麓技研 エコオイルチェンジャーJET（ワンタッチドレンボルト）のO-リング寸法計測

麓技研のエコオイルチェンジャーJET（ワンタッチON-OFF切り替えバルブ付きドレンボルト、型番：F106SX）を CBR250Four に装着する前に、O-リングの寸法を測っておくことにします。

O-リングも消耗品と考え、イザというときのために、あらかじめサイズを把握しておこう…という意図からです。

◎エコオイルチェンジャーJETのパーツレビューはこちら → https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/10959308/parts.aspx

エコオイルチェンジャーJETには2つのO-リングが標準装着されています（アルミや銅のガスケットリングは付属していません）。

まずは、車両のオイルパンと接合する側（ノーマルの場合のドレンボルト＆ドレンガスケットが接する側）のO-リングの寸法を簡易計測します。

O-リングは弾力を有するゴムですので、正確な寸法計測は難しいのですが、今回は「置換する際の標準品のサイズが分かれば良い」ので、おおよその目安が分かれば良しとします。

画像は、デジタルノギスを用いて外径（n=1回目）を計測しているところです。

こちらはO-リングの断面寸法（太さ）を簡易計測しているところ。

表示された寸法は微妙な数値ですが、構わずにそのまま計測を続けます。

こちらは内径を計測しているところ。

力の入れ加減で数値が変動しますので、変形無しのゼロタッチ状態を狙って複数回、計測してみます。

こちらは、O-リングが装着される溝（＝相手側）の寸法を計測しているところ。

溝についても、外径・内径・深さの3サイズを参考値として計測します。

バンジョーのユニオンボルトに装着されるO-リング。

前述のO-リングは圧縮による面シールであるのに対し、こちらのO-リングは軸シール構造を採る（ボルトが相手部品に対して回転摺動して締まっていく）点が異なります。

同様に、相手部品（ここではバンジョーの内径）も採寸します。

得られた寸法データのまとめ（オイルパン側）。

計測誤差もあることを含み置けば、O-リングは（多少の圧縮が可能で）規格品が流通していますので、「外径φ20mm×内径φ16mm×太さφ2mm」が代用可能だと考えます。

得られた寸法データのまとめ（ユニオンボルト＆バンジョー側）。結果として、こちらも同様に「外径φ20mm×内径φ16mm×太さφ2mm」が代用可能でしょう。

思えば（部品メーカーサイドとしても）異なる寸法のO-リングを製品に供試するよりも、なるべく同じ寸法のO-リングで共用化を図る方がコストも管理費も有利になるでしょうから、計測結果は妥当だと考えます。