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とのちゃん。のブログ一覧

2006年05月31日 イイね!

冷凍ミカンで突然よみがえった記憶④

●さて、やっと終わりに近づきました。高松駅からは予讃線に乗って宇和町(松山と八幡浜の中間に位置する盆地の町)卯之町駅まで5時間です。宇和町は明治時代に4国で一番はじめに中学校ができたことで有名。今も建っていて、全国雑巾がけタイムトライアルなどの行事をしています。れんげの花がきれいな町でもありますが、最近は田んぼをつぶして宅地化しているらしくて少し悲しい。

●この卯之町までは急行うわじまで行きます。当然指定席などもってのほか!



直角イスに座って、窓をあけてやっと一息です。とにかく東京から立ちっぱなし、走りっぱなしでしたから。海が見たいので、私は可能な限り右側の席をとるようにしています。


●私はディーゼルカーが大好きです。上り坂になると「ウォーン」とエンジンが唸り、加速を始めます。下り坂になるとエンジンを止めてニュートラル状態に。すると唸り声と入れ替わるように「ッタタッタン!・・・」と軽やかな線路の響きが静かになった車内に聞こえてきます。涼しい潮風が吹き込み、黒松の生える岩礁に紺碧の瀬戸内の海が白く砕けて見えます。


●生き物のようなディーゼルカーの音を聞きながら、甘栗を食べたり、ウツラウツラしていると、いつのまにか松山を通り過ぎ、いよいよ田舎に近づきます。7時近くなり、夕日が山の長い影を田んぼにのばすころ、見慣れた宇和町の光景が見えてきます。稲に農薬を散布するツーんとした匂い、カナカナ・・・と山から聞こえるセミの鳴き声、昔そびえていた山城、松葉城跡には岩場から松の木がにょきっと生えています。その下がおじいちゃんの家。ほどなく風鈴の音が涼しげな卯之町駅に到着。ここから2キロほど旧街道を歩けば、おじいちゃんに会えます。川にフナ釣りに行くか、山にのぼって宇和盆地を見渡すか、八幡浜から大島に渡って海水浴をするか、やりたいことがたくさんの夏休みでした。

Posted at 2006/05/31 13:34:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2006年05月31日 イイね!

冷凍ミカンで突然よみがえった記憶③

●12時。新幹線を下りるとムワッとした空気に包まれます。関東で聞かれたツクツクボウシの鳴き声はなく、耳にジンジンと響くアブラセミの声ばかり。暑いっ!岡山駅から宇野駅まで1時間。この線は山を右に、一面の田んぼを左に見ながら大きく湾曲しながら海をめざします。実は、この地域は昔海岸線を走っていました。干拓をしたため、まっすぐ走らないのです。田んぼの中にポコッと山がいくつも浮かんでいますが、昔は島だったわけですね。まっすぐ走ってくれればきっと40分くらいでつくだろうに。。。当時の宇野線は冷房がついていなかった!窓は全開、帰省客で満車の車内は座るスペースもありません。ここまでくると子どもの私はげっそり。背中を流れ落ちる汗を感じながら、平べったい扇風機がノロノロ回っているのを恨めしそうにながめるばかりでした。車内で宇高連絡線の切符を買います。ここでも間違っても個室やグリーン席は買いません。



●やっと宇野駅に到着。列車を下りると、ここから宇野港までの数百メートルまで恒例のダッシュが始まります。何のために走るのかよくわかりません。船内に入ってしまえば、結構座る場所はあるのに。とにかく誰もが黙々と重い荷物をもって走ることになってるんです!やっとフェリー乗り場について車が走りこんでいくのをボーっと眺めながら待ちます。一度だけ、ホバークラフトに乗ったことがあります。「とびうお」という名前でした。新幹線同様ワクワクしましたが、出発してしまえばタービンの音のやかましいこと。水煙とスカートに隠れて景色も見えず、狭い船内ですっかり気持ち悪くなりました。



●宇高連絡線は4隻あり、伊予・阿波・讃岐・土佐と四国のそれぞれの名前がついていました。



船内に場所を確保するとやっと昼食。必ずデッキに上がり、讃岐うどんを食べに行きました。どんぶり(後に発砲スチロール製に)を海に落とさないように気をつけ、潮風に吹かれながらイリコだしの効いたうどんをすするのは美味しかった。東京の人間にとって、この色がうす~いのに妙にパンチのある独特のダシは珍しかった。今でも宇野港では「連絡船うどん」ということで売っているらしい。。。



そんなこんなで、やっと2時に高松港に到着しました。
Posted at 2006/05/31 12:54:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2006年05月31日 イイね!

