[CBR250Four] 続・経年劣化による冷却水漏れをDIYで解消(後編・新品O-リングへの交換)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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新品の純正O-リングに交換するにあたり、シリンダヘッド側(冷却水パイプの挿入部)の清掃をします。
直接の目視点検が困難な部位のため、例によって手鏡を使います。一般的な工具として、ロッドアンテナ型の伸縮棒の先端に角度調整可能なミラーが備わったツールも市販されていますが、今回は手持ちの手鏡で十分に活用が可能です。
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手鏡を使って、パイプ挿入部の内壁面を観察している様子(の例)。
当該部は軸シール構造のため、内周側(側壁面)を中心に洗浄しますが、ドン付き(奥に見える仕切り壁)も同様にキレイにしておきます。
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新・旧(ビフォー・アフター)の比較画像。
上段は冷却水パイプの様子で、右側がエンジンから取り外した直後の状態、左側が洗浄後に軽く研磨した状態。下段は、今回のクーラント滲み対策とは直接的な関係はないのですが、ついでの作業でしたので、エンジン外観(シリンダ壁面やクランクケースカバーなど)を清掃したあとの様子です。
普段は(周辺に部品があるため)手が入りにくい部位は、こうした機会を活用して清掃しておきたですね。
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手持ちの耐熱塗料(半ツヤ・ブラック)を用いて、冷却水パイプを黒色にスプレーした様子。
薄塗りの繰り返しにより、パイプ全体をなるべく均質に塗装します。ただし、O-リングが装填される部分(画像の右下部分)はマスキングしています(∵「O-リング+塗装面」の組み合わせによるシール性能への影響は、未検証であったため)。
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スプレーによる表面塗装が完了したあとの様子。
こうして画像を見ると、あたかも新品パイプのようにも見えます。なお、画像左上に写っているO-リングは、この時点(2018年9月)で入手した新品の純正O-リングです。
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部品の組み付け(再組み、組み戻し)は、取り外しの逆順でOKです。今回、冷却水パイプとホースの接続部分はダブルクランプ化しました。トリプルにしなかった理由は、バルジ(冷却水パイプの円周状の膨らみ部分)からホース開口端までの長さが不足気味で、そのスパン内にクランプを並列設置できなかったためです。
作業後の目視点検→アイドリングで運転して漏れがないことの確認→必要に応じて試走、という手番を経て、作業終了になります。
なお同様な使用環境下にある複数のO-リングは、互いに同じような寿命に落ち着くと考えられることから、可能であれば(予防措置として)同時交換が望ましいです。が、当方の場合は「同じ仕様の部品同士で寿命に差(バラツキ)が出るか否か」…を確かめる目的も含め、「あえて不調が生じるまで使い切る(トラブルが生じてから初めて交換する)」ようにしています。
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