもマイルドに効きます。

サスアームも写真ないですが、これも自分の350Sと共通ですね。



そしてシートとハーネス。



一体ストリートのどこでこんなの使うのか!?
と思いますが、こういうのは雰囲気が大事なので装着されていることに意味があります。(笑)

ちなみに自分のは運転席だけフルバケ&6点式ですが、
このGRMNは助手席までフルバケ&6点式の拘りです。
まぁ、見た目のためにフルハーネスを驕るくらいですからやるならここまでですよね~(^^)



この車をじっくり2時間半ほど走り込んで、
セットアップしてきました。


続きは後日、後編にて。
Posted at 2017/10/01 21:13:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | マークX | 日記
2017年08月26日 イイね!

詰め込んだ休日

今日は朝からデッキさんへ。

目的は先日から気にしている「乗り心地問題」で、
自分の仕様よりもバネレートが低いマークXの試乗です。



奥にいるイエローのG's。
遠方にお住まいなので、次はいつお会いできるかと思っていましたが、
絶好機でした。(笑)

ちなみにこの奥にはGRMNがいて標準車、G's、GRMNと3車揃い、
「まさかここまでマークXが増えるとは」なんて話してました。(笑)

話を戻してこのG'sは自分のマークXの8割くらいのバネレートのストリート仕様です。
調整式別タンクの減衰力も自分の仕様よりもストリート寄りの設定で、
自分のアブソーバーが調整レンジの大きさを重視しているのに対し、
黄G'sのはストリートで使うレンジに絞って、微調整のしやすさを重視しているとのこと。

乗った感想は、やっぱりこれくらいがいい具合かな~という感じ。
市販状態を背反なくハイパフォーマンス仕様にしたような乗り味です。

逆に自分のにも試乗してもらいましたが、
コーナリングのしっかり感はやはりバネレートなりにこちらの方が良いようで、
路面が綺麗ならmura@350S号の方がハイパフォーマンスな感じ。


乗り比べてみてやっぱり、サーキット重視シーズン以外はこのバネレートに落とそうかなと思いました。


===========




黄色G's試乗後はDECK仕様 86の試乗。
ここ数週間で脚周りをさらに仕上げたとのことで、
これがストリート+ミニサーキット想定ではこれ以上望めないくらいのいい具合に仕上がっていました。

ブレーキもフロントにAP Racingのレース用キャリパー、リヤはビックローターキットで前後バランス良好で気持ち良く止まります。

マークX 350Sほどのパワーはやっぱり無いので自分の好みをこの86一台で満たすのはちょっと厳しいですが、
ワインディングを気持ち良くドライブして、ミニサーキットの走行会を嗜む感じだったら本当に良い仕上がりです。

もし自分が86オーナーだったら「これと同じ状態にして」とオーダーする感じです。(笑)


しかしここからさらにびっくりしたのが、自分のマークXに乗り換えた時に自分のマークXが「ちょっとだけ重い86」と言わんばかりのコーナリングを見せるんですよね。
86に乗った後は絶対違和感あると思っていたので、相似なコーナリングフィールに自己満足でした。(笑)


===========


10/30のTAO走行会は昨日「悩み中」とか書いていましたがエントリーしました。
↑の86を誘ってぼっち参加回避です。(笑)

FSWを走るのであれば流石にそろそろ新品ローターを解禁するかと言う気になり、
ストックしていたものに交換をお願いしました。




今回ベルハウジングも新品で、ASSY交換です。

ローターを面研&再スリットを1回新調とカウントすると、3回分行けました。

2015年5月に投入して2年3か月使用できました。
サーキットでガンガン使ってこれなので、アフターパーツとしては長寿命だと思います。
まぁ、GT300とかニュル24hを完走できるようなローターなので今さら驚きはしませんが。(^^;)


ベルの摩耗も耐ノイズ観点では限界で、回転方向のガタが大きい他、
フローティングによる異音防止の板バネもテンションがかからなくなってしまっていて、低速時はコトコトと異音が出る状態でした。


ローター外してベルをゆするとローターに対してベルが動きます。
正真正銘のフローティング状態です。(笑)



ある意味純粋なフローティング状態なので、ブレーキングの性能は良い感じなんですが、
段差を踏むだけでコトコトカタカタ煩いと車が安っちくなったような気分になるので、
やはり異音が出ないほうが快適です。(笑)






