娘、広島へ。私、カキフライ。

こんにちは。

今日と明日で小６の娘は修学旅行に行っております。広島、宮島、そしてどこだったか遊園地に寄って帰ってくるようです。

被爆者の語り部の方からの話もあるようで、事前の学習会も重ねてきたようです。生と死とは何か？戦争とはなにか？殺し、殺されるということはどういうことか？少しでも感じ取ってきて欲しいものです。





娘も（きっと先生がそう言ったからだと思いますが）「直接話が聞けるのは私たちが最後かもしれへんな～」などと話していました。戦後67年。戦争の記憶が残っている人はきっと５～６歳の時に終戦を迎えた人でしょうから、72～3歳の人でないと当時のことを覚えていないでしょう。あと10～20年。娘が結婚して子どもが生まれて物心つくときに戦争体験を話せる人は何人いるでしょうか。



直接戦争体験を聞ける時間は確かに迫っています。それを私たちはまず自覚しなければなりません。同時に、日米の密約で今も核兵器は確実に日本で配備されていること、そして「平和利用」「安全神話」のもとに原発が存在しているもとでは、私たちはいつでも「被爆者予備軍」（あるいは潜在的被爆者であり、もしかしたら既に被爆者かもしれないが・・・）であることも知らなければならないでしょう。


あるいは現在、橋下氏・安倍氏・石原氏などが「戦争をしたらいい」「核兵器を配備せよ」「軍隊を、徴兵制を」とナショナリズムを煽り、彼らの単純で威勢の良い論調に酔狂した人たちが中国や朝鮮への罵詈雑言をネットに流す中で、着々と戦争が準備されていくものであることも知っておいたほうがいい。そうすれば戦争を体験したジージやバーバが、そして息子であるお父さんがなぜ反戦・反核・反原発の声をあげるのかも分かると思う。


そして、歳を重ねるに従って人間の弱さ、卑屈さ、異常さ、怖さも分かってくるだろう。平気な顔で約束を裏切り、戦争を賛美し、いつしか目の前で人を殺しても何の罪悪感を感じないような人間に、いつ自分がなってもおかしくないのが人間であるということを。そしてそんな弱い自分を成長させ、支えるのが家族であり、仲間であり、連帯であり、団結であることも。


沖縄も、ハンセン氏病も、慰安婦も、炭鉱労働者も、鉱毒事件と田中正造も…ひとつひとつがそうした人間の生き様とたたかいであり、それも歴史の一部であることを知るといいし、お金よりも命を大切にする側として生きてくれたら、それほど親として嬉しいことはない。広島がそのスタートになればいいと思う。








…ということで、娘に連帯して、昼休みに「広島県宮島産でっかいカキフライ」を食べてきました。

海のエキスたっぷりで噛めばサクサク…ジュワ～っと口の中に広がる美味しい牡蠣でした。

チャンチャンｗ）