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2021年03月28日 イイね!

タイヤカスと縁を切りたい話

PayPay祭に乗っかって(?)久しぶりに爆発的に散財しました。
ざっくり言うと、タイヤ12本とホイール4本を買いました。

酔って買っちゃいましたとかではなく結構考えて買ったんですが、
結構飛んでいきました。(笑)


分解すると、マークX用にタイヤ8本、プジョー308用にタイヤ4本ホイール4本です。

今日はその中で、マークXのタイヤ選びの話をブログにします。



マークX用に買った8本のタイヤのうち、
4本はMICHELINのPS4S(265/35R18)を買いました。


これに対する事の発端は2月のスパ西浦

練習練習っと50分走行したらタイヤカスまみれになりまともに練習できなかったという残念な経験から、
「タイヤカスまみれにならなくてそこそこ走れるタイヤ無いのか?」と愚痴ったら
take3さんが松田次生プロのブログURLを貼って下さり、結構良い感じでは?とPS4Sに興味が沸きました。


マークXでサーキットを走り始めて以来、ずっと「自己べストを破ること」を一つのモチベーションに走ってきたので、
タイムが出にくいタイヤというのはあんまり興味がなかったんですが、
最近はもうタイヤが極端に「一発のタイム重視」みたいなものばかりになってきてしまったので段々疲れてきて、「もうだめだ、ついていけない」となりつつありました。(笑)

「良いタイヤを履けばタイムが出る。」がダメだということではなくて、
不満は「クーリングに入ったらおいしい時間は終わり」という点。

クーリングペースで走るとピックアップしてタイヤカスまみれになって、
もう理想的な挙動では走れない。これがどうにも嫌なんですよね。




自分は基本的に、結果だけでなくスキルの習得・向上を果たしたいので、
良いタイヤ履かせてタイム出ればOK!ではありません。
自分の車が狙った挙動で走ってくれるためには"必要なグリップレベル"というのがあって、
それを満たすために良いタイヤを履く。

根幹はこういう考えです。

その必要なグリップレベルが得られるタイヤで走り込んで腕を磨いて、
結果タイムが短縮されたらそれはトレーニングの成果として嬉しい。
僕にとってタイムはそういうものです。"成績表"ですね。





じゃあ走り込むために必要な条件って?
ただ何周も走るじゃなくて、「きちんと上手くなる」ための走り込みの条件って?
を考えると、これは「安定したコンディションで走ること」です。
上手に走れればタイムが縮み、ミスをすればタイムが延びてしまう。
"上手く走れたかどうかの客観的指標"としてラップタイムが使える。

これが大事です。


ところが市販車+ラジアルタイヤの場合は、基本的に連続周回には向いておらず、走れば走るほどタレていきますよね。
車(タイヤ、ブレーキ、エンジンetc)をオーバーヒートさせずに何度もアタックをしようと思うと、
アタックする⇒クーリングする⇒アタックする⇒クーリングする⇒アタックする
という走り方が必要。

この前提の中で考えると、「安定したコンディション」って
2回目以降の「アタックする」が1回目と同じように行えるかどうかが大きな観点になります。


そしてそれを盛大に阻害してくれるのがタイヤカス問題。(笑)





これが貼りつくと、もはや「コンディションに一番効く」と言っても過言ではないタイヤが一気に性能ダウンするんですよね。
しかも前輪と後輪、内外で付き方も違いますし、どんなカスを拾ったかも運次第。再現性もクソもない。

バイブレーションも出て車の耐久性面で良くないですし、
グリップの意図せぬ低下は危険でもありますから走る気も削がれてしまいます。

これを実際に「50分の走行枠をきちんと走る」を久々にやろうと試みた先日の西浦で否応なく感じさせられたわけです。


最近は最初の「アタックする」でほぼ確実のその日のベストが出て、
2回目以降はタイム云々ではなくタイヤが明確に食わなくなる。

新品タイヤ投入したばかり、シーズンインの時期に「タイヤ温存、1アタックで決めます!」とか言ってる日は良いんですけどね~
シーズン半ばから終わりにかけて、タイヤをきちんと使い切ってもっと上手くなろうと思うとゲンナリします。