冷凍ミカンで突然よみがえった記憶②

●熱海、小田原を過ぎ、静岡に到着するとにわかにムズムズと「買いたい病」が頭をもたげてくるのであった。今で言うメイドカフェのような服を着た萌え~なお姉さんが「お弁当に雑誌、お菓子にアイスクリームはイカガデスカ~?」と来れば「ねぇねぇ、何か買っていい?」と我慢できずに口から出てくる。この日ばかりは「いいよ」と必ず返事が返ってくる特別な日。アイスクリームは後で食堂車で食べよう!ジュース?甘栗?キタ―――――!冷凍ミカンだー!



やっと冷凍ミカン登場・・・笑)


●当時もきっと4個入りだったと思います。300円だったかな?
家で冷凍ミカンを作ろうと思ったけど、上手くできた試しがありません。今回メーカーサイトを拝見してやっと理由がわかりました。

ひとつに、皮の厚い有田ミカンを使っていること。
ふたつに急速冷凍した後、再度清潔な清水をかけて、氷の膜を作っていたことです。

こうする事で、冷凍によるミカン内の水分が飛ぶことを防ぎ、冷凍時間も延ばせ、更に皮を剥ぐ時に氷解した水分が皮を膨張させてむきやすくすることができるそうです。ウ~ムなんと奥が深い冷凍みかん!
ミカンを手の中で転がしてみたり、顔につけて冷やしてみたり、しこたま感触を楽しんでから、独特の香りがただよう皮をむき、ペキッと凍ったミカンを剥いで口に放り込む。ガシガシと歯で粉砕するとジュワッと融けて美味しかったなぁ。。。

●その後、名古屋・京都・大阪と歩をすすめると、いよいよ岡山です。名古屋を過ぎると「ミャーミャー」言葉がなくなり、大阪を過ぎると「ワレ!何じゃぁ!ホンマケー」言葉がなくなり、車内はウソのように静まります・・・笑)。当時、誰がこの大阪に住むと想像できたでしょう。新大阪を通り過ぎるだけで、梅田もなんばも道頓堀も知りませんでした。唯一知っていたのは南海ホークス!緑の帽子被っていました。でも大阪のチームであることは知らなかった・・・爆)緑と青が好きだったので、ふたつ目の帽子は西武ライオンズでした。ちなみに1代目のゴルフは緑。2代目の現ゴルフは青です。ここで一息。
Posted at 2006/05/31 11:57:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2006年05月31日 イイね!

冷凍ミカンで突然よみがえった記憶①

●冷凍ミカンの歌がヒットしていると聞いて「なつかし~な~」などと思っていたら、突然子どもの頃のことを思い出しました。東京に住んでいた私は、オヤジの田舎の愛媛に毎夏帰省していました。以下、30年前の自己満足的記憶を辿る東京⇒愛媛インプレッションです。(長くなりますよ~)



●8月14日朝6時起床。新幹線に乗れる!ドキドキしていた子どもの私は朝5時から起きていたのだった。東京都小平市学園西町から出発。玉川上水の深緑~一ツ橋大学分校の弓道場やプール、イチョウ並木や学生寮を見ながら20分ほど歩き、一ツ橋学園駅(西武鉄道:多摩湖線)に到着。猫背・いじめられっこ・貧血児・虚弱体質の私、ジト~っと汗をかいて既にバテバテ。

●切符を買って、改札を通ると駅構内に踏み切りがある珍しい駅です。3両編成の黄色い電車が入ってくると胸が高鳴ったもんです。多摩湖線は単線。バレーボールで有名な日立武蔵工場の近くですれ違いをします(ちなみに私の中学校の3年上が中田久美先輩でした。美しく、怖い先輩だった!)。対向する電車をやり過ごして、車輌はゆっくりと動き出し、しばらくするとゆるいカーブを描いて国分寺駅に到着。

