2008年08月31日
●今日は月末の日曜日。明日から始業式というところも多いのではないでしょうか?私はいつものように仕事ですので、夏休み病などというもの(?)にかかっている暇はありません。一仕事終わって、喫茶店に飛び込んでイタリアンスパをすすっています。でも今年はプールに1回しか行けなかったのが心残りだなぁ。。。海で素潜りをするのが大好きなんで、できれば行きたかった。
●いずれにしても、今年の夏はやっぱり“変”な夏でしたよね。7月まではこれでもか~っ!というほど暑い日が続いたのに、盆を過ぎてからはグズグズジメジメとした日ばかり。「各地で観測史上最高気温」なんて記事もありませんでした。一方、ゲリラ豪雨が各地を襲うのに少雨で四国は水不足。気がつけば、8月に台風がひとつも来ていないというのも変です。9月になってから超巨大な台風がきそうで怖いですね。
●我が家の「台風」はいたってのんびりでございます。相方が「ちゃんと宿題するのよ!」と言って仕事に行きましたが、「ファ~イ…」と言いながら視線はテレビから離しません(笑)。おそらく夜寝る前になって「お母ちゃ~ん、宿題わからへん!どうするん。できないし~、眠いし~…」と泣きつくに違いありません。知~らないーっと。。。
Posted at 2008/08/31 14:58:59 | |
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2008年08月30日
●今日は朝から雨ふりです。ここ岸和田では上空をヘリコプターが編隊を組んで飛んでいったり、自衛隊車両がゴワゴワと走っています。なんでも9月1日に福田首相が来て、岸和田港での出初式を観覧するということです。わざわざ東京から大阪まで来なくてもいいのに。きっと交通規制がしかれて渋滞すると思います。だんじり祭りでの渋滞は諦めていますがね。
●仕事で出会った青年が「俺ら、すぐに何かあると『だからゆとり世代は・・・』ってよく言われるんやけど、気分わるいわ。」と話していました。ゆとり世代っていうのは、おそらくバブル崩壊後の「超氷河期世代」と重なる世代なんですかね?20代から30代にかけての青年が、職場やネットでそういうレッテルを貼られることが多いようです。
●ゆとり世代の語源は「ゆとり教育」です。1990年代に旧文部省がさかんに宣伝をして、詰め込み教育からの脱却を掲げ学校5日制などが導入されました。みなさんも記憶があると思いますが「円周率π=3でよい」など指導要領が書き換えられ「そんなアホな…」と物議を醸しだしたあれです。
●確かに国連子どもの権利委員会などから、極度の競争教育と詰め込み教育が子どもに大量の落ちこぼれを生み出し、中途退学者が生まれたり、ストレスから不登校が増えている点を指摘され、勧告を受けていたのは確かです。
●しかし、実際に文部省が行った「ゆとり教育」は子どもの学ぶ権利を守る方向とは別の方へ行ってしまいました。教育の時間が減ったにも関わらず、教育内容はよけいに難しくなり、私が子どものころよりも国語も数学もどんどん難解になりました。それにより、授業についていけなくなる子どもが続出し「学級崩壊」が社会問題になりました。納得のいかないままどんどんと教科が進んでいってしまえば、子どもが無気力になるのは当たり前です。主役である自分たちが置き去りにされているわけですから。
●その上、空いた土曜日は多くの子ども達が塾へ行く時間となってしまいました。「土曜日は遊びやスポーツ、情操教育などの社会的関係を培う時間」との文部省の売り文句は空論となったのです。更に、追い打ちをかけるように新自由主義経済路線でリストラの嵐。親の所得格差が子どもの教育格差となって直撃しました。年間の高校中退者が10万人を超え、「3年たてばクラスメートが半分になっている」という状況が生み出されました。「授業がわからない、授業料も払えない」という子どもを見捨てた教育。それが後の超氷河期・ニート問題・ネットカフェ難民を生み出すひとつの原因になったと言えます。
●さらに踏んだり蹴ったりなのが「自己責任論」の横行です。新自由主義路線は、競争して勝ち抜いたものが勝者という理論によって成り立っている経済政策です。「自助、自立」なんて言葉が流行りました。つまり自分の身は自分で守れということです。そこには「儲けたかったら努力して会社を作ればいい」「自由主義競争は、誰にでもチャンスがあるんだから、苦労しない者が悪い」という風潮が当たり前のようにふりまかれました。マスコミも成功例として、村上ファンドやホリエモンを象徴のようにとりあげました。
●こうした中で、多くの青年たちが「文句いう前に努力しろ」「失敗したのはお前の努力が足りなかったからだ」と言われ、そのあとで「だから『ゆとり世代』は~」というセリフが続くようになりました。特に派遣社員は日常的にこの言葉が使われるようになり、自己責任が押し付けられてきたのです。同時に自己責任を押し付けているのも、同じ「ゆとり世代」だったりするわけですから、背筋が凍りつく思いがします。なんで苦しめられてきた同じ世代がいがみ合わなければならないのでしょう?