そこを解消してくれるかも?と淡い期待をかけているのがMICHELIN PS4Sというわけです。

何が良いかって、ただ「タイムを諦める代わりにタイヤカスと縁を切る」でもなさそうという点。

僕がわがままで、タイヤカスとは縁を切りたいけど、
必ずしも「タイムはもうどうでもいいです」ではないんですよね。

タイムが大幅に落ちるということは、挙動が滅茶苦茶変わるということです。
「曲がらなくなる」、「加速しなくなる」、「止まらなくなる」。

これって、一度きちんと走れる楽しさを知った人にとって、タイヤカスと縁を切る代償としては大きすぎませんか?
僕はここは"妥協"は出来ても"無視・軽視"は嫌なんです。



ここに期待をかけさせてくれたのが松田プロのブログで、

スパ西浦で、松田次生選手の腕があるとはいえ、「V35スカイラインで1分を切る」ということは、
マークX+自分でも1分1秒台とか0秒台とかは狙える感じでは?と思わされるんです。

その計算は、
**********************
「今の自己ベストがRE-71RSで1分0秒2、
 FSWでマークXを走らせると松井孝允プロと2秒差、片岡龍也プロとも大体2秒差なので、
1周1分のコース(西浦)ならプロと大体1秒差で走れるだろう。
ってことは松田プロタイム+1秒と考えたら、0秒台後半から1秒台前半くらいかな?」
**********************
というものですが、

これならタイムに換算して挙動を考えた時に"ベスト 1分のコースで +1秒レベル"
「走る曲がる止まるの挙動はわずかに落ちるが十分心地良い」くらいかなと。"妥協"の範疇にあるなと。

「食わないタイヤでモヤモヤする」はなくて、
「+1秒で1枠。2枠と安定して走ってくれるなら・・・」と思える感じです。

「タイヤカスのないRE-71RS」>PS4S>「タイヤカス地獄状態のRE-71RS」
みたいな。(感じだったら良いなぁ。)


松田プロ号V35と僕のマークXはもちろんポテンシャル違う(松田プロ号、ナンバーついてないし助手席もないし・・・)のですが、
そこは松田プロが筑波4秒とか3秒とか書いているので、そこそこ近いのではと想像されます。

どれだけ妄想しても履いて見ないことには分からないのですが、
買って試す価値はあるなぁと感じます。




ちょうどマークXのホイールが2セットあるうち、
1セットが残り溝なしで終わりですから、こいつに履かせようってことでPS4Sの購入を決定。


今メーカー在庫切れらしく、しばらく入荷しないためお預けですが
新しい楽しみ方が出来ることに期待です。


******

ちなみに、RE-71RSみたいなタイヤで、
「計測1週目にきちんとベストを出し、それで狙い通りの結果とともにピットに返ってくる」
という楽しみ方も、それはそれで緊張感があって大好きです。
RE-71RS的なタイヤも常時1セットは所持して使うと思います。



PS4Sで腕を磨いて、RE-71RSで成果確認 みたいに出来れば理想だなぁと思います。

*******

最後に「じゃあ俺もPS4Sだ」と思いかけた方に注意ですが、
"美浜みたいなコース"に関してはMICHELIN PS4Sはどうかなぁという感じがしています。
美浜はとにかくほかのコース走った時と比べて低速+大舵角+短時間で曲げるので、
こういう特性のコースは「問答無用で、身を削りながら食うタイヤ」でないとダメかもしれません。
細かい説明はしにくいのですが、何となくそう感じるんです。

いずれ実験すると思うのでまたレポします。
Posted at 2021/03/28 09:54:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記

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