●国鉄(JNR)中央本線、国分寺駅は当時まだ木造駅舎。南側には天皇専用の使われていないホームが残されていた。この頃は「禁煙」なんて概念はなく、ホームも線路内もタバコの吸殻だらけ。勿論電車の中もタバコを吸い続け、床は焼け焦げ痕が模様のように広がっていた。盆直前ということもあって、サラリーマンの姿はまばら。キンキンと摩擦音を響かせながらオレンジ色の電車は走る。「8時丁度の~あずさ2号で~」と心の中で歌っていると、霞の向こうにニョキニョキっと建ち出した新宿の高層ビルが見えてくる。新宿駅構内に入ると証券会社?の長~い看板。笑ったり泣いたり怒ったりしている坊やの顔が続くのを見るのが好きだった。

●8時。国分寺から約45分で東京駅到着。みどりの窓口で切符を購入。昭和4年生まれのオヤジは、決して指定席など買わなかった。「昔は機関車で顔を真っ黒にして2日かけて帰ったもんだ」が口癖。新幹線のホームで列を確保してから、やっとお弁当とお茶を買い、これが朝飯となる。



お茶だって当時は缶など売っていない。プラスチックで中に茶っ葉を入れたパックが浮いていた。今にも千切れそうな細い針金がイヤだったなぁ。以前はお茶は陶器に入れて売っていたそうだ。

●構内に新幹線が滑り込んでくる。ブーンと変圧器の音、叫ぶようなアナウンスの喧騒に圧倒される。帰省のピークでホームは人だかり。小平はあんなに静かだったのに・・・やっぱりイナカモンダナ。新幹線で座れるかどうかは半々。席が確保できないと、大阪まで立ちん坊の覚悟が必要だ。あんなにワクワクしていた新幹線も、出発してしまえばただの箱。ひたすら車窓を見つめ続ける。青い洗浄液を出すトイレや紙コップで飲む冷水を試したくてウロウロするが、所詮子どもができることはそこまで。すぐに飽きてしまう。冷凍みかんはまだ出てこないようですね。。。
Posted at 2006/05/31 11:19:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2006年05月30日 イイね!

カーナビ:5年後には映らないのに、99%はアナログ機

カーナビ:5年後には映らないのに、99%はアナログ機●というニュースソースを見て、はじめて気がつきました。そうかぁ・・・私のゴルフに載っているカーナビはワンセグ対応ではありません。


●ていうか、ほとんど車でテレビを見た経験がありません。カロの楽ナビが問題なのか、貼り付け型アンテナが問題なのか、地域の電波状況が問題なのか、テレビはあまり映りが良くない。それに見たい番組もないので、波打つ画像をムリして見る必要がありませんからね。だから私にしてみれば「5年後アナログ波終了でカーナビでテレビが見られなくなる!」ときいても「ふ~ん」てなもんです。きっと毎日カーナビでテレビを見ている方は「えらいこっちゃ」と思うでしょうし、意外と「次はワンセグ対応の最新カーナビに・・・」などと考えているかもしれません。


●しかし、問題の原因はそこにあるのではありません。放送業界や家電メーカー、IT業界などが「デジタルにしたほうが儲かりまっせ」「あんたら政治家がいつまでもアナログを続けているのが問題でっしゃろ」「あんなもん、早くやめなはれ」と圧力をかけ、さっさとアナログ放送打ち切りを決めてしまったことに原因があります。デジタル放送が始まっても、山間部や離島では放送を見ることができない地域が、長く残されることになります。気象や地震の情報がテレビで見ることができなくなれば、命にも関わります。それこそ「えらいこっちゃ」というもんです。経済的負担も重く、メーカーやデジタル双方向で恩恵を買える生活に余裕のあるひとにはいいでしょうが、貧困層にとっては「情報難民」になってしまいます。


●解決法は簡単!あと30年はアナログ放送を続ければよいのです。たぶんヨーロッパであれば当然の如く、そういう対応をするでしょう。放送を「国民の財産・文化」と考え、良いもの・必要なものを大切にする心があるか?それとも金儲けだけで「使い捨て」と考えるか?この国の行政や企業・専門家の価値観が試されています。


●ところで放送法には「放送は金がある国民だけが情報を享受できればよい」などとはかかれていません。「放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。」(放送法 第1章 第1条)これを読んで理解できる先生方・専門家の人はいらっしゃらないようで・・・
Posted at 2006/05/30 17:54:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「嫁車を半年点検しにマツダに来ています。懐かしい車が展示してありました。」
何シテル?   06/21 14:11
2010年12月にうつ病と診断される。 現在、投薬を続けながらリハビリ勤務中。 てきとー。 ぼちぼち。 がんばらない。やりたいことだけやる。をモ...
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