交換完了!
ローターからのノイズが一掃されたので、
くたびれた車が一気に若返ったように静かになりました。

乗り心地が悪いと言っていたのも、安っぽいコトコト音が出なくなったことで気持ち的に少し緩和された印象すらあります。
変な音が出ないだけで全然違いますね。

これなら、ハブへのダメージとかを気にしないのであれば
今のバネレートでも通年行けるかも・・・?とすら思えます。






外したローターたち。お疲れさんでした。


==============


家に帰ってくると、、、届いてました。





先日ネット徘徊していて、偶然発見!!
81系は存在しないと長らく諦めていた1/43マークIIのミニチュア!!


この車、自分が小学校の頃まで我が家のファミリーカーだったので、
すごく好きな車なんです。
今自分がマークXに乗っているのもこの車に乗って育った影響。









めちゃめちゃいい出来です。


やっぱ格好良いなぁマークII。



Posted at 2017/08/26 21:56:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | マークX | 日記
2017年08月21日 イイね!

オフシーズン快適化計画

昨冬に脚周りをアップデートし、
バネレートをアップしたのですが、
これが最近になって俄かに「乗り心地悪い」と気になり始めました。

理由は簡単で、暑いのでサーキットは控えてドライブに行くようになったためです。

冬場はサーキットメインで、
ワインディングなどは凍結気味で近寄らないため、
基本的にはサーキットと日常の買い物くらいになります。

日常の買い物は長距離乗らないですし、それほど乗り心地を気にすることなく1トリップ終わります。

が、気温が夏の気温になり、
もうサーキットはきついし、大人しくドライブでもするかー!と出かけると、
これが長距離のためにちょっと乗り心地が悪いと気になるんです。

GWも長距離ドライブがありましたが、
高速道路を使うと良い路面を走る時間が長いので大して気にならないんですよね。
(そもそも高速道路は滅茶苦茶乗り心地が良い。)


で、お盆休みも終わっていよいよ「これは我慢不可能じゃないか?」と感じてしまった次第。

鈴鹿と一般道の両立は物理的に無理なので鈴鹿に寄せていたんですが、
そもそも鈴鹿に寄せた車でワインディングを気持ち良くドライブするのは無理ということで、
オフシーズン仕様を考えることにしました。


具体的には、4月にオフシーズン仕様に仕様チェンジして、
11月下旬に鈴鹿優先仕様にまたチェンジするという方法です。

年に2回組み換えるのは手間ですが、
我慢しながら乗るとか、中途半端に折衷案のバネを買うよりも良いのかなと思いました。


いま、ワンオフ初期仕様で組んでいたバネAと、
現状鈴鹿を睨んで組んでいるバネBがあり、
オフシーズン仕様はレートの低いバネAにするつもり。

バネAは昨冬まで、バネA+別タンなしシングルダンパーで組んで
長距離ツーリングも難なくこなしていたので、
別タンがついた今ならワンオフ初期仕様以上の質感でそこそこのサーキットまで対応できる街乗り仕様として成立すると思います。
鈴鹿80点、FSW90点というイメージですかね。

これならオフシーズンの練習走行もほどほどにこなしながら、
長距離ドライブを快適に過ごせます。

今年はもう9月になろうかというところなので今さら組み換えはしないですが(^^;)



正直、バネAとバネBの中間のバネレートのものを買ってそれを落としどころにするということも考えましたが、
そうなると中途半端だなぁと思うと気が進みませんでした。
多分そのレートだと結局ドライブにおける乗り心地で大差ない気もするし。


デッキさんからはバネA+アブソーバー改造&アイテム投入によって疑似的に高レートにする方法や、
バネBにテンダースプリングを入れてツインスプリングにする方法を提案頂きましたが、
ツインスプリングは早く仕様変更を収束させたいという狙いと逆に向かって走ることになるので却下。
前者案だけちょっとディスカッションしてみようかなと思っています。
今のところ、気持ち的にはそこまで手の込んだことをせず素直に組み換えれば解決だと思っているのでそれでいいんですけどね。(^^;)


やはりマークXなので、ドライブは「乗り心地良いな~」と思いながら気持ちよく走りたいものです。
高レートの弊害として、ハブやアブソーバー取り付け部への負荷増大もありますし、
少なくとも来年からは織り込みたい考え方です。
Posted at 2017/08/21 01:19:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | マークX | 日記
2017年08月18日 イイね!