●青年が疑問を社会に投げかける余裕すら許されず、互いに助け合うことも許されず、がんじがらめに自分が悪いのだと思いこまされ、行き場を失って自殺をすれば「他人に迷惑をかけないんであれば、勝手に死ねばいいんじゃない?」と突き放される…。それは本当に個人の責任なんでしょうか?人はそんなに努力し続けなければならないのでしょうか?
●冒頭に紹介した青年は、これまで登録型派遣で関空やイオンの清掃の仕事をしてきました。最近、体調を崩して精神疾患も発症するようになりました。今は派遣会社をやめて、叔父の農作業を手伝ってリハビリをしています。自分で汗してつくった夏野菜ができたことや、稲穂が重く垂れてきた様子を本当にうれしそうに話してくれます。
●やっと自分が自分らしくなれる場所が見つかりました。それを探すため体を壊すまで彼を追いつめた者は誰なのか?胸が締め付けられますし、わが子のことが脳裏をかすめます。「ゆとり世代」なのに「ゆとり」のないオドオドした彼らを見ると「もっとゆる~く生きたらいいんだよ」と言いたくなります。
●攻撃しあい、突き放し、けなしあい、神経をすり減らすような人間関係は自虐的で何も生み出しません。話し合い、助け合い、互いに力を合わせることは、決して無駄なものではありませんし、それこそが今の世の中に求められているんだと思います。仲間の心を受け止める余裕=本当のゆとり=ゆる~く生きる時間と場所、あなたにはありますか?
Posted at 2008/08/30 16:26:33 | |
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2008年08月29日
●最近、ゲリラ豪雨が猛威をふるっていますが、大阪も雷雨になっています。晴れ間が見えたかとおもうと、思い出したように蝉が鳴いたり。。。
●我が家の子ども達は、雷をおっかなびっくりですが見たがります。「オーッ、すげー」とか言って空を見上げていますが、相方は大の苦手なんです。左耳を手でふさいで「わー」とか「キャー」と言いながらフライパンをふっております(笑)。私は平気です。子どものころ、十数メートル離れたナラの大木に落雷し、燃えているのを見た時はさすがにビビりましたが。。。
●ちなみにそんな家族が一番怖いのは、ホラー映画です。テレビのCMがちょっと流れただけでも、みんなチャンネルを変え、子ども達は耳を塞いで目を閉じます。これは正常なのか、変なのか???
Posted at 2008/08/29 18:42:03 | |
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2008年08月28日
●生産者の顔が見える携帯電話?英国人男性が購入した米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)3G」になぜか中国の生産工場の女性労働者の写真が保存されていたため、男性がネット上で公表したところ「iPhoneガール」として世界中で話題になっている。
とニュースで報じられていました。
●なるほど、向日葵のように無邪気な笑顔。私の娘もきっとこんなふうになるのでしょう。。。シミジミ)
●iPhoneが画像を残したまま出荷してしまったことの是非はおいといて、ほのぼのしたニュースだと思います。何よりも製造現場でとった写真が笑顔であることに救われるような気がしたのは私だけでしょうか?
