[カムカバー&シリンダヘッドからのオイル漏れ] DIY修理その1・オイル漏れ確認編(60593km)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
通常の使用過程において、カムカバーやシリンダヘッドからのオイル漏れを発見し、DIYで漏れ止め対策を施(ほどこ)しました。
修理完了までの工程を3編(その1~その3)に分けて記録します。今回は「その1」として、オイル漏れを発見したときの状況について記します。
2
MC14型CBR250Four は1986年式ですから、2023年時点で経年37年になります。各部に経年劣化が進行していてもおかしくはありません。
今回のトラブルは「オイル漏れ」。漏れの程度としては、「オイル滲み」よりは量が多く、しかし「飛散するほど多くはない」…といったものです。
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車両の左側、カムカバー&シリンダヘッドの様子(オイル漏れの全体像)です。
乗車前の始業点検時に気が付きました。それまでは特に異常は無く、直近のドライビングサイクルは2日前(街乗りで走行距離5km以内といったチョイ乗り程度)になります。
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まず最初に認知したのは、シリンダヘッドのリブとリブの間がWETになっている…という違和感からでした。
どうしてヘッドのリブ間が濡れているのだろう?という疑問とともに、漏れたオイルが下方(ここでは車両前方になります)に伝わっており、エキマニのフランジまで濡れていました。
排気管の表面温度は、WOT領域では数百℃にも達するでしょうから、ヘタをすると車両火災(という一大事)にもなりかねません。
5
次にカムカバー。カバーとヘッドの間だけでなく、半月板(カムシャフト用の加工部位を塞(ふさ)ぐシール部材)からも、オイルが漏れているように見受けられます。
CBRの年式を考慮すれば、今まで(シール材としてのゴム類は)立派に長持ちしてくれた…と思います。
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このときのオドメーター(総走行距離)の表示値は、60593km。
オイル漏れは、飛散するほど程度の激しいものでは無かったため、漏れを発見して最初に行ったことは、
・(漏れは)再現性があるかどうか
・進展性(or 起点)の有無
をしっかりと確認することでした。
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そこで、カムカバーとシリンダヘッドをいったんパーツクリーナーで十分に洗浄します。
その後、CBR を一般の使用用途に供試して様子見します。漏れの再発が無ければ一過性のものかイレギュラー。
もしも再発するなら、何らかの対策を織り込むことになります。
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当該部位を十分にパーツクリーナーで洗浄したあと、所要で約2時間(距離では約46km)乗った直後の様子です。
残念ながら、シリンダヘッドの横脇(ちょうど凹みがあるところ)からのオイル漏れには再現性がありましたので、漏れ止めの対策が必要…であることの確認が取れました。
9
こちらは(洗浄&確認走行後の)カムカバー周辺の様子。
やはり半月板の周辺にオイル滲み痕がありますので、要修理は確定となりました。
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ここで一つ、不思議に思っていることを書きます。
上記の4枚目・8枚目に示した「シリンダーヘッドの横脇(凹みになっているところ)」には、パーツカタログ上は何も装填部品が無いのですよ…。
そこに何か部品があって、そこからシール不良が生じてオイルが漏れるのでしたら納得なのですが、特にそのような装填部品は無いようです。…だとすれば「どこから漏れたのか?」が(当方にとっては)ナゾです。ヘッドにリーク穴が空いているわけではないでしょうし…。
「その2」シリンダヘッドからのオイル漏れ対応(暫定処置)…に続く。
↓
2023-11-16(Thu.): 更新
「DIY修理その2・シリコン栓で密閉編」をアップしました。→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7567434/note.aspx
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