街乗り性能

ナンバー付車両にとって街乗り性能はあまり何かの犠牲にしないほうが良い性能だと思います。
例えばサーキットに特化した足回りにして、
普通にその辺を走る時に乗り心地がめっちゃめちゃ悪かったりすると熱も冷めます。(苦笑)

で、自分の車はその一歩手前?ギリギリアウト?
な感じのところにいます。(主観ですが。)

路面が綺麗だと何も気にならないんですが、
路面が悪いと車が苦しんでいる感じがするんですよね。
段差を超えた時の音が厳しいというか。

バネレートから考えると悪くないと思いますし、
僕の車に試乗して良いと言ってくれる方もいますが、
絶対的に見れば悪いものは悪い。(苦笑)

仕様変更前の仕様だと、一般道走ってて「うわ~」と思うことは殆ど無く、
「これ純正より良いくらいでは?」と思うことすらあったんですが、
今は「やっぱ硬いバネは一般道ダメだな~」と思う場面がちらほら。

こんな感じだと、ドライブに行こっかな~という気も後ろを向きます。(笑)


乗り味の評価って、例えばバネを変えたら変えた直後は変化を感じて満足するので
結構なんでも許せる感じなんですが、
それにずっと乗っていて悪い面を繰り返し見てしまうと「ちょっと違うかも」と感じるようになってきます。


ただ、今のアブソーバーは減衰調整を付けたことですし、
その減衰調整も先日使い勝手を向上させたので、
街乗りを何とか許容できる状態に出来ないものかとトライすることに。
逆に今までやってなかったのかと言う感じですが、長い間ダイヤルついてなかったのもあってやってません。(爆)


自分が使っているのは別タンクで圧側の減衰だけを調整するタイプで、
全閉、1段緩め、2段緩め、~6段緩め、別タンフリー(別タンクがダンパーとして機能しない)の8段調整です。

試したのは
別タンフリー(全緩めでメインダンパーのみ機能)
5段緩め
3段緩め
の3水準。


別タンフリーだと目線の上下移動が明らかに多くなり、もう視覚的に減衰が弱すぎる感じがしてボツ。
突き上げ感も強いです。
バネにアブソーバーが負けている感じ。

5段緩めにすると、目線の上下移動が減り、少しフラットな乗り心地になるものの、
まだ若干の突き上げ感アリ。
収まりは良いですが、大き目の段差では「おいおい・・・」って感じ。
これは減衰の問題じゃないのか・・・と思いかけるも・・・。

3段緩めにすると大分良い感じに。
ステアリングに対する挙動の追従も5段緩めよりもクリアです。


試しにもう一段締めてみようかと思いましたが、大雨が降ってきたのでやめました。
とりあえず3段緩めを採用することに。

空気圧は冷間2.45キロ。



ただ、やはり基本的にバネレートが高いので、
ある程度良くすることは出来ても、バッチリと言うフィーリングまでは来ないですね。

自分が望んで今の仕様にしたので仕方がありませんが、
「サーキット専用仕様」と言う感じで「街乗りもサーキットも両立」という感じではありません。
(一応厳密にいえば鈴鹿と一般道を両立するなんて無理なので、
どちらか重視する方に寄せて、重視しないほうを我慢の限界まで落とすということになり、それを両立と考えます。)


次のアタックシーズンを終えたところで一度初期のバネレートと現状のバネレートの中間くらいにバネを交換してみても良いかも?なんて思い始めました。


昨年にバネレートを上げた時に「どうせなら思いきって上げて、限界を見極めよう」
というつもりで少し冒険気味に行ったので、今「これが限界だろうな」と感じているのは狙い通り。

もし試す順序が逆で上手くいっていたとしても、
「これまだバネ固めても行けるでしょ」って感じでどうせ変えてましたから。

ある意味、終わりが見えてきて嬉しい悩みです。(苦笑)

Posted at 2017/08/18 15:58:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | マークX | 日記

プロフィール

「フロントブレーキローターを新調!」
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LEXUS RC Fでサーキットを走ったり、Peugeot 308でドライブフィールに舌鼓を打ったりしています。 車の乗り味にはかなりの拘りがあります。 ...

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