●ちょっと想像してみてください。この画像は自分でとったものではありません。製造ラインの向いで作業をしていた、おそらく同僚が「ハイ撮るわね」と話しかけ、彼女がVサインをした。。。ということだと思います。
●もしこれが、日本の製造ラインで「○○秒に○○○個製造すべし!」と顔をあげることもできないほど忙しかったら。。。もしこれが派遣で働く労働者で、親しい友人になる暇もないほど殺伐とした工場だったら。。。こんな無垢な笑顔にはならなかったはずです。
●そんなこんなで疲れ切った無表情な女性であったり(あるいはオジサンやオバチャンだったら・・・)したら、それこそクレームの嵐になっていたかもしれません。
●この笑顔を「サボっている。けしからん」と思うのか、「作っていることに喜びを感じている」と受け取るかによって、この画像の値打ちは全然違ってくるのだと思います。そして当然、これを購入して彼女とご対面したラッキーな英国紳士は後者であったわけで、感動してネットにアップしたわけですね。
Posted at 2008/08/28 18:13:57 | |
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2008年08月28日
●なんでだ?どうして殺されなければならなかったのか?そんな思いが頭の中をぐるぐると回っています。アフガニスタンで支援活動をしていたNGO団体「ペシャワール会」の伊藤さんは、遺体となって発見され、最悪の結末となってしまいました。
●伊藤さんは、乾燥に強いサツマイモの普及などでリーダーとして携わり、現地に溶け込み、村人と確固とした信頼関係を築いて活動をしていました。代表の中村氏は「村人が私たちを守ってくれると思っていたが、この間の治安悪化に対する認識が甘かった。伊藤君をここまで滞在させてしまったわたしが悪い」と声をおとしていました。
●こうした中で、民主党の前原副代表は、「警護のための自衛隊員を出さないと、民生支援を丸腰で出すというのは極めて危険だ」「アフガンでの航空自衛隊が輸送を担うというのも一つの具体的な案だ」と述べました。私は、殺害事件は絶対に許してはならないと思いますが、同時に目の前の表面の事柄だけに対処する浅はかな論議であり、テロや武装集団が治安を悪化させている原因にこそ目を向けるべきだと思います。
●アフガンでの誘拐事件に取組み、ペシャワール会の活動を見てきた東京外語大学教授の伊勢崎氏はこう指摘しています。「遺体発見の報を聞き、怒りを禁じえない。こういうNGOに所属する人まで誘拐されるというのは、それだけアフガニスタンの治安が悪化しているからです。」「その原因は、アメリカによる出口のない戦争、掃討作戦があります。」「戦争を隠れ蓑にして、政治家の腐敗や違法行為をしているグループが犯罪を犯しやすい環境がつくられているのです」
●米軍は、人道支援を口実にした「地方復興チーム」と呼ばれる部隊をアフガン全土に展開しています。外国軍と民間NGOが入り乱れて活動をするため、区別がつかなくなり、民間人が攻撃対象にされているのです。
●今年3月には海兵隊員3200名を増員し攻撃をつよめました。4日前の8月22日には、米軍の空爆で60人の子供を含む90人の命が奪われました。アメリカの庇護のもとにうまれたカルザイ政権でさえ「アフガン人民の我慢は尽きた。これ以上、われわれの子ども達が殺害されるのを見ることは耐えられない」と表明しました。
●アフガンで活動する100のNGO団体が加盟するACBARは、この半年間で19人のNGOスタッフが殺害されているとしたうえで、次のように表明しています。「われわれは軍事的手段によって紛争に終止符がもたらされることはないと強く確信している」
●「世界最大のテロ組織こそアメリカではないか」とアフガニスタンの国民が声を上げている時、自衛隊の戦地派兵を行えば、それこそ平和的な復興支援で活躍しているNGOの人たちを危険にさらすことになります。机上の空論ばかりで、せっかく警鐘を鳴らしている現地からの声も無視して「国際貢献のためには自衛隊の現地派兵をすべきだ」と言い張る自民党や民主党。伊藤さんの死を利用して派兵するなんてことは、絶対に許してはならないと思います。
Posted at 2008/08/28 14:39:17 | |
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