海辺のバカボンパパのブログ一覧

F3エンジンの作業は、予算の関係で納得いく作業はできそうもありませんが、仕方ない私の車じゃない。

それでも妥協というより関係を断つために、一切の責任を負わないということと、私が手が作業であることを口外しないという条件でくみ上げることにしました。

ただ、ヘッドはノーマルカムのままで圧縮も通常の市販車程度。

そうなると、このαNの制御では恐らく走れないでしょう～


しかし、2レース持てばいいという条件も加えてもらったので、もう知らない。


ただ、ちょっと気になったのでECUをのぞいてみることにした。



開けて( ﾟДﾟ)、なんともお粗末な( ´艸｀)



純正ECUがトムスの箱に入り、キャノンコネクターで配線がつながっているが、追加基盤の上には２８ピンのEP-ROM。









早速ロムライターで読みだしてみると、データーは１ｆｆｆで終わってしまった。



マジか～と思ってアスキーコードを読み解くと、なんと、さらにその半分のデーターが２度書きされているだけ。







ふ～ん、これならエンジンが始動してからエミレーターつなぐだけで、暖気してレーシングすればセッティング終了だ( ´艸｀)

でも、やってあげないけどね～( ´艸｀)

エンジン番号００１のこの車両は、トムスが一番最初に作ったF3です。

ブロックは使えそうにないし、ピストンは全滅。

















ピストンも側圧方向だけでなくピストンピン方向にも焼き付きがあって、ピストンリングは回りません。

















どうしようもありませんね～😿

しかも、クリアランスの広くとってある競技用エンジンで、リングが動かないと言うことは、ピストンが上死点で首を振ってヘッドにぶつかってます。

もちろんコンロッドも曲がるかですし、メタルにも影響が出ます。

そのことをご本人に報告すると、「ノーマルエンジン買って載せて売っちゃおうか～」って言う返事。

それだったらこのままお引き取りお願いしたい。

私が手掛けた車でその目的にそぐわない仕事はやりたくないんで。

ＴＯＹＯＴＡ　Ｆ３のエンジン壊しちゃったみたいです😿




レイナードだからまだやりやす。



トムスの車両で、エンジンは３Ｓ！





本来リアセクションごと降ろしてから作業しますが、持ち込んだお客さんがヘッドを剥ぐって見てみたいとのことで、無理やり外す事に。

早速ＥＸマニホールドを取り外し、スライドスロットルを外しました。

外したスライドスロットルを見ると、これ、水が入ったんでしょ～？と言うありさま。



でもって、ヘッドを外してびっくり　( ﾟДﾟ)

ピストンは解けてシリンダーは錆びてる😿





外したヘッドを裏がしてさらに( ﾟДﾟ)









燃焼室も解け落ち、使いえる部品が見当たらない😿

雨の走行後にインダクションボックスの雨を取り覗かなかったんでしょうね～。

その後、サーキットでテスト走行時に、インダクションボックスを外してリストリクター無けりゃ馬力が出るだろう～って！

確かにキャブのマーチは、ジェットを調整できるように何セットかお渡ししましたけど。

インジェクション、しかもαＮで水温も取り込んでいないＥＣＵなんですから、結果は見えてるじゃないですか～。

だから口癖の様に、フルコンにしたら幾ら位かかるのかってしきりに言いて来てたんだ～。

これ、ブロックもヘッドもピストンも使えませんから！😿

中古ノーマルエンジンを買って、一から作り直しですよ！

も～素人さんが触らないで下さいね！